お天気が続いたり、気候の良い季節になると、ドライブや旅行へと出掛ける機会が増えてきますよね!
ですが、乗り物酔いする人にとっては少し憂うつなもの。
皆さんはいかがでしょうか?
普段から乗り物酔いはしますか?もしくは、体調が万全ではない時に、「あれ?酔ったかな?」と思ったりした事はありませんか?
こういった経験をされた人にとってはとても辛いものですよね!
どれくらい乗り物にのるのかな?
気分が悪くなって皆に迷惑をかけないかな?
急に誘われたけど、乗り物酔いの薬を持ってない!どうしよう?
酔い止めに頭痛薬でも代用出来るって聞いた事があるけど、本当に大丈夫かな?
と不安になってしまいますよね。
そこで、『酔い止めは頭痛薬でも代用できるのか?乗り物酔いを和らげる方法があるのか?』を調べてみましたので参考にしてみてくださいね。
酔い止めに頭痛薬を代用しても大丈夫?
酔い止めがないからと言って、頭痛薬を代用する事はおススメしません!
酔い止め薬の成分は抗ヒスタミン作用のある「マレイン酸フェニラミン・ジフェンヒドラミンなど」が含まれています。
頭痛薬には解熱鎮痛成分「イブプロフェン・ロキソプロフェン・アセトアミノフェンなど」が含まれています。
このことから分かるように、酔い止め薬と頭痛薬の成分は異なります。
ですので、酔い止めがないから頭痛薬で代用しようとするのは危険ですよ。
乗り物酔いで「頭痛がする」といった人が、酔い止めがないから同じ症状の頭痛薬で補おうとしたことから、酔い止めに頭痛薬を代用として用いても良いと噂されるようになりました。
ですが、乗り物酔いで頭痛がするのと、気圧や他の症状で頭痛がするのとではまるで違います。
自分がどの症状に当てはまるのかを確認して使い分けるようにしましょう!
乗り物酔いと言っても、それぞれの体調によって様々な症状を引き起こしますから注意が必要ですね!
また、酔い止め薬は他のお薬と併用するのには注意が必要です!
一緒に飲めないお薬が多くありますので、詳しくは薬剤師さんや登録販売者にご相談してみてくださいね。
乗り物酔いの原因とは?
乗り物酔いとは、乗り物による急な加速や揺れで体の平衡感覚が乱され、自律神経に異常をきたしてしまう事です。
吐き気や不快感、フラつきや頭痛などと人それぞれ様々な症状が起こります。
車やバスだけでなく、飛行機や船、遊園地などの乗り物でも起こってしまうのです。
乗り物酔いは普段乗り物の酔いしなくても、気持ちによって左右されたり、睡眠不足や疲労などによって症状が引き起こされたりします。
乗り物酔いを起こしやすい方でも、対策をしっかりとることで、症状を和らげることが出来るのです。
乗り物酔いの症状(吐き気・頭痛)
乗り物に乗ると、道路の凹凸や急なカーブなどで激しく揺れる事がありますよね。
そんな乗り物の中にいると、外から遮断された空間にいるのに身体はうごいてない状態となります。
「外の景色は変わっていくのに自分の身体は動いていない」
そんな中、不規則な加速減速があると身体のバランスが崩れ、三半規管と脳にズレが生じていき、乗り物酔いが起こってしまうのです。
乗り物酔いの症状としては、『吐き気・頭痛・めまい・嘔吐』などの症状があります。
普段は乗り物酔いしない方でも、最近飲み会が続いてる、自宅での酒量が増えている、寝不足だ、という方は注意して下さい!
乗り物酔いの対策
【乗り物に乗る前】
・前日は睡眠をしっかりとり、早めに寝ましょう。
・前日の暴飲暴食は避けましょう。
・乗り物に乗る1時間くらい前までに食事をすませましょう。
・炭酸飲料は胃を膨らませ吐き気がでてくる可能性があるので、飲むのは控えましょう。
・服装は体を締め付けない、ゆったりとしたものにしましょう。
【乗り物に乗ってから】
・景色の見える席を選び、なるべく遠くの景色を見るようにしましょう。
・匂いからも乗り物酔いが引き起こされるため、出来るだけ換気を心掛けましょう。
・乗り物に乗ってるという意識を働かせず、気を紛らしながらリラックスしましょう。
・柑橘系のドリンクは胃酸の分泌を促すため酔いやすくなりますので、控えましょう。
・ミントには酔い止め効果があるとされていますので、ミントガムや飴を摂取しましょう。
乗り物酔いに打ち勝つ習慣!
