みなさんはたけのこのアク抜き失敗したことありませんか?
私はたけのこを調理する前にアク抜きが必要なことすら知りませんでした (笑)
みなさんは私みたいなことないと思いますが、アク抜きに失敗してえぐみが出て、苦いってことありませんか?
ちゃんとアク抜きしたのに、なぜ? って不思議に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
せっかく、たけのこを使って料理をするなら美味しく食べたいですよね!
実は、たけのこのアク抜きに失敗してしまう原因はたけのこ自体にあったのです。その原因と対処法を解説していきたいと思います!
これが、たけのこのアク抜きが失敗する原因だった!? 3大要素を解説します!
そのたけのこは新鮮? アク抜きに失敗しないためのたけのこの選び方とは?
たけのこは鮮度が大事です。収穫してからアク抜きをするまでの時間が経ってしまうほど、えぐみが出てきてしまいます。
たけのこは切り取られてすぐにえぐみの原因となるアクがでてきます。そして、翌日には2倍にも増えてしまいます。
たけのこのアク抜きは買ってすぐ、するのが効果的です。また、購入する時は新鮮なものを選びたいですよね。
みなさんはたけのこを購入するとき、何を基準に選んでますか?
例えば、トマトならムラがなくツヤやハリがあるもの、玉ねぎなら持った時に重くずっしりしてるものの方が水分がきちんと保たれているのでおいしい。
といった具合に、野菜を買う時に選ぶ基準がありますよね。
たけのこにも、もちろんあります。そして、たけのこは鮮度が命でもあります。なるべく採取されてから時間が経ってないものを選びたいものです。
なので! 鮮度のいいたけのこの見分け方をお伝えしたいと思います!
- たけのこの皮が薄いものでなおかつ、乾いてなく、太い
- たけのこの穂先が黄緑色のもの
- たけのこの下の部分の赤いつぶつぶが少ないもの
この3点に注意すれば、鮮度が高いたけのこを見つけられます。
私はたけのこはみんな同じ見た目だと思っていましたが、収穫の日にちの差で見た目は変わります。
たけのこをより、おいしく食べれるよう購入する時はぜひ、気をつけたいところです。
アク抜きもうまくできるように鮮度の高いたけのこを見分けられるようにしたいものですね。
茹でる時間気にしてる? たけのこが柔らかくなるまでじっくり火を通そう。
たけのこを丸ごとアク抜きする場合、皮ごと1〜2時間ほど弱火にかけてじっくり煮ることが大事です。
その理由は、アクが抜けやすいようにたけのこを柔らかくする必要があるからです。
煮る目安はたけのこの固い部分でもある、根元に竹串が刺さるくらいです。柔らかくすることで、アクが抜けやすくなります。
たけのこの内部にまで高温で火を通し、たけのこが作り出すえぐみ成分を完全に止めることも目的の一つです。
たけのこ自体がえぐみ成分を出しているなんて驚きです。
私はズボラなのでめんどくさくなってしまいそうですが美味しくいただくために頑張って下ゆでに時間をかけたいものです。
たけのこのアク抜きタイミングは実は冷ましている時!?
たけのこのアクは茹でる時間にアクが抜けていますがもっと大事なポイントがあったんです。
それは冷ます時です。
ゆで汁の中で冷ますことでさらに抜け、ゆで汁に出たうまみをたけのこに戻すことができます。
茹で上がったら、流水などで冷まさず、ゆで汁の中で6~8時間くらい放置してくださいね。
たけのこの基本のアク抜きのやり方をご紹介
準備するものは以下の3つです。
- たけのこ
- 米ぬか
- とうがらし
①買ってきたたけのこをすぐゆでる
たけのこは採った時からえぐみの原因となるアクがでてきはじめ、苦くなっていきます。
なので、スーパーから買ってきたら、すぐに処理に取りかかるのが得策です。
鮮度がいいうちに処理するようにしましょう。
②ゆでる前の下処理
たけのこの外側の皮を2、3枚むきます。 (全部むかない) 皮がついている方がじっくり加熱でき、アクが抜けやすくなります。
穂先を斜めに切り、縦に切り込みを入れます。切り込みを入れると火が通りやすくなります。
③なべにたけのこ、米ぬか、とうがらしを入れる
鍋になるべくたけのこが重ならないように入れ、米ぬかとうがらしを入れます。そのあとに水を入れます。
なぜ、米ぬかととうがらしを使うのかというと、米ぬかはアクの素、えぐみを取り除く効果があります。
とうがらしは米ぬかのぬか臭さを軽減させる作用があるからです。
④弱火でじっくり加熱する
たけのこを柔らかくすることが大切です。柔らかくなれば、アクが抜けやすくなります。
⑤ゆでている時に出る白い泡のようなアクをとる
⑤茹でたらそのまましっかり冷ます。だいたい6~8時間くらい。
流水で冷ましたりすると、アクが抜けきらないことがあります。
また、ゆで汁につけたまま冷やすことで、アクをさらに出し、旨味がたけのこのみに戻ります。
なので、冷ます時はゆで汁につけたまま、6~8時間、放置してください。
たけのこのアク抜きに失敗してしまった時に美味しく食べれる料理3選!
