春になると、よもぎを道端で見ることがありますね。
現在は、よもぎそのものを使った粉末があることはご存じですか?
手軽に栄養を取り入れられるよもぎの粉末は、今後もとても重宝することでしょう。
今回はそんな栄養豊富なよもぎの粉末について紹介しますね。
よもぎの粉末の効果は?
よもぎは栄養があるって聞くけど、葉っぱで食べるのはちょっと抵抗が…
今回はそんな方に、よもぎの粉末をおすすめしたいのです!
よもぎの粉末の効果は、植物で生えているよもぎの栄養素と同じ効果が期待できます。
これは植物で生えているヨモギを粉末状にしたものなので、よもぎの栄養もそのままなのです!
なのでよもぎの粉末=よもぎそのものを食べていると思っていいでしょう。
市場だと商品名も、よもぎパウダーという名前で売られています。
よもぎの栄養をそのまま得られるので、とても効率がいいのでは?
下で実際によもぎの粉末についてさらに詳しく迫りましょう。
この記事はこんな方におすすめ
- よもぎの粉末を試してみたい方
- 手軽に栄養補給したい方
- 料理などの味変を考えている方
- 美容などを気にしている方
よもぎの粉末を使うことのメリット
まずはよもぎの粉末のメリットをおさえてみましょう。下に一つずつ詳しく書いてみます。
メリット
いつでも栄養を摂れる
料理に使いやすい
効果がうれしい
美容にいいものが多い
なんだか見るだけでも栄養がありそうで体にいいとわかりますね。
いつでも栄養を摂れる
よもぎは春の3~5月頃に採った方が栄養があります。(食用の場合は新芽がいいでしょう)
よもぎは日本中に生えている草なので、探せばただで手に入りますが、
安定して一年を通して使うとなると、パウダーや乾燥した物を買った方が良いでしょう。
粉末状にすれば、いつでも手軽によもぎの栄養を摂れますね。
料理に使いやすく、さわやかな味変にピッタリ
よもぎ粉末は、お湯やお水に溶かして飲むことがオードソックスなのですが、
サッと溶けるので、お茶や牛乳豆乳等に入れても美味しく楽しめます。
粉末状で扱いやすいので、工夫次第で色々な使い方ができますし、なによりカフェインを含まないので誰でもお飲みいただけます。
良く知られたヨモギ餅の他にも、様々なお菓子作りに入れてよもぎの味や香りを楽しんでもよし、
いつもの料理にいれて味に変化を持たせても良し!
料理の一例
よもぎ茶
よもぎの粉末を利用した食材で、代表的なものはよもぎ茶と呼ばれるものがあります。
ヨモギ茶には、アンチエイジングや美肌、ダイエット、貧血や更年期の改善、
血の巡りを良くする女性の悩みに効く薬草としての効果が期待されています。
食べ物で綺麗になるのは手軽で嬉しいですね。
その他にもよもぎの粉末を使ったレシピはこちら
お花見どら焼 桜フレーバー入り
材料 (1~2個)
引用:クックパッド
引用:クックパッド
効果が嬉しい
よもぎには、女性に嬉しい成分が多く含まれています。
よもぎは昔より医療用として、また漢方としても使われている薬草で、ハーブの女王”とも呼ばれることもあります。
長い間、親しまれているわけは、その独特の香りだけじゃなく、 豊富な栄養素を持ち、効果が万能であるから。
書いてみると、食物繊維をはじめ、カロチンや葉緑素、ミネラル類、ビタミン類、酵素など。 たくさんの栄養がありますね。
これらは後で詳しく書きますね。
美容にいい
その成分から、美容や健康に良い効能が注目され「化粧水」など、
ヨモギを使用したタブレット、サプリメントの商品が登場しています。
美容にいいのはメリットが大きく感じますね!
温活で話題の、よもぎ蒸しで利用されたり、入浴剤としてヨモギを利用することで、
体が温まり、体の毒を排出して内側からきれいになっていきます。
血行促進、冷え性改善、デトックス効果、湿疹や血液をキレイにしたり、シミ・しわの予防、美肌・美白効果などが期待されています。
乾燥の葉20グラムほどをガーゼなどにつつんでから、お風呂に入れもみだすように使います。 先に鍋などで濃く煮出してから、煮汁だけを入れてもグッド。
よもぎの粉末を使うことのデメリット
デメリットも一個ずつ見ていきましょう。これはよもぎによるものが多いですね。
デメリット
よもぎ由来の副作用がある
物によっては風味が気になる
粉末だからこぼすと掃除が面倒
よもぎ由来の副作用がある
よもぎはどこにでも生えていて簡単に見つけられる分、扱いには注意が必要な植物です。
よもぎは粉末にしても、よもぎの短所は残ってしまう点はデメリットといえます。
よもぎを扱う時は下に十分注意したうえで、利用してください。
アレルギーがある
ヨモギやキク科アレルギーの方や幼児、それとてんかん体質の方はヨモギの飲食を控えましょう。
実は、てんかんの人が、なぜよもぎを食べてはならないのかは因果関係が不明です。不安であれば控えましょう。
よもぎと似ている植物がある
よもぎは毒草トリカブトに似た葉の形をしているので、自分で採取するときには注意!
