皆さんは小学生の頃、どんな服装で学校に行きましたか?
どんな服装でお出かけしましたか?
今時の小学生にとって、登下校時の服装は「ファッション」です。
特に女の子となると、お友達の着ている服・履いている靴
使っている文房具に至るまでしっかりチェックしています。
子供とはいえ、あなどれない「女子小学生のファッション」について
ご紹介していきます。
Contents
小学生女子のファッションの実態・おしゃれ重視で大人顔負け?!
一昔前まで、小学生の服装はジャージやトレーナー。
どろんこになって遊んでいて膝には穴が空いた痕跡として
「アップリケ」がついていたものです。
「え?今は違うの?」
と思った方は一度登下校時の小学生の服装を見てみる事を
オススメします。
ジャージを着ているのは、その日に体育の授業がある子。という場合が多いです。
特に女の子に至っては、高学年になれば成る程
個性も感じられランドセルを背負っている子の姿も少なくなります。
背中には「リュックサック」を背負い、「流行のファッション」に身を包む女の子が登校してる。という光景は珍しくありません。
おそらく首都圏に近い地域であればあるほど、この光景が見られる事と思われます。
中には大人さながらに「ブランド」を意識した服装の子の姿も見られます。
ブランドと言えば、大人の世界の話。
そしてちょっと高価なイメージであったのは一昔前までの話のようです。
高学年となると、体つきがすっかり大人よりになっている子もいて
ランドセルを背負っていなければ「女子小学生」と判断がつかない子の居るでしょう。
大人顔負け・小学生JS向けのファッション雑誌!!
今や小学生の見る雑誌は漫画や付録の付いた知育商材本だけではありません。
小学生に人気のある服・ブランドの紹介や、コーディネートに至るまで
専属モデルを使用してきらびやかに紹介されています。
下記はその一部です。
★ ニコ☆プチ★ キラピチ
★ Aneひめ(通称:アネヒメ)
★ Cuugal(通称:キューーガル)
★ nicola(通称:ニコラ)
★ sesame(通称:セサミ)
★ MARCO Kids.
どうでしょか?聞いた事、見た事がある本が①冊でもありますか?
小学生のお子さんを持つママさんの場合、我が子の服装を一緒にチェックし
近場の店舗に無い場合はインターネットを使って購入するなど、
情報に触れる機会があるかもしません。
しかし、そうではない人にとってはまさに「?」ですよね。
女子小学生の事を「JS」と略する事すら初耳!っという方もいるのではないでしょうか?
小学生のファッションは時代と共に変化する
「子供がファッションにこだわりや強い興味を持つ事」に対して
疑問視する声もあると思います。
ファッションに留まらず、現在は子供の「おしゃれ」
に対する意識が一昔前と大きく違います。
それは一概に子供本人の意思では無い事も多く
母親の「我が子にかわいい服を着せたい」
「我が子もあの子役みたいに…」という想いが起源である場合も多く見られます。
又、社会全体として考えた時、こんな変化が見られている事に気付いていますか?
- 男の子がお化粧する
- 小学生がお化粧する
- 小学生がピアスをする
- 小学生がヘアカラーしている
等々挙げればきりが無いほど、以前はみられなかった事が巷に溢れています。
これらは前述の雑等や、メディアの影響も大きい事はもちろん
「小学生のモデル」という存在が注目を集める様になった事も一因と言えるでしょう。
考え方によりますが、女性の社会進出がすすんだ結果でもあるのです。
「女は家の中で~」という時代ではなく、「生き甲斐」と持ち、
「手に職」をつけ、「男女平等」の世の中を生き抜く。
結婚をし、出産をして子育てをする事で一生を終える。
それが女性の生き方としての第一イメージではなく、
社会の中で自立した「個」の存在として有り続ける事が大人になる。
というイメージなのかもしれません。
小学生の女子に見られるファッションへの意識変化は、
ある意味この風潮が浮き彫りになってきた現代の象徴とも言えるではないでしょうか?
例えきっかけが母親という存在であったとしても、
自分を「魅せる」という事に意識を置く小学生達。
彼女達・彼等が「時代」の象徴に見える事はありませんか?
小学生の100人中100人には当てはまらない事実
小学生のファッション。特に女子小学生のファッションが、
大人顔負けになってる!!という事を説明してきました。
ここで1つ、頭の片隅に置いておくべき現実があります。
それは「全員ではない」という事です。
おしゃれに敏感で小学生向きのファッション誌をチェックししている子供・親という状態が、小学生の女子100%に当てはまる訳ではないのです。
TVやWebメディアからの情報で、一度は耳にした事があると思いますが
子供の格差。ことに母子家庭の格差問題は日本の抱える大きな問題の1つです。
小学生の女子がファッションを気にする姿が見られる様になった一方で、
目を背ける事が出来ない現実として、
「最低限の衣服を確保する事」すら困難な家庭もあるのです。
家庭の状態も親の状態もその世帯によって違います。
いくらファッションに大きな興味があっても、
それを手に出来ない子供も存在する事を忘れてはいけません。
「意識高めのファッション」=「幸せ」とは限らない
小学生でありながら、ファッションに対する意識が高く、
羨望の眼差しを集める事が「幸せ」に直結していとは限りません。
可愛い服を着る事、周りから「かわいいね」と言われる事は
ある一定の「自己」を満たす事で得られる高揚感。つまり「自己満足」なのです。
もちろん、お気に入りの服を着て、髪型をセットする。
まわりから「かわいい」と言われる事は大人と同様で、
自分のモチベーションを維持・向上するキッカケになります。
それによって「やる気スイッチ」が入る事もあるでしょう。
子供も大人も、単調な毎日や困難な事に立ち向かうには、
この気持ちが大切な機動力になリます。
まとめ・小学生の女子はファッションに敏感な傾向にある
・一昔にくらべて小学生のファッションは「おしゃれ」になっている
・小学生を対象にしたファッション誌も存在する
・「おしゃれ」を意識する小学生が多く見られるが、もちろん全員ではない
ファッションを楽しめる事や、自分が夢中になれる事があるのは良いことでしょう。
親としては我が子を可愛く魅せたい。我が子の夢中になっている事を応援してあげたいという気持ちもあると思います。
しかし、忘れてはいけない事があります。
当たり前ですが、まずはその服装がふさわしい場所なのか?という事。
そして金銭的・お家のルール的にどこまでを許容範囲とするのか?です。
子供服とはいっても、前述した通りブランド服もあり、上限を見ると
かなりの金額になります。
「この雑誌のこの格好をしたい」
そう言われた時、それを全て叶えるには多くの場合、
少額の出費では済まない場合が多いでしょう。
可愛い服を着せたい。
本人の着たがる服を着せてあげたい。
その親心を伝える方法は、全てを希望通りにするという事だけではありません。
自分が他人にどう見られているのか?どう見られたいのか?
を考えられる様になった子供の気持ちを否定することなく
育てていう方法は「物欲を叶える」という単純なメカニズムではないのです。
たかがファッション。されどファッション。
親も子も、一緒に楽しめるアイテムとしてファッションを考えられると良いでしょう。