手作り餃子っておいしいですよね。お店や通販なんかでも美味しい餃子がたくさん売られていますが、自分で作った餃子はまた格別です。
手間がかかった分、とってもおいしく感じられます。しかしいつも思うことがあります。
それは私はいつも作りすぎてしまうため「今日もタネが余っちゃった。どうしよう」「このまま餃子のタネを一晩寝かせても大丈夫?」「前の日にタネだけ作り置きしたい」みなさんもこんな経験ありませんか?
この記事では餃子のタネが余っちゃった時や、タネの作りおきに一晩寝かせても大丈夫かなど、みなさんの疑問を解消できるように紹介していきたいと思います。
Contents
餃子のタネを一晩寝かせるときは包まない!
餃子のタネは一晩寝かせても大丈夫です。家族がたくさんいたり、次の日あまり時間が取れない場合はタネを先に作っておいて、冷蔵庫で保存出来たら次の日包むだけなので便利で楽ですよね。
しかし餃子のタネを寝かせるときは皮で包まないほうがいいです。なぜかといいますと、餃子の皮が餃子のタネの水分を吸ってしまい、べちゃべちゃになってしまうのです。
その結果お皿にくっつき時間をかけて包んだ餃子が台無しになってしまいます。こうなってしまっては悲しいですよね。
しかし包んだ状態でも一晩寝かすことはできます。ただし、守ってもらいたい注意点が何点かありますので、今からその守ってもらいたい注意点と安全な保管方法をご紹介いたします。
餃子のタネを保存する注意点とは
まず、使うお肉は新鮮なひき肉に限ります。ひき肉は精肉した瞬間から酸化が進んでいます。
ですので買ってきて何日か置いておいたひき肉は一晩寝かせるのに使うのはやめておきましょう。
新鮮なひき肉で作ったタネは乾燥しないようにビニール袋やラップで包むかジップロックのような空気を抜いて密閉できる保存容器に入れて冷蔵庫で保管してくださいね。
なぜ空気が抜けて密閉できる保存容器が必要かというと、餃子のタネが空気に触れることによって酸化がすすみ、傷みやすくなってしまうのです。
餃子のタネが傷んでしまうと本来の風味や香り、味などが変化してしまい、思っていた味と違ってたなど、人によっては悪い結果となってしまうのです。
特にひき肉は、塊のお肉(ブロック肉)ステーキ肉等と違って空気に触れる面積の割合が圧倒的に多いので傷みやすいお肉となっています。
せっかく手間暇かけて作った餃子のタネが台無しになってしまう可能性が出ちゃいます。
そのような結果にならないためにも、空気が抜けて密閉できる保存容器が餃子のタネを一晩寝かせるにはベストでしょう。
【注意点】
- 密閉できる保存容器
- 新鮮なひき肉
餃子のタネを包んで一晩寝かせることはできるか
先ほど上記の記事にて一晩寝かすことができるのかのご紹介をしましたが、タネを包んで(完成させて)一晩寝かすことについて今から説明していきたいと思います。
餃子のタネを包んだ状態で一晩寝かすことは可能です。ですがこれもまたいくつか守っていただかなくてはならない注意点があります。
それは保管方法によって変わってきます。絶対に直接お皿に置かないでくださいね。
餃子のタネを包んで(完成させて)一晩寝かす場合は中に入れる野菜の水分をいつも作っている時よりもしっかり水抜きしてください。
水抜きするときに塩を、みじん切りした野菜にふりかけ、10分ほど待ったら野菜が柔らかくなって絞りやすくなりますよ。タネを作って皮で包んだらお皿に粉を振ります。
粉は片栗粉、小麦粉どちらでもいいですが私は片栗粉でしました。手でしてもいいのですが、なるべく粉ふるいを使ったほうが均等にきれいに片栗粉を敷くことができます。
片栗粉を均等にしけたら、餃子の皮とお皿が直接触れる面が少なくなり皮がお皿にくっつきにくくなります。
片栗粉の量は少なすぎるとお皿に餃子の底がくっついてしまい、はがすときに破けてはいけないので、多めに餃子全体にふるっておきましょう。
