夏といえば自然豊かな場所でのキャンプ!
夜に街灯の少ない中、気になるあの子と満天の星空を見上げながら…なんて青春ですね~。
しかし!自然豊かな場所についてくるのは満天の星空と心地よい風だけではなく、
見たら私は即逃げてしまう、まさに夏最大の強敵!スズメバチもついてきます!
それはもう怖くて怖くて、何か飛んでいるものを見ると蜂と勘違いして即逃げるほど私は大の苦手です。
私はお寺巡りをするのが大好きなのですが中には山の方にあったりするので行きたいけど怖くて行けないのです。
また、家に庭があるのですが洗濯物を取り込むときに蜂がいてすぐ家に逃げ帰れる準備をしているほどです(笑)
そんな恐怖の時期を安心に変えて過ごしたいと思っている方!
ぜひこの記事を最後まで読んでいただいて快適な夏を過ごしてはいかがでしょう。
スズメバチの嫌いな匂いで撃退しよう!
ハッカ油
引用 Amazon
ハッカ油にはメントールという成分が含まれており、その匂いをスズメバチは嫌います。
ハッカってなんだろう?と思った方、ミントと言い換えれば大体の人はわかると思います。
スズメバチだけでなく蚊も嫌うので服に吹きかけてからお出かけすることをお勧めします。
爽やかなミントの匂いを漂わせつつ蜂も蚊も寄ってこないので一石二鳥ですね!
ハッカ油はドラッグストアでも購入することができます。
ベランダなどに使いたいという場合はコットンにハッカ油を染み込ませ、石鹸ネットに入れて竿に吊るせば完成です。
作業をする際、ハッカ油は皮膚への刺激が強いため、手袋をして作業することをお勧めします。
また、ハッカ油ではなくとも、アロマオイルやハーブなどで代用可能です。
注意するべきことが1つあります。
それは、ペットがいる場合は使用してはいけません。
特に猫にとっては猛毒となりますので、猫を飼っている方は絶対にハッカ油を使わないでください。
木酢液
引用 Amazon
木酢液とは炭を焼いて出た煙を冷やして液体にしたもののことです。
肌に良いという説もあり、蜂対策でも最強と言っていいほどの効果が期待されています。
蜂は本能的に火を恐れています。なので煙の臭いを避ける習性があります。
まずは水と木酢液を1:1の割合で薄めます。
ペットボトルで作る場合は側面に数か所穴をあけ、物干し竿に吊るせば完成です。
バケツで作る場合はそのまま蜂に近寄ってほしくないところに置いておけばいいです。
ペットボトルもバケツも、1か月に1度は必ず中身を新しく木酢液を薄めたものに変えてください。
木酢液は人間にとっても匂いが少しきついと思います。
洗濯物への匂い移りが気になる方もいると思いますので、ほかの方法を試しましょう。
殺虫剤
引用 Amazon
虫である蜂は当然殺虫剤の効果はあり、蜂が嫌う匂いです。
こちらは巣が作られそうなところにあらかじめ撒いておくと良いです。
しかし殺虫剤は雨で流れますので、雨が降った日の後又は約1~2週間に1度撒いておくと良いと思います。
虫を殺せるものなのでもちろん蜂も駆除することができます。
しかし危険なのであまりおすすめはしません。業者の方を頼りましょう。
殺虫剤は適量であれば人体に影響はないと思います。
小さいお子さんがいて心配という方はほかの方法を試しましょう。
防虫ネット
引用 Amazon
布団が干しにくくなるといったデメリットもありますが、防虫ネットも一つの手段です。
網目の隙間から蜂が入らないように網目の細かいものを選びましょう。
スズメバチが嫌う香り
ハッカ油をご紹介した時にも少し触れましたが、スズメバチが嫌う匂いに含まれている成分はメントールです。
ハッカ、ハーブ、スペアミント、ローズマリー、ユーカリなどにメントールは含まれています。
メントール以外にも、2フェニルエタノールという成分をスズメバチは嫌います。
2フェニルエタノールはバラやサクラなどに含まれています。
バラには蜂が好む成分のゲラニオールとネラールが入っていますが、それだけでは好む香りになりません。
ある実験でスズメバチの警報フェロモンに含まれている3つの成分をひとつずつコットンに染み込ませたものと3つ同時に染み込ませたもので蜂の行動を観察するというものがありました。
結果はひとつずづのものは蜂が寄ってきましたが、少し時間が経てばすすぐに離れていきました。
しかし、3つ同時に染み込ませたものはひとつずつの時より蜂も多く寄ってきて、時間も長かったです。
それと同じでゲラニオール、ネラール、ゲラ二アール、酢酸ゲラニルなどが組み合わさらないと好む香りにならないのだと思いました。
