寒い季節がやってくると、すき焼きが食べたくなりますよね。
いざ作ろうと思った時や、お買い物に行った時に木綿豆腐と絹ごし豆腐のどっちを買えばいいのか悩みますよね。
いきなり結論ですが、どっちでも大丈夫です!
ですが、絹ごし豆腐は崩れやすいので、木綿豆腐のほうがオススメです。
煮物や鍋料理には木綿豆腐のほうが使いやすいです。
さらに、「すき焼きには焼き豆腐が一番」という意見もあります。
なぜすき焼きには木綿豆腐のほうが良いのか、絹ごし豆腐とどう違うのか、それぞれ解説していきます。
そして、焼き豆腐について、作り方もご紹介します。
ちなみに、焼き豆腐もどっちの豆腐でも作れますが、崩れにくい木綿豆腐のほうがオススメです。
この記事を読めばどっちにするか判断できるようになります。
すき焼きの豆腐はどっち?オススメの木綿豆腐について
すき焼きに入れるお豆腐は、絹ごし豆腐よりも木綿豆腐のほうがオススメです。
なぜ木綿豆腐のほうが良いのか、その理由を解説します。
木綿豆腐について詳しく見ていきましょう。
木綿豆腐がオススメの理由
木綿豆腐は固くて、ザラっとしているしっかりした食感ですよね。
先ほども述べましたが、木綿豆腐がオススメの一番の理由は、絹ごし豆腐よりも崩れにくいからです。
木綿豆腐はすき焼き以外にも、鍋料理や煮物、豆腐ハンバーグ、豆腐ステーキなどにも使われます。
煮たり、焼いたり、炒めたり、揚げたりするのに向いてるのが木綿豆腐です。
そもそも木綿豆腐とは?
木綿豆腐と絹ごし豆腐は同じ豆腐ですが、作り方が違います。
木綿豆腐は、豆乳に凝固剤を加えて、一度固めたものを崩してから、圧力をかけて水分をしぼり、もう一度固めて作ります。
この時、木綿の布を敷いた穴の開いた箱に入れて重石をかけて圧力をかけています。
木綿豆腐の表面がデコボコしているのは、木綿の布目がついてしまうからです。
木綿豆腐は、製造過程で水分をしぼるので、栄養分がぎゅっと濃縮されます。
そのため、絹ごし豆腐に比べると、たんぱく質、カルシウム、鉄分が2~3割多く含まれています。
木綿豆腐のカロリーは100gあたり72kcalぐらいです。
水分をしぼっているから、絹ごし豆腐よりも豆腐の味を感じやすいんですね。
栄養も木綿豆腐のほうが多いようです。
ですが、木綿豆腐は水分をしぼる際に、ビタミンB群やカリウムなどの栄養素が流れ出てしまいます。
そのため、絹ごし豆腐のほうがビタミンB群やカリウムは多く含まれているようです。
すき焼きの豆腐はどっち?一応大丈夫な絹ごし豆腐について
つるんとした見た目と食感が特徴なのが絹ごし豆腐です。
絹ごし豆腐はやわらかくて崩れやすいので、すき焼きにはあまりオススメできません。
水分も出るので全体的に味が薄くなってしまいます。
ですが、冷蔵庫に木綿豆腐が無い時は、代用としてなら使っても良いでしょう。
すき焼きには、お豆腐が無いと少し物足りないですからね。
絹ごし豆腐は、冷ややっこや豆腐サラダ、みそ汁などに向いてます。
基本的には絹ごし豆腐はそのまま食べます。
鍋用の絹ごし豆腐もスーパーで売られているので、もしかしたらすき焼きにも使えるかもしれません。
それでも木綿豆腐よりかは崩れると思います。
そもそも絹ごし豆腐とは?
