今話題になっている『憂国のモリアーティ』はみなさんご存じでしょうか?小説、漫画、アニメ、ミュージカルに舞台と今とても注目されている作品です。
アニメや漫画が好きな人は知っている方が多いのではないでしょうか。今知らない人は見ないと損しちゃうかも⁉
憂国のモリアーティの話になった時についていけないなんてこともあるかもしれません。それだけ今注目されているのです。
ですが安心してください。今日はこの記事にグッとくるかっこいいシーン別名言集と大まかなあらすじ、登場人物をご紹介していきたいとます。
Contents
憂国のモリアーティのおおまかなあらすじ
時代は19世紀末、イギリス・ロンドンでの出来事です。この時代に根ずく階級制度により上流貴族に支配されていた『大英帝国』では生まれた瞬間から階級が決まり下級階級の人々は虐げられていました。
この差別的階級制度をウイリアムをはじめとする犯罪卿(犯罪相談役クライムコンサルタント)によって変えていこうとするのですが、
そこにはシャーロックホームズというライバルが現れ犯罪での革命を阻止しようとしてきます。
これはそんな両者の織り成す物語です。ここからはネタバレを含みますのでご注意ください。
憂国のモリアーティ・登場人物の紹介
今から簡単に憂国のモリアーティに出てくる登場人物の紹介をしていきますね。
ウイリアム・ジェームズ・モリアーティ(本名不明)
この物語の主人公、大学で数学教授をしており頭脳明晰、容姿端麗で裏稼業にクライムコンサルタント(犯罪相談役)をしています。
ルイス・ジェームズ・モリアーティ
ウイリアムの弟ルイス。兄ウイリアムとともに孤児院に引き取られる前に、大英博物館の閲覧室に忍び込んで知識をつけていたため、兄と同様博識で体が非常に病弱です。優しく物知りな兄を慕っています。
アルバート・ジェームズ・モリアーティ
モリアーティ家の長男。陸軍に所属し伯爵位を継いだ現在は、その地位を利用してウイリアムの手助けをしています。孤児院ラグドスクールでウイリアムと弟のルイスと出会い、階級制度のはびこる国を変えていこうとします。
セバスチャン・モラン
元軍人で狙撃の名手です。右手は義手ですが左手も劣らず銃を扱う天才です。女好きなところがあります。
フレッド・ポーロック
身体能力が高く、影の仕事を担う傍らイギリス中の犯罪に詳しく、犯罪相談窓口の役割もこなしています。
シャーロック・ホームズ
謎を解くことが大好きなシャーロックホームズは警察の手助けをしていました。
しかし小さな事件を解くのに飽きていたとき、巧妙な完全犯罪をしようとするものがいるのに気づき、その陰の人物ウイリアムの鼻を明かしてやろうとのめりこんでいきます。
ジョン・H・ワトソン
アフガン戦争で軍医をしていた経験を持ち、今はシャーロックホームズとシェアハウスをしています。事件や捜査に同行しシャーロックの補助をしています。
ジェームズボンド/アイリーンアドラー
ジェームズボンド、元はアイリーンアドラーと言う名の貴族御用達の高級娼婦「The woman」です。
ウイリアムに忠誠を誓い、「ジェームズボンド」として新たなる人生を歩み出しました。
ジャックレンフィールド
幼少期のウイリアムたちに武術を教えた師匠で、アフガン戦争時代は敵味方問わず恐れられ、その当時の呼び名は「切り裂きジャック」と呼ばれていました。
フォンヘルダー
武器の開発を仕事にしている、盲目のドイツ技師。天才ゆえに少しマニアックですが、武器の開発には自信を持っています。
ザックパターソン
ロンドン警視庁の犯罪捜査部(CID)の人間でウイリアムの内通者です。冷静沈着な性格をしています。
ミスハドソン
シャーロックホームズが住んでいる家の大家。ホームズが家賃を滞納することに困っているが、彼には甘くしてしまうみたいです。
ジョージレストレード
ロンドン警視庁の犯罪捜査部(CID)の警部。いつもホームズの推理に頼り、事件を解決してもらっています。
マイクロフトホームズ
シャーロックホームズの兄で、弟が恐れるほどの能力の持ち主。国家のもとに働きイギリス陸軍の情報司令官です。
チャールズ・オーガスタス・ミルバートン
平等な国を実現させるべく動く犯罪卿をはばむ脅迫王。新聞や広告を使ってあらゆる情報を支配するメディア王でもあります。
憂国のモリアーティ・ウィリアムを含めた犯罪卿が目的とするもの
犯罪卿が目的とするものとは、大英帝国イギリスの腐敗しきった階級制度を断罪しこの国に自由と平等をもたらすことです。
憂国のモリアーティ・ウィリアムの壮絶な幼少期
