和食の定番の一つとして西京焼があります。
皆さん、西京焼を作るときはどんな魚を使っていますか?
スーパーでよく見るのはサワラやタラだと思いますが、実は他にも西京焼に合う魚があるんです!
今回は、西京焼に合う魚の種類や焼き方などをご紹介していきます。
西京焼の魚の種類はどれがいい?おすすめ11選!
西京味噌に漬けて焼いた魚は全て西京焼と呼ばれます。
一般的に、西京味噌に合う魚は白身の魚と言われていますが、実はそうではありません。
ここでは、西京焼におすすめの魚の種類をご紹介します。
ぜひ、いろいろ試してみてお気に入りの魚を見つけてみてください!
西京焼に合う魚①鰆(さわら)
引用 マルコメ
西京焼を作るときに、鰆を使う方も多いのではないでしょうか。
鰆は、しっかりとした歯ごたえのある魚で、身に味があります。
西京焼にしても魚の味を消すことなく、西京味噌と酒粕の香りを楽しむことができますよ。
西京焼に合う魚②銀鱈(ぎんだら)
こちらも西京焼に使う魚としては有名です。
昔は、銀ムツの西京焼が一番人気だったのですが、銀ムツが獲れなくなってしまい、代わりに銀鱈を使うようになったそうです。
銀鱈は脂のノリが西京漬けに合うということで、急速に普及しました。
身は柔らかいですが、それが西京味噌と酒粕に合って美味しいです。
西京焼に合う魚③鰤(ぶり)
引用 クラシル
鰤は西京焼に合う魚の中では、安くて美味しい魚です。
歯ごたえもよく、西京味噌と酒粕のしっかりとした味わいを楽しむことができます。
西京焼に合う魚④鰈(かれい)
引用 Kokonoe
鰈と言われると、最初に思いつく調理法はムニエルだと思います。
しかし、鰈は西京焼にも合うんです。
身が柔らかめで脂が多いですが、その脂と西京味噌が見事にマッチします。
西京焼に合う魚⑤鯖(さば)
引用 Fish Kitchin
鯖も西京焼の魚として定番のものです。
鯖の脂のノリと西京味噌がよく合い、美味しいです。
西京焼に合う魚⑥金目鯛(きんめだい)
引用 クラシル
深海にすむ金目鯛は、身に脂があって、銀鱈と鰤の中間のような身質をしています。
天然の金目鯛だと味わい深く、西京味噌とよく合います。
西京焼に合う魚⑦銀鮭(ぎんじゃけ)
引用 株式会社大冷
銀鮭は、適度に身に脂がのっているので、焼いたときにパサつきません。
また、サーモンよりも脂っぽくないので、ちょうどいい味わいになります。
銀鮭はスーパーでたくさん買って冷凍している方も多いのではないでしょうか。
いつも焼くかムニエルにしている、という方は西京焼も試してみてください。
西京焼に合う魚⑧目梶木(めかじき)
引用 ニッスイ
目梶木は、煮つけやムニエルによく使われる魚ですが、西京焼にも合います。
しっかりとした味わいが美味しい魚です。
西京焼に合う魚⑨赤魚(あかうお)
引用 築地魚群
赤魚は、北の寒い海で獲れるメヌケなどの総称です。
スーパーでもよく見かけますね。
大ぶりの赤魚なら、ボリュームもあり、西京焼にも合うのでおすすめです。
西京焼に合う魚⑩紅鮭(べにじゃけ)
引用 築地魚群
銀鮭に養殖が多いのに比べて、紅鮭は天然のみです。
なんといっても、天然の紅鮭は香りが優れています。
脂のノリは銀鮭ほどではありませんが、味にくどさがないため、銀鮭より紅鮭の西京焼を好む方のいるそうです。
西京焼に合う魚⑪烏賊(いか)
引用 美味いもの市
西京焼に合うのは魚だけではありません。なんと烏賊も合うんです。
烏賊の弾力のある歯ごたえとかすかな甘み、それが西京味噌と酒粕と相まって、驚くほど美味しくなります。
一度試してみるとやみつきになりますよ。
西京焼の魚をフライパンで上手く焼くコツは?
西京焼を焼くときに、「すぐに焦げてしまうけど、魚に火が通っていない…」というお悩みはありませんか?