絹ごし豆腐の製造方法も解説していきます。
絹ごし豆腐は、木綿豆腐よりも濃い豆乳に凝固剤を加えてそのまま固めたものです。
木綿豆腐はここで一度崩してからもう一度固め直しています。
木綿豆腐よりも絹ごし豆腐のほうが水分が多いということになります。
この製造方法の違いで、見た目や食感、栄養素も変わってきます。
絹ごし豆腐は木綿豆腐よりもビタミンB群やカリウムが多いと言われています。
絹ごし豆腐のカロリーは56kcalぐらいです。
木綿豆腐よりも絹ごし豆腐はカロリーは低いですね。
製造方法と豆乳の濃さで、見た目も栄養も食感も変わるなんて大豆製品は変幻自在ですね!
すき焼きの豆腐で一番オススメ!焼き豆腐について
すき焼きに入れるのは焼き豆腐が最もオススメです。
オススメの理由と、焼き豆腐の作り方を紹介します。
焼き豆腐とは?オススメの理由
すき焼きに入れる豆腐の中でも一番オススメな理由として、荷崩れしにくく、味がしみこみやすいからです。
そして、食べる時も箸で掴む時に崩れにくいです。
焼き豆腐は、水切りした木綿豆腐の両面を直火で軽く焼いて、炙り、焼き目を付けた豆腐のことです。
しっかり水分が抜かれているので、形が崩れにくく、味がしみこみやすくなります。
焼き豆腐もスーパーに売っていますが、買い忘れてしまった時のために、焼き豆腐の作り方もご紹介します。
焼き豆腐の作り方
焼き豆腐を作るのには木綿豆腐のほうがオススメです。
ですが、絹ごし豆腐でも代用は可能です。
作り方の手順
- 耐熱容器にキッチンペーパーを敷く
- そこに豆腐を入れる
- ラップをせず600wのレンジで3分加熱(500wの場合は3分30~40秒ぐらい)
- フライパンにサラダ油をひく
- 中火で焦げ目がつくまで4~5分焼く
- 裏返して反対側も焼き目がつくまで3分ほど焼く
レンチンして水分を飛ばして焼き目をつければ焼き豆腐の完成です♪
すき焼きで豆腐に味をしみ込ませる方法!!
最後に豆腐に味をしみこませる方法をご紹介します。
豆腐には水分がたっぷりと含まれているため、味がなかなかしみ込まないですよね。
そのため、しっかり水切りをすれば早く味をしみ込ませることができます。
簡単な水切りの方法を3つほどご紹介していきます。
ちなみに、焼き豆腐にすることで余分な水分がしっかり抜けます。
豆腐の水切り方法その①レンチン
一番手軽な方法になります。
豆腐をキッチンペーパーで包み、深めのお皿に入れて電子レンジでチンします。
大体2~3分ぐらい様子を見ながら加熱してみて下さい。
豆腐の水切り方法その②茹でる
豆腐を茹でることで余分な水分を出す方法になります。
沸騰したお湯に塩をひとつまみ入れ、そこにカットした豆腐を入れて1~2分程茹でます。
塩には食材の水分を排出する効果があります。
豆腐がフルフルと震えてきたら一度ザルに上げましょう。
そこから調理をすると余分な水分が抜けているので味がしみ込みやすくなります。
豆腐の水切り方法その③一晩置く
時間があるときにオススメの方法です。
豆腐は冷蔵庫の中で一晩放置すると、しっかり水を切ることができます。
豆腐をパックから取り出し、深めのお皿に入れてラップをしたら冷蔵庫で一晩放置します。
時間さえあれば出来るので、一番簡単にできる方法ですね。
すき焼きに入れる豆腐はどっち?木綿?絹?焼き豆腐についても紹介!のまとめ
- 木綿豆腐の方が崩れにくいのでオススメ
- 絹ごし豆腐は崩れやすいですが一応使用はできる
- 焼き豆腐が一番オススメ
- 豆腐は余分な水分を抜くと味がしみ込みやすくなる
すき焼きに入れる豆腐は、崩れにくいため木綿豆腐の方がオススメになります。
絹ごし豆腐を入れても良いですが崩れやすく、水分を多く含んでいるため、全体の味が少し薄くなるかもしれません。
焼き豆腐が一番崩れにくく人気です。
最終的にはお好みの食感や見た目によりますので、結論、どちらでも大丈夫です!!
最後までお読みいただきありがとうございました。