またブタクサの葉にも微妙に似ていて、間違える人が多いそうなので慎重に選んでください!
こう聞かされると素人にはよもぎ採取は難しく見えますね。
※よもぎです
妊婦さん注意!
妊婦の方はよもぎはあまりおすすめできません。
ヨモギに含まれるツヨンが子宮を収縮させてしまう作用をもつため、日常生活で食べる程度であればokですが、食べすぎると流産や早産につながるので食べ過ぎは絶対ダメです!
よもぎは洗浄力が高すぎる
よもぎはデトックス効果が高いゆえに効きすぎたりすると、便秘・腹痛・下痢などの症状が悪化するときがあります。
不快な症状が現れた場合には、一旦ストップして、食べるのを控えたほうがよさそうです。
物によっては風味が気になる
よもぎの独特な香りや苦いし、爽やかな味が逆に気になるという方もいるかと思います。
確かによもぎパウダー自体味に癖のあるものが見られます。
それに、よもぎパウダーにはよもぎがたっぷり含まれているのでそれなりに入れてしまうと、苦味などが出やすいでしょう。
少量なら香り付けにはいいアクセントになるでしょうが…
なので風味などが気になるという方は見送りしていただくと良いかと思います。
よもぎには、シネオールやβ-カリオフィレン、リヨンなどの香り成分が含まれています。
粉末だからこぼすと掃除が面倒
粉末の宿命、こぼすと掃除が大変になります…
気を付けて食べましょう。
よもぎの粉末の効果は?栄養から見てみましょう
ここから下は、よもぎの栄養について書いてみます。
よもぎは粉末状にしてもよもぎそのものの栄養を摂れますが、
女性に嬉しい成分に恵まれたよもぎは、いつでも摂ることをおすすめしたいくらい、栄養に優れています。
ヨモギには葉緑素(クロロフィル)、食物繊維、カロチン、カリウム、ビタミン、葉酸、ミネラルなど
例をあげてもけっこうな栄養が含まれていますね。
葉緑素(クロロフィル)
ヨモギの緑色の主成分です。植物が光合成をするのに必要な成分ですが、他の植物より多く含まれています。
がんの細胞の発生を防ぐ抗発がん効果や、デトックス効果、貧血予防、コレステロールを下げてくれる効果があります。
食物繊維
生のヨモギには不溶性の食物繊維が100g当たり6.9g含まれています。結構入っているほうですね。
水溶性と合わせると7.8gも含まれます。食物繊維は便秘の予防と改善、デトックスに効果的です。生のよもぎの効果でこれならば、粉末にしても同じ効果を得られそう…!
ひよこ豆やあずきなどは11gで、ニンジンやカボチャは3g程度で、他の野菜と比べてもかなり多く含まれています。
カリウム
塩分を多く取ってしまった時に、体の外へ出してくれる働きがあります。高血圧の予防にも効果的です。
ビタミン
ビタミンKに関しては植物の中でもトップクラスの含有量!
ビタミンKは血液に関しては、血を固めたり作ることを助け、血管内をきれいに保つ効果があります。
出血時には止血作用もあります。丈夫な骨づくりにも役に立ってくれます。
よもぎはほうれん草の3倍とも10倍とも言われるレベルのβカロテンを含んでいます。
βカロテンは、皮膚や粘膜を丈夫にする抗酸化作用の他にも、ガンの抑制や免疫力を強くしたり、
アンチエイジングに効果のある栄養素です。
生のヨモギは緑黄色野菜に分類され、100g当たり5300μgのβカロテンが含まれています。
600μg以上の食品が緑黄色野菜と呼ばれ、ニンジン(約8000μg)やカボチャ(約4000μg)など色の濃い野菜がこれにあたります。
またよもぎは肝臓の解毒と脂肪の代謝をスムーズに行い、疲労回復や体力の改善をしてくれます。
よもぎのタンニンが酸化しやすい脂質ができるのを抑えて、細胞の老化を防いでくれます。
その他のビタミン
・ナイアシン 皮ふや粘膜の健康維持を助けます。
・ビタミンB2 糖質、脂質、たんぱく質を体内でエネルギーにする代謝を支えます。
・ビタミンB6 たんぱく質からエネルギーをつくり、筋肉や血液などがつくられる時に必要になります。
・ビタミンC 細胞間をつなぐコラーゲンをつくるのに必要とされます。皮ふや粘膜の健康維持に役立ち、
ストレスへの抵抗力を強め鉄の吸収を良くします。
葉酸
葉酸は妊婦さんには不可欠な栄養素です。
サプリメントでも飲まれている方がいるのではないでしょうか。
葉酸はDNAを作るときに大切な役割を持ちます。
体内で赤血球の細胞を作り出し、赤ちゃんの正常な発育に役立ちます。
ミネラル
カルシウムや鉄、カリウムがたくさん含まれています。鉄分にいたっては、牛のレバーよりも多く含まれています。
よもぎの粉末の効果は?効能から見てみると?
