子犬を飼っている方は、誕生日などの記念日を一緒に、ケーキでお祝いしたいと考えているのではないでしょうか?
子犬にケーキをあげる時は注意点があります。守らないと最悪の場合、子犬の命に関わることになります。
本記事を参考に子犬と一緒に家族の記念日をお祝いしましょう♪
Contents
子犬へのケーキはいつから?1歳を過ぎてからあげるのが安心!
子犬にケーキをあげる際、生後6ヵ月であげると「必ず命に関わる」という訳ではありません。
しかし、消化器官の発達やアレルギーのことを考えると、1歳を過ぎてからあげるのが安心といえます。
ここでは、子犬の成長段階や離乳食のことについて解説します。
「子犬」っていつまでの期間のこと?
犬の成長として「子犬」の判断は、成犬体重を満たしているかどうかになります。
小・中型犬と大型犬によって成犬体重は異なります。以下にまとめてみました。
- 小・中型犬(25Kg未満):おおよそ生後10か月~成犬
- 大型犬(25Kg以上):おおよそ生後1年6ヵ月~成犬
小・中型犬は生後4か月ごろに成犬体重の半分に達し、生後10か月ごろに骨格がしっかりし成犬体重に達します。
大型犬は生後5か月ごろに成犬体重の半分に達し、生後1年6ヵ月ごろに骨格がしっかりし成犬体重に達します。
大型犬になるにつれて、成長スピードはゆっくりになります。超大型犬はますます子犬期間が長くなります。
子犬の消化機能は未発達!離乳食期はケーキをあげないで!
子犬にも人間の子どもと同じように「離乳食」が必要です。消化器官が未発達なためいきなりドライフードをあげることはできません。
生後4週間までは子犬は母乳で栄養補給をしています。その後から徐々に離乳食を開始します。
目安としては子犬に乳歯が生え始めたころ(生後4週)から、乳歯の生えそろうころ(生後2ヵ月)まで離乳食をあげます。
その後子犬用のフードへ替えていきます。
この離乳食期は、子犬の消化器官機能は未発達です。犬用のケーキであっても愛犬の体調不良を引き起こしかねませんので、与えないでください。
子犬へのケーキは1歳を過ぎてからあげるのが安心!
子犬へのケーキは、体格や消化器官の発達を考えると1歳を過ぎてからあげるのが安心といえます。
しかし1歳を過ぎたら「必ず安心!」という訳ではないので、愛犬にケーキを初めてあげる時は少量ずつから与えましょう!
アレルギーを起こす可能性があるため与えてから、時間をあけて様子見してあげてくださいね。
子犬へケーキをあげるときの注意点!
子犬へケーキをあげる時の注意点があります。
大切な愛犬と記念日をケーキで楽しくお祝いするために、意識してみてくださいね♪
- 犬用のケーキをあげよう!
- 量を調整しよう!
- ケーキのカロリーを考えよう!
犬用のケーキをあげよう!
犬にも人間と同様アレルギーがあります。それは犬全般に共通したアレルゲンや、それぞれ持っているアレルゲンがあります。
人間の食べ物の中には、犬のアレルゲンが多く含まれているものもあります。
愛犬への可愛さあまって、人間の食べ物を与えていると愛犬の寿命を削ってしまうことになるので注意が必要です。
犬用のケーキでも、「アレルゲン不使用」でない場合小麦などが含まれており、注意が必要です。
「アレルゲン不使用」商品を選ぶと、犬のアレルゲンが除去してありより安心ですね!
ペット用品店や、最近ではインターネット上でも販売していますよ♪
量を調節しよう!
愛犬にケーキをあげる際には量にも注意しましょう!特に、初めてケーキをあげる時には慎重になってください!
一度に買ったケーキ全てあげるのは、もしその子犬にアレルギーがあった場合が危険です。
喉に詰まらせてしまう可能性もあるため、はじめは量を少なめであげることをおすすめします!
カロリーを調節しよう!
