夏から秋にかけて攻撃的になるといわれる蜂。
逃げれば逃げるほど向かってきて、怖い思いをされたことはありませんか?
実は、蜂が寄ってくる原因の1つとして匂いが挙げられるのです。
蜂の危険を回避するには蜂の嫌いな匂いを知るのが近道‼一緒に学んでいきましょう✨
Contents
蜂の嫌いな匂いとは?爽やかな香りも蜂にとってはいい迷惑⁉
蜂の嗅覚は鋭いって知ってましたか?
スズメバチなどの嗅覚は犬にも匹敵し、蜂同士、エサ、天敵のニオイにもとても敏感なのだそう。
街で蜂に追い掛け回された経験のある方は、もしかしたらその時まとっていた香りが原因だったのかも!!
ここでは、蜂が嫌いな匂いをいくつかご紹介していきたいと思います。
蜂の嫌いな匂いを知って生活に取り入れることで、蜂の行動が活発な時期にも襲われることのないよう対策していきましょう✨
煙の匂い
蜂は本能的に火を恐れ、煙の匂いを嫌います。
蜂除けの燻煙剤も各メーカーから販売されています。効果は1~2週間と言われています。
ただ、蜂専用の燻煙剤はなく、市販の燻煙剤は閉鎖空間でしか効果を発揮できません。
また吸い込むと危険な成分も含むことから、ペットや小さなお子様がいらっしゃるご家庭での使用はNGです。
蚊取り線香も煙を発するものですが、細く弱いので蜂除けにはやや頼りない印象。タバコの煙も弱すぎるのと、種類によっては甘い香りが含まれるのでかえって蜂をおびき寄せることになる危険性もあります。
燻煙剤を使用する際は注意書きをよく読みご近所の許可も取ってトラブルにならないようご注意ください。
木酢液・竹酢液
木酢液(もくさくえき)は、炭を作る際に発生した煙を冷却してできた液体からタール(油状の部分)を取り除いたもので、元々が煙のため、蜂が嫌いな煙の匂いと似た独特の刺激臭がします。
竹が原料の場合は竹酢液(ちくさくえき)と呼ばれ、木酢液と同様蜂の嫌いな匂いを発します。
この木酢液や竹酢液は人間にとってもかなり強い匂いです。
蜂除けのためにベランダに設置した場合など、洗濯物にまで匂いが移ってしまう可能性がありますので注意が必要です。
使用する場合は木酢液(竹酢液)1:水1で薄めて蓋に穴をあけたペットボトルに入れてベランダに吊るしたり、スプレーで軒下に吹きかけたりします。
直射日光で劣化する可能性があるので、設置場所は日の当たらないところを選びましょう。
設置から長くて1か月ほど効果を発揮します。
木酢液は蜂除けだけでなく、農業において害虫駆除や土壌改良にも利用されています。
また、木酢液の主成分である酢酸によって、木酢液を薄めて使うことでアトピー性皮膚炎や乾燥肌、あせも、水虫などの肌トラブルにも効果があるといわれていて、お風呂に入れる用の木酢液なども市販されています。
化学的な成分を含まないという点でも安心して使うことができる、蜂の嫌いな匂いのするアイテムとしておすすめです。
ハッカ油
目の覚める爽やかな香りが特徴のハッカ油。
ハッカ油とは、主に二ホンハッカなどのハッカ(ミントの一種)の葉を乾燥させ蒸留して抽出した油です。
このハッカ油の清涼感のある香り成分メントールが蜂が苦手な匂いなのです。
効き目は優しめですが、体にも優しいので使いやすく殺菌効果もあるので、ハッカ油スプレーなどにして服に吹きかけて使う事もできます。
ハッカ油スプレーの作り方の一例を載せておきます✨
材料(50ml容器用)
- ハッカ油:10敵程度
- 精製水:45ml
- 無水エタノール:5ml
- ポリエチレン・ポリプロピレン又はガラス製の容器(ポリスチレンはハッカ油の成分リモネンで解ける可能性があるので避ける)
作り方
- スプレーボトルに無水エタノールを入れる
- ハッカ油を加えて軽く振る
- 精製水をゆっくり注ぎ入れる
- 蓋をしてよく混ぜる
たったこれだけで約1週間持つハッカ油スプレーが出来上がり😊
使う際には目に入らないように気をつけ、効果を持続させるために数時間~半日おきにスプレーしましょう。
洗濯物に蜂が寄ってきてしまう場合には洗濯時の最後のすすぎ前にハッカ油を数滴垂らしても効果が得られるそうです。
ただ、ハッカ油は猫やウサギ、ハムスターなどの小動物には有害で、中毒や酷ければ死に至ることもあります。
特に猫にとってはハッカ油に限らずアロマオイル、精油全般が有害となりますので、ペットを飼っているご家庭での使用は避けてください。
ちなみに犬は1%程度に希釈されていれば大丈夫だという事ですが、100%安全とは言い切れないので使わない方が無難です。
ハーブ
強い香りを放つハーブの中には蜂が嫌いな匂いのものと逆に蜂が好んで寄ってきてしまうものがあります。
他の虫を寄せ付けない効果はあっても蜂には逆効果のものもあるのでここで確認しておきましょう。
蜂が嫌いなハーブ | 蜂が好きなハーブ |
ペパーミント(セイヨウハッカ) | ゼラニウム |
スペアミント | レモングラス |
バジル | パルマローザ |
ユーカリ | ローズ |
ローズマリー | ジャスミン |
ゼラニウムやレモングラスには蜂のフェロモンと同じ成分が含まれていて逆に引き寄せてしまうので注意しましょう。
また、これらのハーブのアロマオイルを使う場合は、ハッカ油同様ペットのいるご家庭は避けるようにしてください!
