ピントグラスとハズキルーペの違いは?!老眼には?使い分けまで解説

温泉アイドル純烈がイメージキャラクターの『ピントグラス』と、武井咲さんと舘ひろしさんが出演していて、クラブママとお客さんの掛け合いが印象深かったCMの『ハズキルーペ』って一見同じ用途のものに見えるけど、実際どうなの?

実は全くの別物って知ってました?!私、知りませんでした!

そろそろ手元が見えにくくなってきて、コンタクトレンズや近視用のメガネだけじゃ限界を感じている私。
手元の作業に使えると評判のピントグラスとハズキルーペの違いを調べてみました!気になる老眼に使えるのはどっちでしょう。

用途や使い分けまでまとめてみたのでぜひ参考にしてみてくださいね。

ピントグラスとハズキルーペの違いとは?どう違うの?

同じ用途に見えて実は全く違います。

簡単に言うと、ピントグラス＝『老眼鏡』で、ハズキルーペ＝『拡大鏡』なんです!

つまり、老眼が始まってしまって手元の文字がぼやけて見える人はピントグラス、細かい作業や小さい字を拡大して見たいときはハズキルーペを選ぶといいんです。

それぞれ詳しく解説していきますね。

ピントグラスは老眼鏡の一種だった

ピントグラスは加齢に伴う老眼を補うために開発された老眼鏡の一種なんです。でも、従来の老眼鏡とは一味違います。

ピントグラスってどういうもの？

レンズの真ん中よりやや下部に最も度数を強く、外にむかって徐々に度数を下げる累進設計というものを採用して、自然な焦点（ピント）移動を可能にした累進多焦点レンズの老眼鏡なんです。

引用ピントグラス公式HP

１つのメガネで複数の度数にも対応しているので、老眼鏡をシーンに分けていくつか使い分けていた人にも重宝されています。

しかも従来のいかにも『老眼鏡』ではないスタイリッシュなデザインで、豊富な形、カラーから自分好みのものを選ぶことができます。

また度数も軽度と中度があり、老眼の進み具合によっても選ぶことができます。

そもそも老眼って何?

老眼という言葉は知っていても、実はどんな現象なのか知らない方の方が多いですよね。

老眼とは加齢に伴い、眼のピント合わせする機能がうまく働きにくくなり、近くのものを見るときにうまくピントが合わなくなってしまう現象のことをいいます。近くのものや小さな文字が見えづらくなってしまうんです。

一般的な老眼鏡って?

従来の老眼鏡は焦点が合いづらく、見えにくくなった手前のものに焦点（ピント）を合わせるように矯正する単焦点メガネでした。

比較的安価で、手に入れやすいものでしたが、逆に老眼鏡をかけていると遠くのものが見えづらくなってしまっていました。

おばあちゃんやおじいちゃんが手仕事や読書しているときに呼びかけると、こっちを向くときにはメガネをずらす。

こんな経験ありますよね。これがまさにそう。近くは見えるけど遠くは見えない。だからメガネをずらさないといけなかったんです。

ピントグラスと一般的な老眼鏡の違い

あまりに遠くから呼ばれたときはずらさないといけないかもしれませんが、ピントグラスは近距離～手元のものをそのままの大きさではっきり見せてくれます。

ピントグラスは老眼鏡の一種ですが、累進多焦点レンズを採用することで自身の眼で焦点を合わせることができ、視線を動かしたときの違和感を感じにくい仕様になっています。

従来の単焦点レンズとは一線を画したメガネということですね。

ピントグラスがおすすめなのはこんな人

あとは両親や大切な方へのプレゼントとして老眼鏡を検討している人も単焦点の老眼鏡より多焦点のピントグラスの方が喜ばれるのではないでしょうか。

ハズキルーペはメガネ型拡大鏡だった

では、ハズキルーペはどういうものかというと、公式ページにも載っていますね。

大きく見えるメガネ型拡大鏡

引用　ハズキルーペ公式オンラインショップ

ハズキルーペってどういうもの?

