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よもぎ茶の副作用や効能を分かりやすく解説!毎日飲んで健康に!

春に見かけるよもぎは、香りよし、栄養価よしのスーパーフードと言われています。

日本では和製ハーブの女王として、食べる・飲む・塗るなどに使われてきました。簡単に作ることができて、しかも効能がすごいんです

病気の予防、疲労の回復、心身の不調の回復など効能は多岐にわたり、アンチエイジングやデトックス効果は、美容業界でも幅広く利用されています。

こんな万能薬が安く簡単に手に入るこれは利用しないともったいないですよね。

よもぎ茶の作り方や飲み方、またどのような効能があるのか、また知らないと大変な副作用についてもわかりやすく解説します。

よもぎの独特な香りが苦手、苦みが苦手という人にも、ひと手間加えるだけでササッと解決します。

よもぎを理解して、心身ともに健康に、日々の生活にどんどん取り入れていきましょう。

よもぎ茶の副作用や注意点について

よもぎ茶の副作用が報告されているものには、以下のようなものがあります。

・体質によってはアレルギー反応を引き起こすことがある。

・食欲増進や利尿作用があるため、過剰に摂取すると下痢や嘔吐、腹痛などの消化器系の症状が現れることがある。

・血糖値を下げる効果があるため、糖尿病の治療中の方は血糖値の急激な低下に注意が必要である。

・妊娠中や授乳中の方、薬を服用中の方は適量を守り、医師や薬剤師に相談してから摂取することが望ましい。

・長期的な使用については、まだ研究が不十分であるため、安全性が確認されていない。

 

よもぎ茶は健康効果があるとされ、和菓子やお餅などにもよく使われていますが、摂取に際しては適量と注意が必要です。

また、持病をお持ちの方や、特定の薬を服用中の方は、医師や薬剤師に相談してから摂取するようにしてください。

 

よもぎ茶の飲み過ぎには注意してください

栄養価の高いよもぎですが、体に良いと飲み過ぎれば下痢・腹痛の症状が出ます。飲み過ぎには注意が必要です。

 

よもぎ茶のアレルギーには注意しましょう

よもぎ・キク科の植物にアレルギーのある人、ブタクサにアレルギーの人も注意が必要です。

 

よもぎを自分で採取する場合には注意が必要です

ムラサキケマン・トリカブトは毒性があり、よもぎとよく似た植物です。

素人では判別が難しく、食用としての採取には注意が必要です。

 

よもぎ茶を煮出す時に注意しましょう

鉄や銅のやかんでよもぎを煮出すと有害物質が発生するので注意しましょう。土鍋やセラミックがお勧めです。

 

よもぎ茶は妊娠中の人は注意する必要があるかもしれません

妊娠中の人は摂取量に注意をしてください。

よもぎに含まれるツヨンという成分には子宮収縮作用があります。多量摂取は流産や早産のリスクが高まります。

 

 

よもぎは万能薬!効き目は病気だけじゃない?効能と副作用

よもぎ茶として飲んだり、入浴剤としてお風呂に入れたり、化粧水にして使用したり・・・。

これほど身近にある植物でありながら、太古の昔から世界中で漢方や民間療法に取り入れられている植物はよもぎ以外あるでしょうか。

では早速、よもぎ茶の効能と副作用などについて解説していきます。

 

よもぎ茶の効能や効果について

よもぎ茶が身体に与える効能です。まさに万能薬とも言えるほどの効果があります。

 

よもぎ茶がもたらす循環機能について

  • 血のめぐりをよくし、疲れやすい人のむくみや頭痛・生理痛の改善
  • 体内の循環が良くなることで、体を芯から温め、冷えを改善する
  • 腰痛・神経痛・関節痛・筋肉痛などの痛み改善

 

よもぎ茶がもたらす肝機能の改善について

  • 肝臓の働きをたすけ、アルコールや糖の分解を促進する(生活習慣病の予防)
  • 消化酵素をつくり、脂肪を分解し、コレステロールをさげる
  • 血液の凝固する働きをたすけ、止血したり、不正出血を予防する

 

よもぎ茶がもたらす腎機能の改善について

  • 腎臓の働きをたすけ、体内の水のめぐりをよくする
  • 不要な水分を排出し、むくみを改善する
  • 老廃物を尿に排出し、デトックス効果

 

よもぎ茶がもたらす消化促進効果について

  • 弱った胃の働きをたすけ、胃もたれや胸やけの改善
  • 消化酵素を正常にたもち、消化・吸収を改善する 

 

よもぎ茶がもたらす整腸作用について

  • 腸の運動を正常にたもち、便秘や下痢を改善する
  • 体内に蓄えられた老廃物や有害物質を体外に排出してくれるダイエット効果
  • 腸内環境を整え、免疫力を向上させる

 

よもぎ茶がもたらす婦人科系疾患の改善について

  • 月経不順の改善、月経困難の改善、貧血の改善
  • 産後の子宮管理に効果的

 

