コロナ禍で大きく業績を伸ばしたウーバーイーツ。
コロナの流行前は存在も知らなかったという方も多いのではないでしょうか。
ネットで完結するデリバリーサービスであるがゆえに、意外と知らない基本的なこと。
ウーバーイーツの運営会社ってどこ?トラブルがあったときの問い合わせ先はどこ?
今回はそんな疑問を解消します。
ウーバーイーツの運営会社はどこ?
ウーバーイーツの運営会社は、アメリカ・サンフランシスコに本社を置くウーバー・テクノロジーズ株式会社(Uber Technologies Inc.)です。
日本ではウーバーと言えばデリバリーサービスを思い浮かべますが、もともとはタクシー配車サービスの運営会社として設立されたテクノロジー企業なんです。
「世界を動かし、新たな機会を作り出す」を目標に、病院送迎サービス、貨物輸送・宅配サービスなどを提供しています。
ウーバーテクノロジーズの歴史は、2009年3月に開発した配車サービスのアプリ「UberCab」から始まりました。
アプリひとつで配車、乗車、決済までが行えるサービスはそれだけで画期的でしたが、タクシー以外の一般ドライバーの車両も手配することができるため「相乗り」を意味する「ライドシェア」のシステムが確立したんです。
現在のウーバーイーツのように、登録しているドライバーが空き時間を使ったり同じ方向へ行く人を乗せることでお小遣い稼ぎができる、というビジネスモデルを生み出した革新的な企業なんですよ。
そしていよいよ2015年4月にフードデリバリーサービスである「ウーバーイーツ」を開始。
その後も資金調達を行いながら成長を続け、2018年にソフトバンクが8,000億円を超える大型出資を行い筆頭株主になったことでも注目されました。
サンフランシスコから世界中に規模を拡大し、2018年時点で世界63か国と700以上の都市でウーバーテクノロジーズのサービスが利用されています。
配車サービスの利用は1日に1,400万回、計算上は1秒に162回利用されていることになるというから驚きです。
その後のコロナ禍によって、自宅にいながらレストランの食事を楽しめるウーバーウーツがさらに注目され、日本でも全国にサービスを拡大していきました。
ウーバーイーツの運営会社の日本法人はあるの?
ウーバーイーツが日本に進出したのは2016年9月のこと。では日本の運営会社はどこなのでしょうか?
日本ではウーバーイーツのサービス開始前の2012年1月に、ウーバーテクノロジーズ株式会社の日本法人であるウーバージャパン株式会社が設立されました。
本社は東京の恵比寿、神宮前と移転した後、2021年2月からは東京都港区六本木1丁目9番10号に構えています。
ちなみにウーバージャパンは日本にも配車サービスを導入していますが、一般人が無許可でタクシー業を行えない(いわゆる白タク)規制などにより本格参入できていないという事情があります。
その後ウーバージャパンとは別に、ウーバーイーツジャパン合同会社が2019年11月に設立されており、以降はウーバーイーツジャパンがウーバーイーツの運営会社となっています。
日本でも支持を得たウーバーイーツは2021年6月現在、36都道府県でサービスを展開しています。
対象エリア
北海道、岩手県、宮城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、岡山県、広島県、山口県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、鹿児島県、宮崎県、沖縄県
上記のすべての市町村で利用できるわけではありませんが、今現在も急速にエリアを拡大中です。
2021年7月1日からは新たに青森県と秋田県で、7月8日からは福島県と滋賀県でもサービスを開始しますよ。
ウーバーイーツの日本法人といえば先日気になるニュースがありましたよね。
在留期限の切れた外国人を配達員として雇い、不法就労させたとしてウーバージャパン株式会社と当時の代表者の女性、コンプライアンス部門統括だった女性が2021年6月22日に書類送検されたんです。
コロナ禍では社会インフラとも言えるほど重要なサービスである反面、配達員が増えるにつれ交通ルールの逸脱やマナーが問われるニュースも耳にするようになりましたよね。
運営会社もその社会的責任が大きくなっています。
ウーバーイーツの運営会社への問い合わせはできる?電話番号は?
ウーバーイーツを利用したことがある人なら感じた人も多いと思います。
それは、運営会社への問い合わせ先がわかりづらい…ということ。
HPにもアプリにも電話番号は載っていません。
困った時はどこに問い合わせをすればいいのでしょうか?
注文者の問い合わせ先
まずデリバリーを注文した人の場合、運営会社への問い合わせはアプリで行います。
電話での問い合わせ
現在、運営会社による電話での問い合わせ窓口は設置されていません。
以前はサポートセンターとして
03-4510-1243
0800-700-6754
などの番号が利用できましたが、現在は使用できなくなっています。
電話サポートも存在はしていますが、一部の問い合わせに折り返しでのみ対応しています。
アプリでの問い合わせ
アプリからの問い合わせ方法をご紹介します。
問い合わせ内容は個別の注文に紐づけられるため、ログインして行いましょう。
アプリを起動して下のアイコンから「アカウント」を選択すると、「ヘルプ」が表示されるのでこれをタップします。
すると内容を選択する画面に誘導されますので、選択すると問い合わせフォームに繋がります。
個別の注文に関する問い合わせなら、最初の画面で下部の真ん中「注文」をタップして「問い合わせ」を選択しても大丈夫です。
画面の選択肢に折り返しの電話サポートの表示がなければメッセージサポートでの対応となり、返信があり次第チャットのような形でメッセージをやりとりします。
また、問い合わせ内容によってはページ上に回答が記載されているだけで、問い合わせフォームに誘導されないこともあります。
WEBでの問い合わせ
HPにも問い合わせに関するページが設置されていて、内容によってはアプリを出てブラウザに誘導されることもあります。
Uber ヘルプ
直接サイトにアクセスしても大丈夫ですよ。
サインインすると、内容によってこのような問い合わせフォームが出てきます。
引用:Uberヘルプ
アプリの場合同様、電話サポートの表示がなければメッセージでのやりとりです。
問い合わせフォームが出てこず、回答が表示されるだけの場合もあります。
配達員への問い合わせ
現在進行形の注文について配達員の方に直接連絡をとりたい場合は、アプリの注文画面から行えるので簡単ですよ。
アプリ下部の「注文」マークをタップし、「今後の予定」→「配達状況を確認」をタップします。
配達員が決まっていれば、電話とメールのマークが出るのでそこから直接連絡しましょう。
ここから連絡がとれるのは注文中のみで、電話をした場合もこちらの電話番号などは残らないので安心ですよ。
ちなみに「ご注文品を準備しています」という表示のときはまだ配達員が決まっていないので、少し待ってみましょう。
注文以外の問い合わせ
事故を目撃したなど注文に関係のない問い合わせはWEBからも可能です。
先ほどのUberヘルプの「配達とピックアップガイド」を選択すると、「事故あるいはUberに関する問い合わせフォーム」「お客様相談室(注文者および一般のお客さま向け)」とありますので、そこから運営会社に問い合わせしましょう。
引用:Uberヘルプ
パートナー(配達員)の問い合わせ先
配達員が配達中のトラブルなどについて問い合わせるときは、地域ごとに以下の問い合わせ先があります。
東京都 | 0800-080-4117 |
神奈川県 | 0800-080-4255 |
埼玉県 | 0800-080-4117 |
千葉県 | 0800-080-4117 |
愛知県 | 0800-123-6931 |
大阪府 | 0800-080-4270 |
兵庫県 | 0800-080-4288 |
京都府 | 0800-170-0024 |
福岡県 | 0800-080-4153 |
現在の配達エリアはもっと拡大されていますが、他の地域の連絡は公表されていません。
加えて以前設置されていた各地域のパートナーセンターは全て閉鎖されたため、直接足を運んで相談することもできなくなってしまいました。
最新の問い合わせ先は配達員になったときにもらえる「配達員パートナーガイド」の最新のものを参照してください。
また、配達員の方は配達アプリからも問い合わせが可能です。
プロフィールのアイコンをタップするとヘルプページに飛べますのでお試しくださいね。
パートナー(配達員)の登録を希望する人の問い合わせ先
ウーバーイーツの配達員になりたい人は、HPから登録を行えます。
身分証明書やプロフィール写真などを送ればオンラインで登録が完了しますよ。
引用:Uberヘルプ
ウーバーイーツの運営会社はどこ?問い合わせ先の電話番号は?まとめ
ウーバーイーツはアメリカで創業したウーバーテクノロジーズ株式会社によって誕生したサービスです。
日本には2012年に設立されたウーバージャパン株式会社が存在しますが、ウーバーイーツに関してはウーバーイーツジャパン合同会社が運営会社になっています。
電話での問い合わせ先は存在せず、運営会社へはアプリやWEB上にある問い合わせフォームから問い合わせてくださいね。
まだまだ続くコロナ禍ですが、ウーバーイーツを活用してお店の味を楽しみましょう!