皆さん!突然ですが、しゃがみ込みはできますか?
私は昔からなぜかできなくて、かかとを地面にしっかり付けたまましゃがめる友人たちがずっと不思議だったんです。
調べてみるとネット上にも同じような声が・・・
そこで、しゃがみ込みができない原因について、調べてみることにしました‼
Contents
しゃがみ込みができない原因は重心の問題?考えられるのはこちら!!
一昔前は公共施設などで和式トイレをよく見かけました。小学校も和式トイレが多かったような気がします。
自宅は洋式だから慣れていなくて、しかもしゃがみ込むことができないので、子どもの頃トイレで度々苦労したのを覚えています。
今はしゃがみ込みができないことで生活に支障が出ることはほとんどないのかもしれませんが、どうしてしゃがみ込みが当たり前にできる人とそうでない人がいるのか、気になりませんか?
しゃがみ込みができない原因は実は一つではありません!
考えられる原因として、以下のことが挙げられます。
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- 体の重心のバランスが上手くとれない
- 足首が硬い
- 腰椎・骨盤・股関節の運動連鎖
- 股関節を外側に開く筋肉が短くなっている
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何となくわかるものからそんなこと関係あるの⁉ということまであるかと思います。
順番に見ていきましょう‼
体の重心のバランスが上手くとれない
しゃがみ込もうとすると上手くバランスがとれず後ろにひっくり返りそうになる方、いらっしゃいませんか?
私はまさにこの状態💦
起き上がりこぼしのようにコテンと後ろに倒れて、起き上がりこぼしのようには起き上がれません(笑)
しゃがみ込みができない原因の一つとして、体の重心のバランスが上手くとれていないことが考えられます。
先ほどお話しした和式トイレの例のように、生活様式が変わったおかげで私たちは無理な姿勢をとることなく生活できるようになりました。
正座ではなく椅子に座ることがほとんどなのもそうですね。
しかし、体への負担が少ない分、今までは日常生活で自然と身につけられていた筋力やバランス感覚が衰えてしまった面も否定できません。
しゃがみ込みはまさにその一つであると言えます。
しゃがみ込むことが多い生活の中で、前に重心を傾けながらバランスをとって屈伸していくことが自然とできていたときに比べ、現代はその経験をしないまましゃがみ込もうとして、結果おしりを突き出すだけの後ろ重心になってコテンと倒れてしまうのです。
子どもたちには特に多いようで、それに気づいて整体師さんの所へ相談に来る方もいるそう。
現代の生活様式による筋力やバランス感覚の衰えが、このようなところにも表れているなんて驚きです😲
足首が硬い
足首が硬いとしゃがみ込みができないというのは、何となく想像がつきますね。
足首にあるアキレス腱が硬くなることで足首の可動域が狭くなり曲げにくくなります。
しゃがみ込むときは最大限足首が曲がらないといけないので、ここが硬いとかかとを地面につけたまましゃがみ込むのが難しくなります。
アキレス腱は足首の後ろ側になりますが、足首の前側の詰まりも足首が曲がりにくくなる原因になるそうです。
昔は和式トイレや農作業など生活の中で自然とスクワット運動ができていたため、足首まわりの筋肉や腱が固まるという事を防ぐことができていました。
しかし、現代の生活では椅子に座りっぱなしであったり、物は届きやすいところに工夫して収納するなど、生活の中での大きな動きが昔に比べて少なくなっています。
この関節の最大の動きを使わずに済んでしまう省エネの生活様式が、「しゃがみ込みができない」という現代人に多い症状を生み出していると言えそうです。
腰椎・骨盤・股関節の運動連鎖
足首にある原因がしゃがみ込みができない最も大きな原因のように思われますが、それだけではありません。
腰椎・骨盤・股関節、つまり、腰や背中から脚にかけての全ての関節の動きがしゃがみ込みと深くかかわっているのです‼
バレエダンサーでしゃがみ込みができない方がいると聞くと、不思議ではありませんか?
あんなに足首を柔軟に使って踊っているのになぜ?
