世界で活躍するバイオリニスト諏訪内晶子さんと聞くと、
「どうせ、音楽一家の人なんでしょ。 生きてる世界が違う人」なんて思ったりしませんか。
どうしても、特別な人間のみがそうした世界で活躍しているようなイメージがありますよね。
しかし、彼女はごく普通の家庭に生まれ、ごく普通の音楽家ではない両親に育てられた方なのです。
なんだか意外に感じませんか。
もしかしたら、我が子も世界で活躍するかもしれないなんて考えたりしちゃいますよね。
そんな彼女が幼少期に父親からもらった童謡LPから始まる音楽家への始まり。そして多くの努力から現在の活躍に至るまでをまとめてみました。
諏訪内晶子さんってどんな人?父親とは?
どんな家庭に生まれてどんな形で音楽に出会ったのか
諏訪内晶子さんは、世界で活躍するバイオリニストです。
1972年生まれで、父の転勤で名古屋にいた頃の2歳半の時に、父親が買ってきた童謡のLPをきっかけにバイオリンに興味を持ち、音楽教室に通うようになります。
3歳からバイオリンを始め、たまたまベビーブームで幼稚園に入れなかった事もあり週1回から2回にレッスンを増やすとメキメキ上達したそうです。
音楽と出会ってからの諏訪内晶子さんはどうなっていったか
そして、9歳の1981年「全日本学生音楽コンクール」東日本大会・小学生の部でグランプリとなります。
前年の8歳の時にグランプリを逃しており、そこから己の弱さを感じて、練習に打ち込んだと言われています。
その後、18歳の1990年に「チャイコフスキー国際コンクール」で史上最年少、審査員満場一致で優勝しています。
このコンクールでの優勝が彼女にとって大きな転機となったようです。
かねてからの憧れであった海外への足掛かりを得るのです。
留学経験がない彼女が国際コンクールで優勝!かなりインパクトのある出来事です。
海外へと飛躍していく影にすばらしい恩師との出会いが
この出来事がきっかけとなり、翌年の秋より文化庁芸術家在外派遣研修生として、
ニューヨークにあるジュリアード音楽院へ留学することとなります。
14歳から師事した江頭俊哉先生をはじめとする、海外留学を経験された先生方の影響がかなり大きかったようです。
世界に通用する指導方法と彼女の努力で栄冠を勝ち取ったのですね。
恩師と呼べる人との出会いは本当にその人の人生に多大な影響を与えてくれるものなのですね。
諏訪内晶子さんは一般家庭から世界で活躍する音楽家に‼
こうした彼女ですが両親は音楽家ではなく一般的な家庭であり、
幼少期の音楽との出会いと彼女の努力により素晴らしいバイオリニストになったことがわかります。
よく、世間では五島みどりさんと比較されることがありますが、
彼女は母親と腹違いの弟もバイオリニストでありいわゆる音楽一家です。2人は対照的な音楽家と言えるでしょう。
諏訪内晶子さんはどんな方と結婚したの?子供はいるの?なんと、不倫疑惑も‼
夫との出会いと結婚
諏訪内晶子さんは、2005年、33歳の時に整形外科医と結婚しています。
彼女が右手首を痛めた際に、受診した病院の担当医師だったそうです。
よくスポーツ選手や芸能人の結婚報道で怪我をした病院で、真摯に診てもらい恋に落ちる話はありますよね。
不倫疑惑
ただ、その夫の整形外科医は出会った時に既に妻子がいたのです。
しかし、二人は交際をして最終的には妻と離婚して、彼女と再婚したのですが、元妻とその後も続いていたというのです。
それだけではなく、彼女自身も指揮者のシャルル・デュトワさんとの不倫疑惑が浮上しました。
いわゆる、W不倫というやつですね。
そこから、関係は最悪な状態となります。
諏訪内晶子さんが夫から暴力を受けたと、裁判沙汰になったり、
夫に新たな愛人がいたりともうドラマのような展開です。
その後、二人は離婚してしまいます。
しかし、離婚もあっさりとは行かず、財産分与で揉めるなどの泥沼離婚だったと言われています。
なんと、夫側から脱税しているという情報まで暴露されてしまいます。
そして、諏訪内晶子さんの約9000万円という大金の脱税容疑の記事が出ました。
ただ、記事によると海外での仕事の報酬をキャッシュで受け取り、一定額が貯まってから銀行に預金していたらしく、海外報酬分を申告していなかったんだそうです。
最終的に、脱税には意図的なものはなかったんだそうです。
海外所得に関する見解の相違や事務手続きの不備などにより、申告漏れがあったとか。
そして、やっとやっと離婚されたということです。
本当に大変だっただろうなあと思いますよね。
子どもは誰の子どもかと言われています
ただ、婚姻中に彼女は子どもを出産しています。
しかし、シャルル・デュトワと不倫騒動があって夫と関係が良くない時期に出産した為、
子どもがどちらの子どもかという話も出てきました。
ただ、彼女は子どもの写真は公開していませんが、夫の子どもであれば日本人、
シャルル・デュトワさんとの子どもであればハーフ。
顔を見ればすぐにわかると言われています。
どれほど、才能のある人でもこうしたプライベートではいろんなトラブルがあるのですね。
また、彼女は恋多き女性なのでしょう。
そして、現在大きくなっている子どもさんの音楽の才能にも期待したいですよね!
