皆さん、口座を持っていますか?
多くの人は、1人1口座持っていると思います。
学生や社会人にとっては、日常生活では欠かせないものだと思います。
自分で作っていなくても、幼い頃に御祝儀で頂いたお金を入れるために親が作ってくれていたり、就職と同時に給与受け取りのために作られた方も居るでしょう。
多くの銀行が普通預金や貯蓄預金、定期預金、定期積金等様々な商品を提供しています。今回は、その中でも「通常貯蓄貯金」の歴史に触れながらデメリットについてと、日本において強固な地盤を持つ、ゆうちょ銀行の特徴についてわかりやすく解説していきたいと思います。
通常貯蓄貯金とは?ゆうちょ銀行の商品です!
「通常貯蓄貯金」と聞き、なんだろう?と疑問を持つ人も多いのではないでしょうか?「通常貯蓄貯金」とは、ゆうちょ銀行の商品になります。
通常の預金とそれほど変わりはありませんが、特徴として、10万円以上の残高を保有していれば、通常の貯金より高い利率が適用されます。
また、給与の預入や、自動振込、年金を自動的に受け取ることはできません。
これは通常の預金と同じですが、預け入れと払い戻しは自由に行うことができます。
通常貯蓄貯金のデメリットとは?
先程もお話したのですが、「通常貯蓄貯金」には、通常の貯金にはないデメリットがあります。
まず最初にメリットですが、一定の金額を保有していれば、高い利率が適用される点です。平成19年では、通常貯金が【0.21%】、「通常貯蓄貯金」が【0.22%】でした。【0.01%】違いがあります。これなら、預ける金額が大きければ大きいほど、リターンがあります。
しかし、平成28年度以降に10万円未満でも、10万円以上でも変わらず【0.001%】に変更されました。これは、通常貯金と同じ金利です。金利が下がっているとはいえ、通常貯金と同じ金利だと預けたいとはあまり思いませんよね。
また、給与の受取や自動的な払込、年金の自動受取は行うことができません。そのため、自分自身で移動させる必要があります。
ゆうちょの通常貯蓄貯金は歴史も踏まえてどんな人が使ってるの?
ゆうちょ銀行は、平成19年に民営化されています。民営化前は、「通常貯蓄貯金」という名前は同じでしたが、一定額の基準が2種類あり、10万円以上の他に、30万円以上という基準がありました。ですが、金利は同じです。
平成8年では、10万円以上でも30万円以上でも【0.3%】、通常郵便貯金では【0.25%】、【0.05%】も差があります。例えば、100万円預けた場合に年間で500円も差が出ます。
民営化後の平成19年では、基準が10万円以上だけになり、民営化前とほとんど変わらず、【0.22%】でした。しかし、約1年後には、【0.06%】にまで下がっています。
昔から使っている人は、蓄えるための口座として使っている人が多いと考えられます。現在は、ほとんど通常貯金と同じなのでメリットはありません。
ゆうちょ銀行の特徴
店舗数やATMの多さ
日本国内であれば、全国の郵便局で利用することが可能なため、旅行先でも気軽に利用することができたり、ファミリーマートなどのコンビニやスーパーにも、ATMが多く設置してあることから、どこでもすぐに利用しやすい点です。
ゆうちょダイレクト
ゆうちょダイレクトというサービスがあります。申し込むことによって、パソコンやスマホ等でゆうちょ銀行にアクセスすることができ、残高照会や振込などをすることができます。
ゆうちょpay
ゆうちょpayで支払いをすると登録されているゆうちょ口座から代金がすぐに引き落とすことができます。事前にチャージをしたりすることがないので、手間が省けます。さらに、限度額を決めることもできるので、使いすぎが心配な人でも安心です。
金融商品
ゆうちょ銀行が取り扱っている商品としては、国債、投資信託、確定拠出年金があります。
国が倒れない限りは大丈夫なので、投資信託や確定拠出年金をやるのが心配な人は国債を買うのも手です。ただ、現金による取り扱いをしていないので、口座を持っている必要があります。
投資信託は、NISAやつみたてNISA、ジュニアNISAを取り扱っており、ゆうちょダイレクトから申し込むことができます。
確定拠出年金は、別名「iDeCo」とも呼ばれています。年金が減っていくと言われていますが、確定拠出年金は、自分自身で運用しながら年金を蓄えていき、60歳以降に受け取ることができます。
また、何かわからないことがあった時に、窓口ですぐに聞くことができるのが最大のメリットです。
通常貯蓄貯金のデメリットは?ゆうちょの特徴をわかりやすく解説!のまとめ
・「通常貯蓄貯金」は「通常貯金」と今はほとんど変わらない。
・給与受取や、自動引き落とし、年金の自動受取ができないというデメリットがある。
・昔は、金利が「通常貯金」より良かった。
・店舗やATMが多いため、別の県に行ったりしても使いやすい。
・ゆうちょ銀行は時代にあわせたサービスがある。
・運用しながら蓄えていく商品もある。
いかがでしたでしょうか?昔と違い、今はお金を眠らせて置いとくと増える時代ではなくなってしまっています。投資信託やiDeCoを使って、運用している人も増えてきていますので、検討してみるのもいいかもしれません。