それは、バレエダンサーに求められる特有の姿勢にあります。
バレエでは骨盤は前傾、腰椎の前弯つまり反り腰の状態が求められます。横から見ると大きくS字を描いている感じです。
対して、しゃがみ込むためには股関節を大きく屈曲させ、骨盤は後傾、腰椎は後弯させることが必要になります。
そう!!全く逆なのです💦
そのため、股関節も足首も柔らかいはずのバレエダンサーでもしゃがみ込みができないという現象が起こるのです。
その時その時に必要な動きのために関節を自由に使えるようにしておくことは、容易ではありませんね😓
股関節を外側に開く筋肉が短くなっている
しゃがみ込みに絶対的に必要になってくるのが股関節の動きです。
股関節は、骨盤と太腿の骨(大腿骨)の間、脚の付け根にある関節です。
しゃがみ込むとき足首への負担が気になるのはもちろんですが、太腿の付け根からしっかり曲がることができなければ当然しゃがむ込むこともできません。
股関節をしっかり動かして行う動作が日常生活で減っていることで、可動域が狭くなって股関節を動かす筋肉が縮こまったり衰えたりして、さらに関節が動きにくくなっているのです。
関節を動かすための筋肉の縮こまりもしゃがみ込みができない大きな原因となっています。
しゃがみ込みができない原因はまさか・・・病気⁉
安心してください‼しゃがみ込みができないこと自体は病気というほどのものではありません。
ただ、しゃがみ込みができないという事は関節の可動域が狭くなっていたり、その周辺の筋肉を使うことが減って衰えている証拠でもありますので、決して良いこととは言えません。
和式トイレがなくなったとはいっても、靴紐を結んだり落ちたものを拾ったり、とっさにしゃがみ込むことが必要になる場面は必ずあるはずです。
そんな時のためにもしゃがみ込みができないのを放っておかずに、重心や足首をはじめとした上記の原因を日頃から少しずつ意識して動かしたり柔らかくしていくことが大切です。
生活様式の変化によってしゃがみ込みができない方が増えたという事から考えれば「現代病」とは言えるかもしれませんね💦
それは、子どもたちに見られる変化からよくわかります・・・
【ママさんパパさん!!】学校でしゃがみ込みのチェックがあるのをご存じですか?
「ロコモ」という言葉をご存じでしょうか?
ロコモティブシンドロームの略で、運動器の障害のために移動機能の低下をきたした場合、つまり、立つ、歩くなどの移動をするための能力が不足したり衰えた状態を指します。
主に高齢者の運動機能の衰えに対して使われてきた言葉です。
それが今「子供ロコモ」として、子どもたちの運動機能の低下を指す言葉となって使われているのです。
生活様式の変化によって使われなくなった筋肉が衰えることにより
[st-midasibox title=”子供ロコモポイント” fontawesome=”fa-exclamation-circle faa-flash animated” bordercolor=”#f44336″ color=”” bgcolor=”#ffebee” borderwidth=”” borderradius=”5″ titleweight=”bold” myclass=””]
- しゃがみ込みできない
- 雑巾がけで体を支えられない
- 片足立ちできない
- 姿勢が悪いことによる疲れ、肩こり、腰痛
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などの症状が子どもたちに表れています。
これらは高齢者の運動機能の衰えとしては仕方ないのかなぁと思えるものばかりですが、子どもたちそんなことが起きているなんて、ただただ驚くばかりです。
子どもたちの運動機能の低下を危惧した文部科学省は、省令改正により学校保健安全法に基づいて、平成28 (2016)年4月1日から学校定期健診に運動器検診の項目を加えました。
対象学年は、小学校1年生~高等学校3年生までの全学年、その項目の中にしゃがみ込みも含まれています。
運動器検診の中で最もできない子どもが多いのがしゃがみ込みなのだそうです。
和式トイレや椅子に座るなどの生活様式の変化はもちろんですが、ゲームやスマホの普及によって子どもたちの遊び方が変わってきたことも原因の一つに挙げられます。
また、子どもたちだけで外で遊ばせるのは危ないという治安上の問題もあったりします。
しゃがみ込みができなくなる要因があふれる世の中で、子どもたちを運動機能の衰えから守るために、大人たちが積極的に子どもたちの運動量を確保するよう努めたり、しゃがみ込みや片足立ちなど簡単にチェックできることはこまめに気にかけてあげることが大切なのではないかと思います✨
しゃがみ込みができないと困ることってどんなこと?
しゃがみ込みができないことで困ることってどんなことでしょうか?
古い施設で和式トイレしかなかったら困りますね。
靴紐を結ぶ時に腰掛けるところがなかった場合も困ります。
色々考えられるのですが、一番困るのは
動きが悪い関節や筋肉があることで他の部位に余分な負担がかかり、体の故障につながる!
