押し花を作ったことありますか?本に挟んで押し花にし、それを栞にして使っていた、なんて人もいることでしょう。
私も幼い頃は分厚い本に花かわいいんですが挟んで、押し花を作ったものです。出来上がった押し花は、栞を作ったりするのに使っていました。でも、押し花は最初はとっても可愛いんですが一定の期間が過ぎるとどんどん色あせてしまうんですよね。
せっかく作ったのに、色あせてしまって悲しい思いをしたことがある人も少なくはないでしょう。どうせ作るなら、長持ちさせていですよね。
そこで、可愛く美しい押し花を、色あせさせず少しでも長持ちさせる方法について見ていきたいと思います!!
Contents
押し花が色あせないための方法6選!!
押し花は永遠にきれいな状態を保つのは難しいものです。ですが、少しでも長持ちさせる方法はたくさんあるので、これから押し花を作ろうと思っている人は、ぜひ参考にしてくださいね!!
水分が少ない花を使う
押し花を作る時に、まず気を付けると良いのは「水分」の少ない花で作るということです。また「花びらが薄い」ものを使うことも重要です。そして、「花びらが重なっていないもの」をなるべく選びましょう。
例えば、
- バラの花びら
- パンジー
- スミレ
- ミモザ
- コスモス
- クローバー
- アジサイ
などは、水分が少なくて花びらも薄いので、押し花にするには最適です。特に初心者の方には、こういった花で押し花を作ってみると、うまく仕上がりますよ。
上記のほかにも押し花に向いている花はあるので、色々な種類の花で作ってみるのも良いのではないでしょうか。
花の水分をしっかり抜く
押し花を作る時、ティッシュやダンボールなどに挟んでみましょう。できれば頻繁に(3日くらい)取りかえ、水分がしっかりと抜けるようにしてください。
また、厚めの花にはあらかじめ花のがくの部分をカッターで削いで、升目状に切り込みを入れておくと、乾燥が早くなります。一手間かけると、仕上がりが全然違いますよ。
やり方としては、
- ティッシュなどで水気を取る。
- そしてダンボールに挟む。
- それを紐やゴムなどで縛り、固定する。
- これを繰り返す
という手順がオススメです。
よく押し花を作る時に本を使う人が多いと思いますが(私もそうでした)、重い本は花の細胞を壊してしまうため、そこまで重くないダンボールなどに挟んで作った方が良いというわけです。
花は新鮮なものを使う
なるべく綺麗な押し花を作るには、摘みたての新鮮な花を使ってください。どうせ押し花にするんだから・・・といってあまり新鮮ではない花を使ってしまうと、綺麗な押し花になりません。
摘んできたら早いうちに押し花にするようにしましょう。
退色防止液
レジンで小物を作ったり、押し花を作る時におすすめです。作る工程で花に塗っておくことで、色あせや変色を防ぎます。
乾燥シート
新聞や段ボールを使って作るのも綺麗に仕上がりますが、市販の乾燥シートを使うのもオススメです。仕上がりは、乾燥シートを使った方が発色が美しくなります。
引用:amazon
厚みをなくす
厚みがある花は、厚みをなくすための下処理が大切です。
カッターやハサミを使い、花びらが重なり合っているところに切れ目を入れるなど、厚みをなくしておくことで、水分が抜けやすくなります。そのため綺麗な仕上がりになりますよ。
ただ、切りすぎると花の形が損なわれてしまうので、気を付けましょう。
日数がかかる押し花を時短で作る方法!!
押し花は早いもので3~5日、時間のかかるもので1~2週間ほど必要です。そのため、乾燥しているかを何回も確認したりと、少し手間に感じてしまうこともあるでしょう。
押し花を作りたいけど、ちょっと面倒・・・。そう感じている人に時短で押し花を作る方法を紹介していきます!!
電子レンジでチンする
家庭で大活躍する電子レンジ。なんと押し花を作る時にも大活躍してくれるんです!!
