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障害者手帳のメリットって1級はなに?障害者手帳を徹底解説!!

私の義母は身体障害者手帳を持っています。

 

手帳を持っているとどんなメリットがあるのか分からないようで、よく私に聞きに来ていました。

 

今回は、障害者手帳の1級と他の級で何が違うのか、それぞれの障害者手帳についてをまとめました。

 

手帳をお持ちの方や、これから取得しようかと悩まれている方は是非参考にしてください。

 

 

障害者手帳のメリットって1級だとなに?

「障害者手帳」と一言で言っても、身体障害、精神障害、知的障害の3つの障害に合わせて、取得できる手帳が異なります。

 

それぞれ、身体障害では身体障害者手帳、精神障害では精神障害者保健福祉手帳、知的障害では療育手帳となります。

 

障害者手帳を持っていることのメリットは等級によって異なります。

 

また、自治体によって受けられるサービスも違います。

 

【障害者手帳のメリット】1級と他の等級との違いは?

障害者手帳は数字が小さいほど重症度が高くなります。

 

1級と他の等級の違いは、基本的には一部免除なのか全額免除なのかになります。

 

私の義母の場合、腎疾患で身体障害者手帳1級をもっています。

 

義母の通院に使う車は申請すると自動車税が免除されます。

 

他にもNHKの受信料の免除や腎障害に関する医療費がかなり安く抑えられています。

 

等級が1級以外だと一部免除だったり、自治体によってはどの等級でも全額免除だったりします。

 

自分の等級が一部免除なのか、それとも全額免除なのかは、お住いの自治体に問い合わせるとわかります。

 

障害者手帳1級であっても、条件によっては受けられなかったりもしますので、確認してみてください。

 

 

【障害者手帳のメリット】身体障害者手帳のメリットはなに?受けられるサービスを紹介!

身体障害者手帳をもつことのメリットはなんでしょうか。

 

身体障害者手帳について解説します。

 

身体障害者手帳を持つことのメリットはなに?身体障害者手帳で受けられるサービスを紹介!

身体障害者手帳を持つことのメリットは、さまざまなサービスを受けられることです。

 

以下が受けられるサービスの例になります。

 

身体障害者手帳で受けられるサービスの例

  • 医療費の助成
  • 車いすや補聴器など補装具の助成
  • リフォーム費の助成
  • 所得税、住民税、自動車税の減免
  • NHK受信料の減免
  • 美術館や動物園などの入場料の減免
  • 障害者雇用枠で就職できる

 

障害部位や程度によって必要な補助具が違います。

 

進行したり良くなったり、場合によってはサイズが変わったりもしますから、助成があるのは助かりますね。

 

医療費の助成は、国の公費負担医療制度のひとつである自立支援医療の「更生医療」が代表的です。

 

更生医療というのは、18歳以上の身体障害者の医療費負担を軽減する制度です。

 

指定の医療機関で、障害の軽減や進行予防のための治療を受けた場合、医療費の自己負担額が原則1割で済みます。

 

この更生医療の申請に身体障害者手帳が必要になります。

 

自治体ごとの助成もありますし、助成を受けるための「受給者証」を発行しているところが多いようです。

 

受給者証の交付を受ければ、医療機関の窓口に提示することで、自己負担金が抑えられます。

 

自治体ごとに違うので、例えば自己負担金が1割とするところもあれば、1回530円や1ヶ月500円などと金額が決まっているところもあります。

 

私の義母は、腎障害での身体障害者1級を持っていて、地方自治体の受給者証と更生医療証を利用して、月々の透析代がかなり安く抑えられています。

 

身体障害者手帳ってどういうもの?

