社会人になると、誰もが必要になってくるのが印鑑です。
印鑑といえば、よく名前を聞く「シャチハタ」が有名ですよね!
「シャチハタ」といえば多くの人がイメージするのはネーム印だと思いますが、実はこれにも正式名称があります。
では「シャチハタ」って一体何!?と思われた方、由来を詳しく解説していきます!
シャチハタの語源・由来について
「シャチハタ」という名前の語源について、詳しく説明します。
この名前は、創業者の名字「八田」から一部を取っています。
具体的には、「八田」の「ハタ」が使用されています。
そして、「シャチ」の部分については、創業者の名字に関連性はなく、
実際には「シャチハタ」という響きや語感が良いという理由で選ばれた
可能性が高いです。
加えて、シャチハタ株式会社のロゴマークや製品にシャチ
(クジラの一種であるオルカ)が描かれることはなく、
名前の「シャチ」は象徴的または語呂合わせ的な意味合いで
選ばれたと考えられます。これは、ブランド名が覚えやすく、
また独特であることを重視した結果と言えるでしょう。
そのため、「シャチハタ」という名前は創業者の名字「八田」に
由来する部分と、語感を良くするために加えられた
「シャチ」が合わさった造語です。
シャチハタの由来って一体なに?ネーム印ではないの?
引用:シヤチハタ
シャチハタは多くの人が使っているネーム印をイメージすると思いますが、実はシャチハタではなく「X(エックス)スタンパー」というのが正式名称になります。
そして、この「Xスタンパー」がシャチハタ社の主力商品です!
Xスタンパーシリーズの代表的な9ミリのネーム印の「ネーム9」は、2012年には1億5000万本出荷を達成したと話題になりました!
(2018年時点では1億7000万本を達成しています。)
実はそのネーム印を製造している会社名が「シヤチハタ株式会社」と言います。
シャチハタの浸透印は「Xスタンパー」という商品名ですが、社名で広く浸透しています。
浸透印とはハンコの内部にインクが内蔵されているもので、印面にそのインクが浸透し連続して使えるものを言います。
それはネーム印がこれまでにない、まったくの新しい商品のため、どこの製品であるかを強くアピールする必要があったからです。
そのため、商品名の「Xスタンパー」ではなく、社名の「シヤチハタ」を大きく宣伝しました。
シャチハタは戦前、インクの乾かないスタンプ台を開発した会社で有名でした。
「そのシャチハタの商品なら…。」という商品の認知と安心につながったようですね♪
注意ポイント
日常的にネーム印全般(100円均一のネームを含めて)のことを「シャチハタ」と呼ぶことが多いと思いますが、それは大きな間違いであります。
「シャチハタ」の由来となっている意味を知ろう!
シャチハタの公式ホームページにも由来を聞いている質問がありました!
社名であります『シヤチハタ』の意味が知りたいのですが。
【シヤチハタ(社名)のネーミングの由来】
シヤチハタは名古屋城の金のシャチホコに由来しております。
創業は1925年(大正14年)、舟橋商会として名古屋でスタンプ台の製造販売を開始致しました。
商品のトレードマークとして、旗の中央に名古屋のシンボルであるシャチホコを描いたマークを使い、シヤチハタ印(じるし)の万年スタンプ台として販売。
後に社名をシヤチハタにしました。
引用:シヤチハタ
引用:シヤチハタ
これがシャチホコがシンボルとなったトレードマークとなります。
旗の中央には、名古屋城のシンボル、金のシャチホコがありますね!
創業当初は、日の丸旗(ハタ印)をマークにしていたそうですが、登録商標にしてはならないとの指摘を受けました。
そして、こちらが現在のシャチハタのマークです!
ブルーの「S」は、シヤチハタ(Shachihata)の頭文字の「S」になっており、創造的で躍動的なシヤチハタを表しています。
グレーの「三角形」は技術力を、赤い「丸」は、情熱的な人間性を表現しています。
そんな会社のプレスリリースには、目立つ位置に毎回
「社名表記は『シャチハタ』ではなく『シヤチハタ』です」
と小文字の「ャ」ではなく、大文字の「ヤ」が書かれているのです。
なぜ社名は「シヤチハタ」かというと、読み方は「シャチハタ」で問題はないようで、文字にする場合はロゴとしてのバランスを取るために大きな「ヤ」を使用しているそうです。
ちなみにカメラなどでも有名な「キャノン」も同じ理由で、「キヤノン」としています。
シャチハタの種類はどれくらいあるの?
