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ツバメの巣を作らせない!未然に防ぐ効果的な方法をご紹介!

昔からツバメが家に巣を作ると縁起が良いと言われています。

しかし、実際に巣ができてしまうと、糞や泥で汚れたり、害獣や害虫が来たりという問題が発生することがあります。

そこで今回は、ツバメの巣を作らせないために効果的である予防方法をご紹介します。

 

 

ツバメの巣を作らせないようにする対策はあるの?

ツバメにとって居心地の良くない場所にすること、もしくは巣作りしづらい場所にすることでツバメに巣を作らせないようにすることは可能です。

その方法について、分かりやすくまとめてみました。

 

ネットの設置

窓や屋根の隙間、通気口などにネットを設置することで巣作りを防止できます。

これは、よく見かける防止策だと思います。ホームセンターでは「防鳥ネット」と呼ばれる商品が実際に販売されています。

隙間ができないように適切なサイズのネットを選択し、しっかりと固定する必要があるため、設置は大変なことが難点です。

 

テープを貼る

ツバメは、コンクリートなど足や泥を引っ掛けやすい素材でできている場所に巣作りします。

そのため壁に養生テープやガムテープを貼り、ツルツルにするとツバメが巣を作りにくくなるようです。

私の実家でも実践しており、ツバメが巣を作っていないので、実証されています。

 

ツバメの嫌いな匂いをつける

ツバメは嫌な匂いを避ける傾向がありますので、ツバメの嫌いな匂いつける方法もあります。

これについては、こちらの記事を参考にしてみて下さい。

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ツバメの巣を作らせないための防鳥ネット設置の注意点

引用:株式会社エドバンコーポレーション

本来、防鳥ネットは、ほぼ100%の忌避効果を発揮します。

ところが隙間なんて見当たらないのにツバメが入っているところをよく見かけます。

その理由は、防鳥ネットの取り付けは技術と経験が必要とされる難しい作業だからです。

確実にツバメの侵入を阻止したいのであれば、経験豊富な専門業者に依頼することをおすすめします。

 

ここからは、一度は自分でやってみたいという方のために、防鳥ネットの取り付けをする時の注意点をまとめてみました。

 

目合いの大きさ

まず、防鳥ネットの選び方で最も重要なことは、目合いの大きさです。

鳥は体毛で大きく見えるだけで、鳥自体の実際の大きさは見た目よりもかなり小さいのです。

ツバメの体長は15〜20cm程度です。

スズメの場合、体長は12〜14cmと言われていますが、巣箱の出入り口の孔は3cmが適正とされています。つまり、3cmの隙間は楽に通ることができるということです。

スズメを対象とした防鳥ネットの目合いの大きさは2cmであるため、ツバメの場合も同じ位の大きさが良いでしょう。

 

ネットと壁面の隙間をなくす

防鳥ネットが鳥害対策のなかで最も難しいと言われる理由の1つが、すき間を無くす対応です。

ネットの目合いが適正でも、ネットと壁面の間にすき間ができてしまっていたら、そこから侵入してきます。

2〜3cm程度の隙間があれば、侵入する可能性があるので注意が必要です。

四隅だけでなく、その間もこまめに固定して隙間ができないようにしておく必要があります。

高所での作業のため、注意して行うようにして下さい。

 

防鳥ネットを設置する範囲

防鳥ネットを設置する範囲は、ツバメが巣を作りそうな一部ではなく、その周囲全体をカバーするように張る必要があります。

一部分のみしかネットを設置していないと、ネットと壁の境界部分を巣作りの土台としてしまいます。

どこからどこまでネットを設置するかは、とても重要になってきます。

 

 

ツバメの巣を作らせないためにテープを貼る方法の注意点

安価で効果的とされているのが、巣をつくる場所に養生テープなどのツルツルしたテープを張ることです。

ツバメは、岩肌に似ている凹凸がある壁面に好んで巣作りを始める習性があると言われています。

ツルツルしたテープを貼ることにより、ツバメが足をかける場所がなくなり、止まれなくなります。すると、巣作りのための泥を壁につけることができなくなるのです。

 

どんなテープが良いの?

壁に直接貼るため、粘着が強いテープの場合は、粘着成分が壁に付着し、汚れる可能性があります。

逆に粘着力が弱いものであれば、剥がれる可能性があるので、テープ選びは重要になります。

私の実家が使っているテープは、引越し業者が使っている粘着力が強めの養生テープです。

雨や風にさらされていますが、剥がれず、壁へのダメージも今のところないようです。

ただ、ツバメが来ない時期は、テープを剥がして綺麗に掃除していて、貼りっぱなしにはしない方が良いでしょう。

 

どこにテープを貼るの?

テープを貼る場所はとても重要になります。

しかし、こればかりはツバメが来てみないことには分かりません。

そのため、ツバメが来始めたなと思ったら、周囲を見渡し、少し泥が付着しているところを探して下さい。

そこにツバメは巣を作ろうとしているので、その周辺一体にテープを貼ります。

テープを貼る範囲が小さいと、少し場所をずらして巣を作り始める可能性があるため、範囲は広めに対策をしておくと良いです。

また、少し泥がついている所は、綺麗にしてからテープを貼らないと剥がれの原因になりますので、注意して下さい。

 

 

ツバメの巣を作らせないためにおすすめしない方法はあるの?