目安としては一晩寝かせるのであれば、そこに片栗粉の層が白くなってついているのがわかる程度つけていた場合はお皿につくことはあまりないと思います。
片栗粉のつける量の説明が難しいので実際に私がためしてくっつかなかった片栗粉の量がわかる写真をのせますのでご覧ください。
片栗粉をふるい終わったら包んだ餃子を餃子同士がくっつかない程度に間隔をあけて並べてください。
餃子同士がくっついたまま並べて保管してしまうと、皮同士がくっついて焼くときに離れなくなってしまいます。
無理にはがそうとすると、最悪の場合せっかく包んだ餃子が破けます。破けないためにも餃子同士の間隔は開けて並べてくださいね。
私もためしてみたのですが、餃子のタネを包んだ状態でバットの上に片栗粉をまぶして餃子同士の間隔をあけ、一晩寝かしてみたところ全くくっついておらずバットからも滑り落ちるほどでした。
人によって違うと思うのですが、私は包んだまま一晩寝かせたほうがすぐ焼けて良かったです。
味に関してもおいしくいただけましたし、すぐにタネを包んで焼くよりたくさん片栗粉をまぶしているおかげかフライパンにこびりつきにくくはがしやすかったです。
こういった気づきから、次回からは餃子を作るときは作り置きしようと思いました。うちの子たちはご飯が遅いと不機嫌になるのでとても良かったです。
特に家族が多いと作る個数も多いのですぐ焼けるのは助かります。
ただ、上に向いている側の餃子の皮に片栗粉をまぶせてない場所があったのですが、そこはやはりふやふやべちゃべちゃでした。実際の写真がこちらです。
少し片栗粉をまぶして一晩寝かせたところ片栗粉がたりずに内側のタネから出る水分によって餃子の皮がふやけてしまった様子です。
この感じだと隙間なく並べてしまうとくっついてしまうことが簡単に想像できますよね。
ですので、タネに入れる野菜の水分はしっかり絞って必ず包んだ状態で一晩寝かせる場合は、上記の写真の量くらいの片栗粉をまぶしましょう。
餃子の冷凍保存の仕方と焼くときの注意点
餃子の冷凍保存のやり方は上記で説明した完成させてから一晩寝かすやり方と一緒です。
片栗粉をバットの上にまぶし、きれいに餃子同士がくっつかないように間隔をあけてならべ、また餃子の上から全体的に粉ふるいを使って片栗粉をまぶし、冷凍室に入れてください。
冷凍室にいれてからある程度固まったら一つずつばらしてジップロックや保存容器に入れてまとめて冷凍できます。
冷凍してから約1か月ほどで食べきるようにしてください。焼くときは自然解凍せずに凍ったまま焼いてくださいね。
自然解凍させてしまうと、せっかくくっつかないように冷凍保存したのに皮同士がくっついてしまいます。
餃子のタネを一晩寝かせるのは大丈夫?寝かせるときは包まない?のまとめ
【餃子のタネは一晩寝かせることができるのか】
- 餃子のタネは一晩寝かせることができる
- タネを包んで(完成させた状態で)の保存も可能
【餃子のタネの保存時の注意点】
- 新鮮なひき肉を使う
- 密閉できる保存容器(ビニール袋・ジップロックetc)
【餃子を完成させた状態で一晩寝かせるときの注意点】
- ひき肉は新鮮なものに限る
- 野菜の水抜きはしっかり行う
- 片栗粉(小麦粉)はまんべんなくふるう
- 片栗粉(小麦粉)の量は多めにふるう
- バットの上に並べるときは餃子同士がくっつかないように間隔をあける
【餃子の冷凍保存とその後の調理による注意点】
- 上記のやり方に加えて固まったらジップロックに入れて保管すると省スペースになる
- 焼くときは解答せずに凍ったまま焼く
- 冷凍してから1か月ほどで食べきる
手作り餃子はおいしいですが、さらに便利にお弁当にいれたりすぐに夕飯にだしたり家族のごはんとして使えます。
作る手間はありますが、忙しい主婦の味方になってくれる料理だと今回の件で感じました。
これから作る人も、是非簡単なひと工夫で餃子を作ってみませんか?参考にしていただけたら幸いです。