「赤ちゃんはしばらく母乳やミルクだけだよね」
と思っている方もいるかもしれません。
しかし、母乳やミルクだけの期間は数か月しかないのです。
その後は離乳食となり、お母さんやお父さんにとって悩みの種の一つになることもあります。
赤ちゃんが生まれると、慌ただしく日常が過ぎていきますよね。
そして、いざ離乳食が始まるとなると様々な疑問がわいてくると思います。
「離乳食を始めたけど自分で食べるのかな?」
「いつから自分で食べる練習をしたらいいの?」
「離乳食用のスプーンってあるの?」
4歳のこどもを育てている私自身も、離乳食の頃は不安でした。
今回は、そんな離乳食についての不安が、少しでも解消されたらいいなと思います。
そして、おすすめの離乳食用スプーンもご紹介します!
Contents
離乳食を自分で食べるのはいつからできる?
個人差がありますが、自分で食べるのは生後9か月~11か月ごろです。
この頃は離乳食の後期で、食べ方は手づかみ食べとなります。
しかし、1人では食べることができないので食べさせることが必要です。
この手づかみ食べの後、スプーンやフォークを使って自分で食べるのは1歳6か月~2歳ごろといわれています。
この頃は離乳食が終わったころとなります。
離乳食は初期、中期、後期、完了期と分かれています。
離乳食はどうしてこのように分かれているのでしょうか。
離乳食ってなに?初期、中期、後期、完了期とは?
赤ちゃんが成長するにつれ、母乳やミルクだけでは足りなくなってしまいます。
離乳食は、赤ちゃんが母乳やミルクから固形物を食べる練習となります。
今までは、母乳やミルクを吸うことで栄養を取っていましたが、食べることに変化します。
これは、すごい変化ですね!
また、離乳食の期間は食事の基本を身につける期間でもあります。
ただ、赤ちゃんは個人差が大きく、上手く進まなくても焦る必要はありません。
ポイント
- 赤ちゃんが食べている人を見ている。
- よだれを出しながら口を動かしたりしている。
このような様子が見られたら離乳食の始めどきです。
離乳食は、赤ちゃんの舌や嚙む力の発達に合わせて分けられています。
離乳食初期(生後5,6か月ごろ)
- 1日1回の離乳食を食べます。
- 赤ちゃんの舌は前後のみの動きとなります。
- 赤ちゃんが離乳食に慣れることが目標です。
- まだ、おすわりが安定しないので抱っこで食べさせるとよいでしょう。
離乳食中期(生後7,8か月ごろ)
- 1日2回の離乳食で食事リズムをつけます。
- 赤ちゃんの舌は上下にも動かせるようになります。
- 食べられる食材が増えるのでメニューに変化をもたせ、いろんな味を体験させてあげましょう。
- おすわりが安定してきます。
離乳食後期(生後9か月~11か月ごろ)
- 1日3回の離乳食となります。
- 赤ちゃんの舌は左右にも動かせるようになります。
- 食べられる食材がさらに増え、好き嫌いが出てくることもあります。その場合は、好きな食べ物と嫌いな食べ物を合わせるなど料理に工夫を加えてみるといいですね。
- 食事に興味をもち、食べ物をつかもうとしたり、スプーンを持ちたがったりします。
(このようなしぐさが見られたら手づかみ食べをする時期です。)
離乳食完了期(1歳~1歳6か月ごろ)
- 1日3回の離乳食とおやつになります。
- 赤ちゃんの舌は自在に動くようになり、前歯も生えそろってきます。
- 自分でも食べるようになりますが、集中力が続かず遊んでしまうこともあります。
おとなが合間に食べさせて2,30分で食事を終わらせるといいですよ。 - スプーンやフォーク、カップを使おうとするしぐさが見られます。
自分で食べることへの第一歩⁉手づかみ食べとは?
先ほど、離乳食後期で
「食事に興味をもち、食べ物をつかもうとしたり、スプーンを持ちたがったりします。」
とお伝えしました。
こんなお悩みもあると思います。
そして、お皿を遠ざけたり、スプーンを取り上げてしまったりしてしまうことしていませんか?
実は…手づかみ食べは重要です!
手づかみ食べが重要⁉
手づかみ食べをすることで、食材の形や固さ、温度を確かめることができ、どのぐらいの力でつかむと崩れないかなど力加減も学びます。
また、目で見て、触って、口に入れるという一連の動きをします。
そのため、手づかみ食べが上達するとスプーンやフォークなどを使って食べることができるようになります。
手づかみ食べは、「自分でやりたい(意欲)、自分でできた(達成感)」というように自分で食べることを学んでいます。
イライラすることもあるかもしれませんが、温かく見守ってあげましょう。
…とは言っても、掃除が大変ですよね。
そういう場合は、
・受け皿付きのエプロンの用意する(食器と一緒に洗えばOK) ・テーブルや椅子の下に新聞紙やビニールシートを敷く(そのまま捨てたり、拭いたりするだけでOK) ・スープなどは赤ちゃん用に少量のものを用意する(こぼす量が少量で済みます)
これらをすることで、掃除がとても楽になりますよ。
私は、こどもが成長した今も汚れ対策にビニールシートを使っています。
ビニールシートはシンプルなものの方が掃除しやすいと思います。
以前、派手なビニールシートを使いましたが、汚れている場所が柄でどこか分かりませんでした…
簡単!手づかみしやすいメニュー
薄くて赤ちゃんが食べやすいトースト
引用 簡単赤ちゃんせんべい風手づかみトースト by hironyan
切って焼くだけなのでとても簡単!
