こんにゃくと言えば、ダイエット食材として真っ先に思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。
カロリーが低く、たくさん食べても太らないイメージがありますよね。
ところがこんにゃくは、食べ過ぎると太ってしまうことがあります。
カロリーが低いはずなのにどういうことでしょうか?
せっかくの努力が悲しい結果にならないように
- こんにゃくを食べると太る原因
- こんにゃくのカロリーや栄養素について
- こんにゃくの効果を高めるためのポイント
についてお伝えします。
Contents
こんにゃくを食べると太る?!その原因とは
こんにゃくを食べると体重が必ず増えます。
カロリーが低いはずなのにどうしてか疑問です。
こんにゃくをたくさん食べる時は全体としてカロリーは低くなっています。
(後略)
引用 Yahoo!知恵袋
やせようとこんにゃくを食べたのに太ってしまったら、どうして??と考えてしまいますね。
こんにゃくはカロリーが低いから大丈夫とついつい食べ過ぎると太ることがあります。
こんにゃくを食べると太る原因として考えられるものを3つご紹介します。
こんにゃくを食べると太る原因①便秘につながる
こんにゃくで太る原因の1つに食物繊維が関係しています。
食物繊維には「水溶性」と「不溶性」の2種類あり、こんにゃくには、不溶性食物繊維が多く含まれています。
【不溶性食物繊維とは】
- 腸内で水分を吸収して便のかさを増やす
- 大腸が刺激され便の排出をスムーズする
- 有害物質を便と一緒に体外に出してくれるため、腸をきれいにしてくれる
- 大腸がんのリスクを減らす
- 善玉菌のえさになり、腸内環境が良くなる
体の中に吸収されませんが、食物繊維は健康にとても重要な役割をはたしています。
こんなに優秀な不溶性食物繊維ですが、食べ過ぎると太ってしまうことがあります。
カロリーが低いからとたくさん食べ過ぎてしまうと、膨らみすぎて腸をふさいでしまい、便秘につながります。
便秘になれば、食べたものが排出されず、体重が増えてしまうこともあるでしょう。
それどころか、お腹が張って苦しかったり、疲労感やお肌の不調などを招くことも考えられます。
1日の摂取量をこんにゃく1枚(250g)程度までとし、食べすぎには注意が必要です。
また、しっかりと水分補給することも大切です。水分が不足すると、便が硬くなり便秘につながってしまいます。
ポイント
低カロリーだからといって、食べ過ぎないようにすること
こんにゃくを食べると太る原因②味付けが濃くなりがち
こんにゃくにはほとんど味がないので、そのまま食べることは難しく味付けすることがほとんどです。
こんにゃく自体のカロリーは低いですが、調理するとカロリーは高くなります。
例えば
- お砂糖をしっかりと使った煮物
- 甘い味噌がかかった田楽
調味料により糖質やカロリーがアップして太る原因となってしまします。
こんにゃくだからとたくさん食べると実は思いのほかカロリーをとっていた・・・なんてことになりかねません。
こんにゃくを食べているのになぜか太ってしまうという場合には、調味料を考え直すと良いかもしれません。
ポイント
糖質やカロリーが高くならないよう調味料に気を付ける
こんにゃくを食べると太る原因③こんにゃくの重さ
ダイエットを意識するあまり、食べてすぐに体重をはかる方はいませんか?
こんにゃくはほとんどが水分です。
いくらカロリーが低いとはいえ、食べてすぐに体重をはかると、そのままこんにゃくの重さが反映されてしまいます。
体重が増えることはモチベーションの低下につながるでしょう。
私は体重をはかるタイミングは朝起きた時と決めています。
条件が同じ方が体重の比較がしやすいですね。
ポイント
こんにゃくはほとんどが水分のため、意外と重い
こんにゃくを食べると太る!?カロリーはどのくらい?栄養素について
こんにゃくのエネルギー(カロリー)
こんにゃくのエネルギー(カロリー)は100gあたり5kcalです。
約97%が水であり、残りは食物繊維やミネラルで出来ています。
脂質・たんぱく質はほとんど含まれていないため、低カロリーの食品となっています。
こんな疑問を見つけました。
なぜこんにゃくは低カロリーなのでしょうか 元々は芋ですよね?
引用 Yahoo!知恵袋
こんにゃくの原料はこんにゃく芋というサトイモ科の植物です。
芋と言えば、炭水化物が多く含まれているイメージがありますが、なぜカロリーが低いのでしょうか?