身体障害者手帳の基盤となる法律は、身体障害者福祉法です。

 

身体障害のある方に対して都道府県や政令指定都市、中核市が交付する手帳になります。

 

日常生活の支障の程度や症状の種類により、7つの障害等級に区分されています。

 

身体障害者手帳が交付されるのは6級以上です。

 

7級にあたる障害は、単独では身体障害者手帳の交付対象にはなりませんが、7級の障害が2つ以上ある場合などは交付対象になります。

 

身体障害者手帳の分類

身体障害者手帳は障害部位に応じて、以下のように分けられます。

 

身体障害者手帳の分類

  • 視覚障害
  • 聴覚障害
  • 平衡機能障害
  • 音声言語機能障害
  • 咀嚼機能障害
  • 肢体不自由
  • 心臓機能障害
  • 呼吸機能障害
  • 膀胱、直腸機能障害
  • ヒト免疫不全ウイルスに関する免疫機能障害
  • 肝臓機能障害

引用:厚生労働省ホームページ

 

【身体障害者手帳の等級】視覚障害の障害者手帳の等級

身体障害者手帳の等級は、その傷害部位によって違います。それぞれの等級を見ていきましょう。

 

厚生労働省のホームぺージにも等級表がありますので、参考にしてみてくださいね。

 

視覚障害の障害者手帳の等級は下記のとおりです。

 

1級

視力の良い方の眼の視力が0.01以下

2級

  1. 視力の良い方の眼の視力が0.02以上0.03以下
  2. 視力の良い方の眼の視力が0.04、かつ視力の良くない方の眼の視力が手動弁以下
  3. 周辺視野角度が左右の眼でそれぞれ80度以下、かつ両眼中心視野角度が28度以下
  4. 両眼開放視認点が70点以下、かつ両眼中心視野視認点が20点以下

3級

  1. 視力の良い方の眼の視力が0.04以上0.07以下(2級の2に該当するものを除く。)
  2. 視力の良い方の眼の視力が0.08、かつ視力の良くない方の眼の視力が手動弁以下
  3. 周辺視野角度が左右の眼でそれぞれ80度以下、かつ両眼中心視野角度が56度以下
  4. 両眼開放視認点が70点以下、かつ両眼中心視野視認点が40点以下

4級

  1. 視力の良い方の眼の視力が0.08以上0.1以下(3級の2に該当するものを除く。)
  2. 周辺視野角度が左右の眼でそれぞれ80度以下
  3. 両眼開放視認点が70点以下

5級

  1. 視力の良い方の眼の視力が0.2、かつ視力の良くない方の眼の視力が0.02以下
  2. 両眼の視野の半分以上が欠けている
  3. 両眼中心視野角度が56度以下
  4. 両眼開放視認点が70点以上100点以下
  5. 両目中心視野視認点が40点以下

6級

視力の良い方の眼の視力が0.3以上0.6以下、かつ視力の良くない方の眼の視力が0.02以下

 

2級の2に出てくる手動弁というのは、検査をする人の手掌を検査を受ける人の眼前で上下左右に動かし、動きの方向を弁別できる能力をいいます。

 

【身体障害者手帳の等級】聴覚障害の障害者手帳の等級

聴覚障害の障害者手帳の等級は下記のとおりです。

 

2級 両耳の聴力がそれぞれ 100デシベル以上(両耳全ろう)
3級 両耳の聴力が 90デシベル以上
4級
  1. 両耳の聴力が80デシベル以上
  2. 両耳による普通の話し声の最良の明瞭度が50パーセント以下
6級
  1. 両耳の聴力が70デシベル以上
  2. 一側耳の聴力が90デシベル以上、他側耳の聴力が50デシベル以上

100デシベルは、電車が通過するときのガード下の音です。

 

90デシベルは大声による独唱や騒々しい工場の中、80デシベルは鉄道の線路脇、70デシベルは掃除機や騒々しい事務所の音が目安となります。

 

【身体障害者手帳の等級】平衡感覚障害の障害者手帳の等級

平衡感覚障害の障害者手帳の等級は下記の通りです。

 

3級 平衡機能のきわめて著しい障害
5級 平衡機能の著しい障害

 

