ここ最近日本の音楽業界の最先端を走り続けている音楽ユニットのYOASOBI (ヨアソビ)。
数々のヒット曲を生み出してきましたが、その中でもCMソングや日テレの情報番組企画のテーマ曲に起用されたことでYOASOBIの代表曲となったのが「群青」という楽曲です。
2021年大晦日の紅白歌合戦でも歌われたので、若い人だけでなく、日本人の多くの方が1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
YOASOBIの楽曲は、小説を原作に作られていることで有名ですが、この「群青」という楽曲は小説ではないものを原作にして作られました。
小説ではないならいったい何を原作に作られたのでしょうか⁇
その原作を紹介するとともに、YOASOBI の代表曲でもある「群青」のヒットの秘密に迫っていきます。
YOASOBIの曲「群青」の原作は小説でなく漫画
まずは実際に、YOASOBIの「群青」を聴いてみましょう!
実はYOASOBIの「群青」という曲は、小説が原作ではなく山口つばさ作「ブルーピリオド」という漫画が原作となっています。
YOASOBIの曲は小説が原作だ!というイメージが強かった方からしたら、意外な事実ですよね。
私自身も勝手に「群青」という小説でもあるのかな?と思っていたので、初めて知ったときはYOASOBIって小説だけじゃないのかと意外に思いました。
しかしこの「群青」は小説が原作となっている他の楽曲にも負けない漫画原作ならではの魅力に溢れた楽曲です。
曲調としてはとても爽やかなイメージが強いですが、歌詞を読み解いていくと葛藤だったり悩みだったりと、誰しもが持つ負の感情も描かれています。
そんな楽曲の原作となった漫画はどんな内容なのか、気になりますよね。
ここで、ざっくりと原作漫画のあらすじをご紹介しようと思います。
「ブルーピリオド」あらすじ
主人公の矢口八虎(やぐちやとら)は高校2年生ながら酒やタバコにも手を出すようないわゆるヤンキー。
しかし成績は優秀で愛嬌もあり、なんでもそつなくこなせるタイプ。
周りからは文句1つない人生に見えていたが、彼自身はなんでも簡単にこなせるがゆえに毎日がひどく退屈に思えていた。
そんなある日彼は1枚の絵画に出会い、美術の世界にのめり込んでいく。
美術の世界に入ったことで様々な壁にぶちあたり、今まで体験したことのない感情を知ったことで彼は大きく成長していく。
若さゆえの葛藤、悩みなども描かれていますが、大人になってみるとそれすらも青春で輝いた日々だったと思いますね。
気になる方は、原作の漫画も読んだ上に「群青」を聴いてみると、さらに楽しめますね。
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そもそもYOASOBIってどんなユニット?
楽曲自体は知っていても、そもそもYOASOBIって何者⁇という方も意外と多いのではないでしょうか。
YOASOBIは、コンポーザーのAyaseとボーカルのikura(幾田りらさん)の2人で「小説を音楽にする」というテーマで結成されたユニットです。
コンポーザーってなんだよ。と思った方、多いですよね。私もその1人です(笑)
それはこの後にまとめてあるので、気になった方は見てみてください。
本題に戻りまして、Ayaseとikuraの2人で結成されたYOASOBIですが、初めて楽曲が公開されたのは、2019年と意外に最近です。
「夜に駆ける」という楽曲から始まり、その後も小説を原作に数々のヒット曲を生み出し、日本レコード大賞やNHK紅白歌合戦に出場するなど、日本の音楽業界になくてはならない存在となりました。
コンポーザーとは
コンポーザーとは、簡単にいうと音楽を創造する人、作曲家です。
作曲家とは何が違うのかというと、コンポーザーは単に作曲をするだけでなく作詞やプロデュースなど、音楽に幅広く精通した人のことをいいます。
これをやってのけるAyaseさん、本当にすごいですね!!
YOASOBIのヒット曲とその原作をご紹介
「小説を音楽にする」音楽ユニットのYOASOBI。
結成されてからまだ約3年と短い時間の中で、数々のヒット曲が生み出されました。
そのヒット曲の数々を、その原作小説とともにご紹介します。
- 夜に駆ける 原作小説「タナトスの誘惑」
- あの夢をなぞって 原作小説「夢と雫と星の花」
- ハルジオン 原作小説「それでも、ハッピーエンド」
- たぶん 原作小説「たぶん」
- 群青 原作漫画「ブルーピリオド」
- ハルカ 原作小説「月王子」
- 怪物 原作小説「自分の胸に耳を押し当てて」
- 優しい彗星 原作小説「獅子座流星群のままに」
- アンコール 原作小説「世界の終わりと、さよならのうた」
- 三原色 原作小説「RGB」
- もう少しだけ 原作小説「めぐる。」
- ラブレター 原作小説「音楽さんへ」
- 大正浪漫 原作小説「大正ロマンス」
- ツバメ 原作小説「小さなツバメの大きな夢」
- もしも命が描けたら 原作舞台「もしも命が描けたら」
- ミスター 原作小説「私だけの所有者--はじめて人を好きになったときに読む物語」
以上が、現在までに発表された楽曲とその原作です。
原作もタイトルからして面白そうなものばかりですね。気になったものがあったら読んでみてください。
YOASOBI/ヨアソビの曲で小説が原作ではない「群青」の秘密のまとめ
- YOASOBIの楽曲「群青」の原作は、小説でなく漫画
- 山口つばさ作の漫画「ブルーピリオド」から作られた
- YOASOBIは、コンポーザーのAyaseとボーカルのikuraの2人による「小説を音楽にする」というテーマで結成されたユニット
- 結成されて約3年ほどだが、ヒット作をたくさん生み出している
ここまでYOASOBIについて、また「群青」をはじめ数々のヒット曲についてご紹介してきました。
小説が原作と思いきや、漫画が原作となっていた「群青」ですが、知れば知るほど奥深く本当に魅力溢れる楽曲でした。
ここまで多くの人に親しまれているのは原作のストーリー性と、YOASOBI (ヨアソビ)が持つ音楽性が合わさってこそなんですね。
今回ご紹介した「群青」もこれからもっともっと多くの方たちに届いていくと思います。
直木賞作家4人とコラボした楽曲の制作が発表されたり、ライブ映像が作品化したりと今後益々の活躍が期待されています。
これからはYOASOBI(ヨアソビ)の楽曲とともに、原作小説もぜひ一緒にチェックしてみてくださいね♪