都会に住んでいるからこそ、カラスの被害ってよく聞きませんか?
私も朝ゴミ捨て場の近くを通るとゴミが荒らされていて、ひどい匂いに嫌になってしまいます。
カラスはあの匂い大丈夫なんですかね? (笑)
しっかりと対策を取っていても、カラスはエサを求めにゴミ捨て場にやって来て、荒らしていきます。
そこでカラスの生態を知ることが効果的な対策を立てる、第一歩だと思います。
カラスの生態、五感、特性を調べてみました。あの無敵にも思えるカラスですが、なんと弱点があることが分かりました。
カラスがゴミ荒らす理由も、それを効果的に対策する方法も、カラスの五感にヒントがあったんです。
早速、カラスの生態を確認しつつ、弱点を把握しゴミ荒らしカラスの撃退法を見ていきましょう♪
Contents
都会のカラスって何者? なんでゴミを荒らすようになったの?
日本でよく見られるカラスには主に2種類います。
ハシブトガラスとハシボソガラスです。
よく、ゴミを荒らしているカラスはハシブトカラスだと言われています。
ハシブトカラスとハシボソガラスってどんなカラス?
そもそも私は、カラスに種類があるなんて…みんな同じ黒い鳥くらいにしか思っていませんでした。
それは、今も変わらないのですが(笑) カラスはこの2種類だけではありません。
ですが、今回は日本でよく見られる、ハシブトカラスとハシボソカラスについてお話ししていこうと思います。
住んでいた場所・好みも違うんです。ハシブトカラスは昔は森林などを好み、あまり地上を好ませんでした。
逆にハシボソカラスは河川敷や原っぱなどを好み、地上で生活をしていました。
そのため、ハシボソカラスは人の居住区で住むようになっていきました。
カラスは雑食で木の実から動物の死骸もなんでも食べます。
ハシブトカラスに関しては、ご飯を見つけたら木の上などに持ち帰り、高い場所で食べていました。
カラスの種類が違えば生態の違いもある!? どのカラスも、地上で暮らしているし、高い木やマンションまで飛んでくるものだと思ってました。
しかも、昔は地上を好まなかったハシブトカラスがゴミを荒らしているなんて不思議ですよね。
カラスは住宅街などのゴミをなぜ荒らすようになったの?
そもそもカラスがゴミを荒らすきっかけってあったんでしょうか?
もとは、森林や高い場所を好み、エサを食べるときでさえ、高いところまで運び食べていたハシブトカラス。
ほとんど地面にはいなかったのになぜ? って感じですよね。
私たちの一つの行動がきっかけになっていました。それは…ゴミ袋を透明にしたことです。
え!? なんでって思いますよね? 私も思いました!
ゴミ袋が透明になったことで、ゴミの中身が見えるようになったからです。
今まで、いろんなところを飛び回り、エサを探していたカラスですが、ゴミの中にみりょく的なエサがあることに気づきます。
こんなに簡単に栄養価の高い、みりょく的なエサを見つけられると学習したんですね。
だからって私たちにはカラスが漁った後の、ゴミ捨て場の臭いは不快でしかありません。本当にクサいですよね。通るだけでも嫌になります。
カラスは人間が捨てたゴミの中から美味しいご飯があると知り、じゅうぶんなエサを都会でも確保できることを学習しました。
カラスはとても高い知能を持っていると言えるでしょう。
ハシブトカラスは人間が出したゴミの中に魅力的なエサを見つけ、地上でも生活していくようになりました。
しかも、ハシボソカラスよりも体が大きく戦うと負けてしまうため、ゴミ捨て場はハシブトカラスの独せん場になっているんです。
カラスが嫌いなものってあるの? カラスと人間の五感の違い
カラスの弱点は目にあった!? 五感の中で最もすぐれていつものが弱点?
カラスの五感を順番に説明しようと思います。
まずは嗅覚です。
カラスの嗅覚は他の鳥と比べても匂いを司る、嗅球が非常に小さいため嗅覚は鈍いため、ほとんどわからないみたいです。
え!? って感じですよね。匂いがわからないのにどうやって、ゴミの中から食べれる物を探しているのでしょうか?
答えは味覚です。食べ物を食べられるか判断するのは嗅覚ではなく、味覚が補っているいたり優れている視覚能力で判断しているようです。
カラスが生ゴミを食べ散らかしている所はたまにまだ見かけますがよく、食べられるなって思ってました (笑) カラスにとって人間が出した生ゴミは栄養の宝庫なのです。
それは味覚が大丈夫と思えば食べますよね。
次に聴覚と視覚です。
聴覚は人間と同等程度、視覚は五感の中で最も優れており、人間の約5倍で対象を正確にとらえることができるようです。
その為、強い光には弱い様です。
また、カラスの色彩は人間と同じ赤・青・緑の他に紫外線の4色を組み合わせて色を認識していています。
人間には7色に見える虹も、カラスには14色で見えているようです。私もそんな14色のグラデーションからなる世界を少し見てみたいなって思います。
ただ、視覚に優れている分、光に弱かったりと弱点も見えてくるので、人間が見ている色や景色もいいなとも思います。
最後に触角。他の鳥にも共通することですが、翼で気流を的確に捉える必要がある鳥類は触覚に優れており、カラスはクチバシも敏感です。
カラスには嫌いな匂いってあるの? どうすればカラス対策できるの?
五感のお話でうすうす気づいているかもしれませんが、カラスが嫌がる匂いはおそらく99%ありません。
カラスは嗅覚はが非常に鈍いためです。
ということは、我々が臭さを我慢してカラスが散らかしたゴミを掃除しているのにカラスはあの嫌な匂いがわかってないということですね。ほんと最悪です。
ただ、カラスはエサを簡単に見つけた。という感覚なんでしょう。
では、そんなカラスの対処法は一体どこにあるのでしょうか?
カラスの嗅覚は殆ど作用してないので、カラスが嫌がりそうな匂いがするものを置いたり、かけたりするのは効果的ではなさそうですよね。
カラス撃退法は五感の中で優秀な視覚がヒントに!?
カラスは光るものが一般的に好きだと言われています。高い所から人間が付けているキラキラしたものを認識できます。
紫外線が見えるカラスの目は光を多く取り入れてしまいます。なので至近距離で光を見ることができません。
なので、光の反射を利用したグッツは効果的だと考えられます。
例えば、シルバーのバルーンやCDの裏面を使う事で太陽光が反射し、その光をカラスが嫌がるので対策としては、やる価値ありと思います。
また、収集日当日にゴミを出し、ネットをかけるなどカラスの餌にならないようにするのも心がけていくことも大切ですよね。
カラスに嫌いな匂いはある?まずはカラスを知ることから始めよう!のまとめ
- 日本でよく見られるカラスは2種類。ゴミを荒らしに来るカラスの大半がハシブトカラスです。
- 生態や特性、五感から、カラスの知らなかった一面を知ることができ、カラスの優れた視覚が撃退法のヒントになったと思います。
- カラスがゴミを荒らすきっかけはゴミ袋が透明になり、中身が見えるようになってしまったからなんです。
- カラスは嗅球が非常に小さく匂いを判別できないがその分、味覚や視覚が優れていて、ゴミを荒らし食べたいエサを見つけ出せることも分かりました。
- カラスのことを知る事で、カラスが苦手な反射の光を利用する事でゴミからカラスを遠ざけ、荒らされることも少なくなるのではないでしょうか。
これからもカラスは私たちのすぐ側で生活していると思います。少しでも、このお話が役に立ち、上手くカラスと共存できたら嬉しいです。