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鳥類で知能が高い鳥ランキング! カラスの知能は7歳レベル!

私たちの街にもたくさんの鳥が暮らしています。

恐竜の子孫は鳥類! というのも有名ですね。

 

昔は「鳥は知能が低い」と言われていましたが、最近の研究でとても知能が高いことがわかっています! 

鳥類の中で最も知能が高い鳥は何か、ランキングでご紹介します! 

 

 

知能が高い鳥ランキング第一位! カラス

カラスはゴミを散乱させたり、人へ威嚇をしたり「厄介者」のイメージが強いですが、とっても知能が高い鳥なんです!! 

 

カラスは知能の高さから科学者から【羽毛のある類人猿】と呼ばれるほど!

「クチバシで蛇口をひねって水を出す」「一度捕獲された人の顔を覚えている」など、いろんな報告があります。

 

カラスの知能は7歳レベル

カラスの知能は人間の7歳児と同じぐらいだそうです。

 

NHKで「考えるカラス」という番組があります。そのオープニングでのカラスの行動がすごいんです!

カラスの前には「筒の中の水の上に浮かぶエサ」と床には石が置いてあります。

そこでカラスは石を筒の中に入れ、水面の高さを上げます。エサが届く高さまで石を入れ、無事エサをゲットします! 

すごいですね! うちの子7歳ですが、出来るかしら…(笑)

 

このことからカラスは今の状況を判断し、どうしたらいいかを考え、行動し、問題を解決する能力があります。

 

カラスの記憶力は5年以上

カラスは一度捕獲された人のことを5年たっても忘れず、威嚇したという話があります。

 

エサの種類によって隠す場所を変え、時には【100か所以上】の場所に隠すそうです。

そしてカラスは、そのすべての場所を把握しています! 

 

九官鳥(キュウカンチョウ)は人の言葉を覚えてしゃべりますが、カラスはもっと多くの言葉を覚えられるそうです。

 

この記憶力に関係するのが【脳の大きさ】です。

ニワトリとカラスの脳を比べると、体はカラスが小さいのですが、カラスの脳はニワトリの脳の約3倍大きかったのです。

脳の中でも「大脳」は圧倒的に大きいことがわかりました。

 

体重に対する脳の大きさは犬や猫より大きく、知能の高い動物にみられる脳の配列構造になっています。

 

カラスの中でも最も賢い カレドニアガラス

カレドニアガラスはカラスの中でも特に賢いことで有名です。

 

南太平洋のニューカレドニアだけに生息し、体長40センチメートル。

日本のカラスが約50センチメートルなので、日本のカラスよりひとまわり小さいですね。

 

カレドニアガラスは道具を使いこなしエサを獲得します。小枝をクチバシにくわえて、木の穴に近づけます。

穴にすむイモムシが小枝に嚙みついたところをすっと上げてイモムシをゲットします。まるで人間の釣りのようですね! 

 

さらにすごいのがカレドニアガラスは【道具を自ら作る】んです! 

1990年まで道具を作れるのはヒトとチンパンジーだけだと考えられていました。

先ほど釣りのように小枝を使ってイモムシをゲットしましたが、自分のくちばしなどを使って先端をフックのように曲げます。

小枝を曲げるともっと早くイモムシをゲットできるんです! 

しかもカレドニアガラスは気に入った道具をなくさないように大事に扱います。

ちなみにカレドニアガラスの脳の大きさは7.3グラム、体重の【2.7%】です。

小さいと思うかもしれませんが、人間の成人は【1.7%】人間より脳の比率は大きいんです! 

意外に私たちが動物に観察されているのかも? 

日本では見ることができませんが、動画でも知能の高さが分かりますね。

 

「厄介者」のカラスですが、みかたが変わってきませんか? 

 

 

知能が高い鳥ランキング第二位! ミヤマオウム

ミヤマオウムもカラスと同じぐらい知能が高い鳥といわれています。

 

ニュージーランド南島の固有種で、体長約50センチメートル。現地では「キア」とも呼ばれます。

高い山の森林や草原に住み、地面に穴を掘って生活し卵を産みます。

 

とても好奇心が旺盛で「ゴミ箱のふたをはずす」「タイヤをパンクさせる」「ボルトなどをはずす」と人間を困らせる行動も報告されています。

学習させるとカラスと同じテストもクリアできます。

 

生まれつき上のクチバシがなかったミヤマオウムは、上のクチバシの代わりにちょうどいい小石を道具として使います。

舌と下のクチバシで石をはさみ、羽づくろいをすることが報告されています。

 

好奇心旺盛で、楽しいことを追求するミヤマオウム。私も追求する気持ちを忘れず、たくさんのことに挑戦していきたいと思いました! 

