メルカリで商品が売れたとき、売上金を現金で受け取りたい人は多いのではないでしょうか。
しかし売上金を現金で受け取るためには、メルカリで自分の銀行口座を登録する必要があります。
「銀行口座を登録してしまったら、個人情報流出や不正利用の危険があるのでは?」と不安に感じますよね。
そこで本当にメルカリで口座を登録しても大丈夫かどうか、過去にメルカリで起きた不正な事例を元に、危険性を調べてみました。
また、口座登録するときにおすすめの方法、口座登録しなくても売上金を使える方法も合わせてご紹介します。
メルカリで口座を登録すると危険?メルカリで過去に起きた事例
メルカリで銀行口座を登録するのは危険かどうかですが、残念ながら絶対に安全だとは言い切れないところがあります。
メルカリで過去に起こった2つの事例
「Codecov」への第三者からの不正アクセスによる当社への影響および一部顧客情報等の流出について
をご覧いただくと分かりますが、メルカリで2021年5月に2万8千件の顧客情報が外部流出したようです。
メルカリがサービス開発に利用している外部の計測ツール「Codecov」が第三者からの不正アクセスを受けたことが原因とのこと。
今のところ顧客への被害は確認されていないので安心しましたが、怖いですよね…。
Web版のメルカリにおける個人情報流出に関するお詫びとご報告 ※追記あり
2017年6月に一部のユーザーの個人情報が他のユーザーからも閲覧できる状態になっていたようです。
メルカリでのシステム切替作業のミスが原因とのこと。実際に被害が出ているわけではないそうですが、不安ですよね…。
今はセキュリティ強化している?
過去の個人情報流出を受けて、メルカリはセキュリティ対策を強化しています。
このように安全にメルカリが使えるように様々な取り組みがされていますが、
不正アクセスや個人情報流出の危険な事例は、正直どの企業でも起こりえることです。
確かに今の時代、絶対に安全なんてことないか~
メルカリで口座登録するときにおすすめの方法
セキュリティ対策がしっかりされているとはいえ、危険に備えることが大切です。
そこでメルカリで口座登録するときにおすすめの方法を3つご紹介します。
方法①メルカリで口座登録するならネット銀行にする
いつも使っている銀行口座ではなく、メルカリ専用の銀行口座を作る方が多いです。
ネット銀行なら家ですぐ登録できますし、ATM手数料や振込手数料がお得になりますよ。人気がある銀行は下記の2つです。
楽天銀行
楽天銀行は2022年11月末時点で口座数が1,325万を突破し、ネット銀行の中でもっとも利用者が多いです。
コンビニATMで24時間365日利用可能、しかも手数料無料(ハッピープログラムにエントリーした場合)です。
新規口座開設すると、口座開設月と翌月から2ヶ月目までは、無条件で月3回まで無料とのこと。
銀行店舗に行かなくても、家の近くのコンビニでお金を下せるのは便利ですよね。
楽天ポイントの還元率も最大3倍になるそうなので、楽天でお買い物する方はさらにお得になりますね。
住信SBIネット銀行
住信SBIネット銀行は、「三井住友信託銀行」と「SBIホールディングス」が共同で出資するネット専業の銀行です。
大手銀行である「三井住友信託銀行」が出資しているなら、危険ではなさそうですよね。
こちらもコンビニATMで24時間365日利用可能です。
「スマートプログラム」のランクによって、ATM入出金手数料の無料回数が変わります。
最低ランクでも月2回、最大ランクで月20回無料とのこと。よく現金を下ろす人でも十分な回数ですね。
方法②パスワードは桁数を10桁以上にする
不正アクセスを防ぐために、パスワードは推測されにくいものにしましょう。
内閣サイバーセキュリティセンターが発行する「インターネットの安全・安心ハンドブック」によると、
ログイン用パスワードは、英大文字小文字+数字+記号で10桁以上が安全だといわれています。
方法③本人確認をする
メルカリで口座登録する為には、「本人確認」を行うことが必須です。
本人確認とは、自分の顔と本人確認書類を、画面に表示される説明に沿ってスマホで撮影し、提出することです。
本人確認書類を提出するなんて危険じゃないの…?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、メルカリは下記のように宣言しています。
悪意のある第三者からお客さまの財産をお守りし、これまで以上にあんしん・あんぜんにご利用いただくため、2020年9月より本人確認の強化を行なっております。
本人確認をしないと銀行口座から勝手に入金(チャージ)できないようになっており、不正利用を防いでいます。
本人確認をするメリットとは?本人確認に必要なもの
実はメルカリで本人確認しておくと、次のようなメリットがあります。
メリット①出品したときに売れやすくなる
同じ商品が同じような値段で売られていたら、「本人確認済み」の出品者の方が売れやすくなります。
メリット②売上金(残高)の振込申請期限がなくなる
本人確認をしないと180日の振込申請期限がつけられてしまいます。
振込申請をすると振込手数料が200円発生するので、売上金がある程度貯まったときに振込申請したいですよね。
本人確認をすれば申請期限がなくなるので、焦る必要がありません。
メリット③売上金(残高)でお買い物ができる
本人確認をすれば、売上金が自動的に「メルペイ」にチャージされます。
「メルペイ」とは、QRコードをかざして支払う、スマホ決済サービスです。
「メルペイ」ならメルカリ内で商品を購入できますし、街の「メルペイ」が使えるお店で買い物もできます。
「メルペイ」が使えるお店はコンビニやスーパー、薬局など様々な店舗で利用できます。
使えるお店はこちらから確認してみてください。
私はよくメルカリで出品しているのですが、売上金は「メルペイ」で使っています。
本人確認に必要なもの
メルカリアプリでは、マイページの設定より「個人情報設定」を選んで、手順通り進んでいけば大丈夫です。
本人確認書類は下記の4つのうち「1つ」が必要です。
1.運転免許証 / 運転経歴証明書
2.マイナンバーカード
3.在留カード
4.日本国パスポート
※2020年2月以降に発行された新デザインのパスポートは現在利用不可
必要な手順はこちらに詳しく書いてありますよ。
メルカリで口座登録をしなくてもポイントで売上金は使える!
どうしてもメルカリで銀行口座登録は危険そう…と思った方は、メルカリの売上金を「メルカリポイント」に変えて使いましょう。
また、本人確認をしなくても使うことができます。
メルカリポイントとは
メルカリポイントは2種類あります。
①売上金から購入するポイント(有償ポイント)
②友達招待やキャンペーンなどでもらえるポイント(無償ポイント)
どちらもP1=¥1として、メルカリ内のお買い物やメルペイが使えるお店で利用することができます。
売上金から購入するポイントは、手数料なしでP1(1ポイント)から購入できます。
ポイントの購入方法
1.「支払い>スマホ決済>売上金からポイント購入」をタッチする
2. 購入するポイントを入力し、「次へ」をタッチする
3. ポイント数を確認後、「ポイントを購入する」をタッチする
操作はとても簡単そうですね。
メルカリで口座を登録するのは危険?登録しなくても売上金は使える!のまとめ
メルカリはセキュリティ対策はしっかり行っているので口座登録しても危険ではない
メルカリで口座登録するならメルカリ専用口座がおすすめ
口座登録しなくても売上金は使える
メルカリはいらなくなったものを簡単に売ることができて本当に便利です。
危険に備えつつ、メルカリを賢く活用していきましょう!