よもぎ茶がもたらす感冒症状の改善について

  • 鼻やのどの粘膜の炎症をおさえ、痰を出しやすくする
  • 咳をしずめ、かぜの症状をやわらげる

 

よもぎ茶がもたらす美容への効果について

  • ホルモンのバランスを整え、美肌になる
  • 老廃物の排出により、肌荒れの緩和
  • 肌の乾燥を改善

 

よもぎ茶がもたらすその他の効果について

  • 香りに心を落ち着かせてリラックスできる
  • 自律神経が整うことで、質の良い睡眠を促す
  • ストレス解消

 

よもぎ茶の成分・栄養素について

よもぎの成分は、食物繊維の他にもビタミンや無機質があります。

 

よもぎ100g相当に含まれる栄養素

クロロフィル  アンチエイジング・コレステロールを下げる
食物繊維   7.8g 整腸作用・血糖値上昇の抑制・コレステロールを下げる
タンパク質  5.2g 体をつくる成分・体を動かすエネルギー

               

ビタミン

βカロテン 5300μg 動脈硬化の予防・抗酸化作用
ビタミンB1 0.48mg 疲労回復・食欲増進・神経機能を正常に保つ
ビタミンB2 0.43mg 細胞の再生・成長促進
ナイアシン 2.4mg 健康の維持・アルコール分解
ビタミンB6 0.08mg 免疫機能を整える・タンパク質の代謝
葉酸 190μg 血液をつくる
パントテン酸 0.55mg 動脈硬化の予防・皮膚や粘膜の健康維持
ビタミンC 35mg 免疫機能の維持・抗酸化作用
ビタミンE 3.2g アンチエイジング・抗酸化作用
ビタミンK 430μg 血液の凝固・骨の形成

        

無機質

ナトリウム 10mg 水分の調整
カリウム 890mg 水分の調整・皮脂の分泌調整
カルシウム 180mg 骨量の維持・肌の再生・水分保水量維持
マグネシウム 29mg 生命の維持・肌の弾力維持
リン 100mg 骨や歯の成分・エネルギー代謝
4.3mg 酸素を運ぶ・血行促進・コラーゲン形成

 

 

 

よもぎとは?知ってるようで知らない本当の効果!

効能が分かったところで、もっとよもぎについて掘り下げていきましょう。

 

日本各地どこにでも生息する身近な植物

『よもぎ』とは、月の女神アルテミスが語源と言われ、原産地域はおもに中央アジア、日本では古来からある在来種として、いたるところで見かける植物です。

5月ごろ旬を迎え、葉の裏に灰白色の繊毛かあるのが特徴で、キク科ヨモギ属の多年草です。

花が咲く前の春から夏に採取した新芽は、香りが強く苦みが少ないため、食用や飲用としてお勧めです。

やわらかい新芽の茎や葉をしっかり水洗いし、2〜3日陰干ししたのち、お好みでフライパンで焙煎すると、お茶としてさわやかな香りが出て飲みやすくなり、長期保存が可能となります。

九州地方では、和菓子として餅やまんじゅうに使われたり、食事として炊き込みご飯や麺類、天ぷら、おひたしなどあらゆる食材と合わせて食べられてきました。

 

昔の人は知っていた?漢方としての効果

古代より世界中で香り高い万能薬として重宝されており、中国では、よもぎを日干しすることで艾葉(がいよう)となり、漢方の生薬としてつかわれてきました。

艾葉(がいよう)は経を温め止血の効果があり、不正出血や鼻血、痔の症状緩和に使われてきました。

とくに胃腸など消化器系の不調、体の疲れ・痛み・冷え、女性特有の婦人科系の悩みに効果があるといわれています。

乾燥させた葉をミキサーにかけ粉末状にし、ふるいにかけ、葉の裏の細かい繊毛だけをかき集めたものを、お灸のもぐさとして鍼灸治療に利用されています。

 

エステサロンで使われ大人気

よもぎは香りに特徴があり、和製ハーブといわれ抗菌作用や防虫効果があります。

また、天然の精油として、シオネール・ポルネオール・カンファーが含まれており、アロマオイルとして使われることが多いです。

入浴剤として茶葉をお風呂に入れたり、化粧水として使うと美肌・美白・アンチエイジング・デトックス効果があり、女性から人気が高いのです。

よもぎ蒸しは、600年ほど前から韓国に伝わる民間療法で、日本にも数年前から人気のある美容法です。

下半身を中心に温め、粘膜から蒸気を吸収し、体の代謝をあげ老廃物を排出します。とくに婦人科系のトラブルに効果があります。

  

 

ほんとに簡単!よもぎ茶の作り方・おいしい飲み方!

