お菓子作りや料理にたびたび使われる調味料である蜂蜜。
蜂蜜の甘味は料理に役立つのはもちろんのこと、照りやコクを出してくれます。
味付けの役割以外に、魚の臭みを消しや肉を柔らかくする効果があります。
レシピには蜂蜜が必要と書かれているけど家にない...。
醤油のような他の調味料より頻繁に使うことがないから常備していない...。
なんて状況になったとき、わざわざ買いに行かなくても大丈夫です!
この記事では、家にありがちなもので蜂蜜の代わりになるものを紹介していきます!
ぜひ参考にしてくださいね。
Contents
蜂蜜の代わりになるもの9選
蜂蜜の代わりになるもの①上白糖
砂糖は料理やお菓子作りで頻繁に使われる調味料ですね。
蜂蜜の代わりに使えるものとして一番に思いつくのが砂糖ではないでしょうか。
ご自宅で料理する方の大半は砂糖を常備しているため、蜂蜜の代わりとして使いやすいです。
一般的に日本で使われている砂糖は上白糖です。白砂糖ともいわれます。
上白糖は砂糖の中でもあっさりしているため、甘味の強い蜂蜜の代わりに使う場合はかなりの量が必要になります。
蜂蜜がさじ表記の場合は3倍の量が砂糖の適正量です。
蜂蜜大さじ1=上白糖大さじ3
蜂蜜小さじ1=上白糖小さじ3
蜂蜜がグラム表記の場合は1.3倍の量が砂糖の適正量です。
蜂蜜〇g×1.3=砂糖の適正量
代用するときは蜂蜜のようなコクを出すことはできないため注意が必要です。
砂糖は料理でもお菓子作りにでも代用しやすい調味料ですね。
蜂蜜の代わりになるもの②三温糖
もうひとつ、蜂蜜の代わりに使いやすい砂糖の種類として、三温糖があります。
上白糖と違い、黄褐色の砂糖です。
原材料は同じですが製法が違うため、三温糖は上白糖とは少し違った砂糖です。
三温糖は上白糖に比べて、甘味が強くコクもあります。
代用するときの量は上白糖とおなじ量で問題ありません。
上白糖よりも蜂蜜のようなコクが失われることがないので三温糖の方がオススメです。
三温糖も上白糖のように料理やお菓子作りどちらにも使いやすいですよ。
蜂蜜の代わりになるもの③オリゴ糖
オリゴ糖は自然のものから作られているので、砂糖に比べてカロリーが低いです。
腸内環境を整えてくれ、血糖値が上がりにくいことから健康にいいと言われています。
オリゴ糖は上白糖と同じようにコクや風味を出せるものではなくクセがありません。
ですが、甘味を出すためには十分使える調味料です。
上白糖よりも甘味はマイルドで控えめなものになるため、蜂蜜の分量より多く入れてください。
蜂蜜の代わりになるもの④メープルシロップ
メープルシロップはカエデの木の樹液から作られています。
蜂蜜と同じようにホットケーキにかけている方多いのでは?
そんなメープルシロップはコクのある甘味のため、隠し味など料理に使われることがしばしばあります。
蜂蜜に比べて甘さは控えめであっさりとしているため、蜂蜜ほど主張が強すぎないです。
メープルシロップには4つのグレードがありそれぞれ甘さも違います。
そのため、蜂蜜よりは多めに入れながらも、少しずつ調節しながらつかうといいでしょう。
注意しなければいけないのはメープルシロップの水分量は蜂蜜の2倍であることです。
入れすぎると料理そのものがさらさらになってしまうため、他の調味料などで水分量の調整を行ってください。
メープルシロップは蜂蜜よりもカロリーが低いのでカロリーを気にする方にはオススメです。
意外とお肉とは相性がいい肉のタレやソースの代用として合いますよ。
蜂蜜の代わりになるもの⑤ガムシロップ
ガムシロップはコーヒーに使って余ったりして家の冷蔵庫や棚に眠っていたりしませんか?
ガムシロップも蜂蜜の代わりに使うことができます。
溶けやすくクセがないため料理に使いやすいです。
ですが、蜂蜜に比べて甘味は物足りなく風味も違うものです。
ガムシロップを蜂蜜の代わりに使う場合は蜂蜜よりも大目に使ってください。
小分けにされているガムシロップのほうが調整しながら使いやすいですね。
ただガムシロップも水分量が多いため、他の甘味料と共に使用する方がうまくいきます。
蜂蜜の代わりになるもの⑥みりん
みりんも砂糖同様、ご自宅で料理をする方の大半は常備している調味料のひとつです。
みりんは料理をするうえで多くの役割をこなしてくれる調味料ですね。
自然な甘さやコクを出すのはもちろんのこと、料理に照りを出してくれます。
味付け以外にも魚の臭みを消してくれますよ。
みりんそのものの糖度は砂糖の半分以下しかありません。
蜂蜜の代わりに甘さだしのために使うとかなりの量を使うためシャバシャバになってしまいます。
甘さだしの用途で使用する場合は砂糖と併用する方がいいでしょう。
照りを出すためだけや魚の臭み消しに蜂蜜が必要な時はみりんのみの使用で代用できます。
魚の臭み消しも担う調味料なので魚料理に向いていますね。
蜂蜜の代わりになるもの⑦水あめ
お菓子作りでよく使われる水あめ、余って家に残っている方もいるのでは?
