赤ちゃんが生まれる準備の一つとして、赤ちゃんが過ごすスペースを作ることが挙げられます。
狭いリビングでも赤ちゃんが快適に、家族がお世話しやすいスペースを作るにはどうすれば良いのでしょうか。
ここでは、狭いリビングでも快適な赤ちゃんのスペースを作るコツをご紹介します。
狭いリビングで赤ちゃんスペースを作るポイント
物を置かない
新生児の頃は、赤ちゃんの顔の上などに物が落ちてきて窒息などを起こす事故があります。
そのため、赤ちゃんの周りは安全に過ごすことができるよう、物を置かないことがポイントです。
赤ちゃんを危険から守りたいママは、付きっきりで過ごすわけにもいきません。
大人がキッチンにいるときやご飯を食べているときなどに目が行き届くようなレイアウトにするようにしましょう。
角になる部分にはベビーガードを取り付ける
赤ちゃんが4~6カ月頃になると、寝返りやハイハイで動き回るようになります。
大人が見ていないすきに思わぬ方向に動いていたりすることも珍しくありません。
テレビ台やテーブルなど、角になる部分があるけれども動かすことが難しい家具がある場合は、赤ちゃんが角でケガをしないようベビーガードを付けることをおすすめします。
引き出しなどがある場合は、赤ちゃんが自分で引き出せないよう工夫をすることも良いでしょう。
音や光がダイレクトに当たらない
体温調節が大人のようにできない赤ちゃんには、光や風がどのように当たるかチェックしておくことが大切です。
直射日光が当たらない、テレビなどの大きな音が出るものの近くにスペースを設置しないなどの点に注意しましょう。
部屋の温度や湿度を適切にするために、エアコンや扇風機、暖房器具などを使用する場合は、風が直接赤ちゃんに当たらないような場所にスペースを作るのがおすすめです。
ママがお世話しやすい
初めて赤ちゃんを迎える家庭では、ママにとっても初めての育児です。今までの家事に加えて慣れない赤ちゃんのお世話をすることは、思っている以上にとても大変なことです。
家事と育児によってストレスを溜めないためにも、両立しやすいように赤ちゃんのスペースを設置することもおすすめです。
例えば、赤ちゃんのお世話で最も使用するオムツとお尻ふきは赤ちゃんのそばにまとめてセットして置いておく、赤ちゃんのお風呂がスムーズに入れられるようお風呂で使うガーゼや石鹸、ガーゼなどをひとまとめにしておくことも良いでしょう。
また、家事をしている間にも赤ちゃんの様子が確認できるような場所に設置しておくと、離れた場所からも目で見て安心することができます。
狭いリビングでも赤ちゃんスペースを作るのに便利なアイテム
ベビーサークル
赤ちゃんの周りにぐるっと囲いを作ることができるのがベビーサークルです。
赤ちゃんが一人では乗り越えられない高さがあるので、寝返りで場所を移動してしまった際や、つかまり立ちなどで目が離せない頃にも危険を回避でき安心です。
新生児の頃に使用する際には、兄姉がいる場合やペットなどがいる場合、ママがトイレなどで目を離す際でも危険が及ぶことなく安心して用事を済ますことができるでしょう。
折りたたみ式で使うときだけ広げる仕組みのものを選べば、狭いリビングでも出しっ放しにする必要がなく、ママがそばを離れるときに設置することができます。
また、洗えて使用できるものなら、衛生面でも安心して使用できるでしょう。
キャノピー
天井から吊して使用する天蓋のことをキャノピーと言います。薄いカーテンのような生地のものが多いため、可愛い赤ちゃんスペースを作り上げることができるだけでなく、まぶしい光を遮断してくれる役目も果たしてくれます。
部屋の隅などに設置して赤ちゃんのお世話グッズなども近くにセットしておけば、それだけで可愛らしい赤ちゃんスペースが完成です。
