Panasonicから、ハイターを使った洗濯槽のクリーニング方法が公式に推奨されています。通常は専用の洗濯槽クリーナーを使い、
黒カビの除去や悪臭の消去を行いますが、これらのクリーナーは価格が高いことが多いです。
【洗濯槽クリーナー 550g】
この商品はAmazonやYahooショッピングで192円で販売されており、月に一度の使用が推奨されています。これを年間で続けると、相応の出費となります。
より経済的なハイターによる代用方法に興味があるかもしれませんが、機器の故障を引き起こすリスクも伴います。そこで、Panasonicの公式サイトを参照すると、衣類用ハイターの使用が承認されていることが確認できました。
【参照URL】
https://panasonic.jp/wash/special/kabi.html
公式サイトでは、衣類用ハイターを使用する際の正確な分量が指定されています。これを見たら、早速自宅の洗濯機で試してみることにしました。
使用したのは、高価な花王のハイターではなく、同成分を含む手頃な価格の衣類用ブリーチです。
【カネヨ石鹸 白物衣類用漂白剤 カネヨ ブリーチL 1500ml】
この商品はAmazonやYahooショッピングで販売されています。一方で、キッチンハイターの使用は厳禁です。その理由は、含まれている界面活性剤が泡立ちを引き起こし、問題を起こす可能性があるからです。
洗濯槽のクリーニングにおける推奨漂白剤量は、50Lの水に対して200mlです。水量が10L増すごとに40mlを追加します。新鮮な塩素系漂白剤の使用が望ましいです。
クリーニングは「桶洗浄モード」で行い、水が満杯になるまで待ってから指定の漂白剤を投入します。
投入後はフタを閉めて放置するだけで、洗濯機が自動で作業を行い、使用後はカビが取れ、嫌な臭いも消えます。
ただし、頑固なカビや汚れには、Panasonicや日立が提供する専用の洗濯槽クリーナーが効果的です。これらの製品には防錆剤が含まれており、洗濯機に優しい強力な洗浄効果があります。
【Panasonic N-W1A】【日立 SK-1500 洗濯槽クリーナー】
これらは楽天市場やAmazon、Yahooショッピングで手に入ります。
比較的安価な洗濯槽クリーナーを使用すると、一回のコストが約37円になり、コストパフォーマンスも良好です。
洗濯機にハイターを使うと壊れるという噂を聞いたことありませんか?
その理由や洗濯機を綺麗に掃除できる洗剤、注意点についてまとめました。
これを読めば、洗濯槽にキッチンハイターが使えない理由だけでなく、綺麗にする方法まで知ることが出来ます。
Contents
洗濯機にハイターを使うと壊れる!?その理由について詳しく解説!
まず、洗濯槽の洗浄にキッチンハイターを使うのはおすすめできません。
ほとんどのメーカーで、キッチンハイターなどの台所用漂白剤を使用してはいけないことになっています。
台所用漂白剤の使用可否 | |
日立 | × |
パナソニック | × |
東芝 | × |
シャープ | × |
アクア | × |
ハイアール | △ 禁止してないが、使用可能の記載も無し |
調べてみると、キッチンハイターではなく洗濯槽用のハイターが販売されていました。
洗濯機を綺麗にするときは、こちらの方が良さそうですね。
洗濯槽にキッチンハイターがダメな理由は?
洗濯槽にキッチンハイターを使ってはいけない理由は、通常のクリーナーよりも泡が大量に発生するからです。
そのため途中で排水されたり、洗濯機自体の故障の原因になったりします。
泡がたくさん出てきたら掃除するの大変そう...
もし使ってしまったら、どうすればいい?
もし使ってしまったら、次回から使用を避けてください。キッチンハイターを使うとすぐに故障するというわけではないようです。
ですが推奨されていないものを使い続けていると、いつ不具合が起こるか分かりません。
洗濯機自体を痛めてしまったり、万が一故障してしまったりしてもメーカーの保証を受けられない場合があります。
キッチンハイターの使用不可はどこに書いてあるの?