なぜなら、魚に付いている西京味噌が焦げやすいからです。
西京焼を程よく焼かれた綺麗な状態にするには、
- 魚に付いている西京味噌を拭いておく
- 弱火でじっくりと焼く
この2点が重要です。
具体的にどのように焼いていくのか、そのコツをご紹介します。
西京焼の魚をフライパンで上手く焼くコツ①用意するもの
西京焼の魚をフライパンで上手く焼くには、以下のものを用意しましょう。
- フライパン
- キッチンペーパー
- クッキングシート(魚焼きシートやアルミホイルでも良い)
フライパンで西京焼を焼く場合は、必ずクッキングシートを使いましょう。
魚がフライパンに焦げ付きませんし、何より焼いた後の片づけがとっても楽です。
西京焼の魚をフライパンで上手く焼くコツ②西京焼を常温に戻す
西京焼は焼く前に冷蔵庫から出して常温に戻しておきましょう。
冷たいまま火にかけてしまうと、魚に火が通る前に焦げてきてしまいます。
そのため、常温に戻しておくのは大事な作業の一つです。
西京焼の魚をフライパンで上手く焼くコツ③キッチンペーパーで味噌と水気を拭く
西京焼を常温に戻したら、キッチンペーパーで魚に付いている味噌と水気を拭きとりましょう。
「味噌を拭いたら味が薄くなってしまうのでは。」と思う方もいると思いますが、大丈夫です。
魚にしっかり味が付いていますので、味噌を拭いても味が薄くなることはありません。
水洗いでも味噌は落とせますが、それだと魚が水っぽくなってしまいます。
味噌も水気も適度に落とせるキッチンペーパーがおすすめです。
西京焼の魚をフライパンで上手く焼くコツ④クッキングシートを敷く
西京焼を焼き始める前に、必ずフライパンにクッキングシートを敷きましょう。
西京焼は皮から焼くと焦げやすいため、身が下になるように置いてください。
西京焼の魚をフライパンで上手く焼くコツ⑤弱火でじっくり焼く
フタをして弱火でじっくり焼きます。
フタをすることで、身がふっくらとした焼き上がりになります。
西京焼を焼く時間は、片面5~7分、裏返して4分が目安になります。
詳しくは、こちらの記事もご覧ください。
魚以外の食材を使った西京焼きのレシピもあるのでおすすめです。
西京焼の魚は冷凍保存できる!その方法をご紹介!
魚の切り身をたくさん買ってしまって余った…という場合は、西京漬けにして冷凍保存するのがおすすめです。
保存性も増して味も落ちにくくなります。
使うときは、解凍してから味噌を拭いて焼くだけなので、時短にもなります。
では、どうやって冷凍保存するのか、その方法をご紹介します。
西京焼の保存方法
引用 AsahiKASEI
- ラップを広げ、みそ床などを半量ぬり、魚を置く。その上に残りのみそ床などを塗り、ラップでぴったりとつつむ。
- ジップロックなどの密閉容器にいれ、冷蔵庫で2~3日味をなじませた後、冷凍庫に移して保存します。(すでに漬かっている状態のものは、すぐに冷凍します。)
西京焼の魚の種類はどれがいい?おすすめや焼き方などをご紹介!のまとめ
- 西京焼の魚のおすすめは以下の11種類
- 鰆(さわら)
- 銀鱈(ぎんだら)
- 鰤(ぶり)
- 鰈(かれい)
- 鯖(さば)
- 金目鯛(きんめだい)
- 銀鮭(ぎんじゃけ)
- 目梶木(めかじき)
- 赤魚(あかうお)
- 紅鮭(べにじゃけ)
- 烏賊(いか)
- 西京焼の魚をフライパンで上手く焼くコツは以下のとおり
- フライパン、キッチンペーパー、クッキングシートを用意する
- 西京焼を常温に戻す
- キッチンペーパーで味噌と水気を拭く
- クッキングシートを敷く
- 弱火でじっくり焼く
- 西京焼は冷凍で保存できる
和食の定番である西京焼きは手の込んだ料理のように思いますが、意外と簡単です。
いろいろな魚を使って作ることが出来ますし、冷凍保存しておけば時短で調理できます。
スーパーで魚をたくさん安く買えたときは、ぜひ西京焼を作ってみてください!