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とうもろこしをお弁当に入れると痛むのか?とうもろこしに纏わる解説

お弁当にとうもろこしを入れたい場合、朝に茹でるのは面倒だから、前日に茹でたいけど、食中毒とか大丈夫かなと心配されていませんか?

今回の記事では、とうもろこしの見分け方や栄養素、お弁当に入れても腐らないための方法等についてもまとめています。

 

 

とうもろこしが入っているお弁当は腐るのか?

とうもろこしをお弁当に入れる場合は、茹でることが基本だと思いますが、お弁当に入れる前日にとうもろこしを茹で、当日お弁当に入れても腐ることはありません。

前日に茹でておいた方が、当日バタバタして準備せずにすみますよね。しかし、茹でたとうもろこしを冷蔵庫に保管する場合は、すぐに茹でたものを入れるのではなく、完全に冷めた状態のものを入れるようにしましょう。

熱いままの状態で冷蔵庫に入れてしまった場合、とうもろこしの味が変わったり、見た目がシワシワの状態になってしまうことがあるので注意しましょう。

 

 

避けるべきとうもろこしの見分け方

とうもろころしは、賞味期限が早い食材となっており、本来ならば買ったその当日に食べるのが良いです。

当日食べない場合は、遅くても2〜3日以内に食べましょう。そして、そもそも、とうもろこし自体が痛んでいたりしていた場合は、お弁当に入れるべきではありません。

食べるべきではないとうもろこしの見分け方は、見た目や臭いである程度の傷み具合で判断できますので、ご参考にしてください。

 

色が変色している場合

とうもろこしの皮の色が変わってきている場合、要注意です。収穫したばかりのきれいな緑色の状態が、1番新鮮な皮の状態になります。

しかし、その色が時間の経過とともに徐々に白色になってくるので、皮の色が薄くなってきたら早めに食べるのがおすすめになります。その後、少しづつ茶色に変色し、とうもろこしが本格的に傷み始めます。

 

ぬめりがある場合

匂いや見た目は普通だけでも、少しぬめりがある状態は、とうもろこしが劣化し始めている可能性があります。この場合、しっかり水で洗いペーパーやナプキンでぬめりが拭き取れたらなんとか食べることができます。

ただし、カビが生えていたり、酸っぱい臭いがしている場合は速やかに廃棄してくださいね。

 

カビが生えている場合

カビが、とうもろこしに生えてしまっていたら腐っている証拠です。

特に、強い発ガン性を持つカビであるアフラトキシン、また同じく発ガン性の疑いが持たれるオクラトキシン、ステリグマトシスチン、フモニシンといったカビが生えます。カビを見つけたらすぐに破棄するのが安全です。

お弁当へのとうもろこしの入れ方について

お弁当にとうもろこしを入れる方法は、見た目も味も楽しめるよう工夫すると良いですね。ここではいくつかの方法をご紹介します。

1. 茹でとうもろこしをそのまま入れる

  • 準備方法: とうもろこしは皮を剥いて茹で、冷ましてからお弁当に入れます。小さく切るか、もしくはミニサイズのものを丸ごと1つ入れるのも良いです。
  • ポイント: 茹でたてのほうが甘みが強く感じられますが、冷めても美味しいのでお弁当に向いています。また、塩を少し加えると味が引き締まります。

2. トウモロコシの粒をほぐして散らす

  • 準備方法: 茹でたとうもろこしの粒を手でほぐし、ご飯の上や他のおかずの隣に散らします。
  • ポイント: 色のアクセントにもなり、見た目が華やかになります。ご飯に混ぜても美味しいです。

3. トウモロコシサラダを作る

  • 準備方法: トウモロコシ、きゅうり、ハムなどを細かく切り、マヨネーズや塩コショウで和えてお弁当用サラダを作ります。
  • ポイント: サラダにすることで他の食材とも組み合わせやすく、食感も楽しめます。

4. トウモロコシを使ったおかず

  • 準備方法: トウモロコシを具材として使ったコロッケやフリッター、マフィンなどもお弁当に向いています。
  • ポイント: トウモロコシをメインにしたおかずは、そのまま食べやすく、お弁当のメインディッシュとしても機能します。

保存と衛生の注意

  • お弁当に入れる際は、とうもろこしをしっかりと加熱し、完全に冷ますことが重要です。夏場は特に、食中毒のリスクを避けるために、保冷剤を使うなどしてお弁当を冷やしておくことをおすすめします。

とうもろこしはその甘みと食感で、お弁当に彩りとバリエーションを加えてくれる素晴らしい食材です。上記の方法を参考に、お弁当に美味しく安全に取り入れてみてくださいね。

茹でとうもろこしは食中毒になりやすいの?