キッチンハイターなどの台所用漂白剤は、ほとんどのメーカーで使用できません。
中でもパナソニック、日立、シャープは明確に使用してはいけないことを公式サイトで伝えています。
塩素系漂白剤は必ず「衣類用の塩素系漂白剤」を使用してください。
台所用の塩素系漂白剤や酸素系漂白剤は泡立ちが多すぎて途中で排水されるおそれがあるため、使用しないでください。
引用:パナソニックHP 【ドラム式洗濯機】洗濯槽のお手入れ(槽洗浄・槽乾燥)
下記のものを使用すると、泡が多量に発生し、機器の故障や水漏れの原因になりますので使用しないでください。
- 酸素系漂白剤
- 台所用漂白剤
引用:日立HP 洗濯槽のお手入れ方法(槽洗浄コース)について知りたいです。(ドラム式)
槽洗浄の際、洗濯物(衣類)や、衣類用の洗剤・台所用漂白剤などは、絶対に入れないでください。
メーカーが言っているなら、気をつけなくちゃ!
メーカーによって違う!洗濯機を掃除できる洗剤は?
洗濯機に使用できる洗剤は、メーカーによって異なります。
洗濯槽クリーナー、衣類用塩素系漂白剤、酸素系漂白剤の使えるメーカーを表にまとめました。
①洗濯槽クリーナー | ②衣類用塩素系漂白剤 | ③酸素系漂白剤 | |
日立 | ◯(塩素系のみ) | ◯ | × |
パナソニック | ◯(純正のみ) | ◯ | × |
東芝 | ◯(塩素系のみ) | ◯ | × |
シャープ | ◯ | × | × |
アクア | ◯(純正のみ) | ◯ | × |
ハイアール | ◯ | ◯ | ◯ |
酸素系漂白剤が使えないメーカーが多い理由は、キッチンハイターと一緒で泡が多量に発生するからです。
ちなみにパナソニックとアクアは、洗濯槽クリーナーの使用を純正品に限定しています。
注意ポイント
酸素系(非塩素系)の洗濯槽クリーナーは、ドラム式洗濯機に使えないものが多いです。
洗剤メーカー側が使用を禁止しているため、ドラム式の洗濯機を使っている方は注意が必要です。
使える洗剤①洗濯槽クリーナー
洗濯槽クリーナーは、大きく分けて3種類あります。
- 純正品
- 市販品(塩素系)
- 市販品(酸素系)
まず各メーカーの純正品があります。
他にも市販されているものには、塩素系と酸素系があります。
それぞれについて、メリットやデメリットと共にまとめました。
純正品
メリット:強力なので、特に市販品で汚れが取れなかった時に役立つ
デメリット:値段が高い
純正品は、約1,500~2,500円で販売されています。しかし、ハイアールのみ純正品がありません。
メーカー別に縦型洗濯機用1500mlとドラム式洗濯機用750mlがありますが、中身は同じです。
縦型用を購入し、ドラム式で2回分として使うことも可能です。
値段は高いけど、かなり綺麗になるよ!
市販ので綺麗にならなかったときは純正品だね。
<日立>
【縦型洗濯機用1500ml】
引用:楽天HP
【ドラム式洗濯機用750ml】
引用:楽天HP
<パナソニック>
【縦型洗濯機用1500ml】
【ドラム式洗濯機用750ml】
引用:パナソニックHP
<東芝>
【縦型洗濯機用1500ml】
引用:楽天HP
【ドラム式洗濯機用750ml】
引用:楽天HP
<シャープ>
【縦型洗濯機用1500ml】
引用:楽天HP
【ドラム式洗濯機用750ml】
引用:楽天HP
<アクア>
【縦型洗濯機・ドラム式洗濯機 両用】
引用:ヨドバシドットコム
市販品(塩素系)
パナソニック・アクア以外は使用可能です。
メリット:カビを分解し、雑菌を洗浄する
デメリット:塩素系特有のにおいがする
主に洗濯槽クリーナーで液体のものは塩素系です。
お店での価格は、約200円~400円です。
市販品(酸素系)
シャープ・ハイアールの縦型のみ使用可能です。
メリット:泡で汚れを落とす
デメリット:殺菌効果は塩素系に劣る
主に洗濯槽クリーナーで、粉末のものは酸素系です。
お店での価格は、約200円~350円です。
液体と粉末の違いは、塩素系か酸素系かなんだね。
酸素系は使えないメーカーが多いから気を付けて!
