さまざまな料理に欠かせない玉ねぎ。
でも、玉ねぎが柔らかくならない!とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、玉ねぎが柔らかくならない原因や、柔らかくする方法を解説します。
玉ねぎ料理がもっと美味しくなること間違いなしですよ!
玉ねぎを柔らかくする方法はこちら!
メインのご飯としても、ちょっとしたおかずとしても活躍してくれる玉ねぎは、食卓の強い味方ですよね。
生のままでも食べられますし、炒めたり煮たりすることもできますし、1年中手に入るので、いろいろな料理に使えてとても万能な野菜です。
毎日とまではいかなくても、1週間に一度や二度は玉ねぎを使った料理が登場するというご家庭も多いのではないでしょうか。
私も、献立に困った時は、とりあえず玉ねぎを買っておけば大丈夫という絶対的な信頼があります。
しっかり煮込んでトロトロになった玉ねぎって甘みも感じられて、とっても美味しいですよね。
でも、自分で料理をするとなぜかいつも玉ねぎがかたい…なんてことはありませんか?
そこでまずは、玉ねぎが柔らかくならない原因を探っていきたいと思います。
原因は【3】つありますので、ひとつずつ見ていきましょう。
玉ねぎを柔らかくするには玉ねぎの鮮度が大事
1つ目は、玉ねぎの鮮度です。
新鮮な玉ねぎは水分を多く含んでおり、シャキシャキとした食感が残りやすくなります。
逆に、手で持った時にブヨブヨとした柔らかさを感じたら、その玉ねぎは腐っている可能性がありますので注意してくださいね。
玉ねぎを柔らかくするには玉ねぎの切り方も大事
2つ目は、玉ねぎの切り方です。
食べごたえがあるからと言って、玉ねぎを大きく、分厚く切っていませんか?
玉ねぎは、他の野菜と比べて火が通りにくい野菜だと言われています。
ただでさえ火が通りにくい玉ねぎなので、大きく、分厚く切ってしまうと、さらに柔らかくなりにくくなってしまいます。
また、切る方向も関係があります。玉ねぎの繊維にそって切ると、シャキシャキとした食感が残ります。
歯ごたえを楽しみたい料理に使う場合は問題ありませんが、柔らかい玉ねぎを使いたいという方は、切り方を変える必要があります。
玉ねぎを柔らかくするには玉ねぎを加えるタイミングも大事
引用 キナリノモール 酢屋茂
3つ目は、玉ねぎを加えるタイミングです。
特にお味噌汁を作る時、全ての具材に火が通った一番最後に味噌を入れます。
そして、沸騰する直前に火を止めるのが最も美味しくいただくためのポイントとなります。
そのため、味をつけてから玉ねぎを入れてしまうと、玉ねぎに充分に火を通すことができず、柔らかくなりません。
玉ねぎはこうすれば柔らかくなる!
煮込めば玉ねぎって柔らかくなるんじゃないの?とお考えの方もいらっしゃってのではないでしょうか?
しかし、火を通しすぎると、玉ねぎに含まれる栄養分が流れ出ていってしまいます。
じゃあ栄養分もキープしながら玉ねぎを柔らかくするのって、どうすればいいの?
続いては、気になる玉ねぎを柔らかくする方法を【3】つご紹介していきます。
どちらも簡単にできますので、是非試してみてくださいね。
玉ねぎの繊維を断ち切るように小さく薄く切る
まずは、玉ねぎの切り方を工夫することで、柔らかくする方法です。
引用 カゴメ タマネギ切り方!
ポイント
繊維を断ち切るようにして切ると、玉ねぎの細胞が壊れて食感が柔らかくなり、火の通りが早くなります。
また、辛味成分が流れ出るので、玉ねぎのうまみや甘みを感じやすくなります。
玉ねぎをレンジで加熱する
玉ねぎを柔らかくする方法の2つ目は、レンジで加熱する方法です。
しかも、玉ねぎが柔らかくなること以外にも、嬉しいポイントがたくさん!