茹でたとうもろこし自体が特別に食中毒を引き起こしやすいわけではありませんが、正しく取り扱わない場合は食中毒のリスクが上がることがあります。とうもろこしの食中毒リスクを抑えるためには、以下の点に注意が必要です。

1. 保管方法

  • 温度管理: 茹でた後のとうもろこしは、室温で長時間放置すると微生物が繁殖しやすくなります。使用しない分は速やかに冷蔵庫に入れ、冷やして保管することが大切です。
  • 消費期限: 冷蔵庫で保管しても、茹でたとうもろこしはできるだけ早め(2-3日以内)に消費することが推奨されます。

2. 衛生的な取り扱い

  • 調理前の洗浄: とうもろこしを茹でる前には、表面の汚れや農薬をしっかりと洗い流すことが重要です。特に生で食べる場合には丁寧な洗浄が必要です。
  • 調理器具の清潔さ: 調理に使用する鍋やカッティングボード、ナイフなどは使用前にきれいに洗浄し、消毒することが望ましいです。

3. 加熱の徹底

  • 茹でることによって多くの病原菌は死滅しますが、十分な加熱が行われていない場合や再加熱が不十分な場合はリスクが残ります。しっかりと加熱し、中心部まで熱が通るようにすることが重要です。

4. 残り物の扱い

  • 再加熱する場合は、とうもろこしを完全に加熱し直し、中心部までしっかりと温めることが必要です。部分的に温めるだけでは、病原菌が残ってしまう可能性があります。

適切な管理と取り扱いにより、とうもろこしを安全に楽しむことができます。食中毒を防ぐためにも、これらの点をしっかりと守りましょう。

 

暑い時期のお弁当作りのポイントとは?

ここでは、特にお弁当が腐りやすい暑い時期の食材の扱い方や選び方をご紹介します。とうもろこしに限らず、扱う食材全般にいえることですので、ご参考になさってください。

 

ごはんやおかずはしっかり加熱して冷ます

お弁当に詰めるおかずは、しっかりと中心部まで加熱調理することが重要です。おかずの定番である卵料理も半熟は避け、かまぼこやハムなどの食材も、加熱調理しておくことが望ましいです。

数日か前に作っておいたおかずを使用する場合も、再加熱するようにするのがベストでしょう。

また、ごはんもおかずも、温かい状態でお弁当箱に詰めてしまった場合に、蒸気がこもって水分となり、傷みの原因となってしまいます。

加熱後はしっかりと冷ましたものをお弁当箱に詰めるようにしましょう

加えて、なるべく素手で食材に触れないように、ラップをおにぎり握る、菜箸でおかずの取り分けを行うといった工夫も重要です。

 

野菜やフルーツは水気を切る

ミニトマトやフルーツといった加熱処理されていない食材をお弁当に入れる際はしっかりと洗い、水気をよく切ってから詰めるようにしましょう。

特にフルーツ等汁気が出やすい食材は、お弁当箱とは別の容器に入れるなどの工夫をすることで食中毒を防ぎやすくなります。また、ミニトマトを入れる場合は、必ずヘタを取ってから入れるようにしましょう。

加えて、猛暑日等は、生野菜やフルーツを無理に使う必要はありません。手間をかけずに用意できる傷みにくい食材、例えばおかずには茹でたとうもろこしや枝豆、デザートには凍らせたゼリーを入れる等で代用するようにしましょう。

 

暑い時期に向いている、向いていない食材

殺菌効果が期待できる梅干し、お酢、生姜といった食材を使ったおかずは、夏のお弁当に向いています

一方、水分が出やすい食材やおかず、例えば生野菜、煮物、混ぜご飯といったものは、傷みやすいため暑い時期のお弁当には向いていません。なるべく水分が少ない、からあげなどの揚げ物や焼き物などを選ぶことが食中毒対策のポイントになります。

 

置く場所の工夫や保冷剤や保冷バッグの活用

お弁当の保管場所は、日陰等なるべく涼しいところを選び、長時間保管しないようにしましょう

加えて、食べるまでに長時間が経ってしまうことが事前にわかっている場合は、お箸類やお弁当箱等も使い捨てのものを用意するのもよいでしょう。また、お弁当用の保冷剤や保冷バッグを使うのもおすすめです。

 

「自然解凍OK」の冷凍食品も活用しよう

「自然解凍OK」と書かれている冷凍食品を使うのもおすすめです。お弁当の保冷剤的な役割も担ってくれる自然解凍OKの冷凍食品は、お弁当を傷みにくくする効果が期待できます

しかし、お弁当箱に冷凍食品を詰める際は、隣のおかずも冷めた状態であることを確認してから詰めるようにしましょう。

加えて、「自然解凍OK」の表記がない冷凍食品は、自然解凍するのは避けましょう。

 

使い捨てカップや仕切りを利用

使い捨てカップや仕切りをお弁当に活用することで食中毒を防ぎやすくなります。

使い捨てのアイテムを使用することにより、他の食材に細菌が移るのを防いだり、食品からの水漏れ対策になります

また、繰り返し使用できるシリコンカップが販売されていますが、使い捨てのカップの方がより効果的な食中毒対策につながります。

 

 

お弁当を食べる際、持ち帰ってきた際のポイントとは?