薄く切ることで、まだ噛む力が弱い赤ちゃんでも食べることができます。
赤ちゃんに合わせて厚さを調節することが可能です。
バターが香る!焼きかぼちゃ
引用 離乳食10か月頃~かぼちゃのバター焼き by 新潟県阿賀野市役所☆
ホクホクのかぼちゃが美味しそうですね。
スティック状に切ることで、かじり取ることができ、一口のサイズがわかるようになります。
お手軽!手づかみうどん
引用 離乳食後期★レンジで簡単手づかみ卵うどん by ゆりママレシピ
フリージングで保存もでき、時短になりますね。
具材を変えることで色々なアレンジができ、レパートリーが増えます。
汚れにくいこともいいですね。
スプーンやフォークを使って自分で食べる
手づかみ食べが上手になってくると、1歳6か月~2歳ごろにはスプーンやフォークを使って自分で食べるようになります。
まだポロポロとこぼしてしまいますが、4歳ごろにはこぼさず食べることができるようになっていますよ。
赤ちゃんはスプーンやフォークは最初、グーで持ちます。
これは、まだ手首をうまく使うことができないからです。
赤ちゃんが成長発達していくと次第に、鉛筆を持つような持ち方ができるようになります。
離乳食におすすめのスプーンは?
赤ちゃんがはじめて使うスプーンは、どのようなものがいいのでしょうか?
いろいろなスプーンがありますが、今回は私が実際に使ったおすすめの3つをご紹介します!
【エジソンママ】 フォーク&スプーンBaby
引用 エジソンママ
レモン、ピンク、ブルー、オレンジのカラフルな色合いで4種類あります。
角度がついているので、まだ手首をうまく使えない赤ちゃんでも口に運びやすくなっています。
フォークにはギザギザの溝があり、麺類が食べやすくなっています!
対象年齢は9か月ごろからです。
材質 | ポリプロピレン
熱可塑性エラストマー |
耐熱温度 | 140℃ |
サイズ(重量) |
フォーク:32×15×112mm(12g) スプーン:32×15×112mm(12g) |
お手入れ | 電子レンジ、食器洗浄機・乾燥機、煮沸消毒、薬液消毒 |
【ののじ】 新はじめてのカトラリーセット
引用 ののじ
こちらは離乳食用のスプーンとソフトスプーン、カットフォークの3本セットです。
ステンレス製でミラー仕上げをしているため、ピカピカ光っています。
ユニバーサルデザインに基づいたデザインで、こどもの口に合うよう設計されています。
平らな形をしているのでスープがすくいやすく、洗うのも楽です。
材質 | 18-8ステンレス |
サイズ(重量) | 離乳食用スプーン約13.8×2.5cm(約22g)
ソフトスプーン約15x2.5cm(約25g) カットフォーク約15x2.6cm(約25g) |
お手入れ | 食洗機、煮沸消毒 |
【リッチェル】 トライ やわらかにぎにぎスプーン・フォークセット
引用 リッチェル
リッチェルらしい可愛い色です。
持ち手は滑りにくく、角度がついているので使いやすいです。
さらに、先端は柔らかく、赤ちゃんに優しいスプーンとフォークになっています。
対象年齢は7か月ごろからです。
材質 | ポリプロピレン
熱可塑性エラストマー |
耐熱温度 | 120℃ |
サイズ | フォーク11.9×2.9×1.8cm
スプーン11.7×2.9×1.8cm |
お手入れ | 電子レンジ、食器洗浄機・乾燥機、煮沸消毒、薬液消毒 |
離乳食を自分で食べるのはいつからできる?おすすめのスプーンは?まとめ
- 離乳食を手づかみ食べで自分で食べるのは生後9か月~11か月ごろ、スプーンやフォークを使って自分で食べるのは1歳6か月~2歳ごろからです。
- 手づかみ食べが上手になるとスプーンなどの道具が使えるようになります。
- 赤ちゃんにとって手づかみ食べは発達において重要です。
- 月齢は目安です。個人差があるので、赤ちゃんの成長発達に合わせて離乳食を進めていきましょう。
はじめての離乳食は不安だらけだと思います。
私も同じでしたよ。
毎日、離乳食のサイトを見たりや本を読んだりして過ごしていました。
サイトや本と少しでも違うことがあると、すごく不安になりました。
離乳食も大事ですが、
赤ちゃんにとって一番大事なのはやっぱりお母さん、お父さんの笑顔です。
赤ちゃんは個人差があるので焦らなくてもいいですし、楽できるなら楽をしましょう。
そして、赤ちゃんの成長を喜びながら、楽しく一緒に食事ができたらいいですね!