レンジを使うと、フライパンで炒めた時と比べて玉ねぎの内部まですばやくしっかりと火が通ります。
そのため、玉ねぎの辛味成分が飛んで甘みを感じやすくなります。
また、加熱時間が短くすむので、栄養分も逃さずいただくことができますよ。
加熱方法は玉ねぎの切り方によって変わってくるので、ひとつずつ説明していきたいと思います。
丸ごと玉ねぎ
引用 macaroni
玉ねぎの上下を切り落とし、十字の切り込みを入れる
ふんわりとラップをかけ、600Wのレンジで6分加熱する
スライス
引用 玉ねぎをレンジで調理する方法は?お手軽レンチンレシピもご紹介!
ふんわりとラップをかけ、600Wのレンジで3分ほど加熱する
くし切り
引用 macaroni
厚みのある根の部分が外側になるように、耐熱容器に並べる
ふんわりとラップをかけ、600Wのレンジで6分加熱する
みじん切り
引用 macaroni
ふんわりとラップをかけ、600Wのレンジで6分加熱する
冷凍する
玉ねぎは、冷凍することによっても柔らかくなります。
玉ねぎを冷凍すると、繊維を断ち切るように切った時と同様に、細胞が壊れて食感が柔らかくなり火も通りやすくなります。
また、細胞が壊れることで水分が出やすくなります。
水分が早く出ると、加熱調理をした時に水分が蒸発し、玉ねぎの糖分が凝縮されてより甘さが感じられるようになるんです。
水分が出やすくなることに加えて、味のしみこみやすさもアップ。
調理時間の短縮につながるので、煮込み料理や飴色玉ねぎの時短がかなっちゃいます!
特にたくさん買っても使いきれない…となってしまう一人暮らしの方などは、冷凍することで保存期間も長くなり、玉ねぎも柔らかくなって、一石二鳥ですね!
用途別に玉ねぎの切り方をご紹介!
ここまで玉ねぎを柔らかくする方法をお伝えしてきましたが、いろいろな料理に使える玉ねぎなので、味や食感の好みに合わせてさまざまな楽しみ方ができるのがメリット。
切り方を工夫すれば、玉ねぎの使い道がぐんと広がりますよ。
というわけで、用途別に玉ねぎの切り方をご紹介していきたいと思います。
スライス
引用 カゴメ タマネギ切り方!
繊維にそって切るとシャキシャキ感が残るので、熱を加えても崩れることなく形を保つことができます。そのため、炒め物やスープ類に適しています。
繊維を断ち切るように切ると、柔らかい食感になり、玉ねぎのうまみや甘みがより感じられるようになります。
そのため、オニオンサラダやハヤシライス、丼ものなどに適しています。
加熱せず生で食べる場合は、【5〜10】分程度水にさらすと良いでしょう。
辛味成分が流れ出すので、より食べやすくなります。
また、さらに辛味を抜きたいという方は、水にさらす前に塩でもむ方法もあります。
玉ねぎに塩を少々ふり、【2〜3】分置いてから水にさらせばOKです。
角切り
他の食材と一緒に煮込んでも形を崩さずに食感を残したい時は、角切りがおすすめです。
大きさをそろえて切るのがポイントです。炒め物や煮込み料理、スープ類に適した切り方です。
切り方は、以下の動画を参考にしてみてくださいね。
くし切り
カレーやシチュー、肉じゃがなどの煮込み料理に炒め物、スープ類までいろいろな料理に使えるくし切り。
煮崩れしにくいため、使いやすいのが特徴です。厚みは、使う料理や好みに合わせて変更してください。
切り方は、以下の動画を参考にしてみてくださいね。
輪切り
引用 カゴメ タマネギ切り方!
バーベキューや焼き肉をする際に焼いたり、オニオンリングなどの揚げ物にしたりすると美味しい切り方です。
ポイントは、繊維を断ち切る方向に包丁を入れること。
歯切れが良く、柔らかくなるだけでなく、味もしみこみやすくなりますよ。厚みは、使う料理や好みに合わせて変更してください。
切りづらくなってきたら、回転させて反対側から切るとやりやすいですよ。
みじん切り
みじん切りは、ハンバーグのタネとして使ったり、ドレッシングにしたりする時の切り方です。
細かくきざむほど、他の食材となじみやすくなります。
反対に、少し粗めにきざむことを「粗みじん」と言います。
粗みじんの場合は、玉ねぎの食感がより感じられます。
みじん切りって、慣れていない方だと難しいイメージがありませんか?