では、お弁当を食べるときと、お弁当箱を持ち帰ってきたときの注意ポイントは何でしょうか。

 

食べる前には、手をきれいに

目に見えなくても、手にはさまざまな細菌が付着しているため、必ず手をきれいに洗ってからお弁当を食べるようにしましょう。特に指と指の間や、爪の間などには汚れが残りやすいので念入りに洗いましょう。

 

変だなと思ったら食べないこと

見た目や臭い等で、お弁当の状態が少しでもおかしい、と思ったら、そのお弁当を食べるのはやめましょう

特に子どもにお弁当を持たせた場合、「いつもとお弁当の状態が違ったり、味や臭いがおかしい」と感じる場合は、食べるのをすぐにやめるよう、子どもに事前に伝えておくことが重要ですね。

 

食べたあとのお弁当箱の洗い方

お弁当の蓋はきちんと外し、細部はブラシや泡スプレータイプの洗剤などを使いながら、細かなところまで洗うようにしましょう。 

また、お弁当を洗った後は、十分に乾かし、使うことで食中毒対策に繋がります。

お弁当を毎日作っている人等、仮にお弁当箱を洗った直後に、おかずを詰める必要がある際は、清潔なキッチンペーパーやふきんなどを使って、水分をしっかりと拭き取ってからお弁当を使いましょう。

以上、上記3点を家族全体で習慣化できるよう、日頃から家族とコミュニケーションをとることが大事ですね。

 

 

とうもろこしはどのように保存するか?

では、再度とうもろこしに着眼点を当ててみましょう。

一般的に、とうもろこしの保存方法としては、茹でて冷蔵保存するという方法になります。1〜2枚ほど皮を残したとうもろこしを茹で、サランラップにとうもろこしを包み、冷蔵庫に入れる場合、1週間くらい保存することができます。

また、1ヶ月程度保存期間を長くする方法としては、食べやすいサイズに茹でたとうもろこしをカットし、粗熱が取れた後にジッパー袋に入れて冷凍保存するといった方法もあります。

とうもろこしを多めに買った場合は、すぐに冷蔵・冷凍保存するようにしましょう。

 

 

とうもろこしにはどのような栄養があるのか?

シンクヘルスによると、とうもろこしに含まれる主な栄養素は、炭水化物、タンパク質、リン、ビタミンB群となります。

 

炭水化物

とうもろこしは炭水化物が豊富な野菜になっています。生のとうもろこし100g(1/3~1/4本)に含まれる糖質は12.5g、食物繊維は3.0gとなっており、この糖質と食物繊維を合わせたものが炭水化物となります。

参考として、ご飯100gの糖質は38.1g、食物繊維は1.5gとなっており、ご飯の半分以下の糖質量がとうもろこしに該当し、食物繊維は2倍含まれているということになります

ただし、とうもろこしは野菜としてみると糖質が高めといえます。例えば、他の野菜で比較してみると、キャベツ100gの糖質は3.5g、食物繊維は1.8gとなっています。

なお、脳や身体を動かすエネルギー源として大切な栄養素である、糖質ですが、糖質を摂りすぎた場合、中性脂肪として余分な糖質は蓄えられ、肥満の原因となります。

また、食物繊維はコレステロールを吸着して体の外に排出させる働きや便通の促進、血中のコレステロール値を低下させることが期待されます。

 

タンパク質

とうもろこしには、筋肉をはじめ、髪の毛や皮膚の構成成分となるほか、酵素やホルモンとして私たちが生きていくために欠かせないタンパク質が含まれています

具体的には、100gあたり3.6gとなっており、ご飯100gに含まれるタンパク質は2.5gですので、ご飯より多いです。

 

リン

体にとって必要なミネラルの一つであり、細胞の膜やエネルギーを作り出す栄養素、また骨や歯の構成成分となるリンが含まれています。具体的には、100gあたり100mg含まれています。

 

ビタミンB

とうもろこしには、特にビタミンB1とB2 が多く含まれています。ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変えるときに必要になり、ビタミンB1はとうもろこし100gあたり0.15mg含まれています。

ビタミンB2は、エネルギーを作り出すときにはたらくビタミンであり、皮膚や髪、粘膜の健康維持にも必要となります。とうもろこし100gあたり0.10mg含まれています。

以上です。とうもろこしは、糖質のイメージが強いですが、タンパク質やその他の栄養素も含まれているのですね。他の国では、エネルギーの源として、とうもろこしが食べられているところもありますが、納得しますね。

 

 

とうもろこしをお弁当に入れると痛むのか?とうもろこしに纏わる解説:まとめ

さて、今回の記事のまとめです。

とうもろこしが入っているお弁当は腐るのか?