部屋のテイストに合わせれば赤ちゃんがいても統一感のある部屋に仕上がります。また、インテリアとは違った赤ちゃんらしい優しい色合いなどで作れば、赤ちゃんスペースであることが一目瞭然です。
お気に入りのキャノピーで自分ならではの赤ちゃんスペースを作りましょう。
ベビーマット
赤ちゃんがいつもいる位置には洗って清潔に使えるベビーマットを敷いて赤ちゃんスペースとして確保しましょう。
丸や四角など色々な形があったり、音が出るおもちゃなどが付属しているベビーマットもあるので、一人遊びができるようになった赤ちゃんならお利口にママの家事を待ってくれることもできるようになるでしょう。
コンパクトに折りたたむことができるので、実家に帰省する際や、友達の家などに遊びに行く際は、簡単に持ち運ぶことができ、出先でも赤ちゃんスペースをしっかりと確保することもできます。
いつも家で過ごしているときと変わらない環境を出先でも作ることができれば、グズったりすることなく楽しく時間を過ごすことができるかもしれませんよ。
クーファン
新生児の頃に大活躍してくれるのがクーファンです。新生児の頃の赤ちゃんがぴったり収まるサイズのベッドのようなもので、持ち手が付いているので持ち運びすることができます。
ママの姿が見えないと泣いてしまう赤ちゃんは、ママと一緒にキッチンや洗面所などに連れて行くことができます。
また、外出先に持ち歩くこともできるので、ピクニックでレジャーシートの上に、帰省先の実家の部屋の片隅に置いて赤ちゃんスペースを確保することも可能です。
中には、クーファンを広げて使用すればお昼寝マットやオムツ替えマットとして使用したり、バッグのように使用することもできるマルチなタイプもあるので、ライフスタイルに合わせて使いやすいものを選ぶと良いでしょう。
狭いリビングで赤ちゃんスペースを作ったけど…<失敗談>
ベビーベッドで部屋がさらに狭く…
赤ちゃんを迎えるに当たって、検討する人が多いアイテムがベビーベッドではないでしょうか。
実は狭いリビングでは購入したことを後悔してしまうケースも珍しくありません。
ベビーベッドは、赤ちゃんをママの腰の位置辺りでお世話することができるので便利なベビーグッズですが、意外と場所を取る大物なのです。
部屋の中で存在感を放つので、部屋が圧迫されてさらに狭いリビングという印象になってしまうこともあります。
どうしてもベビーベッドが必要な場合は、部屋のサイズとベビーベッドのサイズをしっかりと測って、どこに設置するのかをあらかじめしっかりと考える必要があります。
また、購入すると赤ちゃんが成長して使わなくなったときにも邪魔になってしまうことも。レンタルで必要な期間だけ借りるという方法もあるので、合わせて検討するのがおすすめです。
ベビーグッズを買いすぎて物が増えてしまった…
赤ちゃんの誕生は誰もが楽しみで仕方がないことです。そのため、生まれる前から色々なベビーグッズを買ってしまう家庭も多いでしょう。
しかし、今ではインターネットなどですぐに購入できる時代です。赤ちゃんの性格などが少しずつ分かってから必要性を感じて購入するほうが、経済的な負担も少なく、ベビーグッズが増えすぎてしまう心配もありません。
レンタルできるもの、友人や兄弟から借りられるものなどをしっかりとリサーチして、必要なものだけを買うようにしましょう。
狭いリビングでも可愛く赤ちゃんスペースを作ろう
赤ちゃんを迎えるためには、赤ちゃんが快適に過ごすことができる空間を作ってあげなければなりません。
狭いリビングではどこに赤ちゃんスペースを設置するか、どのような方法でスペースを確保するか悩んでしまうでしょう。
絶対にコレがないといけない、という決まりはありません。
家庭のリビングの広さやライフスタイルに合わせて、快適で可愛い赤ちゃんスペースを作りましょう。