ウィリアムは幼少期に、大英博物館へ弟ルイスと忍び込み、本を読んで知識をつけてその知識を元に食いつないでいました。
ところが忍び込んでいたのが見つかり、孤児院・ラグドスクールで生活をすることになります。
そこでモリアーティ家の長男アルバートの目に留まり、モリアーティ家に引き取られることになりました。
しかしモリアーティー家では、アルバート以外の使用人を含めた皆がウイリアムとルイスにひどい嫌がらせをするのです。
そこでアルバートと協力し、モリアーティ家の人間を火事にみせかけ殺害して、モリアーティ家の3兄弟として生きていくことにしました。
憂国のモリアーティ・私が思うシーン別名言集
私が『アニメ・憂国のモリアーティ』を見て個人的にかっこいいと思ったシーンをご紹介していきます。
一緒に同じセリフに共感していただければ感激します。
第2話
【汽車の中で新聞を熱心に読んでいるお客さんとの会話です。ウイリアムは同席した前のお客さんが気になり声をかけるシーン】
乗客「まさか勝つ馬がわかるとでも?」
ウイリアム「競馬というのは情報を分析すればたいていは勝てるゲームですから」
この自信にあふれたセリフ、答えが見えているようでかっこいいですよね。
【アルバートが父に言われて孤児の選定をしに来た時の、孤児院内のウイリアムとの会話のシーン】
「貴族を敵に回すということはこの国に喧嘩を売ることだよ、戦えるの?この国と」
「そのつもりです。命の価値は同じであるはずなのに、誰しもが平等に幸せになる権利があるはずなのに、この国にはそれがない。人々に呪いをかける階級制度それにより人の心は汚れ歪み悪魔が生まれる、ならばその逆もしかり。悪魔が消え去れば人の心はすみわたり呪いは解ける。この国はきっと美しい。スコットランドヤードに通報しますか?あなたは貴族だからそんなものは見てみたいとも思いませんか?」
私はアニメでこのシーンを見て正直悶えました。無茶苦茶かっこいいのです。本当に子供なのでしょうか。
道行く人々に慕われ、下級民の味方の幼いウイリアム。このカッコは実際に読んで体験していただきたいです。
第3話
【ベルファー子爵に子供を見殺しにされて恨みを持つ庭師バートンに、クライムコンサルタントとして依頼を受けたウイリアム。バートンと妻ミシェルとともにベルファー子爵に恨みをはらすシーン】
ベルファー子爵「なぜ、そんなことを…」
ウイリアム「これは罰なのです。クライムコンサルタントである、このジェームズモリアーティがあなたに下す。」
今回もウイリアムの裁きが悪に鉄槌を下しましたね。やはり影の正義といったところでしょうか。
第4話
【講義中に一人欠席しルームメイトが必死にごまかし嘘がばれた時の会話のシーン】
「へっ…」
「今の私は君が思っている100倍は怒っていますからね」
しびれますね。怒っているウイリアムもかっこいいです。
【行方不明になっていた教え子を見つけたフレッドがウイリアムと会話をしているシーン】
ウィリアム「探し物は見つかったかい」
フレッド「病院じゃなく2件目の売春宿にいました。アヘンの効果でまだ夢の中にいると思います。」
ウイリアム「準備は整ったようだね。今回の仕事に依頼者はいない、だが、さぁ罰を下しにいこう」
第10話
【ワトソンともめてイラついたシャーロックはロンドン行の電車に乗り込みました。そこで奇遇にもウイリアムとルイスに出会い事件の黒幕の話になった時のシーン】
シャーロック「お前があのお方…だったんだな。ウイリアム・ジェームズ・モリアーティ」
ウィリアム「なるほど。それはおもしろい主張ですね。ですがやっていないことを証明することは不可能です。そして私がやったと証明するのがあなたの仕事では?」
シャーロック「ははははっ冗談冗談だよっこいつは悪魔の証明だもんな。すまんすまん。だけどそのキレる黒幕がお前だったらいいなと思ったんだよ。」
ウイリアム「catch me if you can. Ms.Holmes」(私を捕まえれるものなら捕まえてごらんなさいミスターシャーロックホームズ)」
このシーンはアニメで何回も繰り返し見ました。
少しいたずらなまなざしで、シャーロックが言った言葉に驚き期待に応えるように英語で返事をし、その後に冗談だと言っているやり取り、このシーンには連続でグッと胸をつかまれました。
第12話
【貴族の少女3人組にいじめられて海に落とされたときにアイリーンアドラーが助けた少女に言った一言】
少女「もしかしてアイリーンアドラーさん?あの、私あなたみたいなプリマドンナになりたいんです‼」