  • とうもろこしをお弁当に入れる場合は、茹でることが基本だと思いますが、お弁当に入れる前日にとうもろこしを茹で、当日お弁当に入れても腐ることはありません。
  • しかし、茹でたとうもろこしほ冷蔵庫に保管する場合は、すぐに茹でたものを入れるのではなく、完全に冷めた状態のものを入れるようにしましょう。

避けるべきとうもろこしの見分け方

  • とうもろころしは、賞味期限が早い食材となっており、本来ならば買ったその当日に食べるのが良いです。当日食べない場合は、遅くても2〜3日以内に食べましょう。食べるべきではないとうもろこしの見分け方は、
  • 色が変色している場合:とうもろこしが徐々に白色になり、皮の色が薄くなってきたら早めに食べるのがおすすめになります。その後、少しづつ茶色に変色し、とうもろこしが本格的に傷み始めます。
  • ぬめりがある場合:匂いや見た目は普通だけでも、少しぬめりがある状態は、とうもろこしが劣化し始めている可能性があります。
  • カビが生えている場合:カビがとうもろこしに生えてしまっていたら腐っている証拠です。

暑い時期のお弁当作りのポイントとは?

  • 特にお弁当が腐りやすい暑い時期のお弁当作りに使う、食材の扱い方や選び方としては、
  • ごはんやおかずはしっかり加熱して冷ます:お弁当に詰めるおかずは、しっかりと中心部まで加熱調理することが重要です。また、ごはんもおかずも、温かい状態でお弁当箱に詰めてしまった場合に、蒸気がこもって水分となり、傷みの原因となってしまいます。加熱後はしっかりと冷ましたものをお弁当箱に詰めるようにしましょう。
  • 野菜やフルーツは水気を切る:加熱処理されていない食材をお弁当に入れる際はしっかりと洗い、水気をよく切ってから詰めるようにしましょう。特にフルーツ等汁気が出やすい食材は、お弁当箱とは別の容器に入れるなどの工夫をすることで食中毒を防ぎやすくなります。

暑い時期に向いている、向いていない食材

  • 殺菌効果が期待できる梅干し、お酢、生姜といった食材を使ったおかずは、夏のお弁当に向いています。一方、水分が出やすい食材やおかず、例えば生野菜、煮物、混ぜご飯といったものは、傷みやすいため暑い時期のお弁当には向いていません。
  • 置く場所の工夫や保冷剤や保冷バッグの活用:お弁当の保管場所は、日陰等なるべく涼しいところを選び、長時間保管しないようにしましょう。また、お弁当用の保冷剤や保冷バッグを使うのもおすすめです。
  • 「自然解凍OK」の冷凍食品も活用しよう:お弁当の保冷剤的な役割も担ってくれる自然解凍OKの冷凍食品は、お弁当を傷みにくくする効果が期待できます。
  • 使い捨てカップや仕切りを利用:使い捨てのアイテムを使用することにより、他の食材に細菌が移るのを防いだり、食品からの水漏れ対策になります。

お弁当を食べる際、持ち帰ってきた際のポイントとは?

  • 食べる前には、手をきれいに:目に見えなくても、手にはさまざまな細菌が付着しているため、必ず手をきれいに洗ってからお弁当を食べるようにしましょう。
  • 変だなと思ったら食べないこと:見た目や臭い等で、お弁当の状態が少しでもおかしい、と思ったら、そのお弁当を食べるのはやめましょう。
  • 食べたあとのお弁当箱の洗い方:お弁当の蓋はきちんと外し、細部はブラシや泡スプレータイプの洗剤などを使いながら、細かなところまで洗うようにしましょう。

とうもろこしはどのように保存するか?

  • とうもろこしの保存方法としては、茹でて冷蔵保存するという方法になります。1〜2枚ほど皮を残したとうもろこしを茹で、サランラップにとうもろこしを包み、冷蔵庫に入れる場合、1週間くらい保存することができます。
  • また、1ヶ月程度保存期間を長くする方法としては、食べやすいサイズに茹でたとうもろこしをカットし、粗熱が取れた後にジッパー袋に入れて冷凍保存するといった方法もあります。

とうもろこしにはどのような栄養があるのか?

  • とうもろこしに含まれる主な栄養素には、炭水化物、タンパク質、リン、ビタミンB群となります。

体に良いとうもろこしを摂取するためにも、お弁当を腐らせず、良い状態で食べるように今回の記事を参考にしていただきながら、気を付けてくださいね。