突然ですが皆さんマット運動は得意ですか?
私は前転や後転、倒立前転などはできましたが、側転が全然できませんでした。
倒立では足が上がるのに、側転になると上がらないのです。
不思議ですね。
皆さんはどうでしたか?
小学生、中学生のころ、側転はできていましたか?
この記事を見てくださっている方の中にはできる人とできない人、できるけど教える方法がわからなくて困っている人。
様々な理由でこの記事を見ている人がいると思います。
そこで私は今回、側転ができるようになる方法をわかりやすく解説していこうと思います。
読んでやったらすぐできた!なんてことはあり得ませんが、この記事を読んで練習して、できるようになってくれたらうれしいです。
側転ができない!中学生になってビシッと決めたい!
小学生でもマット運動や運動会で側転をする機会はあると思います。
私は小学生の時、運動会の演目で側転できる人はするということがあり、できない人はやらなくて良いという感じでした。
マット運動でも前転や後転などのテストは強制的でしたが、側転は自主的でした。
高校生になるとマット運動をする学校もあればない学校もあります。
でも中学生はほぼマット運動を行うのではないでしょうか。
そして側転ができないと友達に「えー、〇〇ちゃんできないのー?」的な感じで言われて恥ずかしいなという経験をしたことありませんか?
ちなみに私はそうでした。
倒立はできるもん!と意地張っていったものの内心恥ずかしかったですね。
中学生では高校に向けて好成績にしておきたいと思いますし、側転出来たらかっこいいです!
まずはなぜできないのかを明確にして側転ができるようにして、友達に自慢したり、お子さんに教えたりして良い格好をしましょう!
側転ができない理由とは?原因は恐怖心?!
背中から倒れるのが怖い!
私はまさにこれが原因でした!
私と同じように背中から倒れるのが怖いと思っていてできない人いませんか?
お腹側から倒れたら足が着けます。
しかし背中側から倒れると足って着くの難しくないですか?
なぜなら背中から倒れて足を着くとなるとかかとが地面にゴーンと打ち付ける可能性があります。
それにきれいに足を着くにはブリッジの体制になりますよね。
もし私のように倒立前転ができる人であれば倒れそうになる直前に前転して背中を地面に打ち付ける心配はないと思います。
しかし、私はそんな反射神経よくないので無理でした(笑)
そんな感じでやっぱり後ろに倒れるかもって思うと怖いですよね?
実はその恐怖心ができない原因なんです。
ですが背中から倒れるのが怖いという心理はいたって正常なものです。
しかし、その心理が働くことによって無意識にお腹側へ重心が流れてしまいます。
重心が流れると体は丸まってしまいお尻が突き出た状態になり、その状態で体のバランスを取ろうと膝が曲がってしまいます。
倒立前転は倒立して最終的に肘を曲げ、前転の形を取るため体を丸めますよね?
だから私は側転はできないけど倒立前転はできていたのだと思いました。
速いのが怖い!
側転するとき速く回るのって怖くないですか?
恐怖心があるため、どうしてもゆっくり側転しようとしてしまいがちです。
しかし!それが逆に側転できない原因ともなっているのです。
ところで皆さん、自転車って下り坂だとどれくらいスピードが出るかご存じですか?
自転車や坂の傾斜にもよりますが、私の経験上40キロを越えるスピードを出したことがありました。
原動機付自転車(略称として「原付」「原チャ」などが挙げられます)の法定速度は30キロです。
下り坂だけでいうと原付よりも早いです。
危ないので皆さんは10キロ後半くらいで安全に走ってくださいね。
スピードが速いと危ないからやめなさいと言われますが、危ないの前に怖いので私はもうあんなスピード絶対出しません。
速度は圧倒的に違いますが、速いということが怖いのは側転も自転車も同じです。
そしてスピードがゆっくりになるとバランスをとることが難しいというところもです。
16キロくらいで自転車を走らせてみてください。
1分間足を着かず、何にも支えられることなくバランスを保つことなどたやすいでしょう。
しかし1キロならどうでしょうか。
強靭的なバランス力の持ち主であればできるかもしれませんが少なくともごく一般の私たちには無理です。
という感じで怖いと思ってゆっくり側転を行うことは逆効果です。
側転ができない!怖くてできないときの練習法
倒立の練習
側転するのになぜ倒立の練習をするの?
と疑問に思いましたか?