シャチハタの公式ホームページを見ると、様々な種類の商品がありました。
- Xスタンパー
- データーネーム
- 補充インキ
- サプライ品(部品)
- メールオーダー商品
- ネームペン
- スタンプ台・朱肉
- 印章・事務・学童用品
- アートライン(筆記具)
- TAT(タート)
など、まだまだ商品の種類は豊富です。
シヤチハタ公式ホームページ:カテゴリー一覧
シャチハタにはどんな種類があるの?
既製品ってなに?
引用:シヤチハタ
認印は、ネーム9・ブラック8・11があります。
訂正印には、ネーム6があります。
メーカーの在庫品としてあるのが既製品となっています。
別注品ってなに?
引用:シヤチハタ
こちらは、オーダーメイドで作れます。
文字・書体・レイアウト・インキ色をオリジナルで作るのが別注品となります。
珍しい苗字の人にはオーダーメイドで作る方が、探す時間も省けていいかもしれません。
シャチハタはどこで売っているの?
シャチハタが売っているお店はこちら!
シャチハタがよく売られている場所は
- イオン
- ドン・キホーテ
- ヨドバシ
- ロフト
- 東急ハンズ
- ホームセンター
- カインズ
- 文具店、問屋文具店
- イズミヤ
- ツタヤ
などが考えられます。
一番確実に売っている場所が分かるのは、シャチハタの公式ホームページに全国で販売しているお店が載っているサイトがあったので、ぜひそのページを下記に貼り付けたので、参考にしてみてください。
シヤチハタ公式ショップナビ
シャチハタの公式オフィシャルショップもある!?
また公式オフィシャルショップもあります!
ここでもたくさんの種類の商品が買えます。
近隣にお店がない場合は、利用するのもいいでしょう。
今のコロナの時代、特にオンラインショップがあるのはとても嬉しいしありがたいですよね♪
シヤチハタ公式オフィシャルショップ
ぜひ気になる商品があれば、のぞいて見てください!
シャチハタは100均では買えない!?違いはここ!
実は、100均で売られているインクタイプのはんこは、厳密にはシャチハタではありません。
シャチハタもどきであり、正規品ではありません。
確かに気軽に買えて、【110円(税込)】という格安というメリットはありますが、シャチハタの正規品では、【110円(税込)】では買えないので、この価格差が正規品じゃないというのを見分けるポイントでしょう。
また、100円クオリティのためインクも長持ちせず、品質もよくありません…。
用途をよく考えて、買うのがオススメです!
印鑑で有名なシャチハタ!その由来は意外と知らない人が多い⁉のまとめ
- 「シャチハタ」は、名古屋城の金のシャチホコに由来している
- ネーム印の正式名称はシャチハタではなく、「X(エックス)スタンパー」という
- 社名の「シャチハタ」は、文字にする場合は「シヤチハタ」が正しい
- 読み方は「シャチハタ」で問題なし
- シャチハタは様々な種類の商品を取り揃えている
- また、シャチハタの種類は、「既製品」と「別注品」がある
- シャチハタが、イオンやロフト・東急ハンズ・文具店などで売られている
- 公式オフィシャルショップもあり、お店が遠かったり珍しい苗字の人はオフィシャルショップで買った方が早い
- シャチハタは100均では買えない
- 100均で売っているのは、正規品ではない
私もシャチハタはデザインが可愛いのもあり、よく使っていました。
由来を調べるまで、社名の「シャチハタ」が「シヤチハタ」と表記をしていることを知らなかったので驚きです!
オフィシャルショップをのぞくと、キャラクターデザインもあるようで、見ててとてもウキウキしちゃいますね♪
印鑑だけでなく、子どもに手洗い練習としてのスタンプもあったり、保育園に通う子どものおむつにおす、名前スタンプもあったりします。
色んな場面で活躍すること間違いなしの、シャチハタの商品をぜひ買ってみてください!