皆さん、舌には正しい位置があるって知っていますか?
幼少期や小学生のころ、正しい歯磨きの仕方は教えてもらったけれど、正しい舌の位置なんて教えてもらったことがない!という方がほとんどではないでしょうか。
実は舌の位置が正しくないと、歯並びや噛み合わせ、活舌などに悪影響を与えるんです。
舌の位置を直すとこれらの悩みの軽減や小顔効果につながります。
もちろん大人になってからでも遅くありません!
今回の記事では、舌の正しい位置を解説したうえで、ご自宅で行えるトレーニング方法をご紹介します。
舌の位置を改善して悩みを解決したい!という方はぜひ実践してみてください。
舌には正しい位置がある!
日ごろから舌の位置を意識している方はほとんどいないのではないでしょうか。
そもそも正しい舌の位置とは何なのかわからない方も多いと思います。
ご自身の下の位置が正しいかどうか、チェックしてみてください。
正しい舌の位置とは
- 舌がぴったりと上あごに触れている。
- 舌先が上の前歯の少し後ろにあるふくらみ(スポット)に触れている。
- 舌先が前歯に触れていない。
皆さんの舌は正しい位置にありましたか?
間違った舌の位置には2パターンあるのでそれぞれ解説します。
間違った舌の位置①「突出癖」
無意識のうちに舌で前歯を押している状態のことを指します。
これにより出っ歯や噛み合わせが悪くなるほか、上下の前歯の間に舌を置いてしまい、前歯が閉じなくなり常に口が開いている原因にもつながります。
間違った舌の位置②「低位舌」
リラックスしているときに舌が下あごに落ちている状態のことを指します。
気道が狭くなることでいびきの原因になるほか、上あごが育たず歯並びが悪くなってしまいます。
また、舌の歯を押すことによってすきっ歯にの原因にもなります。
低位舌の特徴は以下の通りです。
- 舌の側面に歯の跡がついている。
- いつも口が開いている。
- 声が小さい。
- 活舌や発音が悪い。
- 食事の時にクチャクチャと音が鳴る。
- よくいびきをかく。
当てはまる人は要注意。
舌の位置の直し方を参考に、改善しましょう。
舌が正しい位置にないとどんな影響があるの?大人こそ改善するべき理由
舌の位置を気にしたことのない方からすると、舌の位置一つで何か変わるの?と思われる方がいるかもしれません。
しかし舌の力は非常に強く、舌の位置が間違った状態が続くと様々な面で悪影響を及ぼしているんです。
一体どんなデメリットがあるのかまとめました。
顔のゆがみ、たるみが目立つ
舌の正しい位置をキープできないということは、舌や口周りの筋力がないということです。
口周りの筋力に差が出ることで顔のゆがみにつながります。
また、筋力がないことで顔がたるみ、ほうれい線も濃くなってしまうのです。
舌を正しい位置に直すことで、肌のハリを取り戻すことができます。
口臭がきつくなる
舌の位置が間違っている場合、口呼吸になっている人が多いため、口の中が乾燥してしまいます。
口の中が乾燥すると細菌が繁殖してしまい、口臭がきつくなってしまいます。
舌の位置を意識して口臭を改善しましょう。
いびきをかきやすい
舌の位置が間違ったまま睡眠すると、舌が喉の奥に落ちて気道をふさいでしまいます。
その結果、正常な鼻呼吸ができなくなり、いびきをかいてしまいます。
いびきに悩んでいる方は、舌の位置が間違っているのかもしれません。
歯のトラブルが増える
舌の筋力が弱いと、唾液を作る働きも弱ってしまいます。
そのため唾液に含まれる抗菌作用や潤滑作用が働かず、虫歯や歯周病になりやすくなってしまうのです。
虫歯や歯周病に悩んでいる方は、舌の筋肉を鍛えてみてはいかがでしょうか。
活舌が悪化する
サ・タ・ナ・ラ行は舌が上あごについた状態の発音、つまり舌が正しい位置にあるときの発音です。
舌の位置が間違っていると発音しづらくなるため、活舌が悪化します。
活舌の悪さが気になる方は舌のトレーニングをお勧めします。
舌を正しい位置にするには?大人になってもできる舌癖の直し方を紹介
舌を正しい位置に直すことができれば、デメリットを改善することが期待できます。
しかし、舌を正しい位置に直すには、実際にどのようなことを意識したり、トレーニングをすればよいのでしょうか。
今回は3つ紹介しているので、舌の位置が気になる方は是非試してみてください。
普段動かしていない筋力を使うので少し疲れてしまうかもしれませんが、それがご自身の舌の位置が正しくない証拠です!
日ごろから正しい舌の位置を意識する
正しい舌の位置は前述した前述したとおりです。
舌の位置は癖になっており、意識をしないと元の位置に戻ってしまいます。
気付いたときには下の位置を意識し、上あごのふくらみに舌先がついているか確認しましょう。
舌打ちトレーニング
- 舌先を上あごのふくらみにつけたまま、舌全体を上あごに5秒間吸い付ける。
- 上あごから舌を離して「ポンッ」と音を立てるようにする。
- 10回繰り返す。
このトレーニングを続けると上あごに舌を密着できるようになります。
それにより気道が広がり、いびきの改善や集中力の高まりにつながりますよ。
ガムトレーニング
- ガムを噛んで丸くする。
- ガムを上あごの膨らんだところに張り付ける
- 舌でガムを押し広げ、奥歯を強くかみしめる。
- 舌でガムを押し付けたまま唾を飲み込む。
3の時に前歯にガムがついてしまった場合はやり直してください。
舌の力が足りてない証拠ですので、トレーニングを重ねましょう。
1日3分行うと効果的です。舌の筋力が鍛えられますよ。
舌を正しい位置にすると美容効果も期待できる!
舌を正しい位置に直すということは、舌や口周りの筋肉を鍛えるということです。
それにより、女性はもちろん、男性にも嬉しい美容効果も期待できるんですよ。
以下に3つの嬉しい効果をあげてみました。
表情が若々しくなる
舌を正しい位置にキープするには、首の上にある筋肉を使わなければなりません。
この普段使わない筋肉をキープし続けることで、垂れ下がっている筋肉を引き上げリフトアップ効果が生まれます。
首や顔の筋力がつくとたるみがなくなり、若々しい表情へとつながるのです。
美肌になる
下回りの筋肉がつくことで、顔周りのリンパが刺激されリンパの流れがよくなります。
老廃物はリンパとともに流れていくので、肌がワントーン明るくなりシミやくすみの改善に効果があります。
小顔になる
筋力の低下は二重あごやたるみの原因になります。
口周りの筋肉を鍛えることで首やあごをシャープにする効果が期待できますよ。
また同時に頬の筋肉も鍛えられるため、輪郭がスラっとします。
舌には正しい位置がある?舌癖の直し方と大人こそ改善するべき理由のまとめ
- 舌の正しい位置とは、上あごの膨らんでいるところに舌先が当たっている状態。
- 舌の位置が間違っていると、顔のゆがみや口臭、いびきなどの原因になるので、大人こそ改善するべき。
- 舌の筋肉を鍛えることで正しい位置に導くことができる。
- 美容効果も期待できる。
舌の位置が原因で起こる様々な症状がありましたが、トレーニングをすることで改善できるのは嬉しいですね。
美容効果もあるので、しわやたるみが気になる方にもおすすめです。
舌癖が強い場合はトレーニングだけでは改善できないので、気になる方は歯医者へ相談に行ってくださいね。
日ごろから舌の位置を意識して、顔のゆがみや口臭、いびきの改善を目指しましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました。