大切にしている植木にカビが生えてきてしまった。突然のことに結構びっくり。でも落ち着いて対応すればなんとかなるもんです。
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植木のカビ対策はこんなことをすれば大丈夫です!
餅は餅屋というか、こういう場合は専門の薬剤を使うのが一番手っ取り早いです。
代表的な薬剤というと、「ダコニール1000」「トップジンM ゾル」といったところが
カビ用の殺菌剤としては有名どころでしょう。
利用方法はそれほど難しくはなく。
バケツなどに溶液を用意して、鉢ごと沈めます。
土が溶液を吸ったら取り出すといった作業で十分ですが、
なかなか、すべてのカビをなくすのは難しいところがあります。
植木のカビ対策は一番いいのは土を入れ替えること!
一番効果的な対応は、土を入れ替えてしまうことです。
もちろん、すべての土を入れ替える必要はなく、表面の土を入れ替えるだけでも
随分違いはあるものです。
季節的な問題もありますが、植えている植物が、今の時期に植え替えが可能であれば、
すべての土を入れ替えてしまうのが手っ取り早いでしょう。
カビが生えてしまった土の後始末はどうしましょう?
カビが生えてしまった土、まあ、全部捨ててしまうというのもあるのですが、
それは、それでもったいないじゃないですか。
記事の上の方でご紹介した、薬剤を一度浸透させた後、十分に日光を当てて、
乾燥させれば、概ね利用は可能でしょう。
この乾燥させるという作業は、徹底的にやる必要があり、中途半端に実施すると
また、カビが発生する可能性がでてきますので、十分注意しましょうね。
植木にカビが生える原因はこんなところにあります。
植木にカビが生える原因は大きく分けると2つあります。
植木にカビが生える原因 水やりが多すぎる
1つ目は、水やりが多すぎるということがあげられます。
水やりをしたあとに、植木鉢の下の方に水を残すことでもカビが生えることがあります。
水やりは、必要な分だけにして、残った水分は完全に取り除いてしまったほうが、
カビ対策という点では、効果的です。
植木にカビが生える原因 肥料をふんだんに与えすぎ
もう一つの原因は、肥料の与えすぎが挙げられるでしょう。
肥料というのは、文字どおり、肥えてしまいますので、たくさんやりすぎるのは
ちょっと問題なんです。
有機性の肥料は多すぎるとカビが繁殖します。なんでも、適切な量というのが
重要です。
植木にカビが生える原因 株の大きさに鉢が合っておらず通気性がない
それ以外の原因というのも、いくつかあります。
株の大きさに鉢が合っていないため、根元近くの通気性が阻害されてしまうと
いったことも原因としては考えられます。
通気性が確保されないと、カビにとってはとっても良い環境が出来上がってしまいますので、
植物が沢山茂ってしまった場合にも、通気性には十分中してください。
植木にカビが生える原因 鉢の素材も実は重要
プラスチックの鉢というのが、以外に難点だったりします。
プラスチックの鉢というのは保水性があって、水やりが少なくてすむという
便利なところもあるのですが、逆に湿気が籠もりやすいという難点があります。
軽いし、扱いやすいんですけどね。やっぱり昔ながらの土の鉢のほうが、
通気性という点では優れています。
このプラスチックの鉢の保水性が高いということが原因で、根腐れやカビの
原因となることもあります。
いわゆる土の素焼きや、テラコッタの材質の鉢は、鉢の表面からも乾燥することがあり、
水やりを頻繁にしないといけないという難点はあるのですが、カビの繁殖や、根腐れは
しづらいと言っていいでしょう。鉢の材質も特徴をよく見極めて、利用していきたいものです。
素焼きの鉢もカビが生える場合がある
なんでも、極端な条件に置くと、いろんな事が起こるものですが、
カビが生えにくいと言われる、素焼きの鉢も、あまりにも高温多湿の条件下に
置くと、カビは生えやすくなります。
カビが生えるのは分解できる有機物(いわゆる養分)が多く、高温多湿の条件下です。
素焼き鉢は乾きやすいのでカビが生えにくいですが、それでもカビが生えるのはよほどの
多湿なんでしょう。
梅雨の時期は湿度が高く乾きにくいので、毎日水やりをしたりすると、カビの生える
原因となります。
カビを生えないようにするには有機物をなくす、湿度を下げるといったことが有効です、
ただし、今まで多湿の場所にいた植物にいきなり湿度の低い場所にやると害が出る場合が
ありますので、十分注意しましょう。
植木鉢について、プラスチックの鉢と素焼きの鉢、どちらがカビが生えづらいかというのは
どちらの説もあります。
大事なことは、通気性を保って、水はやりすぎず、絶えず植木を気にかけるということなんでしょう。
プラスチックの鉢であろうと、素焼きの鉢であろうと、ほったらかしでは、すぐにカビが生えてきて
しまいますよね。くれぐれも気をつけましょう。