ここではないでしょうか?
原因のところでもお話ししましたが、しゃがみ込みができないということは、足首や股関節など人間が動くことに必要である重要な筋肉や関節、バランス感覚が上手く使えていないという事です。
つまり、動きが必要な時にはこの動かな部位に以外で上手くカバーしなければいけないという事になります。
そうすることで他の部位に負担がかかり、関節や筋を痛める原因につながるのです。
膝が痛いとかばって歩いて腰や股関節、背中の痛みにつながるのと同じですね。
しゃがみ込みができないことで生活に支障はないからと放置せずに、体は全てつながっていると考えて対処していく必要があります。
しゃがみ込みをマスターしよう!!
できないと体の様々な部位への負担が心配なしゃがみ込み。
しゃがみ込みができないことを放置するより、改善して体の故障を防ぎ、関節や筋肉をしっかり使って余計な負担のかからない状態に整えることは子どもにとっても大人にとっても大切なことです。
しゃがみ込みの簡単な訓練方法をご紹介します✨
[st-mybox title=”しゃがみ込みマスター!!” fontawesome=”fa-list-ol” color=”#757575″ bordercolor=”#f3f3f3″ bgcolor=”” borderwidth=”3″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” title_bordercolor=”#757575″ fontsize=”” myclass=”st-mybox-class st-title-under st-list-no” margin=”25px 0 25px 0″]
- 足は肩幅くらいに開き腕は前に伸ばす(肩に力は入れないで!)
- ゆっくりと腰を下ろしていく(バランス感覚を養う)
- 下まで行けたら足幅を徐々に狭めていく
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とっても簡単ですね🎶
ポイントがいくつかあります。
腕を前に伸ばすことでバランスをとるのですが、力が入っていると背中が固まって股関節や背骨の運動連鎖が上手くいかなくなってしまいます。
腕や肩の力は抜くよう心がけましょう。
ゆっくり腰を下ろすのは重心をしっかり感じてバランスをとるためです。
普段使わない動きですので、じっくりと体の軸を感じながら行っていくようにしましょう。
足幅を開いておいた方がバランスがとりやすいです。しゃがみ込んでから徐々に狭めていきましょう。
常にかかとをしっかり付けておくこともポイントです。
足首が硬すぎてこのやり方だと出来ないという方は、足首回しのストレッチや股関節のストレッチをしてからやってみてください。
私も試してみましたが、足を開いたまましゃがみ込んで徐々に狭めると本当にやりやすいです‼
しかし、バランスをとる際に腕の力に頼っているようで、膝を抱え込むとコロンと転がってしまいました😭
腕、肩の力まで抜いた状態でしゃがみ込みできるようになるまで続けてみたいと思います✨
【徹底解明】しゃがみ込みができない原因は意外なところにあった!!のまとめ
何気ない動作でそれほど重要でないと思われがちなしゃがみ込み。
でもできないのは気になる・・・
しゃがみ込みができない原因と出来ないことによる体への影響をまとめたものがこちらです↓
[st-mybox title=”ポイント” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#FFD54F” bordercolor=”#FFD54F” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
- しゃがみ込みができない原因には体の重心、足首の硬さ、腰椎・骨盤・股関節の運動連鎖、股関節を外側に開く筋肉の短さが考えられる
- しゃがみ込みができないのは生活様式の変化による現代病とも言える
- 子供ロコモを危惧して制定された運動器検診の項目にしゃがみ込みも含まれていて、一番できない子どもが多い項目でもある
- しゃがみ込みに関わる筋肉や関節の衰えは体の他の部位に様々な支障をきたす
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だかがしゃがみ込み、されどしゃがみ込み‼
しゃがみ込みができないから靴紐が結べないわぁと笑っていられるうちはよいのですが、他の部位の故障につながってからでは遅いのです‼
単なる苦手や「体が硬いから・・・」を理由にせず、少しでも体にとって大切な関節や筋肉をしっかり使えるようになれるよう、日頃から気にかけて動かしていきましょう。
しゃがみ込みの訓練も地味ですがとても効果的✨
やってみると日頃使えていない部分の意識にもつながるので是非やってみてください。
自分の体、そしてお子様の体を守るために、小さなことでも少しずつ解決しながら生活していくことは大切なことです。
些細な動きですが、健康と結びつけて考え、しっかりと向き合っていきましょう✨
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