乾物屋の店先に、山盛りに積まれて売られている食材。
ご飯を食べるおかずにも、パスタの具にも・・・食卓で「しらす」って意外と登場頻度が高いですよね。
なんだか手軽にカルシウムが摂れるイメージがありませんか?
ところで、みなさんはしらすが何の魚かご存知ですか?
実は私、しらすは「しらす」っていう種類の小魚だと思っていました・・・。私と同じ人って実は少なくないのではないでしょうか?
そんな皆さんのために、今回私はしらすが何の魚なのか調査してきました!これであなたも、しらすについて簡単に詳しくなれちゃいます♪
しらすについて疑問のある方、必見の記事です!
しらすって何の魚なの?ちりめんじゃこは違うもの?
そもそも「しらす」は何の魚なのでしょうか。
答えはズバリ・・・ウナギ、アユ、イワシの子どもの魚(稚魚)です!!中でも食用として売られているのは、イワシの稚魚なんです。
「しらす」として漁獲されるものには、次の3種類あります。
しらすとして捕獲される魚
①マイワシ
ニシン科で、地域によっては七つ星と呼ばれています。体に黒い斑点が7つ程並んでいるのが特徴です。
冬から春にかけて市場に出回るのが、マイワシです。
煮て良し、焼いて良し、揚げて良し、刺身でも良し、そんなオールラウンダーです。
②カタクチイワシ
カタクチイワシ科です。上あごが下あごよりも長いため、この名前が付けられたと言われています。
背中が濃紺色をしており、しらすとしては一級品です。
しかし、マイワシに比べると鮮度が落ちやすいため、2~3日以内で食べきるのが良いみたいです。
③ウルメイワシ
マイワシと同じニシン科ですが、マイワシに比べるとずんぐりした体です。灰色がかった薄青色をしています。
目が潤んで見えることからこの名前が付けられたようです。
脂肪が少ないので、串を通して数尾ずつまとめた干物の「めざし」に加工され、人気があるんです。
成長段階での呼び名の違い
さらにしらすは成長段階によって、商品名の呼び方が変わります。
①しらす
体が白く、体調が2㎝に満たない程度の大きさのもの
②おかずなご
少し銀色味を帯び、3~5㎝程に成長したもの
③いわし
銀色で、5㎝以上に成長したもの
加工方法による呼び名の違い
また、加工方法によっても、しらすの呼び方は変わります。
①釜揚げしらす
水揚げされたばかりのしらすを茹でた場合
②ちりめんじゃこ
釜揚げしらすを天日で乾燥させた場合
いわしの稚魚がしらすってことにも、私はびっくりしました。
さらにしらすって一言で言っても、実は色々あるんですね。
しらすってどうして白いの?実は獲れる場所で色を変える!!
生シラスって透明ですが、一般的に「しらす」というと白いイメージですよね。
これ、漂白剤や添加物の色ではありません!ではなぜ白いのでしょうか。
加工前のしらす、つまり生シラスは透き通った透明な体ですよね。これは大きな魚から、身を隠すために透明になっているそうです。
そのため岩場で獲れるシラスは黒っぽく、河口などの砂地で獲れるシラスは白っぽいんだそうです。獲れる場所によって、しらすの擬態する色が変わるんですね。
外敵から身を守るために、姿や色を変えるのは自然界あるあるですよね。
「しらすは白色」というイメージもあり、白く小さいしらすの方が素人ウケするそうです。
しかし、プロからすると白く若干大きめのしらすが、しらす本来の味でおいしいみたいですよ♪
しらすって健康にいいの?実はダイエットにも向いている!!
しらすってなんだか健康に良いイメージ、ありますよね。
①カルシウムが豊富
実際に健康に良いか調べたところ、カルシウムがたくさんで健康に良いことがわかりました!
しらすを食べる場合、そのまま一匹丸ごと食べますよね。そのため、魚のカルシウムを余すことなく食べることができます。
だからこそカルシウムをたっぷり摂れるのです!カルシウムは、骨を強くしたり、イライラを抑えたりする効果があります。
②コレステロールを下げる
ストレス社会に生きる現代人にとって、必要な効果を得られる重要な栄養素がしらすには入っているのです。
またしらすには、コレステロールを下げるEPAがたくさん含まれています。
EPAはそれだけでなく、中性脂肪を下げたり、動脈硬化を防いだり、心臓病予防にも効果があるのです。
③カロリーが低くダイエット向き
さらにしらすはそれだけでなく、100gあたりのカロリーは158kcal、糖質は0.25gです
しらす100gって一人前の小鉢より少し多い程度です。一人前と考えても、低カロリーかつ低糖質な食品であることが分かります。
健康だけでなく、ダイエットにも向いているということができますね。
しらすって何の魚なの?実は知らないしらすの疑問を徹底調査!!のまとめ
ここまで、しらすが何の魚なのか調査しつつ、実は知らないしらすについての疑問を徹底調査してきました。
- 食用しらすはイワシの稚魚である。
- 敵から身を隠すためしらすは白い体をしている。
- カルシウムやEPAが豊富で、低カロリー低糖質なしらすは健康に良い。
しらすは良い意味で魚っぽくないため、魚が苦手な方でも食べやすいと思います。
体は小さいのに、健康効果が高いしらすをぜひ毎週の献立にいかがですか?
私は健康のため、今日から意識的にしらすを食卓に並べてみます♪