【身体障害者手帳の等級】音声機能、言語機能、咀嚼機能障害の障害者手帳の等級

音声機能、言語機能、咀嚼機能障害の障害者手帳の等級は下記の通りです。

 

3級 音声機能、言語機能、咀嚼機能の喪失
4級 音声機能、言語機能、咀嚼機能の著しい障害

 

【身体障害者手帳の等級】上肢の障害の障害者手帳の等級

上肢の障害の障害者手帳の等級は下記の通りです。

 

1級
  1. 両上肢の機能が全廃
  2. 両上肢を手関節以上で欠く
2級
  1. 両上肢の機能の著しい障害
  2. 両上肢のすべての指を欠く
  3. 一上肢を上腕の2分の1以上で欠く
  4. 一上肢の機能が全廃
3級
  1. 両上肢の親指、人差し指を欠く
  2. 両上肢の親指、人差し指の機能が全廃
  3. 一上肢の機能の著しい障害
  4. 一上肢のすべての指を欠く
  5. 一上肢のすべての指の機能が全廃
4級
  1. 両上肢の親指を欠く
  2. 両上肢の親指の機能が全廃
  3. 一上肢の肩関節、 肘関節、手関節のうち、いずれか一関節の機能が全廃
  4. 一上肢の親指、人差し指を欠く
  5. 一上肢の親指、人差し指の機能が全廃
  6. 親指、人差し指を含む一上肢の三指を欠く
  7. 親指、人差し指を含む一上肢の三指の機能が全廃
  8. 親指、人差し指を含む一上肢の四指の機能の著しい障害
5級
  1. 両上肢の親指の機能の著しい障害
  2. 一上肢の肩関節、肘関節、手関節のうち、いずれか一関節の機能の著しい障害
  3. 一上肢の親指を欠く
  4. 一上肢の親指の機能が全廃
  5. 一上肢の親指、人差し指の機能の著しい障害
  6. 親指、人差し指を含む一肢の三指の機能の著しい障害
6級
  1. 一上肢の親指の機能の著しい障害
  2. 人差し指を含む一上肢の二指を欠く
  3. 人差し指を含む一上肢の二指の機能が全廃
7級
  1. 一上肢の機能の軽度の障害
  2. 一上肢の肩関節、肘関節、手関節のうち、どこか一関節の機能の軽度の障害
  3. 一上肢の手指の機能の軽度の障害
  4. 人差し指を含めむ一上肢の二指の機能の著しい障害
  5. 一上肢の中指、薬指、小指を欠く
  6. 一上肢の中指、薬指、小指の機能が全廃

 

【身体障害者手帳の等級】下肢の障害の障害者手帳の等級

下肢の障害の障害者手帳の等級は下記のとおりです。

 

1級
  1. 両下肢の機能が全廃
  2. 両下肢を大腿の半分以上で欠く
2級
  1. 両下肢の機能の著しい障害
  2. 両下肢を下腿の半分以上を欠く
3級
  1. 両下肢をショパール関節以上で欠く
  2. 一下肢を大腿の半分以上で欠く
  3. 一下肢の機能が全廃
4級
  1. 両下肢のすべての指を欠く
  2. 両下肢のすべての指の機能が全
  3. 一下肢を下腿の半分以上で欠
  4. 一下肢の機能の著しい障害
  5. 一下肢の股関節または膝関節の機能が全廃
  6. 一下肢が反対の下肢に比べて10㎝以上、または反対の下肢の長さの10分の1以上短い
5級
  1. 一下肢の股関節や膝関節の機能の著しい障害
  2. 一下肢の足関節の機能が全廃
  3. 一下肢が反対の下肢に比べてして5㎝以上、または反対の下肢の長さの15分の1以上短い
6級
  1. 一下肢をリスフラン関節以上で欠く
  2. 一下肢の足関節の機能の著しい障害
7級
  1. 両下肢の全部の指の機能の著しい障害
  2. 一下肢の機能の軽度の障害
  3. 一下肢の股関節、膝関節または足関節のうち、どこか一関節の機能の軽度の障害
  4. 一下肢のすべての指を欠くもの
  5. 一下肢のすべての指の機能が全廃
  6. 一下肢が反対の下肢に比べて3㎝以上または反対の下肢の長さの20分の1以上短い