勘違いしやすいのですが、拡大鏡は虫メガネをはじめとした小さいものや細かい文字を大きく拡大して見えやすくするもので、年齢問わずだれでも使用できるというものなんです。

ハズキルーペは小さなものを拡大して見れる拡大鏡のレンズを採用したメガネなんですね。

なるほど、あのCMの「小さすぎてみえなぁーい！」「大きく見える～」はこの機能を強調していたのですね。

顔（耳？）にかけるメガネ型なので両手が空き、手元のものを拡大して見えるので手芸やネイリストさんのような細かい作業や新聞の細かい字を見るときには重宝しますね。

近年、スマホやタブレット、ゲームなどの影響で弱年齢層でも近くのものが見えにくいという「スマホ老眼」が問題視されています。

ハズキルーペ公式HPによると、そのスマホ老眼対策にもブルーライトカット機能に加え、大きく見えることで目の筋肉の緊張を緩和することができるので有効だそうです。

また、ハズキルーペは従来のメガネ型拡大鏡と違い、耐荷重があります。サイズによって変わりますが、なんと80～100Kg!

CMでクラブのおネーさんたちに扮した出演者達が「キャッ」と言いながら、わざわざお尻の下に敷くシーンですね。

落としても、誤って踏んでしまっても変形しない、壊れないとはなんとも頼もしいです。

ハズキルーペがおすすめなのはこんな人

などなど、一時的な作業の補助として使うのがよさそうです。

また、スマホ老眼対策にお子様の目を守りたい人にもよさそうです。

ピントグラスとハズキルーペを使うときの注意点（デメリット）

ここまでピントグラスとハズキルーペの違いを調べてきましたが、デメリットはないのでしょうか。

実は使用には少しだけ注意が必要です。それぞれにまとめていきます。

ピントグラス使用時の注意点とデメリット

近視や乱視など矯正はできないので矯正が必要な人にはピントグラスのみでは使えません。コンタクトレンズで矯正している人はその上からであれば使えます（物理的にメガネの上からは使えません）。

軽度と中度の2段階の度数から選びます。なので、この2段階以外の方は合わない可能性が高いです。

かけたままの移動は危険です。手元～近距離までがはっきり見える範囲なので、特に階段や段差は非常に危険です。控えましょう。また、車やバイクの運転時も使えません。

ピントグラスに採用されている累進多焦点レンズは、見え方が独特なので目が慣れるまで時間がかかります。2週間ほどかかる場合もあります。手に入れてすぐに『合わない』とあきらめてしまうのではなく目が慣れるまで待ってみましょう。

少し高価に感じるかもしれません。ピントグラスはメーカー希望小売価格で税別15,000円です。昨今、単焦点レンズの老眼鏡は100円ショップでも手に入れることができます。その感覚でいると高機能ですが手が出にくい価格かもしれません。

ハズキルーペ使用時の注意点とデメリット

ピントグラス同様にこちらも乱視や近視を矯正することはできません。老眼鏡でもないのでピントが合っていない状態で拡大してもピントが合わないまま拡大されることになります。矯正した上から使いましょう。メガネ、コンタクトレンズ両方の上から使えます。

3種類の倍率があります。見たい距離で見たい倍率で見えない可能性もあります。
遠くのものは見えません。拡大鏡なので遠くを見るためには外さないといけません。かけたままの移動や車の運転は危険です。

ピントグラスとハズキルーペの使い分け

ここまでピントグラスとハズキルーペについて違い・使用時の注意点などを調べてきました。似て非なるもの。全く違う目的で作られたメガネだと判明しましたね。

ここでは具体的にどんな時に使うのかシーン別にみていきたいと思います。

【シーン１】日曜大工DIY

大きな作業をするときには問題ないかもしれませんが、特に小さく何かを切り出したり、貼ったり細かい作業をするときは大きく見えたら作業が楽になりますね。あれば便利です。