使える洗剤②衣類用塩素系漂白剤
シャープ以外は使用可能です。
お店では約100円~200円で買えるので、洗濯槽クリーナーよりも安めです。
衣料用の漂白剤は、液体や酸素系の両方存在します。買う前に、塩素系なのか酸素系なのか確認が必要です。
使える洗剤③酸素系漂白剤
ハイアールのみ使用可能です。
酸素系漂白剤には、液体と粉末のものがそれそれ存在します。
お店では約200円~500円で購入できます。
注意ポイント
酸素系漂白剤は比較的安く手に入るのですが、洗濯機が壊れることもあります。
その理由は2つです。
- 落ちたカビや汚れで排水管が詰まる可能性がある
- 泡立ちすぎて途中で止まったり逆流したりする可能性がある
この理由についてまとめました。
酸素系漂白剤を使う時の注意点①落ちたカビや汚れで排水管が詰まる可能性がある
酸素系漂白剤は、洗濯機のカビや汚れをはがして綺麗にする洗剤です。
このはがれ落ちたカビや汚れが原因で排水管が詰まってしまう可能性があります。
対策としては、はがれ落ちた汚れを常にすくいとることで防げます。
この作業を怠ったり、ドラム式洗濯機などですくい取ることが難しかったりすると、そのままカビや汚れが排水管に流れてしまい洗濯機が壊れてしまいます。
汚れをすくいとるのを忘れると大変なことになるね!
酸素系漂白剤を使う時の注意点②泡立ちすぎて途中で止まったり逆流したりする可能性がある
泡が多すぎると洗濯機からあふれ、途中で止まったり逆流したりするなどの恐れがあります。
対策としては泡が溢れないように見ていることですが、ずっと見ていなければならないのは少し大変ですよね。
特にドラム式洗濯機は、泡センサーが誤作動を起こし故障の原因になりかねないので、使用には十分な注意が必要です。
意外と知らない!より綺麗になる洗濯機の掃除について!
洗濯機がより綺麗になる掃除方法についてご紹介します。
掃除する場所や頻度について、詳しく説明していきます。
縦型洗濯機もドラム式洗濯機用も基本的な掃除方法は同じです。
今回は乾燥機能の付いていない、一般的な洗濯機の掃除方法について説明していきます。
【用意するもの】
- 歯ブラシ
- タオル
- 洗濯機に使用できる洗剤
- 桶もしくはバケツ
押さえておきたい掃除場所は?
押さえておきたい掃除場所は3つです。
- 取り外しができる部分
- フタやパッキンの裏、洗濯層のフチなど、陰になる場所
- 洗濯槽
掃除する順番は1→2→3の順番です。
順序①取り外しができる部分
まずは、洗剤投入ケース、ゴミ取りネット、乾燥フィルター、排水フィルターなど、細かい部分から掃除をしていきます。
これらが汚れていると、洗濯物に汚れが付いたりニオイの元になったります。
また、洗濯機が正常に機能しない原因になり、運転時間や乾燥時間が長くなります。
その結果、電気代が余計にかかってしまいます。
洗濯機が汚れていると、電気代にまで影響するなんてびっくり!
洗い方
外せるパーツは、できる限り外して洗うと良いです。
ぬるま湯につけながら歯ブラシでこすって汚れを落とすだけで、簡単に綺麗にできます。
ドラム式洗濯機や乾燥機能つきの縦型洗濯機場合は、乾燥フィルターや排水フィルターも外して同様の方法で洗ってください。
順序②フタやパッキンの裏、洗濯層のフチなど、陰になる場所の掃除
フタやパッキンの裏、洗濯層のフチなど、陰になる場所までしっかりタオルで拭き取ります。
このあたりは陰になっているので見逃しがちですが、凹凸が多く、ほこりや洗剤カスなどが溜まりやすい場所です。
洗い方
手が届かない部分は歯ブラシでこすると、より綺麗になります。
ドラム式洗濯機の場合は、洗濯層のパッキンの内側まで拭くと良いです。
洗剤や柔軟剤がこびりついてしまっている部分は、お湯をかけて溶かしてからこすると落ちやすいです。
ぬるいと汚れが落ちませんが、熱すぎると洗濯機の故障にもつながるので60℃くらいが良いです。
お湯を運ぶときに、桶やバケツがあると便利ですね。
順序③洗濯層
実は洗濯槽は、内側は綺麗でも外側はすごく汚れていることが多いです。