スズメバチが好む香り
スズメバチは、「フェロモン」と呼ばれる匂いの成分を含んだ物質を使って、ハチ同士でコミュニケーションを取っています。
その中でも、「警戒フェロモン」は、敵からの危険を仲間に知らせるためのフェロモンです。
そして、スズメバチは、この警戒フェロモンに反応して、敵を攻撃するために集まってきます。
スズメバチの警報フェロモンには2ペンタロール、イソアミルアルコール、1メチルブチル3メチルブタノエートという3つの成分が含まれています。
果物でいうとリンゴやバナナなどです。
よくカブトムシやクワガタなどの昆虫を捕まえるためのトラップにバナナが使われていたりしますね。
それはこの3つの成分が含まれているため、蜂だけでなくほかの虫たちも匂いにつられてやってくるのです。
ほかにもゼラニウムや、レモングラスなどの花も3つの成分が含まれています。
香水や整髪料などにもこの3つの成分が入っていることがありますので、つけないことをお勧めします。
また、3つの成分以外にもゲラニオール、ネラール、ゲラ二アール、酢酸ゲラニルなどの成分が入っているものは蜂が好むそうです。
ゼラニウムとレモングラスはこちらの成分も入っており、ほかにはイランイラン、ジャスミン、リトセアなどに含まれています。
スズメバチの嫌いな色って一体何色?
スズメバチが襲ってくるのは黒色!
まず最初に蜂に嫌いな色というのはありません。
ミツバチは世界が6色で見えているとされ、ほかの蜂は黒と白のたった2色でしか見えていないとされています。
私たちがよく知っている蜂が襲ってくる色というのは黒ですよね。
これは様々な説があり、中にはあらゆる動物の急所である目や鼻が黒色だからだといわれております。
確かに目を刺されてしまったら目が見えなくてどこに蜂がいるのかなんてわからなくなりますし、鼻が利く動物なら鼻は急所になりえます。
しかし、これよりももっと有能な説があります。
それは蜂の天敵である熊の色が黒色に近いからという説です。
特にスズメバチにとって熊は最大の天敵ともいえる存在です。
なぜなら熊はスズメバチの幼虫を重要なタンパク源として食べているからです。
熊の色が黒色に近いという説ですが、では何色が黒色に見えて何色が白色に見えるのか。
それは色の明るさがカギとなっています。
色が暗いほど黒色に見え、明るいほど白色に見えます。
赤色に白色を混ぜていくとピンク色になりますよね。
青色に白色を混ぜると水色になっていきます。
白色の割合が多いほど攻撃されにくくなります。
つまり白色が一番安全というわけです。
しかし、絶対に攻撃されないというわけではありません。
色覚のほかに嗅覚も関係してきたりしますので、一概に安全とは言い切れません。
もし蜂と遭遇してしまったら身を低くして振り向かずに後ずさりするような感じでゆっくりと離れていきましょう。
間違っても振り向いて全力ダッシュしたり、大声を発しながらあっち行けという感じで手を振り回しては絶対にいけません。
もし警報フェロモンによって蜂が集まってきた場合はどうしようもないので全速力で逃げましょう。
スズメバチの嫌いな音って一体どんな音?
スズメバチが嫌いな音は現状存在しない!?
蜂はフェロモンのほかに音でもコミュニケーションをとっています。
嗅覚があって、匂いにも寄ってくるものと寄ってこないものがありました。
では聴覚にも同じように嫌って離れていくものがあるのではないだろうかと思い、調べてみました。
しかし現状嫌いな音は見つかりませんでした。
蜂を退ける方法は私の記事の中では匂いが有効だと思います。
スズメバチの嫌いな匂いや色で撃退しよう!蜂の出る季節に安心感を!のまとめ
- 匂いで撃退する方法は以下の4つ
ハッカ油木酢液殺虫剤防虫剤 - 嫌いな色はない
黒色のような暗い系の色は攻撃されやすく、白色のような明るい系の色は攻撃されにくい
白色が一番安全と言えるが、絶対に攻撃されないというわけではない - 音に蜂を撃退できるものは現状見つかっていない
どうでしたか?この記事はお役に立てたでしょうか。
出かけるときにはあまり香水をつけず、つけるとしても爽やかなミントの匂いをまとっておきましょう。
しかし、匂いも色もばっちり蜂対策をしていても刺されるときは刺されますし、巣を作られてしまう場合があります。
そういう時は業者の方に頼んでいち早く駆除していただきましょう。
この記事を読んで蜂のいる季節でもお出かけを楽しんでください!