手がふさがってしまうと作業できないのでもちろんメガネ型がいいですね。

この時に使うのはハズキルーペでしょう。

あ！だからホームセンターでハズキルーペ見かけるんですね！『これがあれば作業がラクになるから、材料と一緒に買って行ってよ』ってことでしたか。納得です。

【シーン２】読書

読書や新聞を読むとき、手元の小さな文字。見えにくいですか。ぼやけてハッキリ見えないならメガネが必要ですね。

この時はピントグラスもハズキルーペもどちらも使えそうです。

ただ、外出時なら見た目のスタイリッシュさでピントグラスに軍配が上がります。

【シーン３】デスクワーク

普段の事務仕事、だんだんとPCの文字がぼやけてきました。

近視があるのでコンタクトレンズをしていますが、デスクワーク時にPCの文字が見えずらくて困ります。なんて場合は、ピントグラスを選びましょう。

コンタクトレンズ装着時にも着用可能です。ただし、コンタクトレンズを外したらピントグラスの度数が合わなくなるので、それぞれに用意が必要です。

小さな字を大きく見せるわけではないので、文字を大きく見たい場合はハズキルーペも選択可能です。ただ、私の場合は在宅時に限りますね。デザイン的にやはりピントグラスを選びたくなります。

【シーン４】旅行や家族とお出かけ

家族や友人とのお出かけ。楽しみな旅行。

こんな時は迷わずピントグラスの出番です。持っていきましょう。

１つのメガネで手元のおいしいお料理、一緒にテーブルを囲む人の楽しい笑顔までしっかりカバーできます。

ただ、遠くの景色は裸眼で見るよりもハッキリ見えることはないので近視がある人は遠近両用か、普段使いのメガネを持っていく必要があります。

先述のようにコンタクトレンズ装着状態でも使用可能です。

中には普段の近視用メガネの上から装着できるタイプのシニアグラス（老眼鏡）もありますが、ピントグラスはその装着方法はできないようです。

スタイリッシュだからですかね。メガネの上にメガネとなるとどうしても大きくなって少し不格好になってしまいます。ここは潔く付け替えましょう。

ピントグラスとハズキルーペはどこで買えるの?

それぞれ公式オンラインショップでも購入可能ですが、他にはどこで購入できるのでしょうか？

ピントグラスの購入先

などネット販売が中心なのでしょうか。検索すると販売ページがたくさん出てきます。種類も多くて悩みます。

正規販売店なら「お試しピント」という2週間レンタルが利用できます。購入を決める前にお試しできるのは安心ですね。

ハズキルーペの購入先

などで扱いがあるそうです。日々アップデートしているそうなので詳しくは公式ページを確認してみてください。

普段特にメガネやコンタクトレンズを使用していない人はネット購入でも問題ないかと思います。

公式オンラインショップからの購入の場合は交換サービスがあるそうです。安心ですね。

ただ、やっぱり実際に装着感や見え方を確認してから買った方が安心です。コンタクトレンズなど普段から目を矯正している人も専門家に相談した方が安心できると思います。

ピントグラスとハズキルーペの違いは?!老眼には?使い分けまで解説≪まとめ≫

ここまでピントグラスとハズキルーペについてそれぞれの違いや用途についてみてきました。

と大きな違いがありました。

つまり老眼に使えるのはピントグラスでした。

• コンタクトレンズの上から装着可能
• 手元の作業に使える

という点は共通でしたが、

という方なら一度、ピントグラスを検討してみてはいかがでしょうか。

なんてときはハズキルーペがおすすめです。

普段の生活の見え方に不満があるなら、一度検討してみてはいかがでしょうか。

私は趣味の編み物をする時や、PC作業時の見え方に不満がある（別に大きく見たいわけではない）ので、ピントグラスをそろそろ検討する時期が来ているのかもしれません。認めたくはないですが…。

最後までお読みくださりありがとうございました。