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【としまえん閉園】理由や経緯を調べると大人の事情が見えてくる?

としまえんの段階的な閉園が検討されていることが、マスコミ各社によって報じられました。これだけの報道になると、検討とは言え、ほぼ決定していると言って良いでしょう。
なぜ、閉園が決定してしまうようになったのでしょう。それは、これまでの経緯を振り返ると、致し方ない、もしくはついにそのタイミングが来たということになりそうです。

としまえんの閉園理由について

としまえんの閉園が報道されていますが、その理由についてはあまり多くが語られていません。過去の経緯を振り返ると、様々な要因が複合的に絡んで、閉園ということになってきていることが浮かび上がってきます。

【としまえんの閉園理由】財務状況の悪化

としまえんは現在、西武グループの一社である、株式会社豊島園という会社が経営する形態を取っています。遊園地と言っても立派な一つの企業ですので、一応は利益を出していかないと行けないわけです。

ところが、ここのところ、その利益が芳しくないのです。

決算状況についてですが、

2019年3月31日時点での純利益が52万7000円
2018年3月31日時点では、22万1000円の赤字

ほんの少し、黒字がでたり、赤字が出たりを行ったり来たり、これでは
いつ、売却や閉園といった話が出てきても不思議ではありません。

来場者数の落ち込みも顕著になっていて、ピーク時には390万人だった来場者数が、
2018年度は112万人まで落ち込んでいます。実にピーク時の3分の1です。

ちなみにディズニーランドの年間来場者数は3255万人と言いますから、大変な差がついているわけです。

【としまえんの閉園理由】追い打ちを掛けたプール事故

2019年8月に8歳の女の子が、プールに浮かんでいる遊具が原因で溺れて亡くなるという痛ましい事件が発生したことを、覚えておられる方も多いのではないかと思います。

一度、死亡事故が起こると、客足は衰えるでしょうし、としまえんは安全ではないかも知れないといった風評も防ぎ切れないといった話もあるでしょう。

こんな、プールの事故も、経営成績の悪化の原因の一つになったことは間違いないでしょう。

https://twitter.com/Euruslark/status/1162194051170332672?s=20

この事故の後、各地のプール施設の遊具の点検が全面的に実施されたのは記憶に新しいところです。

【としまえんの閉園理由】東京都の思惑と東日本大震災

としまえんの閉園は、実は随分前から話題に上っては立ち消えになっている話なんです、そこには東京都の思惑と、東日本大震災が関連してきます。

東日本大震災、未曾有の大規模災害であり、東北地方では大変多くの避難所が必要となりました。その災害を受け、日本の首都、最大の都市である、東京でも大規模な避難所を確保しなくてはならないだろう、という話が、東京都の中で持ち上がります。

そう、としまえんは、東京23区の中の練馬区。儲かっていないんだったら、公園にしてしまえとか、広域避難所として活用していこうという話がでるのも、まあ、無理のないことなのですが、これは、過去、何度か検討されてきているのですが、そのつど、うやむやになってきているという実態があります。

【としまえんの閉園理由】結局は閉園決定は交渉事

今回、としまえんの閉園が決定した経緯には、アメリカのワーナーグループがハリーポッターのテーマパークとして利用したいと申し出たことがきっかけでしょう。

東京都との交渉には首を立てに振らなかった西武グループも、アメリカのワーナーグループより、妥当なというか、おいしい金額を提示されれば、渡りに船とばかりに閉園を決定するといった話になったことが推測されます。

としまえんの閉園理由についてのまとめ

としまえんの閉園、地元の方からは、比較的残念という声が多く寄せられているようです、
これまで、幾度かの閉園の危機を乗り切ってきましたが、結局、お金を出してくれる買収先が登場したという、至極当然の大人の事情ということのようです。

とは言え、来場者数も伸び悩んでいる遊園地をそのまま続けるより、テコ入れして、人気の出る施設に作り変えれば、経営陣も、地元の方もハッピーなんではないでしょうか。

ぜひ、今後のとしまえんに注目していきたいと思います。

 

 

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