中央ヨーロッパにある音楽の都・オーストリア。
首都はウイーンにあり、国全体が世界遺産かと思うほど、美しい建造物や文化遺産が立ち並んでいます。
かの有名なモーツァルト、シュトラウス、フロイトもオーストリアの出身です。
とはいえ、なかなか周りにオーストリア人と会うこともなく、旅行にでも行かなければ日本とは縁のない国ですよね。
そんな国で、日本人はモテるのか?また、どう思われているのか?
あなたは知りたくありませんか?
オーストリアで日本人はどんなふうにおもわれているのでしょうか?恋愛事情や常識の違いを調査してみました。
Contents
オーストリアで日本人はモテるの?
親日家でもなく、歴史上でもこれと言った関係を築いてきたわけでもない両国、特別、日本人がモテるということはなさそうです。
個人的に日本に興味を持っている人はいるでしょうが、オーストリア全体から見て日本に興味や憧れはないようです。
アジアにある遠い国という感じみたい
オーストリア人の性格と意外な特徴
オーストリア人てどういう人たちなんだろう?
と、思ったことって1度はあると思います。
外国人は明るく話しかけてくるイメージがありますが、オーストリアはそうでもないかも?
どんな感じか見ていきましょう。
オーストリア人の性格はこんな感じ
性格
- 真面目
- ネガティブ
- 気分屋
- マイペースでおおらか
日本人の多くは外国人に対して、「誰でもウェルカム」というイメージを持っていますが、オーストリアの性格は、初対面の人にはよそよそしく壁を感じると思います。
仲良くなるには少し時間がかかりますが、嫌っているわけではないので話しかけてみても良いと思います。
話していく内に、徐々に仲良くなっていけるはずです。
日本人によく似てるね
ドイツ人と一緒にされるのが嫌
元々は他国民国家だったオーストリアですが、その中でもドイツ人が多数を占めていました。なので、言語もドイツ語です。
ですが、プライドが高いのか、ドイツと一括りにすると強く否定されます。
オーストリア人はオーストリア人だよ!
確かに、日本人の私も『アジア人は、みんな同じ顔で見分けがつかない。』と言われたら傷つきますね。
オーストリアという立派な国があって、そこで生まれ育った人たちですから、自国愛があるのは当然です。
オーストリア人と日本人の恋愛事情の違い
ブロンドヘアーに、ブルーアイやヘーゼルナッツブラウンなどの目の色の容姿を持つオーストリア人は、美男美女が多く、平均身長は常に世界トップ10位内に入っています。
その上、小顔で色白なので街を歩く人はみんなモデルに見えてしまいそうです。
そんな人たちは、どんな恋愛をするのか調査してみました。
恋愛でも内向的
国民性と同じく、恋愛でもネガティブで、異性に対して自己アピールが苦手です。
頑張ってアピールしても、なかなか気づいてもらえなかったり、グイグイ行き過ぎて相手をドン引きさせてしまうかもしれません。
距離感て大事ですね。
割り勘は当たり前
日本では男性が女性に奢ることが多いですが、オーストリアでは割り勘が当たり前のようです。
オーストリアの女性からすると「私だって働いてお金を稼いでいる。バカにしないで!」と、思うようです。
日本人の私は、「ヤッター!ありがとう。」と喜んでしまいますが(笑)
オーストリアの女性はカッコいい!
家庭が最優先
日本では「残業は当たり前」、「風邪をひいただけで休むな!」、「仕事だから家族と遊んでる暇はない」なんてことは、呼吸をするのと同じくらい当然のことになっていますが、オーストリアでは仕事よりも家族を優先します。
仕事は途中でも定時で終わらせ、帰って家族との時間を過ごします。もし残業したら、次の日に残業した時間分、早く帰ります。
オーストリアでは社会全体がこのように「家族を大切にする」という考え方で仕事をしています。
オーストリアはSDG’Sには積極的
- 2030年までに国内で生産される電力を全て再生可能エネルギーで賄う
- 2040年までに温室効果ガス排出実質ゼロ
- 欧州で100%再生可能電力を生産する先駆者となる
オーストリアは野心的ではありますが、環境問題に対して高い目標を掲げています。
すごく前向きで、達成までの計画をたてているので、いつか本当に成し遂げてしまいそうです。
日本も見習ってほしい…。
何と言っても水力発電
オーストリアの政策と言ったら水力発電です。
第二次世界大戦で大きな被害を受けたオーストリアは、早期復興を余儀なくされました。
そこで、必要なエネルギーを得るために国の地勢を利用した水力発電に注目しました。
オーストリアの国土の3分の2はアルプス山脈で出来ていて、急峻な山岳地帯となっています。そして、ドナウ川をはじめ数多くの河川があり、その川の流れを利用した施策が行われてきました。
オーストリア国内には3000ヶ所を超える水力発電所があり、この電力は他国にも輸出しています。
今では、オーストリアの発電電力の58%を約58%を水力発電が占めており、再生可能エネルギーの割合は77%まで上ります。
日本の水力発電は全体の7.8%、再生可能エネルギーの割合は18.1%です。
頑張れ日本!