よく見かける縦と横に切れ込みを入れる方法は難しいし、涙も出るしで、私はみじん切りが苦手です…
簡単にみじん切りができるできる方法をご紹介しますので、苦手な方は是非参考にしてみてくださいね。
柔らか玉ねぎを使ったレシピ5選
玉ねぎを柔らかくする方法についてはすでにお伝えしてきましたが、今度は柔らか玉ねぎを美味しくいただくためのレシピもご紹介しますね。
メインから副菜まで【5】つのレシピをご紹介しますので、よければ献立の参考にしてくださいね。
玉ねぎごろっと!丸ごとレンジ蒸し
引用 クックパッド
皮をむいた玉ねぎをレンジでチンするだけで、あっという間に立派なご飯ができちゃいます!
レンジで加熱した玉ねぎは、とっても甘くてトロトロ。バターしょうゆとの相性も抜群です。
レンチンでそのまま食卓へ出せるお助けレシピは、ひとつ覚えておいて損はないですよ。
スライス玉ねぎの定番!オニオンサラダ
玉ねぎのスライスを楽しむ料理と言えば、やっぱりサラダ!
スライスオニオンをツナとマヨネーズ・めんつゆで和えるシンプルサラダ。
間違いない美味しさのツナマヨとシャキシャキの玉ねぎの組み合わせは、シンプルなのに飽きがこない味わい。
玉ねぎを切って混ぜるだけで完成するので、ちょっとしたおかずがほしい時や、やる気が出ない時にも是非どうぞ。
10分副菜!玉ねぎの塩こんぶバター蒸し
引用 macaroni
トロトロの玉ねぎと、さっぱりとしたポン酢しょうゆの相性がバッチリなこちらの逸品。
ポン酢しょうゆはさっぱりですが、塩こんぶの塩味とバターのコクで奥行きのある味わいに。
【10】分でちゃちゃっと作れる時短レシピなのも嬉しいポイント。
あともう1品ほしい!という時に覚えておきたいですね。
玉ねぎトロトロ!基本の肉じゃが
引用 クックパッド
定番ですが、いついただいても美味しい肉じゃが。
定番だからこそ作り方をしっかりおさえておきたいですし、味がバッチリ決まると嬉しいものです。
ご紹介するレシピは、なんとつくれぽ【17,000】件超えの超人気レシピ!
お肉柔らか、玉ねぎトロトロ、じゃがいもホクホクの黄金比肉じゃがを、あなたも是非味わってみてくださいね。
玉ねぎパワー全開!柔らかトンテキ
玉ねぎと一緒に調理をすると、お肉が柔らかくなるって知っていますか?
玉ねぎには、お肉を柔らかくしてくれる酵素が含まれているんです。
そんな玉ねぎのパワーを借りると、豚肉のパサつきもゼロ!甘辛いソースが食欲をそそる、しっとり柔らかなトンテキです。
食べごたえも満点で、ご飯が進むこと間違いなしですよ。
玉ねぎが柔らかくならないのはナゼ⁈原因や解決策を徹底解説!のまとめ
今回は、玉ねぎが柔らかくならない原因やその解決策などについて解説してきました。
ここで、内容をおさらいしてみましょう。
まとめ
①玉ねぎの鮮度
②玉ねぎの切り方
③玉ねぎを加えるタイミング
①繊維を断ち切るように小さく薄く切る
②レンジで加熱する
③冷凍する
柔らかいトロトロ玉ねぎに、しっかりとした食感のシャキシャキ玉ねぎ…
どんな料理にも幅広く使える玉ねぎの万能さに、改めて気づきました。
私自身、正直今まであまり深く考えずに玉ねぎを調理していましたが、ちょっと切り方を工夫するだけで、玉ねぎをもっと美味しく活用できることを初めて知りました。
皆さんにとって、日ごろからよく目にする玉ねぎが、さらに身近で使いたくなる野菜になってくれたなら嬉しいです。