乗り物酔いには脳だけでなく、耳や目、鼻、足の筋肉・関節、自律神経といった様々な体の器官が関係しています。
これらの情報は脳に送られそこで適切な判断を下して体を動かしているのです。
各器官から送られてくる情報にズレがあると脳が混乱し、適切な判断を下せなくなり乗り物酔いへとつながってしまうのです。
乗り物酔いをしてしんどい思いをするのはイヤですよね!
乗り物酔いに打ち勝つためにも、ほんの少し生活習慣を見直してはみませんか?
平衡感覚を鍛える
平衡感覚が衰えた人に簡単な体操がありますので、ぜひ行ってみてくださいね。
1.親指を立て片手を前方に突き出したら、親指を見つめ1秒に1回のペースで頭を左右に10回振ってください。
2.立てた親指を横向きにし、見つめたまま1秒に1回のペースで首を上下に振ります。
3.さらに、親指の距離を近づけた状態で首を振ることにより、目の動きが変わってきます。
この動きを1日に1~2セット行ってみてください。
平衡感覚が衰えている人も、改善される可能性がありますよ。
自律神経を整える
体からの色々な情報は自律神経を通して脳に届けられ、体全体に伝達されます。
自律神経が乱れると、この伝達が上手くいかず乗り物酔いの原因となってしまうのです。
自律神経を整えることは、乗り物酔いの改善に効果的ですよ。
1.深い呼吸で副交感神経の働きを高めましょう。
2.起床時間を決め、太陽の光を浴び、交感神経と副交感神経の働きを促進させましょう。
3.日中に20分以上のウォーキングなど軽めの運動を行い、副交感神経の働きを高めましょう。
4.睡眠を十分にとり、自律神経の乱れをリッセットしましょう。
胃腸を強くする
胃腸が健やかな状態であれば、乗り物酔いによる胃腸の不快感の予防や軽減に繋がりますよ。
胃腸に負担を掛けない食事を心掛けるようにしましょう。
1.食事は規則正しく、よく噛んで食べるようにしましょう。
2.栄養を考えバランスのとれた食事を心掛けましょう。
3.冷たいものを取りすぎず、胃腸を冷やさないようにしましょう。
4.暴飲暴食はしない。
酔い止めに頭痛薬を代用しても大丈夫?乗り物酔いの原因と対策!のまとめ
気候が良い季節になり、ドライブや旅行へと出掛ける機会が増えてくる中、乗り物酔いする人にとっては少し憂うつなものですね。
急な外出などで
「酔い止め薬はないけど頭痛薬で代用しても大丈夫かな?」
何て思われる方もいらっしゃると思います。
ですが、酔い止め薬の代用に頭痛薬を代用することはおすすめ出来ません。
なぜなら、酔い止め薬と頭痛薬に入っている成分が違うものだからです。
更には、酔い止め薬と他の薬を併用することも注意が必要です!
どうしてもという場合は、薬剤師さんや登録販売者にご相談してみてくださいね。
乗り物酔いの原因を理解し、自分に合ったお薬を飲むことをおススメします。
乗り物酔いに打ち勝つ習慣を行うことで、ある程度改善されますので頑張って続けてみてくださいね!
・平衡感覚を鍛える
・自律神経を整える
・胃腸を強くする
いかがでしたでしょうか?
普段のちょっとした習慣を見直すだけで、乗り物酔いが改善されます。
改善されることにより、乗り物による憂うつな気分から解放され、体も元気になります!
皆さまが、普段乗る乗り物や、ドライブに旅行が苦痛でなくなり健康でいられるよう心よりお祈りいたします。