犬を飼っている方はご存じかもしれませんが、犬種によって1日の推奨摂取カロリーが決まっています。
ケーキを欲しがったり、美味しそうに食べている姿を見ていると、ついついもっとあげたくなってしまいますが、愛犬の健康のためにも、飼い主である私達がしっかり管理してあげることが必要です。
ケーキをあげる際は、その分いつものフード量を調整したり、いつもより多めに散歩に行ってカロリー消費を促しましょう。
犬のアレルギーについて
先ほどもちらっと触れましたが、犬にも人間同様アレルギーがあります。
また、犬にはどの犬種にも共通しているアレルゲンがあります。もちろん、それぞれ愛犬によって違うアレルゲンもあります。
実際に我が家のキャバリア(キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル)くんは、子犬のころブリーダーさんから勧められたフードをあげていたのにも関わらず、毎日・毎回のように下痢をしていました。
気になったので、動物病院でアレルギー検査(当時で3万円ほどでした・・・)を受けると、なんと食べていたペットフードの主原料である「米」のアレルギーだったのです。
気付かないうちに、毎日アレルゲンをあげていたかと思うと、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
その後、米不使用のフードに替えたところ、嘘のように下痢が治まり健康優良犬となりました。
ここでは犬のアレルゲンについて説明していきます。
全犬種共通の食べてはいけないもの
食べると命の危険があるもの
- たまねぎ
- ねぎ
- にら
- らっきょう
- ニンニク
- チョコレート
- ココア
- ぶどう
- レーズン
- アボカド
- アルコール類
これらの食材を摂取することは、犬の赤血球を破壊したり命を脅かすものになります。
人間にとっては問題がなくても犬にとっては危険であるということを、よく覚えておきましょう。
過剰摂取をするとよくないもの
- 生卵の白身
- いか・たこの魚介類
- 人間用のソーセージなど加工肉
- 人間用の乳製品
こちらは摂取したからといって、すぐに危険という訳ではないですが、過剰摂取をすると犬に悪影響を及ぼす食材になります。
犬がアレルギーを起こしやすい食材
- 牛肉
- 乳製品
- 鶏肉
- 小麦
- とうもろこし
こちらは犬がアレルギーを起こしやすい食材になります。
実は、牛肉やとうもろこしなどは、犬用フードにも多く使用されている食材でもあるため驚かれた方もおられるのではないでしょうか。
実はこの食材自体にアレルギーを示しているわけではなく、この原材料のエサや肥料に使われている添加物が原因であることがあります。
平成21年6月に「愛玩動物用飼料の安全性の確保に関する法律について(ペットフード安全法)」が施行されました。
これにより、ペットの健康に悪影響を及ぼすペットフードの製造、輸入又は販売は禁止されます。消費者に対して適切かつ十分な情報を提供するために製造業者名や賞味期限などの表示が義務付けられます。
引用:環境省公式HP
この法律が施行され、添加物まで表示されるようになりました。普段あまり気にしていないという方は、成分表を見てみてくださいね♪
アレルギー症状も理解しておこう!
うちの子アレルギーかも?と不安に思う事もあると思います。
代表的なアレルギーによる症状をご紹介します。
- 1歳未満の子犬だが、皮膚炎がひどい
- 脱毛・ひっかき傷が絶えない
- 下痢や嘔吐を繰り返す
- かゆがる動作をよく見かける
このような気になることがあれば、動物病院に連れて行ってあげましょう!
子犬へのケーキを手作りしよう!
「やっぱり売られている既製品は心配・・・」という方には、その子に合わせたケーキを手作りすることもできます!
ここでは、子犬へのケーキのレシピをご紹介します!
超簡単!オーブン・型不要[犬用ケーキ]
材料 スポンジ生地
- 高野豆腐 1個
- 豆乳(無調整) 60cc
- 水 30cc
- 食用油 少々
デコレーション
- ギリシャヨーグルト 10g
- 苺(小さめ) 2個
- 好みのベリー 3粒ほど
- セルフィーユ 少々
- 米粉 少々
手順
- 大きめの容器に豆乳と水を入れて、高野豆腐を1分ほど浸す。
- まな板に取り出して、長細くなるよう半分にカットし、更に半分の厚さにカットする。
- 容器に戻し、ラップをふんわりかけて500Wのレンジで3分加熱。
- 火傷に気を付けてラップを外し、粗熱を取る。
- フライパンに食用油を引いてキッチンペーパーで拭き取り、弱火にかけて、高野豆腐を並べて蓋をする。
- ホットケーキの要領で両面をゆっくり焼き、両面がこんがり焼けたら、皿などに移して粗熱をとる。
- 6のうち3枚を重ね(1枚は不要)、大きさが多少違うようであれば、大きさが揃うように余分な部分をカットする。
- 苺のヘタを取り、7mm幅にスライスする(先端は使わない)。
- ギリシャヨーグルトをスプーンでかき混ぜてなめらかにする。
- 7の生地に苺を並べ、隙間にギリシャヨーグルトをのせる。
- もう1枚の生地を重ね、10と同様に苺とヨーグルトのせたら、残り1枚の生地でサンドする。
- 適当な紙を斜めにのせて、米粉を振りかける。
- 好みのベリー、セルフィーユを飾って完成。
引用:超簡単!オーブン・型不要 『犬用ケーキ』 by わんこ達の台所 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが372万品 (cookpad.com)
子犬へのケーキはいつからあげてもいいの?注意点も解説!のまとめ
子犬へのケーキをいつからあげてもいいかについて説明してきました。
子犬にも人間同様、離乳食やアレルギーがあることをご理解いただけたでしょうか?
- 子犬へケーキをあげる時は、1歳を過ぎてからが安心です!
- 犬用のケーキをあげましょう!
- 量やカロリーに注意しましょう!
- 子犬それぞれのアレルギーに注意しましょう!
以上が、本記事のまとめです。
愛犬家のみなさまの参考になり、安全に楽しく子犬とのお祝いができたら幸いです。