テスト中、しーんと静まり返った教室に突如として鳴り響くお腹の音。
皆さん、今までにこんな経験をしたことはありませんか?
私も学生時代に何度も経験し、そのたびにお腹がならない方法を調べまくる日々でした。
「頼むから今だけはならないでくれ…!」そんな願いもむなしく、お腹の音ってなぜかテスト中などの静かな時に限ってなってしまうんですよね。
誰にでも起こる生理現象だけど、やっぱりものすごく恥ずかしい。
いつまたお腹がなってしまうのかと思うと集中もできないし、良いことなし。
今回は、そんな悩める学生の皆さんに朗報です!
簡単ですぐに試せるお腹がならない方法を5つ紹介します。
テスト中にお腹がならない方法5選
早く知りたい方のために、早速テスト中にお腹がならない方法をご紹介します!
方法①姿勢を正す
姿勢が悪いと胃が圧迫されます。
また、人は唾液を飲み込む時に空気も一緒に飲み込みますが、姿勢が悪い人は、姿勢が良い人と比べると、より多くの空気を飲み込んでしまいます。
そのため、お腹がなりやすくなります。
背筋をしっかりと伸ばし、正しい姿勢を保つよう心掛けましょう。
方法②腹式呼吸をする
お腹というのは、胃の中の空気が動くことでなる仕組みになっています。
腹式呼吸をすると、横隔膜が下がり、それにともなって胃の動きが妨げられるので、お腹がなりにくくなります。
腹式呼吸の方法はこちら。
方法③ツボを押す
お腹がなりそうな時に押すツボとして有名なツボがあることを、皆さんご存知でしょうか?
親指と人差し指の付け根部分からちょうど真ん中の位置にある「合谷」というツボです。
引用:ASAHI GROUP
この合谷を、痛気持ち良いと感じる強さで30秒ほど親指で押してみましょう。
方法④リラックスする
お腹がなったらどうしよう…という緊張やストレスは、かえって悪循環を招きます。
お腹がなった時は笑ってしまおうというぐらいのおおらかさで構えていると、むしろお腹がなりづらいようです。
方法⑤糖分を摂る
テスト中に何かを食べるということは難しいかもしれませんが、可能であれば休憩時間などに糖分を摂取することも効果的です。
おすすめは、チョコレートやキャンディー、ゼリー飲料などです。
糖分を摂取することで、空腹時に分泌されるモチリンというホルモンの分泌が止まるため、空腹感を抑えることができます。
日常的にお腹がなる原因って何?
お腹が鳴る原因ってお腹が空いているだけだと思われがちですが、実は他にも原因があります。
お腹が空いている
お腹が空いてお腹がなるのは日常生活を送る上ではよくあることですし、最も多い原因です。
空腹時には胃が強く収縮する「空腹期収縮」が起こりますが、その収縮が腸にも伝わり、胃の内容物が十二指腸や小腸の方へと送り出されます。
こうして胃が動く時になる音が、お腹の音なのです。
胃腸に空気やガスがたまっている
空腹でなくても、お腹がなる場合もあります。
食事をすると、胃の中に入った食べ物や胃液が小腸に送り出されますが、時間が経つにつれ胃の中のものが少なくなり、空気を多く含んだ状態で送られていくため、お腹がなります。
また、食後は宿便を送り出そうと大腸も動き出すため、大腸にガスがたまっている場合もお腹がなりやすい状態です。
緊張やストレスを感じている
精神的な緊張や過度のストレスにより腸管運動に異常が生じ、お腹の不調を引き起こす過敏性腸症候群という病気があります。
緊張やストレスを感じるとお腹がなってしまう人は、過敏性腸症候群の可能性があります。
通常、緊張状態にあると交感神経が優位になります。
しかし、過敏性腸症候群の場合、逆に過緊張で副交感神経が優位になり、腸が活発に動いてお腹が張ったり、それにともなってお腹がなってしまう場合もあります。
そもそもお腹がならないようにするには?!
テスト中に限らず、お腹が鳴らないようにしたいですよね。どんな対策を立てたら良いのでしょうか?
空腹状態を作らない
お腹が空くとお腹がなりやすくなるため、こまめに食事を摂り、空腹状態を作らないことが効果的です。
個人差や食べたものによって多少は異なりますが、基本的には食事をしてから4~7時間程度で胃の中が空っぽになると言われています。
胃の中が空っぽの状態では、90~100分間隔で大きな空腹感がやってくるということを覚えておくと良いでしょう。
ただ、単純に食事量が増えると胃への負担が大きくなってしまうため、三食以上に分けて食事を摂る場合は、全体の食事量のバランスにも気をつけましょう。
ガスの原因となる食品や飲料を避ける
炭酸飲料には水にガスが含まれるため、飲みすぎると身体にガスがたまってしまいます。
身体にガスを多く含んだ状態だと、よりお腹がなりやすくなります。
また、熱い麺類や汁ものをすすったり、熱い飲料を飲む時にも体内に多く空気を取り込んでしまいやすいため、お腹の音が気になる場合は避けた方が安心です。
消化時間が長いものを食べる
脂質や食物繊維が多い食品は、消化管の中にとどまる時間が長く、消化時間を多く要します。
消化が遅い分、空腹になるまでの時間を遅らせることができます。
例えば、朝食がご飯派なら、白米ではなく玄米や雑穀米を選んでみましょう。パン派の方は、小麦ブランや全粒粉の入ったパンにしてみましょう。
その他、バナナやオートミール、きのこ類・豆類も良いですね。
これらの商品は食物繊維が豊富なので、消化に時間がかかり、空腹になるまでの時間を稼いでくれます。
食事はよく噛んでゆっくり食べる
ご飯をよく噛まない人や早食いの人、しゃべりながら食事をする人は、空気を飲み込む量が多く、通常より多くの空気を含んだ状態で胃の中に食べ物を送ることになるため、お腹がなりやすいです。
目の前の食事に集中し、よく噛んでゆっくりと食べることが大切です。
テスト中にお腹がならない方法5選!本当に効果はあるの?!まとめ
【テスト中にお腹がならない方法が知りたい!】
- 姿勢を正す
- 腹式呼吸をする
- ツボを押す
- リラックスする
- 糖分を摂る
【お腹がなるのは何で?】
- お腹が空いている
- 胃腸に空気やガスがたまっている
- 緊張やストレスを感じている
【そもそもお腹がならないようにするためには、どうすればいい?!】
- 空腹状態を作らない
- ガスの原因となる食品や飲料を避ける
- 消化時間の長いものを食べる
- 食事はよく噛んでゆっくり食べる
今回は、テスト中にお腹がならない方法を集めました。
お腹がなる原因とお腹がならないようにするための予防策も一緒にまとめていますので、是非参考にしてみてください。
どうしてお腹がなるのかをしっかり理解して、お腹がならないような対策もバッチリ取りました!
それでも、テスト中などの静かな時間を前にすると、やっぱりお腹がなってしまいそう…
どんなに対策をしても、お腹がなるのは生理現象ですから、誰にでも起こりうることですよね。
お腹の音を今すぐ止めたい!という時は、こちらで紹介した簡単にできる5つの方法を試してみてくださいね。