ショパール関節は足の付け根に近い場所にある関節です。

リスフラン関節は5本の足の指の骨と足の甲の骨の間にある関節です。

 

【身体障害者手帳の等級】体幹の障害の障害者手帳の等級

体幹の障害の障害者手帳の等級は下記の通りです。

 

1級 体幹の機能障害で座ることができない
2級
  1. 体幹の機能障害で座ることまたは立つことが困難
  2. 体幹の機能障害で立ち上がることが困難
3級 体幹の機能障害で歩行が困難
5級 体幹の機能の著しい障害

 

【身体障害者手帳の等級】心機能障害の障害者手帳の等級

心機能障害の障害者手帳の等級は下記の通りです。

 

1級 心臓の機能の障害で身の回りの日常生活活動が極度に制限される
3級 心臓の機能の障害で家庭内での日常生活活動が著しく制限され
4級 心臓の機能の障害で社会での日常生活活動が著しく制限される

 

【身体障害者手帳の等級】腎機能障害の障害者手帳の等級

腎機能障害の障害者手帳の等級は下記の通りです。

 

1級 腎臓の機能の障害で自己の身辺の日常生活活動が極度に制限される
3級 腎臓の機能の障害で家庭内での日常生活活動が著しく制限される
4級 腎臓の機能の障害で社会での日常生活活動が著しく制限される

 

【身体障害者手帳の等級】呼吸機能障害の障害者手帳の等級

呼吸機能障害の障害者手帳の等級は下記の通りです。

 

1級 呼吸器の機能の障害で身の回りの常生活活動が極度に制限される
3級 呼吸器の機能の障害で家庭内での日常生活活動が著しく制限される
4級 呼吸器の機能の障害で社会での日常生活活動が著しく制限される

 

【身体障害者手帳の等級】膀胱、直腸の機能障害の障害者手帳の等級

膀胱、直腸の機能障害の障害者手帳の等級は下記の通りです。

 

1級 膀胱または直腸の機能障害で身の回りの日常生活活動が極度に制限される
3級 膀胱または直腸の機能障害で家庭内の日常生活活動が著しく制限される
4級 膀胱または直腸の機能障害で社会での日常生活活動が著しく制限される

 

【身体障害者手帳の等級】小腸機能障害の障害者手帳の等級

小腸機能障害の障害者手帳の等級は下記の通りです。

 

1級 小腸の機能の障害で身の回りの日常生活活動が極度に制限される
3級 小腸の機能の障害で家庭内の日常生活活動が著しく制限される
4級 小腸の機能の障害で社会での日常生活活動が著しく制限される

 

【身体障害者手帳の等級】ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害の障害者手帳の等級

ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害の障害者手帳の等級は下記の通りです。

 

1級 ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能の障害で日常生活がほとんど不可能
2級 ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能の障害で日常生活が極度に制限される
3級 ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能の障害で日常生活が著しく制限される(社会での日常生活活動が著しく制限されるものを除く。)
4級 ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能の障害で社会での日常生活活動が著しく制限される

 

【身体障害者手帳の等級】肝臓機能障害の障害者手帳の等級

肝臓機能障害の障害者手帳の等級は下記の通りです。

 

1級 肝臓機能の障害で日常生活活動がほとんど不可能
2級 肝臓機能の障害で日常生活活動が極度に制限される
3級 肝臓機能の障害で日常生活活動が著しく制限される(社会での日常生活活動が著しく制限されるものを除く。)
4級 肝臓機能の障害で社会での日常生活活動が著しく制限される

 

身体障害者手帳の等級は7級までありますが、障害部位によって等級がなかったりします。

 

等級表の引用:厚生労働省ホームページ

 

 

【障害者手帳のメリット】精神障害者保健福祉手帳のメリットはなに?受けられるサービスを紹介!