プラスチック削減
オーストリアは2023年のSDGs達成ランキングで、162ヶ国中5位!素晴らしい記録です。
スーパーでは、日本よりもずっと前からレジ袋を有料化したり、野菜や果物を入れる時の袋も生分解性プラスチックという素材のものを使用するようにしてきました。
そして、近年では生分解性以外のプラスチック袋の使用を法律で禁止しました。
法律まで作って環境問題に取り組む姿勢は尊敬しますね。
因みに、日本のSDGs達成ランキングは21位です。
エコカー推進派
オーストリア政府も国民も、普段から「ムダを無くし、資源を大切にしよう」という意識が高いです。
それは自動車にも向けられていて、ハイブリット車を購入すると政府から補助金・21万円を受け取ることができます。
その結果、
前年比より
ハイブリッド車 68.1%増
電気自動車 2.09%増
ガソリン車 15.1%減
という数字をたたき出しました。
街には充電ステーションもたくさん配備されていて、充電難民の心配はありません。
オーストリアとはここが違うよ日本人
オーストリアと日本、風習も文化も違えば、考え方や法律も違います。
オーストリアでは当たり前でも、日本人が聞くと驚く事もあります。
普段の暮らしの違いを紹介します。
覆面禁止法
オーストリアでは、2017年10月より「覆面禁止法」が施行されました。
覆面禁止法とは、「公共の場での顔を覆うベールの着用を禁止する」というものです。顔を認識できない位に覆うことが禁止になり、警察官に声を掛けられても指示に従わずにいれば連行され、150ユーロ(¥2,3400円)以下の罰金が科せられます。
日本で販売されているマスクも、オーストリアでは取り締まりの対象になる可能性があります。
健康上、マスクが必要な場合は、ドイツ語か英語の診断書が必要になります。
※1ユーロ=156円(令和5年現在)
ショッピング
オーストリアでショッピングをする時は、まずは「あいさつ」です。その後、自分の希望を伝えます。
他の商品を見たい場合も、ウロウロしながら勝手に商品を触ったりせずに、店員に出してもらいましょう。
あとは、店員を無視したり、笑顔で誤魔化したりしないことです。
タクシーは止まらない
日本では手を挙げれば止まってくれるタクシーも、オーストリアでは止まってくれません。
タクシーに乗りたい時は、タクシースタンドを利用するか、電話して来てもらいましょう。
公共トイレは有料
その場で両替できないことが多いので、コインを用意しておきましょう。
救急車も有料
万が一の時のため、旅行保険に入ることをオススメします。
基本データ&ウィーンの代表的な観光地
オーストリアは中央ヨーロッパに位置し、ドイツ、チェコ、ハンガリー、スロバキアなど、8つの国と隣接しています。
首都 ウィーン
人口 約892万人
面積 約8,4万km (北海道とほぼ同じ)
言語 ドイツ語
通貨 ユーロ
国土の3分の2がアルプス山脈で、オーストリアには万年雪をもたらす切り立った峰や氷河があり、流れ落ちた氷河がアルプスの鋭利な山並みを作り出しました。
アルプスから流れ出た河川は、オーストリア北部から東へと流れるドナウ川と、南部から東へ流れるドラウ川に集約されます。
平均気温は10℃~12℃と、日本では東北~北海道と同じくらいです。
ウィーン国立歌劇場
音楽の都・ウィーンを代表する国立オペラ座は1869年に完成し、アメリカ・メトロポリタン歌劇場、イタリア・スカラ座と共に世界三大歌劇場に数えられています。
世界最高峰のオーケストラ、ウィーン・フィルやウィーン少年合唱団など世界中が注目する音楽を、1度は豪華絢爛な劇場で聞いてみたいものです。
チケット料金は、安いものなら日本円で2,800円程、高いものは3万円程します。
服装については、男性はジャケットにネクタイ、女性は多少ドレスアップした方が良さそうです。
歌劇場内部を見学できるガイドツアーもあり、ガイドさんが説明しながら内部を案内していってくれます。ドイツ語、英語での案内は常に実施していて、日本語の案内も定期的にあります。
ガイドツアーの料金
・学生(27歳未満) 7ユーロ
・大人 12ユーロ
・65歳以上 9ユーロ
※1ユーロ=156円 (令和5年現在)
シェーンブルン宮殿
シェーンブルン宮殿は、ウィーンで最も多くの観光客が来る場所で、年間入場者数は150万人と言われています。
630年余りにわたってオーストリアを統治し続けてきたハプスブルク家が建てた夏の離宮です。
17世紀末に建設が始まりましたが、当時のハプスブルク家の財政事情が苦しかったために中断され、その後、マリア・テレジアによって外装をバロック様式に、内装をロココ様式にして完成しました。
フランス王妃・マリーアントワネットも、フランスに嫁ぐまでの14年間ここで暮らした。
幼いモーツァルトが鏡の間でマリーアントワネットに求婚したエピソードも有名です。
豪華絢爛な部屋は全部で1441室、その内2階の40室程が公開されていて、3~4階は賃貸住宅になっています。
庭園には、世界最古と言われる動物園、温室、馬車博物館、日本庭園、宮廷劇場などがあり、庭園の周りを「シェーンブルナー・パノラマバーン」というSL型の乗り物が走っています。広い敷地を移動するには便利です。
9駅あって、1周するのに約45分かかり、4月~10月のみ運行しています。
オーストリアで日本人はモテる?性格似てるのに全然違う暮らしと文化・まとめ
いかがでしたか?
まとめ
- 日本人には興味がない
- 性格は日本人と似ている所がある
- 恋愛は奥手
- 仕事より家族優先
- SDGsは国を挙げて取り組む
- 覆面禁止法がある
- ウィーン国立歌劇場とシェーンブルン宮殿は、国を代表する観光地
歴史上、両国が深く関わりを持ってこなかったこともあり、あまり日本に関心が無さそうです。
これから政治も文化も、良い関係が築けていけるといいですね。
お読みいただき、ありがとうございました。