皆さんは冷奴を食べる時、冷蔵庫から出してそのまま食べますか?それとも茹でてから食べますか?
私は今まで冷蔵庫で冷えたものを食べていたのですが、実はひと手間加えるだけで圧倒的に変わるそうです。
今回は冷奴を美味しく食べる方法についてまとめました。
冷奴を茹でるとどうなる!?そのまま食べるより美味しいの?
冷奴を茹でると、甘さや旨味が出で美味しくなります。
冷奴を茹でるメリットは以下の2つです。
- 濃厚な味わいになる
- パックの臭いが取れる
それぞれについて詳しくまとめました。
冷奴を茹でると濃厚な味わいになる
豆腐を茹でると水分が抜けるため、味が凝縮され濃厚になります。
この作業は水切りといわれ、重石をのせて待つよりも短時間で出来ます。
これをすることでより豆腐の甘さを感じられ、薬味なしでも美味しく豆腐の味を楽しむことができます。
冷奴を茹でるとパックの臭いが取れる
さっと茹でることでパックの臭いもとれます。
そのまま食べると臭いが気になってしまう方はぜひ試してみてください。
冷奴を美味しくするには1分間茹でるだけでOK?!
冷奴を美味しくする手順はたったの2つです。
- 熱湯で茹でる
- さっと氷水で冷やす
加熱時間や茹でる時の注意点についてまとめました。
冷奴を熱湯で茹でる
冷ややっこを劇的においしくするには、そのまま盛り付けるのではなく1分間茹でることです。
ですが加熱時間に注意をしてください。豆腐は加熱時間が長かったり、温度が高すぎると「す」ができてしまいます。
そのため切ったものや小さいサイズの豆腐を茹でる時は、湯で時間を1分よりも短くすると良いでしょう。
冷奴を温めるのはレンジでもOK!
茹でるのが面倒な方は、電子レンジでも大丈夫です。
キッチンペーパーで豆腐を包んだ後、500wで1分~2分加熱します。茹でる時と同じように、加熱時間には気を付けてください。
また、キッチンペーパーごと熱くなっているので、はがす際は火傷に注意してください。
冷奴をさっと氷水で冷やす
茹でた後は火傷に注意しながら、さっと氷水で冷やします。しっかり水気を切ってから盛り付けましょう。
一度茹でることで余計な水分が抜け、味が凝縮されることでおいしくなります。
冷奴は茹でるのはなぜ?豆腐を美味しくするのは〇〇だった!?
実は、豆腐を美味しくするのは温度です。
ここまで豆腐を茹でることのメリットをたくさんお話してきました。
ではなぜ、冷奴は茹でるだけで美味しくなるのでしょうか。その理由をまとめました。
豆腐の美味しい温度について
豆腐は種類によっても違いますが、17~19℃で食べるのがいちばん美味しくなります。
ちなみに、冷蔵庫から出してすぐの豆腐の温度は10℃くらいです。
一般的に、食べものは体温との温度差が25℃以上あると美味しく感じられます。
熱いものは62℃以上、冷たいものは12℃以下です。
しかし豆腐は冷たすぎると美味しさを感じにくくなります。
そのため冷奴は茹でてからの方が甘味が感じられ、美味しくなります。
豆腐が冷たいと美味しさを感じられないのはなぜ?
豆腐の原料である、大豆の脂質が関係しています。大豆の脂質は冷たいと旨味を感じにくくなります。
つまり豆腐の旨味と冷奴のひんやり感を両方を得るためには、非常にピンポイントな温度で食べなければなりません。
つまり、茹でた後にさっと冷やす事で、大豆の味を存分に楽しむ事ができるということです。
冷奴は茹でると美味しくなる!そもそも豆腐は茹でなくても食べられる?
豆腐は茹でなくても食べられます。
そんなの当たり前の事だろう、という方もいらっしゃると思います。
しかし豆腐について調べていると茹でてから食べている人が多いのですね。私は少し心配になっていたので、食べられると聞いて安心しました。
冷奴は茹でることをしなくても食べられる理由や、茹でずに美味しく食べる方法についてご紹介していきます。
豆腐の作り方について
私はてっきり、パックに入っている豆腐は火が入っていないと思っていたのですが、どうやら違うようです。
まず、豆腐の作り方から説明します。
まず大豆をつぶして、よく煮て、布でこすと、大豆カスと液体に分かれます。ちなみに大豆カスはおから、液体は豆乳になります。
この豆乳に硫酸カルシウムまたはにがりを入れて、固めたものが豆腐になります。
そのためパックに入っている豆腐には火が通っているということになります。
絹ごし豆腐だけでなく木綿豆腐の場合も、火を通す必要はありません。
冷奴を茹でなくても美味しく食べる方法はある?