現在の諏訪内晶子さんの活躍
現在の諏訪内晶子さんは?
2023年、現在51歳、フランスのパリを拠点に活動しています。
1年のほとんどを、音楽活動の為に海外で過ごされているようです。
年間200回もの公演を成功させたとの情報もあるくらい、
世界トップレベルの心技体が整った、タフな方ですね。
そして、200回もできるということはそれだけ、多くの人々に求められる音楽家なのですね。
また、過去にはエリザベート王妃国際コンクールのような、
世界的コンクールの審査員を務めたり、『国際音楽祭NIPPON』のプロデュース行なったりと、
一演奏者として止まるのではなく、マルチにご活躍されているようです。凄いですね‼︎
さらには、2022年にはCDデビュー25周年として、待望のバッハの無伴奏アルバムを満を持してリリースされました。
クラシックの世界でご自身の名前でコンサートを開催し、さらにCDリリースまでやってのけてしまう諏訪内晶子さんは本当に素晴らしいですね。
そんな事ができるのは、世界でも数えるほどの人だけと言われています。
日本だけでも、プロバイオリニストは1000人もいると言われています。
でも、よほどのクラシック通の方でないと何人も名前は出てこないのではないかと思います。
そんな中で、自分の名前でコンサートができる人もごくわずか。
それが、世界でできる人って事になると、そこに諏訪内晶子さんの名前が出てくるわけです!!
改めて本当にすごい事です。
日本いや、世界のクラシック界を力強くしなやかに牽引して行って欲しいと思います。
これからの更なるご活躍が本当に楽しみですね。
諏訪内晶子、父親の童謡LPの影響でバイオリニストに!! 天才の始まりを紐解くのまとめ
今回の記事では諏訪内晶子さんについてご紹介しました。
最後に本記事のまとめです。
・音楽に出会うきっかけは父親の買ってきた童謡LP
・幼稚園に入れず、バイオリンの練習量UP
・留学経験のある先生に師事、海外に憧れて世界を目指す
・挫折をバネに猛練習、国際コンクールグランプリを獲得!!そして海外へ。
・結婚、出産、離婚とプライベートも大忙し!!
・現在も世界で活躍する音楽家のひとりである
好きこそものの上手なれを世界で実践されている方ですね。
きっとその裏では、自らを律して弛まぬ努力を続けておられる事でしょう。
是非、子どもが生まれたら童謡を聞かせて世界を目指したいものですね。
また、早くから海外へ目を向けられている事についても素晴らしいと思います。
グローバル化が叫ばれている昨今、実際に海外で活躍されている日本人を目にすると
とても良い刺激になります。
そして、何より子どもには童謡を聞かせるってことからですね。
実際、幼児教育としても童謡を赤ちゃんの時から、もっと言うとお腹の中にいる時から
母親や父親が歌って聞かせると子どもが綺麗な言葉を覚えると言われています。
韻を踏んでいたりするとかリズムがいいとかあるらしく、安心するんだそうです。
確かに子どもはリズムネタが大好きですよね。
何事もちょっとしたキッカケから、世界は広がると感じました。