(用意するもの)
- ダンボール
- 乾燥シート
- 輪ゴム
- ティッシュ
(手順)
- ダンボールをカットし、その上にティッシュを敷く。
- ティッシュの上に花を置く。
- 花の上にティッシュを置く。
- さらにその上にダンボールを置き、花を挟み込むようにする。
- 固定できるように、輪ゴムで留める。
- 重しになるものを置く。
- 600Wなら40秒~1分程度加熱する。
- 電子レンジが終わったら、常温で乾燥させる。
注意点は、電子レンジで加熱する際には、加熱する時間を調整すること。加熱しすぎると変色などの原因になるため、花の状態を確認しながら加熱するようにしてくださいね
少しずつ調整しながら加熱することで、押し花の仕上がりが変わるので要注意ですね。
電子レンジは一度にたくさんの押し花が作れることが良い点です!!いろんな花で押し花を作りたい人にはとてもオススメの方法です。
アイロンを使う
電子レンジよりもさらに早く作りたい!!という人には、アイロンがオススメです。
(用意するもの)
- アイロン台
- アイロン
- 厚みのあるもの(雑誌など)
- ティッシュ
作りかけたらすぐに出来てしまいますが、アイロンをする前にしっかり水分を抜いてしまうことが大切です。
より早く乾燥させるために、乾燥シートの上とティッシュを使い、しっかり水分を抜いておくと良いでしょう。
(手順)
- アイロン台に雑誌を乗せ、その上にティッシュを敷く。
- その上に花を置く。
- 低温設定にしたアイロンを30秒ほど当てる。
- アイロンをやめ、粗熱をとる。
- 10秒程度アイロンをする。
- 4と5を5回ほど繰り返す。
この方法はお手軽にできるため、とてもオススメです!!
しかし、花びらにシワがよってしまったり、貼りついて取れなくなることもあるので、アイロンを当てる時間や、温度設定は調整しながらしなければいけません。
押し花が色あせてしまう3つの原因
そもそも押し花はなぜ色あせてしまうのでしょうか。せっかく作った押し花も、早いものであれば数週間で色あせてきてしまいます。
そんな押し花が色あせてしまう原因は、3つあります。
湿気
押し花は湿気に弱く、湿度の高い環境にあると色あせする原因になります。また、湿気によってカビが生えてしまう可能性もあります。保管する際に、乾燥材などを一緒に入れると良いでしょう。
酸化
空気に触れてしまうと押し花が酸化し、色あせてしまいます。酸素にあたらないようにすることで、押し花の色あせを防ぐことができます。オススメは保存袋や密閉できる容器に入れて保管することです。
熱・紫外線
日光や熱に押し花は弱く、それが原因で色あせしてしまいます。紫外線に弱いため、直射日光の当たる場所には置かないようにしてください。
また、気温の高いところに置くのも色あせの要因になります。日光を避け、気温の低いところで保管してくださいね。
押し花を作る時に使いたいキット
引用:Amazon
押し花を作りたいけど、道具とかいろいろ揃えるのが面倒くさい・・・。そんな時には、必要なものがセットになっている「押し花キット」がオススメです。
乾燥シートなども入ったこんなセットは、これから押し花を作りたいと思っている人にもってこいです!!
引用:amazon
作った押し花を保管しておくための容器も、セットで販売されています。
引用:amazon
また、押し花を使って小物を作ってみたい、という人にはこんなセットもオススメです!!押し花を使ったキャンドルや石鹸を作って、贈り物にするのもステキですね。
引用:amazon
押し花が色あせない方法を徹底検証!きれいな状態を保つ秘訣は!?まとめ
ここまで、押し花の色あせを防ぐ方法や色あせの原因などについて紹介してきました。内容をまとめると、
- 押し花を作る時は、水分が少ない花を選んだり、あらかじめ花の水分を抜いておいたりすることが必要。
- 摘みたての新鮮な花を使用する。
- 退色防止液や乾燥シートなどのグッズを使うと良い。
- 厚みのある花は、厚みをなくすためカッターなどで下処理をする。
- 時短で押し花を作りたいときは、電子レンジやアイロンを使用する。
- 押し花が色あせる理由は、湿気・酸素・熱・紫外線が挙げられる。
- 押し花を作る時に役立つセットが売っている。
こういったことを意識して、綺麗でステキな押し花を作ってみてくださいね!