水あめは蜂蜜の代わりとしては使いやすい調味料です。
水あめは主に穀物やイモ類のデンプンで作られていて蜂蜜と似た粘液状の甘味料です。
蜂蜜のトロッとした感じが必要な時には水あめが適してます。
独特な風味やクセもないので、料理の味の邪魔をすることなく使いやすいです。
しっかりとした甘味があり照りも出してくれるため、蜂蜜以外にも砂糖の代用品として用いられます。
蜂蜜の代わりになるもの⑧ジャム
ジャムも蜂蜜の代わりに使うことができます。
イチゴ、リンゴ、オレンジなど様々なジャムがあります。
ジャムはものによって糖度は高糖度や低糖度など変わってしまうので、少しずつ調整しながら使うしかありません。
ジャムには肉を柔らかくする効果もあるので生姜焼きやソテーに蜂蜜が必要な時の代用品として最適です。
料理の隠し味や下味にはもってこいですね。
蜂蜜の代わりになるもの⑨黒蜜
黒蜜は黒砂糖と水を煮詰めて作られているものです。
あんみつにかかっているイメージが強いですね。
濃厚なあんみつはトロトロしていて蜂蜜の代わりとして使いやすいです。
渋みや苦みを感じられる反面、濃厚な甘さがありコクも強いことから蜂蜜の代わりとして活躍してくれます。
蜂蜜のように料理に深みをだすことができます。
ただ、黒蜜はほかの代用品と違い、蜂蜜よりも甘味が強いため量は少なめで使うようにしましょう。
蜂蜜を甘味として利用するときに代わりになるもの一覧
・上白糖
・三温糖
・オリゴ糖
・メープルシロップ
・ガムシロップ
・水あめ
・ジャム
・黒糖
蜂蜜の代わりに甘さを出すものは、甘さの種類や風味が変わる場合はりますが何を使ってもいいです。
蜂蜜でコクや照りを出したいときに代わりになるもの一覧
蜂蜜は甘さを加える以外にも、コクや照りを出してくれます。
そんな蜂蜜と同じような効果を生み出してしてくれる調味料一覧です。
・三温糖
・水あめ
・みりん
・黒糖
蜂蜜で魚の臭みを消したいときに代わりになるもの一覧
蜂蜜に含まれている酸には魚の生臭さを抑えてくれる効果があります。
そんな蜂蜜と同じようような効果を生み出してくれる調味料一覧です。
・みりん
甘さの要素はありませんが魚の臭みを消すだけなら、酒を使うこともできます。
蜂蜜で肉を柔らかくしたいときに代わりになるもの一覧
蜂蜜にはブドウ糖と果糖が含まれています。
肉を蜂蜜につけることによりこの2つの糖が中まで浸透して、肉が硬くなるのを防いでくれます。
そんな蜂蜜と同じような効果を生み出してくれる調味料一覧です。
・ジャム
・パイナップル
蜂蜜の代わりになるもの9選では、甘味があることを前提に+αの効果を説明しました。
パイナップルは紹介していませんでしたが、肉を柔らかくすることだけが目的のときはパイナップルを代用することもできます。
すりおろして肉につけておくことでパイナップルに含まれる酵素が柔らかくしてくれます。
蜂蜜の代わりに他の調味料を使う際の注意点
上白糖と三温糖は蜂蜜に対しての量は表として載せています。
他の調味料についてはご自分で味を見ながら甘くなりすぎたり濃くなりすぎないよう量を調節しましょう。
料理の色についてですが、蜂蜜を使う場合と違った色になる可能性もあるので十分考慮しながらどの調味料を代わりに使うか選んでください。
調味料ごとの性質上、想定とは違う質感の料理になってしまうことがあります。
その場合は、他の調味料と併用するとうまくいきますよ。
蜂蜜の代わりになるものまとめ
蜂蜜の代わりになるものを、役割と共に簡単にまとめました。
・砂糖:甘さ
・三温糖:甘さ・照り
・グラニュー糖:甘さ
・メープルシロップ:甘さ
・ガムシロップ:甘さ
・みりん:甘さ(砂糖と併用)・照り・臭み消し
・水あめ:甘さ・てり・蜂蜜のような質感
・ジャム:甘さ・肉を柔らかくする
・黒蜜:甘さ・コク・深み
家にある調味料で蜂蜜の代わりになるものは意外と多くありますね。
レシピをみている場合はなぜ蜂蜜が使われているのか役割を考えながら味や調味料の特徴ごとに使い分けるといいでしょう。
私もよく料理をしますが、蜂蜜は家にないので上白糖か三温糖で代用しています。
みなさんも家にあるもので試してみてくださいね。
くれぐれも、水分量や甘味の違いは必ずあるのでうまく調節しながら使ってください。