韓国ドラマや韓国ブームの影響で、日本でも人気のお酒「チャミスル」。韓国料理屋さんで飲める他、スーパーなどでも購入できます。
チャミスルは一体どんなお酒で、原料や製造方法を知らない方も多いですよね。
今回はチャミスルについて詳しく調べてみました!
チャミスルの原料は?チャミスルとはどんなお酒!?
韓国ドラマでよく登場するチャミスルですが、日本人はあの緑のボトルでピンとくる人が多いでしょうか。
そんなチャミスルはどうやってできているのか、原料や製造方法などを調べてみました!
チャミスルの原料
チャミスルは、米と麦を主として、その他にさつまいもやタピオカ、とうもろこしなど、いくつかの原料をブレンドして作られています。
チャミスルは竹焼酎と言われる事がありますが、原料に竹は含まれていません。その理由は後ほどご説明しますね。
チャミスルとは
韓国ドラマの中では俳優さんたちが勢い良く飲んでいますが、チャミスルは韓国の焼酎です。
韓国焼酎は韓国語では「ソジュ」と呼ばれます。
チャミスルは、日本でも「JINRO」でおなじみの眞露株式会社から発売されています。
韓国国内ではシェアNo.1を誇り、シェア率は63.9%にもなるとても人気の焼酎なんです。
また、最近では日本以外にも輸出されていて、世界中に人気が広がっています。
チャミスルの製造方法
チャミスルの製造方法は、日本の焼酎の中では甲類焼酎と言われる物と同じ方法で作られています。
作り方は、原料である穀物の糖類を発酵させ、連続蒸留器で蒸留します。生成されたアルコールを水で希釈して、アルコール度数を調整します。
このような製造方法から、希釈式焼酎とも言われます。
この方法で作る焼酎は、原料の風味などのクセがなく飲みやすいのが特徴で、韓国では主流の製造方法ですが、その工程の中にチャミスルの特徴とも言われる工程が含まれます。
チャミスルは贅沢に竹の活性炭を使用して、4回に渡って濾過します。
そうすることで、極限まで不純物が取り除かれて、チャミスルならではの澄み切った口当たりの良い焼酎が出来上がるんです。
その手間をかけた工程から、チャミスルは竹焼酎と言われることがあるんですね。
引用:JINRO公式HP
日本の焼酎と韓国焼酎の違い
日本の焼酎は、麦焼酎や芋焼酎のように原料を1つにして作られますが、韓国焼酎はこのチャミスルのように、原料にいろんな穀物をブレンドして作ることが主流です。
また、日本は甲類焼酎の希釈式焼酎の他に、乙類焼酎の蒸留式焼酎も作られますが、韓国焼酎は希釈式焼酎が主流なようです。
チャミスルの豊富な種類をご紹介!
引用:JINRO公式HP
チャミスルは、種類が豊富な点も人気のひとつです。
フレーバーが付いた種類や、炭酸が入った種類もあるので、お好みのチャミスルを見つける時の参考にしてみてくださいね。
チャミスルオリジナル20.1°
チャミスル16.9°
チャミスルフレッシュ16°
これらはチャミスル本来の味を楽しめます。
本場韓国で1番親しまれているのはチャミスルフレッシュ16°で、チャミスルを注文するとこちらが出てくることが多いです。
チャミスルフレーバー
【マスカット・グレープフルーツ・すもも・ストロベリー・ピーチ】
チャミスルにフルーツのフレーバーをプラスした物が、チャミスルフレーバーシリーズです。
チャミスルストレートだと少し飲みにくいと感じる方や、甘いお酒が好みの方におすすめです。
チャミスルトクトク
【マスカット・すもも・パイナップル】
チャミスルに炭酸とフルーツのフレーバーが入った商品です。
トクトクは韓国語で炭酸が弾けるシュワシュワの意味!
フレーバーのついた炭酸のお酒なので、チャミスルよりもごくごく飲みやすいです。
お酒はそんなに強くないという方や、喉を潤したい方におすすめです。
チャミスルの度数とカロリーはどれくらい?
韓国ドラマの中では、みなさん小さいグラスでグイグイ飲まれていますよね。しかし焼酎なので、そんなに度数は低くないはず…
ついつい飲みすぎてしまうチャミスルの度数とカロリーは、どれくらいでしょうか。
【種類別】チャミスルの度数
チャミスルの種類ごとに、アルコール度数は異なります。
チャミスルオリジナル20.1° 【20.1%】
チャミスル16.9° 【16.9%】
チャミスルフレッシュ16° 【16%】
チャミスルフレーバー 【13%】
チャミスルトクトク 【5%】
チャミスルは発売当初アルコール度数は【23%】でしたが、今ではチャミスルオリジナルでも【20.1%】、チャミスルフレッシュは【16%】、さらに若い女性をターゲットにしたチャミスルトクトクは【5%】にまで下がりました。
時代の変化に対応して、アルコール度数を変えたり、新しい商品を開発することで、チャミスルはどんな世代の人からも長年愛されているんですね。
【種類別】チャミスルのカロリー
チャミスルのカロリーは公表されていないので、独自に調べてみました。
すべて【100ml】あたりのカロリーです。
チャミスルオリジナル20.1° 【約136kcal】
チャミスルフレッシュ16° 【104kcal】
チャミスルフレーバーシリーズ 【約110〜114kcal】
チャミスルトクトクシリーズ 【約74〜75kcal】
一般的にお酒は、アルコール度数が上がるほどカロリーも高くなります。
甘みがあるチャミスルフレーバーシリーズやトクトクシリーズですが、アルコール度数が低いので、カロリーもそれほど高くはありません。
また、アルコールのカロリーはエンプティカロリーと言われることがあり、体内に蓄積されにくいと言われています。
しかし全く蓄積されないことはなく、さらにチャミスルフレーバーシリーズやトクトクシリーズは甘みもあるので、飲みすぎるともちろん太る原因になってしまいます。
お酒は適度に、飲みすぎには注意が必要ですね。
チャミスルのおすすめの飲み方5選!