もちろん、冷奴を茹でずに美味しく食べる方法はあります。
茹でたり電子レンジで加熱したりせず、豆腐をお皿の上に出して置いおくだけです。
というのも、冷蔵庫から長時間だしておく必要はありません。
冷蔵庫から豆腐を出した後、冷奴の具の準備をしている間にできます。
やることは、豆腐を切らずに皿にのせ、自然に出てくる水をきるだけです。
何かをしてる間にできるなんて時短にもなりますね。
水を切る一手間だけで、とっても美味しくなります。ぜひ試してみてくださいね。
冷奴のレシピ5選!ネギやショウガだけじゃない!もっと楽しめる冷奴
料理は、美味しくなる方法を知るとたくさん作りたくなりますよね。
冷奴は醤油をかけるだけでも美味しいですが、アレンジもたくさんできます。
シンプルな冷奴
醤油に出汁や料理酒を混ぜたものをかけて食べると、コクのある冷奴になります。
【材料】
- 豆腐
- 醤油
- 出汁もしくは料理酒
- ネギ
- ショウガ
【作り方】
- 醤油に出汁もしくは料理酒を混ぜる
- 豆腐に1をかける
- ネギやショウガをのせる
ポイント
料理酒を混ぜるのであれば、少し煮切ってアルコールをとばすと、より美味しくなります。
カプレーゼ冷奴
水切りをした豆腐をチーズに見立ててカプレーゼにします。
バジルを刻んだりバジルソースをかけたりすると、より本格的になります。
【材料】
- 豆腐
- トマト
- オリーブオイル
- 塩
- 黒コショウ
【あると良いもの】
- バジルもしくはバジルソース
【作り方】
- 豆腐の上に切ったトマトをのせる
- オリーブオイルと塩、黒コショウをかける
ポイント
時間をかけてしっかり水切りした豆腐なら、包丁で薄く切って本格的なカプレーゼ風の盛り付けにすることもできます。
ピリ辛冷奴
さっぱりした味の豆腐だからこそ、ピリ辛のキムチがよく合います。
卵黄をのせると、より濃厚な味になり、キムチの辛さもまろやかになります。
また、キムチは味噌やチーズなどの発酵食品とも相性がいいです。
【材料】
- 豆腐
- キムチ
- 刻みのり もしくはネギ
【あると良いもの】
- 卵
- 味噌
- チーズ
【作り方】
- 豆腐の上にキムチをのせる
- 刻みのりやネギを散らす
ポイント
豆腐が水っぽいと味が薄くなってしまうので、しっかり水切りをするとキムチの味がしっかりしていて美味しくなります。
もずく酢冷奴
夏の暑い日に食べたいさっぱりとした冷奴です。
【材料】
- 豆腐
- もずく酢
- きゅうり
- みょうが
【作り方】
- きゅうり、みょうがを千切りにする
- 豆腐の上にもずく酢、きゅうり、みょうがをのせる
ポイント
きゅうりのシャキシャキ食感がアクセントになるので、千切りではなく輪切りにしても良いです。
オクラとかつお節の冷奴
オクラと豆腐の相性がぴったりなさっぱり冷奴です。
【材料】
- 豆腐
- オクラ
- かつお節
- 醤油
【作り方】
- オクラをサッと茹でる
- オクラを刻んで、かつお節と混ぜる
- 豆腐に2と醤油をかける
ポイント
2に醤油を混ぜてから豆腐にのせると、オクラにも味がしっかり付きます。
冷奴を茹でるとどうなる!?そのまま食べるより美味しい?のまとめ
- 豆腐を茹でると水分が抜けて濃厚な味わいになる
- 豆腐を茹でるとパックの臭いが取れる
- 茹でるのが面倒な時は電子レンジでも
- 豆腐は17~19℃で食べるのが美味しい
- 豆腐は茹でなくても食べられる
冷奴は冷たいものだと思っていたので、温めて美味しくなるなんて驚きました。
ぜひ皆さんも試してみてくださいね。