 

日本ではここで見れます! 

掛川花鳥園(静岡県)

神戸どうぶつ王国(兵庫県)

 

 

知能が高い鳥ランキング第三位! ヨウム

ヨウムはペットとしても人気の大型インコです。

アフリカ・ギニアに生息し、体長は約32センチメートル。平均寿命は約50年です。

エジプトの象形文字に使われていたり、ヨーロッパでは昔からペットとして愛されています。

 

ヨウムはよく言葉を覚えますが、おしゃべりの能力も高いです。

軽い2~3語程度の会話として成立します。ペットと会話できるなんてビックリですね! 

 

頭が賢いゆえ、イギリスの動物園にいるヨウムはひどい言葉を覚えてしまい、来院した人を罵倒し、公開停止になった。というニュースもあります。

 

5歳児並みの知能をもち、色や形の区別、数を足したり引いたりを理解できます。

人間の子どもを上回る知能を見せることもあります。性格は神経質で繊細。反抗期があります。

なんだか本当に人間みたいですね。ぜひ動物園に見に行ってみたいです! 

 

日本ではここで見れます! 

よこはま動物園ズーラシア(神奈川県)

長崎バイオパーク(長崎県)

那須どうぶつ王国(栃木県) など

 

 

もっとも知能が低い鳥? ダチョウ

いままで知能が高い鳥を紹介してきましたが、気になるのが【もっとも知能が低い鳥】も気になりますよね。

 

ダチョウがもっとも知能が低い鳥でしょう!!

 

全長は約2.5m、体重は約120kgと「世界最大級の鳥」です。アフリカの砂漠やサバンナに生息しています。

大きな目が特徴で、視力はとてもいいです! 5km先まで見えると言われています。

脚が速く、時速50キロで30分も走る持久力もあります。

 

記憶力が悪く家族も忘れる

ダチョウは記憶力がとても悪く、家族も忘れてしまいます

ダチョウは群れで生活するのですが、家族の顔も、頭数も覚えていません! 

なのでほかの群れとケンカになってしまい、ケンカが終わっても家族がわからないので、他の群れとごちゃまぜになっていても気づきません。なんか切ないですね(笑)

 

先ほどカラスの脳が大きい話をしましたが、鳥のなかで体重に対して脳が小さいのは【ダチョウ】です。

目玉より小さく【40g】です。小さいですねー!

カラスは体重に対して脳の大きさが2.7%だったのに対し、ダチョウは【0.03%】ほどしかありません。

 

なんで走っているか分からず走っている

ダチョウは突然1羽が走りだすと、つられて全員が走ることがあります。

 

しかし、最初に走り出したダチョウも他のダチョウも「どうして走っているのか分からず」走ります。

とりあえず、みんなが走るから走る! ってことでしょうか? 

野生で生き残るためには知能の代わりに長所を伸ばしていったのでしょう。

知能は低いダチョウですが、知能の代わりに足の速さや視力が発達したんですね。

 

日本ではここで見れます! 

群馬サファリパーク(群馬県)

マザー牧場(千葉県)

アドベンチャーワールド(和歌山県) など

 

 

鳥類で知能が高い鳥ランキング! カラスの知能は7歳レベル?! まとめ

  • 知能は7歳レベルのカラス
  • 道具を作ることもできるカレドニアガラス
  • 好奇心旺盛なミヤマオウム
  • 会話もできるヨウム
  • 最もおバカな鳥は家族の顔も覚えれないダチョウ

知能の高い鳥をご紹介しましたが、想像以上の知能をもっていました。

 

もう鳥は全部知能が低いなんて思いませんよね? 

もっと研究が進めば、人間よりすごい能力が分かっていくでしょう。

 

カラスのように考えて行動する。人間も大切なことですね。

個性豊かな鳥類。鳥から学ぶことまだまだたくさんありそうです。