側転をしてる最中、足が真上に来た時の体制は倒立の体制とほぼ同じです。
倒立は側転とは違い足をそろえて閉じた状態にしていますがね。
しかし、ここで掴んでほしい感覚はしっかりと肩の上にまっすぐ体重が乗っかるような感覚です。
1人で練習するなら壁を使った倒立ですが、私は倒立の練習をするとき、壁がすごく怖かったです。
なぜなら勢いよく足を上げすぎてかかとを強く打ったらどうしようとか、横に倒れたら怖いとか、とにかくネガティブだったからです。
そんな私は1人で練習することを諦めて、人に支えてもらっていました。
壁倒立といえば壁と向かい合って、そこから地面に手を着き足で地面を蹴って壁に足を付けるというのを想像すると思います。
しかし、その方法だけが壁倒立ではありません。
地面を蹴っても足が上がりきらなくて壁倒立できないという人はいます。
その場合、壁とは反対の方を向いて手を地面に着き、足の裏を壁につけて下からどんどん上っていけば良いです。
壁倒立は家でもできると思いますし、慣れればもしかしたら倒立や倒立前転などができるようになるかもしれません。
側転や倒立は技の基本となっている場合が多いのでこの感覚をマスターすることができたら一石二鳥ですね。
皆さんに合った方法で壁倒立をし、感覚を掴むと同時に恐怖心を克服できるように頑張ってさい。
跳び越える
倒立で少し感覚を掴んだところで動きを取り入れていきます。
膝の高さくらいの台を使って行います。
台に手を着いて足を閉じ、足が台に当たらないように体は横向きで跳び越えます。
もし台がなくても、地面に手を着いて徐々に跳ぶ高さを上げていければOKです。
最初は小さく回る
横に飛び越えていただけでしたが、次は回ってみましょう。
最初から腕を伸ばして足を伸ばして遠心力もつけて速く回るなんて恐ろしいですよね。
最初は中腰くらいから始めて回ってみましょう。
地面から手を着くまでの距離だったり、地面から足までの距離を短くしたほうが側転の恐怖心が少し和らぐと思います。
徐々に慣らしていき、慣れてきたら体を少しずつ起こしていき、最後はちゃんと立った状態でできれば恐怖を克服できたことになります。
側転できないけどやり方がわかればできるようになる?!
側転のやり方を解説!
https://www.youtube.com/watch?v=Za19KE_IKew
まずは、足を前後に軽く開き、重心は後ろ足にかけます。
このとき、軸足を前にして、振り上げるほうを後ろにします。
体は進行方向に対し正面を向く(最初は横向きでも大丈夫です)。
腕をしっかり上げて重心を前足に移しながら、後ろ足を振り上げると同時に上半身を前に倒していきます。
視線は手を着く位置で、遠心力を得るために怖がらず少し勢いをつけます。
手を着くときは、軸足の方の手、振り上げる足の方の手という順で片手ずつ着いていく。
そして、進行方向の直線状に手を着くことを意識して、手で三角形を作ります。
この時の視線は三角形の人差し指の先の頂点です。
次に足を思い切り振り上げます。
回っているときに腹筋と背筋を意識して腰が曲がったり反ったりしないようにして足はできるだけ開きます。
怖がらずに遠心力を使って素早く回りましょう。
そして軸足の方の手で地面を押しながら、振り上げた方の足、軸足の順で着地します。
振り上げた方の足が着地すると同時に軸足の方の手を地面から離します。
直線のラインを引いて、そのうえで側転の練習をするとまっすぐ側転ができているかわかるので、試してみてください。
側転ができない!中学生にもわかるようわかりやすく解説!!のまとめ
できない理由は恐怖心
恐怖心の克服方法
壁と向かい合った状態で地面に手を着き倒立する。
壁とは反対の方向を向いて地面に手を着き足を壁につけて下からどんどん上がっていく。
台がなければ地面に手を着き横にジャンプし、慣れてきたらジャンプの高さを少しずつ上げていく
側転のやり方を見ながら始めは肘や足を曲げて行う
側転に入るときのポイント
地面に手を着く時のポイント
足を上げるとき
足を下すとき
皆さんは背中から倒れることが怖いですか?速く回ることが怖いですか?またはその両方でしょうか?
そのほかにもただやり方がわからなかっただけという人もいるかもしれません。
何かを成功させたいときは、分析することが大切です。
なぜ自分は側転ができないのか。単なる筋力不足?バランス感覚がないのかな?それとも怖いと思っているから?
自分を分析した後はきっと何か問題がわかったはずです。
それを解決するためにはどうするべきなのかを調べていく必要があります。
そして徐々に克服していきます。
この記事を読んだからと言ってすぐにできるわけではありません。
自転車も補助輪外したての頃は怖くて足を地面からなかなか離せなかったのではないでしょうか。
でも今は誰かの支えもなく、1人で地面から足を離してペダルを漕ぐことができます。
それは日々練習していた成果ですよね。
自転車も側転も同じなのです。
毎日コツコツ練習すれば恐怖心もなくなり筋力や体力も徐々についていき、できる日が来るかもしれません。
かっこよく側転できるようになって周りの人たちの視線をくぎ付けにできるといいですね。