では、よもぎをもっと簡単に楽しめる方法を教えますね。

 

よもぎの選び方

まず、よもぎを購入するときは、次の3つのこだわりで選んでください

  1. 産地(宮崎県・徳島県など)
  2. 栽培(無農薬・無添加など)
  3. 材料(苦みの少ない新芽など)

 

よもぎ茶の入れ方と効能

こうして選んだ良質なよもぎを、お茶にしていただきましょう。

 

葉から

  1. 乾燥したよもぎ5〜10gと鍋を用意する
  2. 1Lのお湯にその茶葉を入れて弱火で10分ほど煎じる
  3. 茶葉を濾す

 

ティーバック

ティーパックの一般的な利用方法です

水1Lに対しティーバッグ1袋(5g)とし、沸騰したお湯200mlにティーバッグを入れ5分間蒸らします。

残りの水をすべて注ぎ、冷蔵庫で冷やすと美味しくなります。 

 

よもぎ茶の効果

よもぎ茶にはカフェインがなく、子供から大人までみんなで飲める健康茶です。

ビタミン・ミネラルが豊富で赤ちゃんや妊婦の夏の水分補給におすすめですよ。

成人には、老廃物の排出を促してくれて、糖尿病・高血圧・高脂血症など生活習慣病の予防にも効果があります。

 

よもぎ茶のアレンジ方法

香り・味が苦手な人は、レモングラスを入れると香りがスッキリとよくなり、飲みやすくなります。

また、ミルクと黒糖で抹茶ミルクになり、よりおいしいですよ。

 

よもぎパウダーの作り方

よもぎはパウダーにすると、もっと効果的に取ることができます。

 

  1. よもぎの新芽をよく洗い、2〜3日陰干しする(電子レンジで時間短縮も可能)
  2. フライパンで焙煎し、茶葉として使う
  3. 焙煎することで香りがよくなり、苦みが消える
  4. 焙煎した茶葉をミキサーにかけると、よもぎパウダーとなる

よもぎパウダーは、お茶として飲んだり、お菓子やパン、麺類に使用することが出来ます。

よもぎパウダーにすると、よもぎの細胞繊維を壊すので栄養の吸収率アップに効果的です。食物繊維や栄養を全て摂取できる理想的な方法です。

ティーカップに小さじ半分程度の粉末とお湯を入れ混ぜて使います。

 

よもぎ活用法

その他にも、よもぎ活用方法はたくさんあります。ぜひ試してみてくださいね。

 

よもぎ化粧水

よもぎ化粧水の材料は、よもぎエキス・精製水・グリセリンだけです。

分量は肌の状態やお好みで、グリセリンの分量を増やすと保湿効果が高まります。

防腐剤を使用していませんので、冷蔵庫で保管し2週間以内で使い切るようにしましょう。

 

よもぎエキス

  1. 乾燥したよもぎの葉150mgと1.8Lの玄米焼酎やホワイトリカーを瓶容器に入れる(瓶容器は4L以上の大きさで、広い口が便利)
  2. 瓶を密閉して、2〜4か月程度冷暗所に保管
  3. 定期的に混ぜる

こうして作ったよもぎエキスは、外用薬として皮膚のトラブル・虫刺され・乾燥肌の改善に効果があります。

 

よもぎ風呂

春の薬湯として体の芯から温まり、デトックス効果でダイエットに効果的なのが、よもぎ風呂です。

  • 乾燥したよもぎは30gをティーバックへ入れて、浴槽にいれる
  • または、生のよもぎを5〜6本刻んで、鍋で煮出し、浴槽へ入れる

腰痛・関節痛・筋肉痛・神経痛・冷え性・かぶれ・切り傷にも効果がありますよ。

 

よもぎ蒸し

よもぎの葉を蒸した蒸気を直接肌や粘膜から吸収させることにより、腸や子宮を含め体全体を内側から温めていく民間療法です。

体をあたためることで、血流改善・代謝アップ・美肌効果・ストレス緩和に効果があります。

韓国では、産後の大きくなった子宮や産道を収縮させて元に戻す子宮復古や膣の収縮・血流の回復などの効果があるとされています。つまり産後の肥立ちにも良いのです。

近年は、日本でも多くのエステサロンで取り入れられ、女性に人気の美容法です。

 

精油  

よもぎには、天然の精油として、シオネール・ボルネオール・カンファーが含まれています。

抗菌作用・抗炎症作用・防虫作用があり、アロマオイルとして使われます。

 

 

よもぎ茶の効能から副作用まで分かりやすく解説!毎日飲んで健康に!まとめ

  • 日本ではどこにでも自生し、安く簡単に手に入るよもぎは、万能薬として日常に取り入れるべき薬草です。
  • よもぎと似た植物には注意が必要なものがあります。
  • よもぎは栄養価が高く、食事や飲み物、入浴、美容などに使われます。
  • 小さな赤ちゃんからシニアまで、年齢を問わず家族で使えるところがメリットです。
  • 妊婦は多量摂取に気を付け体調不良時は医師の診断をあおぐことが必要です。
  • 健康な時も体調がすぐれないときも、無理をせず、適度に取り入れていくことがお勧めです。

春によもぎの葉を摘み、乾燥させて茶葉にしておくと、長期保存ができます。茶葉をミキサーにかけパウダーにすると、お菓子やお茶、麺類に用途がふえます。

よもぎを毎日の食事や飲み物、お風呂に取り入れて、健康、美容に活用しましょう。