ちゃんと工程を確認して、アク抜きしてるのにまだえぐみが残っていたり、苦いなって感じることってありませんか?
私はたけのこが好きで、あまりえぐみや苦味を感じたことがありませんでした。
けれど採れたばかりのたけのこを食べた時に苦くて、あれ? たけのこってこんな味だったっけ? って。
一度、そう思ってしまうとたけのこって美味しくないんだ。って思ってしまいませんか?
そして、いつしか食べなくなっていました…。
でも、それってもったいないですよね。物事に失敗はつきものです。
失敗してしまった時は、おいしく食べれる料理に変えちゃいましょう!
えぐみが残ってしまったたけのこをおいしく食べられる料理を紹介します!
たけのこの天ぷら
油はたけのこのえぐみを分解してくれる働きがあります。
えぐみが出てしまった時は、油を使った料理がオススメです。天ぷらや炒め物も効果的です。
天ぷらにしてあげることでえぐみが気にならなくなります。
ちなみに天ぷらだと、最初にたけのこの煮物を作ったけど、えぐみがひどくて食べれない。といった時でも天ぷらにすればおいしく食べれます。
煮物を作りすぎてしまい飽きた時のリメイク料理としてもいいのではないでしょうか。
煮物の味がついているので天ぷらにしてそのまま食べてもおいしいですよね。
私は自分で作った料理にはすぐ飽きてしまうので、たとえアク抜きがうまくできいても、リメイクができるのは嬉しいですよね!
たけのこのグラタン
たけのこをグラタンにしちゃうの? 大丈夫?
しかもえぐみが残っていて苦いのに…って思った方もいっらしゃるのでは?
私も思いました。本当に大丈夫なのかと。おいしくいただけるのかと。疑いすぎですね (笑)
でも、大丈夫なんです!
たけのこのえぐみの原因になるアクの成分はカルシウムが多く含まれる食材と一緒に調理するとえぐみを感じにくくさせる作用があるんです。
なので、カルシウムを多く含む牛乳などと一緒に調理するのはオススメなんですよ。
チンジャオロース
味付けの濃い料理にする。とういうのも一つの手です。
チンジャオロースは油も使います。プラス味付けを濃くすることでえぐみが感じにくくなります。
たけのこのアク抜きに失敗した時は中華料理にするのもおいしくいただける方法です。
たけのこのアク抜きに失敗する理由とえぐみが出た時の調理法を紹介のまとめ
・たけのこの鮮度の見極め方は皮が薄く乾いてなく、太いもので穂先が黄緑色であること、たけのこの下の部分の赤いつぶつぶが少ないものを選ぶ。
・アク抜きはたけのこの鮮度がいいうちに下処理をする。
・えぐみがどうしても残ってしまう時は油を使う料理や牛乳などカルシウムを含む素材と一緒に調理する。
いかがでしたでしょうか?
今回はどうして、たけのこのアク抜きが失敗してしまうのかと、簡単にできるアク抜きの方法。
そして、どうしてもえぐみが残ってしまった時でもおいしく食べれる調理法をご紹介しました。
たけのこをスーパーなどで目にする機会が増えると、春が来たなって思いますよね。
旬のものをおいしく食べることができるだけで、幸せな気分になりませんか。
この記事がたけのこをおししく食べるための参考になっていたら嬉しいです♪