マンゴーを使っての離乳食はいつから大丈夫なのか気になりますよね?
果物の中でも甘くて食べやすいのでので好きな方も多いのではないでしょうか。
マンゴーの栄養素やアレルギーもふまえて、赤ちゃんに与える時期や注意点を解説していきます。
Contents
赤ちゃんにマンゴーの離乳食はいつからOK!?食べさせる時の注意点も解説!
果物の多くは離乳食前期(5、6ヶ月)から与えることができます。
ただし、マンゴーなど南国のフルーツはたんぱく質分解酵素が含まれているため、赤ちゃんには刺激の強い食べ物になります。
たんぱく質分解酵素の作用は非常に強く、消化器官が未発達の赤ちゃんには影響が大きいといわれています。
赤ちゃんに離乳食でマンゴーを食べさせても大丈夫なのか、いつからなら、いいのかをお話ししていきます。
マンゴーの離乳食はいつから食べさせても大丈夫?食べる目安は?
マンゴーは普通、生後11ヶ月~1歳頃の離乳食後期(パクパク期)からだと言われていますが、時期については様々な見解があります。
生後6ヶ月頃、少なくとも1歳過ぎた頃から、2歳を過ぎてから出ないとだめ、3歳を過ぎないと厳しい、遅ければ遅いほど良いなど様々です。
大半はアレルギーが心配なため、あまり早いうちに与えない方がいいというのが無難ですが、少量ずつ、離乳食後期あたりから試してみるのもいいと思います。
マンゴーに慣れてない赤ちゃんにとって、体内にとどまる時間が長いほど胃や腸に負担がかかったり、食べすぎると下痢になったりします。
なので、様子を見ながら少量ずつ与えるのがいいでしょう。
そもそもマンゴーは離乳食に向いているの?
果物は自然な甘みがあるため、食べさせやすい食べ物です。
最初はすりおろしたり、ペースト状にするのがいいです。しかし、マンゴーなどの南国のフルーツは消化酵素を多く含むため、子供には不向きと言われています。
赤ちゃんの内臓には負担がかかりやすい果物ではありますが、食べさせてはいけないものでありません。
なので、食べさせる時はスプーン一杯ぶんなどの少量ずつ、様子を見ながらがいいでしょう。
マンゴーの離乳食を食べさせる時の注意点
初めて食べさせる時はスプーン一杯ぶんの少量から与えて、アレルギーや下痢などの症状が出ないか確認することです。
マンゴーは温めると、アレルギーが出にくくなったり、柔らかくなり食べやすくなる、殺菌効果、冷えを防いだり、消化しやすくなったりするのでおすすめです。
レンジでチンして温めるだけでも充分なので簡単にできますね。
マンゴーってどんな果物なの?栄養素やアレルギーについて解説!
マンゴーはスーパーやいろんなところで見かけますよね。
一体、どんな果物でどんな栄養素があるのでしょうか?
マンゴーの特徴と種類
もともとはインドが原産の果物です。世界中に500種類もあると言われています。
ウルシ科マンゴー属の果物です。
マンゴーは南国のフルーツとして、メキシコやタイ、フィリピンなどからの輸入品でしかが、2000年ごろから日本でも栽培されるようになり、存在が身近に感じられるようになりましたね。
日本に輸入されているマンゴーはメキシコが一番多いです。
マンゴーは日当たりがよく、気温が高い気候条件のもとで栽培されるため、寒さに弱いという特徴があります。
マンゴーの栄養素
マンゴーの80パーセントは水分です。βカロテンを豊富に含んでいます。βカロテンはビタミンAに変化します。
目に最も大切な栄養素と言われています。皮ふ、口、喉、胃、腸などの粘膜を強くします。
βカロテンは細胞の老化を抑え、抗酸化作用があるので肌を美しく保つことができ、がん予防にも効果が期待できます。
脳の神経伝達物質の生産を促進する働きや、肝臓、皮ふの健康維持にも効果があります。
他にも、便秘解消や腸の働きを整えたり、食物繊維、ナトリウムの排出を促進するカリウムも比較的多く含まれています。
マンゴーには嬉しい栄養素がたくさん含まれていますね。
マンゴーを食べることによるアレルギーについて
食物アレルギーとは体内に入ってきた、たんぱく質などに体が反応してアレルギー症状を引き起こします。赤ちゃんは消化器官が未熟なので、アレルギーは出やすいといわれています。
マンゴーはウルシ科の果物です。ウルシは触れるだけでかぶれてしまう人もいます。
マンゴーに含まれるカルドール、接触性皮ふ炎(かぶれ)を引き起こす物質のマンゴールがウルシに似たアレルギーを引き起こします。
この成分は特に皮に多く含まれているのですが、果肉にも少量あります。
目の周り、手指などの水疱、喉のかゆみ、腹痛、じんましん、呼吸困難、肌のかゆみなどのアレルギー症状を起こす人もいます。
マンゴーを食べる時はウルシでかぶれたことがある人は気をつけた方がいいかもしれませんね。
マンゴーのおすすめ離乳食レシピ
赤ちゃんにも食べやすいマンゴー離乳食レシピをご紹介します。
マンゴープリン
見た目もオレンジ色でかわいいマンゴープリン。つるんとしていて食べやすいですよね。
缶詰のマンゴーを使う時は、シロップが甘いので注意しながら使ってくださいね。
材料
マンゴーピューレ 200ml
牛乳 180ml
マンゴー缶 1/2缶(1缶でも)
グラニュー糖 3g
粉ゼラチン 5g
水(ゼラチン用) 50ml
作り方
①牛乳を耐熱ボールに入れて、電子レンジで30秒から40秒チンして、グラニュー糖を入れて混ぜる
②水を電子レンジで20秒から30秒温める
③ ①にマンゴーピューレ、マンゴー缶を入れ混ぜておく
④温めた水にゼラチンを溶かし、②とよく混ぜ合わせる
⑤冷蔵庫で3時間ほど冷やして出来上がり
マンゴーシェイク
材料(2~3食分)
マンゴー(缶詰または冷凍) 100g
プレーンヨーグルト 120g
牛乳 50g
作り方
①すべての材料をハンドブレンダーでなめらかになるまで混ぜ合わせて完成
マンゴーの離乳食はいつから大丈夫?栄養やアレルギーも解説しますのまとめ
- マンゴーは通常、生後11ヶ月~1歳頃の離乳食後期(パクパク期)から
- マンゴーに慣れてない赤ちゃんにとって、体内にとどまる時間が長いほど嫌腸に負担がかかったり、食べすぎると下痢に寝ることもあるので注意が必要
- 初めて食べさせる時はアレルギーが出ることもあるのでスプーン一杯ぶんの少量から与えて、様子を見ることが大事
- マンゴーはウルシ科の果物
- 目の周り、手指などの水疱、喉のかゆみ、腹痛、じんましん、呼吸困難、肌のかゆみなどのアレルギー症状を起こす人もいる
いかがでしたでしょうか。
赤ちゃんへの離乳食としてマンゴーはいつから食べられるのか、注意することなどを解説してきました。
マンゴーは栄養価が高い食品ですが、消化器官が未熟な赤ちゃんにとっては、下痢になってしまったり体調を崩したりすることがあります。
また、ウルシ科の果物のためアレルギーを引き起こすこともあります。
ですが、離乳食として少量ずつ様子を見ながら与えみてはいかがでしょうか。
これから、離乳食で果物を食べ始めるお子さんがいる方の参考になれば幸いです。