精神障害者保健福祉手帳を持つことのメリットはなんでしょうか。

 

精神障害者保健福祉手帳がどういうものなのかまとめました。

 

精神保健福祉手帳のメリットはなに?精神保健福祉手帳で受けられるサービスを紹介!

身体障害者手帳と同様に、精神障害者保健福祉手帳も様々なサービスが受けられることがメリットになります。

 

受けられるサービス・支援の内容は自治体によって違いますが、一例として以下のようなものがあげられます。

 

精神保健福祉手帳で受けられるサービスの一例

  • 医療費の助成
  • 公共交通機関の運賃減免
  • 所得税・自動車税・住民税の減免
  • 携帯電話料金の割引
  • 上下水道料金の割引
  • 美術館や動物園などの入場料減免
  • 障害者雇用枠での就職

 

精神障害者保健福祉手帳ってどういうもの?

精神障害者保健福祉手帳は、精神疾患によって日常生活や社会生活に制約がある方が取得できます。

 

基盤となる法律は精神保健福祉法です。

 

日常生活や社会生活の支障の程度によって、1級から3級の障害等級に分けられます。

 

精神保健福祉手帳を得るには以下の2つの条件を満たしている必要があります。

  • 精神疾患により長期にわたり日常生活や社会生活に支障がある
  • 初診から6か月以上が経っている

 

精神保健福祉手帳の対象疾患は?うつ病や発達障害でも持てるの?

精神障害者保健福祉手帳の交付対象となるのは、すべての精神疾患です。

 

うつ病でも発達障害でも等級分類に当てはまる状態であれば手帳の交付は受けられます。

 

精神保健福祉手帳の対象疾患

  • 統合失調症
  • うつ病、躁うつ病などの気分障害
  • てんかん
  • 薬物やアルコールによる依存症等
  • 高次脳機能障害
  • 発達障害
  • その他の精神疾患

引用:厚生労働省ホームページ

 

精神障害者保健福祉手帳の等級分類

精神障害者保健福祉手帳の等級は、次のように分けられます。

 

1級 精神障害で日常生活を送ることが難しい
2級 精神障害で日常生活が著しい制限を受けるか、または日常生活に著しい制限を加えることを必要とする
3級 精神障害で日常生活もしくは社会生活が制限を受けるとか、または日常生活もしくは社会生活に制限を加えることを必要とする

引用:厚生労働省ホームページ

 

 

【障害者手帳のメリット】療育手帳のメリットはなに?受けられるサービスを紹介!

療育手帳を持つことのメリットはなんでしょうか。

 

療育手帳について解説します。

 

療育手帳を持つことのメリットはなに?療育手帳で受けられるサービスを紹介!

療育手帳を持つメリットとして、他の障害者手帳と同様にいろいろなサービスが受けられます。

 

以下が療育手帳を持つメリットの一例になります。

 

療育手帳を持つメリット

  • 所得税や住民税などの税金の減免
  • 公共交通機関の運賃減免
  • 美術館や動物園の入場料割引
  • 子どもの場合、保育園や幼稚園、学校での加配申請がスムーズ
  • 成人の場合、就労支援が受けられる

 

療育手帳の場合は、対象が子どもであることが多いので、加配申請ができることが一番のメリットでしょう。

 

加配申請というのは、保育園・幼稚園・学校で、サポートが必要な場合に、そばについて子どものサポートをしてくれる先生を付けることができ制度です。

 

例えば、担任が1名のクラスであっても加配申請をすると、担任のほかに療育手帳を持っている子のサポートをするためにもう1名先生がクラスに入り、必要なサポートをします。

 

加配申請は、本来は様々な書類が必要であったりしますが、療育手帳をもっていると手帳の提示だけで申請ができる場合があります。

 

療育手帳ってどういうもの?知的障害のある人が持てる療育手帳について紹介!