その理由は作り方にあります。
こんにゃくは、こんにゃく芋(粉)・凝固剤・水で作られています。
この中で水がたくさん使われており、割合にするとだいたい1:10:100となります。
こんにゃくの約97%は水分です。
残りの約3%はグルコマンナンという不溶性食物繊維やミネラルです。グルコマンナンは消化されずに排泄されます。
こんにゃくはほとんどが水分であり、こんにゃく芋の割合はとても少ないんですね。
こんにゃくの嬉しい成分「不溶性食物繊維」
上記でもお話したように、こんにゃくには「不溶性食物繊維」が含まれており、
100gあたり2.1gとなります。
体の中に吸収されませんが、食物繊維は健康にとても重要な役割をはたしています。
低カロリーだし、お腹もすっきりしそうだしとたくさん食べることには注意が必要です。
繰り返しになりますが、食べすぎは腸がつまり、逆に便秘になることもあります。
便が硬くならないように、しっかりと水分もとりましょう。
水分不足も太る原因となります。水分をとるタイミングなどを意識すると良いです。
こんにゃくの嬉しい成分「カルシウム」
こんにゃくには、100gあたり43㎎のカルシウムが含まれています。
カルシウムは骨や歯の成分であり、常に消化されるため、毎日の摂取が必要な成分です。
他にも、筋肉の活動や、心臓などの内臓を動かすことにも必要であり、とても大切な役割をもっています。
こんにゃくを食べると太る?!こんにゃくの効果を高めるポイント
こんにゃくは食べ過ぎに注意が必要とお話をしてきました。
とはいえ、やはりこんにゃくはダイエットの味方になる食材であります。
こんにゃくを味方につけられるよう、こんにゃくの効果を高めるためのポイントをご紹介します。
こんにゃくの効果を高めるポイント①食べるタイミング
こんにゃくは最初に食べることがおすすめです。
こんにゃくには食物繊維が含まれているため、最初に食べることで血糖値の上昇を抑えたり、脂肪の蓄積を防ぐことが期待できます。
また、こんにゃくに含まれる食物繊維により満腹感を得られる効果もあります。
いかに食べる量をおさえつつ、満腹感を得ることは、太ることを防ぐために重要であるといえます。
こんにゃくの効果を高めるポイント②バランスよく食べる
カロリーが低いのは嬉しいポイントですが、他のものと組み合わせてバランスよく食べる必要があります。
なぜなら、こんにゃくは水分と食物繊維であり、他の必要な栄養素がほとんど含まれていないからです。
もしも、極端にカロリーを制限するような偏った食事をすれば、健康的な痩せ方は出来ず、体調不良も起こりやすくなってしまいます。
こんにゃくは食事の一部としてうまく取り入れ、肉や魚などのたんぱく質、野菜など、いろいろなものをバランスよく摂取することが大切です。
こんにゃくの効果を高めるポイント③よくかんで食べる
よくかんで食べることによって、満腹中枢が刺激され、満腹を感じることができます。
満腹を感じるのは、食べ始めてから20分以降と言われています。
よくかまずに早食いをすると、満腹を感じる前にたくさん食べてしまい、食べ過ぎにつながってしまいます。
20分以上時間をかけて食事をすることで、満腹中枢がはたらき食べ過ぎを防ぐことができます。
忙しい日々、時間に余裕がないと、あまりかまずにパッパッと食べてしまうことも多いかもしれません。
可能な時はゆっくりと時間をかけ、食事を味わいながら食べることも大切です。
こんにゃくを食べると太る?!その原因とカロリーや栄養素についてのまとめ
【こんにゃくを食べると太る?!その原因とは】
- こんにゃくを食べ過ぎると便秘につながる
- 味が濃くなりやすい
- ほとんどが水分であるため、こんにゃくは意外と重い
【こんにゃくのカロリーと栄養素について】
- カロリーは100gあたり5kcalと低カロリー
- 不溶性食物繊維が多く含まれており、健康に重要な役割を果たす反面、食べすぎると便秘になることがある
- カルシウムは骨や歯の成分であり、毎日摂取したい成分
【こんにゃくの効果を高めるポイント】
- こんにゃくを最初に食べる
- いろいろな食材と組み合わせてバランスよく食べる
- 満腹中枢がはたらくよう、よくかんでゆっくりと食べる
どんなに体に良い食べ物でも、食べ過ぎたり偏った食べ方をすることは逆効果になりかねません。
食生活にこんにゃくを適量とりいれ、健康的な生活を送りましょう。