特に漂白剤を使うと裏側にこびりついた汚れを落としやすくなります。
また、水を使うよりもお湯の方が汚れが落ちやすくなります。
洗濯槽専用のクリーナーを使う場合は、パッケージで規定量を確認してから使うようにしてください。
洗い方
洗濯槽にたっぷりお湯を入れ、そこに漂白剤を入れます。
ドラム式洗濯機の場合はバケツ1杯程度のお湯で大丈夫です。
漂白剤の使用量の目安は、過炭酸ナトリウムは水10Lに対し50g、塩素系漂白剤は水10Lに対し50ccです。
お湯を入れた洗濯機に漂白剤を入れたら、洗濯機を3分程度空まわします。
よく混ざったら、そのまま2~3時間置いておきます。できればひと晩つけ置くとより効果がでます。
ドラム式洗濯機の場合は、時々ドラムを回して洗濯槽全体に漂白剤の成分を行き渡らせる必要があります。
つけおき洗いのコースや、槽洗浄コースがあれば、利用するといいです。
その後は、衣類を入れずに洗い→すすぎ→脱水で運転させれば、洗濯槽の掃除は終了です。
それでも汚れが出てくる場合は、洗い→すすぎ→脱水を何度か繰り返して、汚れが浮いてこないことを確認してください。
注意ポイント
塩素系の漂白剤は酸性のもの混ぜると、猛毒の塩素ガスが発生する可能性があるためとても危険です。
酸素系漂白剤には酸性のタイプもあるので、酸素系漂白剤と塩素系漂白剤は一緒に使わないように気を付けてください。
酸素系漂白剤と塩素系漂白剤は一緒に使わないように注意しなくてはいけないね。
つけおきの時間を除けば、30分もかからずにできるんだね。
洗濯機の掃除の頻度はどれくらい?
洗濯機の掃除の頻度は月1回がベストです。
洗濯機の掃除をしてみると、本体の汚れや傷みなどにも気づくことができます。
こまめに手入れをすることで毎日の洗濯も楽しくなり、洗濯機も長持ちしやすくなります。
なるべくお金をかけたくない!洗濯機を綺麗に保つポイントは?
いくら洗濯機が綺麗になるとはいえ、高価な純正品の洗濯槽クリーナーを毎回使うのは大変ですよね。
洗濯槽に頑固な汚れを発生させなければ、市販品で十分です。
カビや雑菌を繁殖させないためにできることは5つあります。
- 洗濯する時以外はフタを開けておく
- 洗濯物を入れたままにしない
- 洗剤の使用量を守る
- 洗濯機の取り外せる部品は毎回すすぐ
- 定期的に槽洗浄する
洗濯する時以外はフタを開けておく
フタを開けておくことによって、洗濯槽に湿気がたまりにくくなります。
その結果、カビの繁殖を抑えることが出来ます。
洗濯物を入れたままにしない
洗濯物を入れたままにすると、湿気がたまりカビや雑菌が繁殖しやすくなります。
そのため、洗濯する時以外は、洗濯槽の中を空っぽにして通気性をよくすると良いでしょう。
洗剤の使用量を守る
洗剤の量が多いと、流しきれなくて洗濯槽が汚れてしまいます。
洗剤のすすぎ残りでカビが繁殖しやすくなるため、洗剤は適量入れるのが大切です。
洗濯機の取り外せる部品は毎回すすぐ
洗剤ケースや糸くずフィルターなど、洗濯機の取り外せる部分は毎回すすぐようにしましょう。
汚れを放置しないことで、カビや雑菌の繁殖を抑えることができます。
定期的に槽洗浄する
2~3カ月に1回ほど、定期的に槽洗浄すると良いでしょう。
特に湿度の高い梅雨の時期などは、短いスパンでするようにしましょう。
それをすることで、カビや雑菌の繁殖を抑えられます。
洗濯機にハイターを使うと壊れる!?その理由について詳しく解説! まとめ
- キッチンハイターを使うと、泡が多量に発生するため洗濯機が壊れる可能性がある
- もしハイターを使うのであれば、洗濯槽用のハイターがおすすめ
- 洗濯機に使用できる洗剤は洗濯槽クリーナー、衣類用塩素系漂白剤、酸素系漂白剤があるが、メーカーによって使える洗剤が異なる
- 洗濯機を掃除するときは酸素系漂白剤と塩素系漂白剤は一緒に使ってはいけない
- 洗濯機の掃除の頻度は月1回がベスト
洗濯機を掃除するときは、使う洗剤に注意しましょう。
洗濯機を掃除すると、綺麗になるだけではなく電気代も余分にかからなくなるなんて、まさに一石二鳥ですね。