総合鳥害対策のパイオニアである株式会社エドバンコーポレーションの公式サイトによると、下記の対策方法については、あまり効果がないようです。

もし、対策をしているにもかかわらず、ツバメが巣を作ってしまって困っている人は、ここで紹介する方法をしていないか確認してみて下さい。

・巣を作る場所に剣山などをつける

・目玉やカラスなどの風船や置物

これらには、あまり効果がないようです。

購入するためにはお金がかかるので、対策にお金をかけるなら、確実な方法が良いですよね。

 

 

ツバメはどんなところに巣を作るの?巣がよく作られる場所

ツバメは、外から見えにくい半閉鎖的な場所に巣を作ります。

そしてコンクリートなどの引っ掛かりやすい材質の壁も、ツバメの巣作りをする場所として選ばれることが多いです。

天敵となるカラスなどから身を守りやすいためなのか人通りが多い場所も、ツバメは好んで巣を作ります。

ツバメの巣がよく作られる場所

家の壁や屋根

バルコニー

軒下やひさし

ガレージや倉庫

駐車場や駐輪場

 

どの場所も人の出入りはあるが、外からは少し見にくい場所です。

ツバメにとっては、良い巣作りの場所ですが、人にとっては、洗濯物や車、自転車などが汚れるため、あまり巣を作って欲しくはない場所でもあります。

また、ツバメの糞は酸性の成分を含んでおり、塗装や建材にダメージを与える可能性があります。そのため、汚れた時は、できるだけ早めに掃除する必要があります。

 

 

ツバメとはどんな生き物なの?ツバメが日本で巣を作る時期

ツバメは渡り鳥です。
3月下旬~4月上旬頃になると、東南アジアから海を渡り、日本にやってきます。

ツバメは小さな体ですが、とてもパワフルで約2000~5000kmも飛ぶことができるのです。

産卵の時期は、4月末~7月末頃で一度に3~7個の卵を生みます。


産卵から孵化までは、2週間ほどで、孵化から巣立ちまでは3週間ほどです。
その間、雛は親鳥からエサをもらい大きくなります。そして8月頃に巣立っていき、9月〜10月頃に、ツバメは日本から飛び立っていきます。

 

なかには1年に2~3回、巣作りをする場合もあります。2回産卵する場合では、1回目は2月下旬~4月上旬ごろに巣を作り、2回目の巣作りは6月下旬ごろになることが多いです。

 

ツバメが家に巣を作る理由

ツバメが家などの人の多いところに巣を作るのには、理由があります。

体の小さなツバメには、天敵がたくさんいるため、それらを近づけないようにするためです。ツバメの天敵は、カラスやハヤブサ、ワシ、猫、ヘビなどです。

ツバメが家に巣を作ると、それらも家にきてしまうので注意が必要です。 

 

ツバメが減っているって本当?

今、ツバメが減少しているそうです。その理由としては、ツバメの餌がある里山・農耕地の減少や軒のない西洋風の家屋増加が挙げられています。

しかし、今回の記事の内容にもあるように皆さんのツバメ対策に効果が出ていることも理由の1つとしてあるのではないかなとも思いました。

梅雨の時期になると、ホームセンターの一角に鳥の巣対策のコーナーが出来ていたり、田んぼや畑の近くにある民家ではネットなどを使って対策をしているところをよく見かけるようになりました。

こうした予防策が成功しているということは、ツバメの糞害などで困っている時は、一度は試しみる価値があるのではないかなと思います。

 

 

ツバメは法律で守られています!

ツバメは法律で守られていることを知っていますか。

ツバメの巣が家に出来てしまうと、泥や糞で汚れてしまうため壊してしまいたいと思ってしまう方もいるでしょう。

しかし、その行為は「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」(略称:鳥獣保護管理法)により罰せられるかもしれません。

ツバメなどの野鳥は鳥獣保護管理法により守られているため、都道府県知事の許可がなければ、卵やヒナがいる巣を壊すことはできません。

違反した場合は、1年以下の懲役または100万円以下の罰金がとなります。つまり、巣ができる前に対策をすることは、とても重要になります。

 

ツバメの巣が作られてしまった時の対策は?

ツバメの巣のなかに卵やヒナがいない時は、所有する敷地内であれば許可なく壊すことができます。

しかし、高所であったり、不安定な場所にツバメの巣がある時は、注意しながら壊す必要があります。

自分自身で壊すことが難しい場合は、害虫駆除の業者などに依頼するほうが良いでしょう。

 

そして同じ場所に再び巣を作られないようにするには、巣を撤去した後の対策が重要です。

侵入口やすき間をふさぐ、防鳥ネットを張る、壁にテープを貼るなどの対処を忘れずに行いましょう。

 

卵やヒナがいる時は?

卵やヒナがいる巣を撤去すると、鳥獣保護管理法に違反するため注意が必要です。

卵を産んでからヒナが巣立つまでの約1ヶ月間を見守り、巣立ちを終えたあとに巣を撤去しましょう。

巣立ちまでの間は、糞害などの対策が必要になります。それゆえに、巣づくりを未然に防ぐということが重要になってくるのです。

 

 

ツバメの巣を作らせない!未然に防ぐ効果的な方法をご紹介!のまとめ

  • ネットを設置する。
  • 壁にテープを貼り、ツルツルにすることで巣を作りにくくする。
  • ツバメの嫌いな匂いをまく。

これらがツバメの巣を作らせない効果的な方法です。

ツバメの巣対策は長期的な視点で行うことが効果的です。一時的な対策ではなく、将来の巣作りを防ぐために継続的な予防策を取り入れましょう。

また、ネットやテープの破損がないか確認したりするなど定期的な点検やメンテナンスを行うことも重要です。

 

ツバメの巣対策には様々な方法がありますが、追加の対策を検討する際には注意が必要です。

法的な規制や環境への影響を考慮し、適切な対策を選択しましょう。

どうしても解決できない時や疑問点などがある時は、専門家のアドバイスを受けることもおすすめです。