豊富な種類があるチャミスルは、いろんな飲み方ができそうですよね。
本場韓国で飲まれている飲み方や、今話題の飲み方をご紹介します。
ストレート・ロック
本場韓国では、キンキンに冷やしたチャミスルを、小さなグラスに注いでそのままストレートで一気に飲んだり、氷の上に注いでロックで飲むのが主流です。
日本では焼酎をストレートで飲む時は、少しずつ時間をかけて飲むことが多いですよね。さすがアルコール消費量が多い国です。
炭酸+アイスの実
チャミスルを炭酸で割って飲むのもスッキリ飲めておすすめですが、さらにアレンジした飲み方です。
お好みのチャミスルや、チャミスルフレーバーシリーズを炭酸で割り、氷の代わりにアイスの実を入れるアレンジです。
アイスの実が溶けてくると、甘さがじんわりと広がります。アイスの実を食べながら飲んでもいいですね。
また、チャミスルトクトクに氷の代わりにアイスの実を入れるのもおすすめです。
カラフルなアイスの実が炭酸の中できらきらして、写真映えする可愛さですよ!
引用:グリコ公式HP
紅茶割り
チャミスルを紅茶で割ると、とても美味しいとSNSで話題になっています。
おすすめは、お好みのチャミスルを「午後の紅茶 無糖」で割る飲み方です。
チャミスルフレーバーシリーズであれば、フルーツティーのようになり、ごくごく飲めてしまうので注意が必要です。
引用:KIRIN公式HP
オイソジュ(チャミスル+きゅうり)
チャミスルに果汁やフルーツを入れて飲むと、とても爽やかでさらに飲みやすくなりますが、果物だけでなくきゅうりを入れて飲んでみてはいかがでしょうか。
韓国でとても人気のある飲み方で、オイソジュ(オイ=きゅうり)と言われます。
きゅうりは酔い防止に効果があるんだとか。
輪切りのきゅうりをグラスに入れチャミスルを注ぐだけなので、ぜひ試してみてください。
ソメク(チャミスル+ビール)
韓国では、チャミスルをビールで割って飲むのも一般的です。
グラスに目盛りが書かれていて、チャミスルとビールを入れる量が一目でわかる物もあります。
おすすめの割合は、チャミスル1:ビール3だそうです。
日本ではなかなか考えられない飲み方ですが、韓国では幅広い世代に好まれています。
チャミスルを開ける時のパフォーマンスを練習してみよう!
チャミスルを飲む時に、かっこいい開け方などちょっとしたパフォーマンスを披露すると、盛り上がりますよ。ぜひ練習してみてくださいね!
チャミスルトルネード
チャミスルを開ける前に、片手で瓶を持って手首を使って弧を描くように振ります。
そうすると、瓶の中でチャミスルが竜巻のように回転して混ざります。
かっこいい開け方
韓国の人気アイドルグループの動画で、話題になった開け方です。
- まず瓶の上の細い部分を左手で握り、瓶を横にします。
- 左手の上に右手をクロスして、瓶の下の部分を持ちます。
- そのまま右手を時計回りに回しながら、左手で瓶の蓋をひねって開けると、かっこよく開けることができます。
瓶をチョップ
蓋を開けた後に、チャミスルの瓶の上の細い部分を人差し指と中指の間でチョップするパフォーマンスがあります。
昔は焼酎に含まれていた不純物を取り除くためにやっていたそうですが、今はそれがパフォーマンスとして残っています。
瓶と指で音を鳴らす
親指を瓶の口に差し込んで、ポンっと音を鳴らしながら引き抜きます。
中身の量によってうまく鳴らなかったりするので、いい音がする量を見つけてみてくださいね。
こちらの動画でやり方が詳しく説明されていますよ。
チャミスルの原料は何?豊富な種類やおすすめの飲み方など徹底調査!まとめ
- チャミスルの原料は、米と麦の他に、さつまいもやタピオカ、とうもろこしなど、いくつかの穀物がブレンドされている
- チャミスルは、韓国内だけでなく日本や世界で人気の韓国焼酎
- チャミスルは製造工程で、竹炭を使用して4回濾過されている為、澄み切ったまろやかな口当たりになる
- 日本の焼酎は原料を1つに絞って作ることが多く、そこが韓国焼酎との大きな違い
- チャミスルには豊富な種類があり、ロングセラーの韓国焼酎から、お酒の味が苦手な人でも飲みやすいフレーバーシリーズや炭酸が入ったシリーズなどもある
- チャミスルの度数は【5〜20.1%】と種類によって幅広く、好みや場面に合わせて選べる
- チャミスルのカロリーは、【74〜136kcal/100ml】で、焼酎の中では高くないとはいえ飲みすぎには注意
- 飲みやすく種類も豊富なチャミスルは、いろんな飲み方のアレンジができる
- チャミスルを開ける時のパフォーマンスを練習すれば、盛り上がること間違いなし!
最近日本でもよく見るチャミスルの原料から調べてみました。
日本の焼酎とは原料や製造方法だけでなく、飲み方まで少し違いますね。
チャミスルの飲みやすさに、飲みすぎには注意しながら味わってみてくださいね!