今度は効能の面からみてみましょう。
先ほどもよもぎの栄養素を見てもらいましたが、多くの栄養素に持っていましたね。
その栄養素に負けないくらい、よもぎは粉末であっても、いろいろな効能があります。
血をきれいにしたり増やしたり
よもぎには血液関連で心強い味方になってくれます。それを支えているのは緑の血液と呼ばれる葉緑素(クロロフィル)
よもぎに含まれている葉緑素は、他の植物に比較しても良質で強く、体内に摂り入れやすいのが魅力です。
血液をサラサラにしたり、貧血予防、ヘモグロビンを増やして血を作ってくれます。
他にも冷え性や、新陳代謝の促進などの働きもあるとされています。
血液が体内をめぐることで悪玉コレステロールを吸着して、コレステロール値を下げる効果もあるとされています。
止血効果も
古い時代から出産の時の止血用に使用されていたとのことでした。
よもぎは漢方で艾葉(がいよう)と言う名前で呼ばれてきました。
文献によると 「艾」とは「疾(やまい)を艾する(止める)」の意味だと言われています。
それ以外にもよもぎは、昔から身近な薬草として民間で切り傷などの出血に用いられてきました。
デトックス
葉緑素の成分が血液を作りきれいにしてくれるため、血液循環がよくなりデトックス効果が期待できますよ。
ヨモギは不溶性の食物繊維をたくさん含む植物ということ、不溶性食物繊維の整腸作用で、腸内の環境と体を整えます。
そしてよもぎには利尿作用があるため、老廃物を体外に出してくれる効果があります。
体を温めたうえで血行が良くなりますし、香りが食欲を抑えてくれるためダイエット効果が期待できます。
アトピー改善
そしてよもぎにはアトピー性皮膚炎に効果があると言われています。
抗炎症作用やデトックス効果で、皮膚のかゆみを沈め、きれいな肌へ生まれ変わらせます。
また子供にとっても負担が少なく、気軽に始められ人気です。
キク科に分類される植物ですので、キク科アレルギーの方は注意が必要です。 万が一にも体調がすぐれない場合は、小児科やアレルギー科に速やかに受診するようにしましょう。
私は昔から肌トラブルに悩まされていますが、これから粉末を入浴剤にして使ってみようかと思います!
美容効果
よもぎは老化防止・シミやシワにも効きます。
体内のいらないものを外に出し、血行も良くなるのでダイエット効果や美容効果が高いと人気があります。
ホルモンバランスの乱れを整えたり、更年期や冷え性などが改善ができます。
体を温める効果
冷え性の体質改善としてもよもぎは助けてくれます。
入浴剤としても人気が高いヨモギですが、その理由は体を温める効果が高いから。
血行を促進させたり、発汗作用や、抗酸化作用もあり、体の芯からも温まるので肩のこりからの頭痛にも効果があると言われています。
リラックスと安眠ができる
ヨモギには特徴的なさわやかな香りがあります。
よもぎには他にもアロマとしての需要があります。
よもぎの香りの成分はシネオール、αツヨンなどが見られます。
シネオールは高ぶった神経を鎮静させ、イライラ解消、安眠作用、利尿作用があります。 αツヨンには高い殺菌効果があり、爽快感とリラックス効果を生み出します。
私はよもぎのさわやかな香りが好きなのですが、癒されるのはこのような成分が入っているからなのですね、納得です!
抗糖化対策にも
「糖化」とはたんぱく質に糖がくっつく現象のことです。
糖化によってできたものをAGEs(終末糖化産物)と呼びます。
人は一度できてしまったAGEsを分解する酵素を持っていないので、
一度できてしまったAGEsは分解されないので、体から出す事ができないとされてきました。
しかしよもぎは蓄積されたAGEsを分解してくれる働きがあるということが研究により分かったのです。
堆積させない食生活はもちろん大事ですが、溜まってしまった老化させる物質を分解してくれるのは嬉しいですよね!
よもぎの粉末の効果とは?食べてよし美容にもよしの万能食?!まとめ
・よもぎの粉末の効果はよもぎの栄養そのものと同じ効果をもつ
・メリットは
いつでも栄養を摂れる、料理に使いやすい、効果がうれしい、美容にいいものが多い
・デメリットは
よもぎ由来の副作用がある、物によっては風味が気になる、粉末だからこぼすと掃除が面倒
・よもぎは粉末状にしてもヨモギそのものの栄養を摂れるが、女性に嬉しい成分と栄養に優れている。
・効能も造血効果の他にも、止血効果、美容やデトックス、体を温める、アトピー改善、抗糖化対策などが見込める。
をまとめています。
春の代表格であるよもぎが粉末状になっても、栄養をそのまま摂ることができるのは嬉しいですね。
私は、よもぎが粉末になってもここまですごい!ということは調べるまで知らなかったので驚いています。
料理にも美容にも使える優れものということで、皆さんも試してみる価値はあると思います!
ここまでご覧いただきありがとうございました。