1時間に〇ミリの雨が降るでしょう
朝や夕方のニュースで気象予報士が伝えている様子を一度は見たことがあると思います。
普段なんとなく見聞きしているけれど、降水量〇ミリと言われてもパッとイメージできない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで、今回は降水量1mmで傘は必要かどうかを中心にまとめてみました。
Contents
降水量1mmで傘は必要?どのくらいの雨が降るの?
気象庁のデータによると、1999年10月27日に千葉県で1時間に153mmもの降水量が観測されています。
このように、台風や梅雨時期などは降水量を気にする方も多いと思いますが、降水量1mmの場合に傘は必要なのでしょうか?
降水量1mmでも傘は持っている方が安心
結論からお伝えすると、降水量1mmの際に外出するなら傘は持っていた方がよいでしょう。
たった1mmでも持っていた方がいいの?と思った方もいらっしゃるかもしれません。
降水量1mmとは、1.0mm~1.9mmまでを示しています。
体感でお伝えすると、1.0mmの雨は小雨、霧雨程度で、傘がなくてもまだ耐えられるかもしれません。しかし、1.9mmの場合は本降りに近いレベルです。
そのため、降水量1mmでも少し長めの外出をしたり、濡れることが気になる方は傘を持ってお出かけすることをおすすめします。降水確率によっては折り畳み傘でもいいかもしれませんね。
私の経験談
私はもともと癖毛で、髪の毛が少しでも雨に濡れたり湿気を帯びるとすぐにうねってしまうため、天気予報で降水確率や雨量を見て少しでも雨の気配を感じたら折り畳み傘を持ち歩くようにしています。
降水量1mmの雨はどのくらい?
降水量は、降った雨がどこにも流れ去らずにそのまま溜まった場合の水の深さで、mm(ミリメートル)で表しています。
引用 気象庁
つまり、1時間で1mmの降水量は、降った雨がそのまま溜まった場合1時間で水深1mmとなるということです。
雨の量でいうと、1平方メートルの面積に1mmの雨が降った場合、溜まる雨の量は1リットルです。
このように具体的な数字を知ると、イメージしやすいのではないでしょうか?
ちなみに、降水量は全国に約1,300か所ある観測所でアメダスが観測しています。
アメダス(AMeDAS)とは
アメダスとは、地域気象観測システムのことです。
Automated Meteorological Data Acquisition Systemを略してアメダスと呼んでいます。
降水量、風向・風速、気温、湿度の観測を自動で行い、雨、風、雪などの気象状況を時間的、地域的に細かく監視しています。観測結果は気象災害の防止や軽減のために役立てられます。
引用 気象庁
降水量1mmの雨が気温の変化により雪に変わった場合
気温によっては、雨が雪に変わることもあります。
降水量1mmの雨が雪に変わった場合、どのくらいの雪が降るのでしょうか?
雪でも降水量という言葉を使うの?
降水量という言葉は、漢字からなんとなく雨のみに使われるイメージですが、実は雪の場合にも降水量として観測されます。
雪が降った場合は、雪を雨量計で溶かして降水量として観測しています。
引用 気象庁
個体を液体にしているため、”降水量”として観測できるのですね。
降水量1mmの雪はどのくらい?
降水量1mmの雨は、気温が0℃程度の場合約1cmの雪として積もります。
ただし、雪の質や気温の変化、地域により異なる場合があるため、あくまでも目安です。
余談ですが、私の住む四国地方ではめったに雪が降らないため、1cmの積雪はちょっとした事件です。笑
降水量1mmがイベントに与える影響とは?
降水量1mmは小雨~本降り程度の雨であることがわかりました。
人が受けるイメージの表現としては、「シトシト」程度の雨です。
この程度の雨は、「いける!」と思う人もいれば「中止だろう」と思う人もいて、人によって感覚が違うためイベント開催の判断が主催者側も参加者側も難しいと思います。
具体的なイベントごとに考えてみましょう。
テーマパーク
テーマパークの場合、雨でも楽しめる屋内アトラクションやレストランが充実していれば十分楽しむことができるでしょう。
たとえ降水量1mmの雨でも、風が強かったり雪になる可能性がある状況下においては、テーマパーク側が危険と判断した場合には屋外のアトラクションは中止になることも考えられます。
どうしても楽しみたい屋外アトラクションがある場合は、事前にテーマパークのホームページや電話で確認しておくといいかもしれません。
また、テーマパークには多くの人がいるため、傘よりもレインコートの方が安全です。
スポーツ
サッカーや野球、ゴルフなどのスポーツをする場合、降水量1mm程度なら中止になる可能性は低そうです。
ただし、雨でプレーに影響が出たり、フィールドの状況が悪化したりすると、中止になる可能性があります。濡れた地面で滑って怪我をするといった最悪の状況を避けるためにも、無理せず本降りになったら一旦中止ことも検討しましょう。
アウトドア
キャンプや登山をする場合は、たとえ降水量1mmの雨でも十分に気を付けて行動する必要があります。
特に初心者が登山をする場合は、雨により予期せぬ出来事が発生した時に慌ててしまい、冷静に対処できない可能性があるため、登山すべきかどうか経験豊富な人に相談するなどして安全を最優先で行動しましょう。
降水量1mmで傘は必要?降水量1mmの雨や雪について調べてみた! まとめ
まとめ
- 降水量1mmとは小雨~本降り程度の雨のことで、1時間に水深1mmとなることを示している
- 降水量1mmなら傘を持っておく方が安心
- 降水量1mmの雪は、気温が0℃程度の場合約1cm積もると言われている
- 降水量1mmの雨に人が受けるイメージは「シトシト」
- 降水量1mmでイベントに参加するなら安全第一で無理をしないこと
いかがでしたか?
ゲリラ豪雨などの強い雨の情報は知る機会が多いですが、降水量1mmのような数値の低い降水量については、あまり意識することがないかもしれません。
しかし、降水量1mmでも傘は持っていた方が安心ですし、イベントに参加する場合は十分な準備と注意が必要です。
降水量について理解し、これからも雨と上手につきあっていきましょう!