アイリーンアドラー「ならいい?ケイト覚えておいて。実力で自分が正しいと証明しなさい。圧倒的な実力があれば家柄やコネなんて関係なく、みなが納得するわ」
ドレスの裾を持ち上げて言ったセリフは、アイリーンがキラキラしていてとても現実なのに響く素敵な言葉でした。
第14話
【アイリーンアドラーが女からジェームズボンドという男へ生まれ変わった瞬間のシーン】
アイリーンアドラー「僕の名はボンド。ジェームズボンド」
カバンからナイフを取り出しその長い美しい黄金の髪を切り落として言ったセリフです。
ボンドには絆と言う意味が込められており、ジェームズはアルバートからもらいました。女から男に変わった瞬間のシーンは目を見張るものがありました。
第18話
【ウイリアムとルイスのいる孤児院がお金をだまし取られてだまし取った相手を裁判にて負かしている時のシーン】
相手「はっ半分‼私の財産の半分を差し上げます。それでどうかぁっ‼」
ウイリアム「半分?すべてだ。あなたの全財産。それで手を打とう」
このシーン、本当に小さい子供がだす雰囲気なのかと思うくらいの圧倒的な圧があり、優しい声に似合わない鋭い瞳で見入ってしましました。
第20話
【この国の平等を願っていたホワイトリー議員は、はめられて家族を惨殺されました。その敵に人を殺してしまったホワイトリー議員はウイリアムに命をさしあげ国民の前でスピーチをしていました。その時突然現れたウイリアムによって刺され観客が騒然としていた時のシーン】
観客「犯罪卿だと」「あいつが」「本当に実在したのか」
ウイリアム「私はこのロンドンを地獄に叩き落すもの。さあ捕まえられるものなら捕まえてみたまえ!」
国の平等を願って戦っていたホワイトリー議員の罪をかぶり、国民に共通の敵を作ることによって一致団結させるという作戦を決行した、犯罪卿の決意が感じられるシーンとセリフとなりましたね。
誰もができることではない事を国の人々のためにやってのけるのは本当にかっこいいです。
第22話
【ミルバートンとの決着を終えてルイスがウイリアムをきずかっている馬車の中でのシーンのセリフ】
「僕はねルイスこんなに早く人殺しをさせるつもりはなかったんだよ」
「え?」
「彼にとっては人殺しが最も高いハードルかとおもっていたからね。一人殺せば二人殺すのも同じこと、つまりこれで間違いなく、彼は僕のことも殺してくれるはずさ」
このシーンでのウイリアムはまるで切望していたかのような喜びも混ざっているような狂気に満ちた表情をしていたのです。
この時のウイリアムの表情は頭から離れません。
第23話
【ウイリアムの計画通り、人々や貴族がモリアーティ家に怒りの矛先を向けている時に、ルイスの兄への思いを語っているシーン】
「僕はずっと目を背けてきた、この計画の最後には兄さんの死が組み込まれていることに、その恐怖にきずかないふりをして心にふたをして生きてきた。
けどその時は確実にすぐそこまで迫っている。なぜウィリアム兄さんなんだろう、なぜ世界のために命をささげるのが兄さん出なければならないのだろう。
この世界にとって兄さんが悪魔であろうと僕には兄さんしかいないのに」
第24話
【ラストシーンでウィリアムがシャーロックの肩を切りつけて手を放してしまったシーン】
ウィリアム「君は探偵としてではなく、友達としてここに来てくれたんだね。僕の負けだシャーリー」
シャーロック「お前だけ死なせてたまるかよ!」
最後の名言は、私の中ではシャーロックのこのセリフでした。最後のシーンは本当に感動してすごく切なくなりました。涙なしでは見れない最終回でした。
【憂国のモリアーティの1話〜24話】グッとくる名言ばかりを厳選のまとめ
- ウイリアムの幼少期は壮絶
- 容姿端麗頭脳明晰
- 犯罪卿の目的は階級制度を打ち砕くこと
- みんなイケメン
今回の記事では私が思う1話〜24話の中で厳選した名言をご紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか。
憂国のモリアーティではシャーロックホームズではなく、そのライバルのウィリアム・ジェームス・モリアーティが主人公でした。
みなさんイケメンぞろいで見ていてグッとくるセリフやシーンがたくさんあり、見ごたえ満載の24話でした。
最後のシーンでは、シャーロックのウイリアムを思った行動が胸に刺さり涙なしでは見れないシーンになっていました。
この記事を読んで気になった方はぜひ見てみてくださいね、もうすでに見ている方はどこでグッときましたか?共感できる場面があったら嬉しいです。