療育手帳は、知的障害のある人に対して交付される手帳です。

 

身体障害者手帳や精神障害者保健福祉手帳とは違い、法律で定められた制度ではありません。

 

そのため、運用方法や支援内容は各自治体によって様々です。

 

療育手帳の取得基準は決まってる?目安の基準はこちら!

療育手帳の取得基準は、自治体によって異なりますが目安として次のような基準があります。

  • 知能指数(IQ)が70以下(自治体によっては75以下の場合もある)
  • 障害により日常生活に支障があり、支援が必要

 

療育手帳の等級について!一例を紹介!

療育手帳も、障害の程度によって等級があります。

 

しかし、自治体によって等級の名称や区分が異なります。

 

例えば、北海道では軽度・中度・重度・最重度の4段階に分けられ、療育手帳の等級は重度と最重度をA中度と軽度をBに区分しています。

 

詳しくは北海道公式ホームページを参照ください。

 

また、千葉県では、知能指数と日常生活での介助の必要性などから総合的に判断して、A(最重度)Aの1・Aの2(重度)Bの1(中度)Bの2(軽度)に区分されます。

 

詳しくは千葉県公式ホームページを参照ください。

 

 

障害者手帳を持つことにデメリットはある?障害者手帳のデメリットは2つ!

障害者手帳を持つことのメリットやそれぞれの障害者手帳について解説してきました。

 

障害者手帳をもつことで様々なサービスが受けられます。

 

メリットがたくさんある障害者手帳ですが、障害者手帳を持つことのデメリットはあるのでしょうか。

 

障害者手帳のデメリット①:心理面への影響

障害者手帳を持つことで、自分が「障害者」であると認定されることへの抵抗感や、障害を受け入れることへの苦痛など、心理的な影響があります。

 

障害者手帳のデメリット②:世間の目

税金の減免や公共交通機関の運賃の減免などは、手帳の提示が必要になります。

 

そのため、周囲に障害者であることを知られてしまうことに抵抗を感じる人もいます。

 

また、障害者雇用枠での就職で、職場に障害者であることを知られてしまうことが嫌だと感じる人もいます。

 

様々なメリットがある一方で、障害を隠したいという方にとっては、障害者手帳を持つことがデメリットになってしまいます。

 

 

障害者手帳のメリットって1級はなに?障害者手帳を徹底解説!!のまとめ

  • 障害者手帳のメリットの1級と他の級での違いは、税金などの免除が一部なのか全額なのかである。

 

  • 障害者手帳のメリットは1級であっても他の級でも、障害者手帳の種類や自治体によっても違う。

 

  • 障害者手帳は、身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳の3つがある。

 

  • 身体障害者手帳を持つメリットは、税金の減免の他に、医療費の助成や補装具の助成などがある。

 

  • 精神障害者保健福祉手帳を持つメリットは、税金の減免、水道料金などライフラインの料金の割引などがある。

 

  • 療育手帳は、法律に基づいた制度ではないため、自治体によって支援内容が違うが、加配申請などがスムーズにできる。

 

  • 障害者手帳を持つデメリットは、心理的な影響や世間の目などがある。

 

いかがでしたか?

 

障害者手帳はメリットがたくさんあります。

 

デメリットもありますが、障害の程度によってはメリットが大きい制度です。

 

1級の場合ももちろんですが、他の級であっても医療費の助成や税金の減免、子どもの加配申請など助かるサービスもありますね。

 

自治体によっては、独自でやっているサービスもありますので、手帳を持つか悩まれている方は市役所などに聞いてみると良いかもしれませんね。

 

私の義母も最初は障害者手帳を持つことに抵抗がありましたが、今ではとても助かっている部分が大きいです。

 

障害があっても適切なサポートが受けられて、より暮らしやすい社会になるとよいなと思います。