蜂の嫌いな匂いとは正反対!!無意識の中に潜む蜂好みの香りに注意‼
蜂が寄ってきて逃げても逃げても追いかけられる、そんな経験はありませんか?
実はそれ、匂いが原因かもしれません!!
蜂が好む香りにはこのようなものが挙げられます。
蜂が好む香り
- 花の香りの洗濯洗剤・柔軟剤
- 人工的な香りの制汗剤・香水
- アロマの香りの強いハンドクリーム・整髪料
- きつい体臭
- ジュースやお菓子、フルーツなどの食べ物の匂い
嗅覚に優れ匂いを頼りに情報をやり取りすることもある蜂にとって、強い香りや人工的な刺激臭は興奮する原因となります。
私たちがエチケットとして身につけている香りが蜂を引き寄せる結果となっていることがわかります💦
外に出ている時間が長い時やレジャー、自然に触れる時などには上記の香りに気をつけましょう。
大人気!!蜂の嫌いな匂いのおすすめアイテムをご紹介♪
蜂の嫌いな匂いがわかったところで、ここでは普段使いしやすい蜂を寄せ付けにくくするアイテムをご紹介していきます‼
引用 Amazon
健栄製薬 ハッカ油20ml ¥600
「毎日の暮らしを豊かにする魔法のしずく」
蜂を寄せ付けないだけでなくリラックス効果や清涼感、消臭効果、除菌効果を得られるとしてマスク生活の今さらに注目されているハッカ油。
こちらの商品はAmazonのアロマオイルカテゴリのベストセラー第1位です。
紅茶やリキュールの香りづけにも使用できるハッカ油100%の安心成分で信頼できる商品です。
引用 Amazon
日本漢方研究所 純粋木酢液320ml ¥715(参考価格)
蜂除けにするだけでは勿体ない!!
レビューを見ると「ウイルス性のイボが取れた」「水虫が治った」「農作物が元気になったな」など、様々な喜びの声が寄せられています。
木酢液についてもっと知りたくなってきてしまいました💕
生ごみの消臭、お風呂に入れる、洗濯時に柔軟仕上げに使うなど色々な用途に使える万能選手。
蜂のいない時期にも重宝しそうです。
引用 Amazon
大日本除虫菊 家のまわりにハチ・アブ・よせつけない線香10巻 ¥682
煙で蜂を寄せ付けないようにしたいけれど近所迷惑は避けたい・・・そんな方にはこちらの線香タイプはいかがでしょうか?
家の周りの生活スペースに蜂を寄せ付けにくくしてくれて、黙々煙が出るわけでもないので周りへの迷惑も気になりません。
効果は約6時間と少し短めなので、気付いたときにこまめに使用して蜂の寄り付きにくい環境づくりに役立てるといいと思います。
引用 Amazon
富士商 蜂除けダミーハチの巣 約直径21.5×30cm ¥550
これは匂いとは関係ないのですが、どうしても目についてしまったのでおまけでご紹介いたします(笑)
これはスズメバチの巣を模倣していて、巣を作ってほしくないところに吊るしておくだけで、敵の巣を再現したこのダミーがあることによって巣作りを防いでくれるのだそう。
薬品を一切使わずメンテナンスも不要で、環境にも蜂にも優しいと書かれています。
私たちにとっては脅威でも、蜂だって生きている✨
蜂にも優しいという言葉にほっこりしてしまいました。
でも、やっぱり怖いですよね・・・この巣で蜂を傷付けず人間も傷付かないという事が実現できるのなら、最も素晴らしい方法かもしれません✨
蜂の嫌いな匂いで対策しておくべき場所とは?
蜂が1匹ブーンと飛んできた場合、自分が蜂の嫌いな匂いをまとっていれば蜂の被害から逃れられます。
しかし、生活空間の周りに蜂の巣があった場合はそう簡単にはいきません💦
大きな巣になってしまってからの発見は、業者に頼るしかなく、危険も伴いお金もかかってしまう・・・
嫌いな匂いを知った今、蜂が巣を作りやすい場所も知ってあらかじめ匂いで対策しておけば、巣作りも防ぐことができるかも。
そこで、蜂の嫌いな匂いで対策しておきたい蜂が巣を作りやすい場所について見ていきたいと思います‼
蜂の種類によっても場所が変わってくるそうですが、主なものを挙げておきます。
家の軒下
雨風が凌げ、外からエサも運んできやすい。家の軒下は蜂が巣を作るのにとても好む場所です。
実は私、先日家の軒下に作られ始めた蜂の巣を発見し取り除いたばかりです💦
気付いたきっかけは、割と大きな蜂が1匹玄関前をうろうろしていたこと。
「蜂だ、いやだなぁ」なんて思ってふと見上げてみたら大当たりでした・・・
蜂の巣はあっという間に大きくなります。早く気付くことも大事ですし、作られやすいポイントにあらかじめ何らかの対策をしておくことはとても有効だと思います。
庭の木
生い茂る葉や枝の間にも蜂は巣を作ります。
自由に形作ることができる蜂の巣は、小さな隙間にでも簡単に作ることができます。小さな隙間ほど身を隠せるので蜂にとっても好都合なのです。
また、お庭をきれいにされている家ほど蜂が大好きな匂いに引き寄せられてやってくる可能性が高くなります。
きれいなお庭を保ちながら蜂を寄せ付けないようにするには、土壌改良や虫よけの効果もある木酢液で対策すれば、お花や木もより元気に、蜂も寄ってこずお手入れ時の危険も回避出来て一石二鳥かもしれません👌
天井裏・床下
蜂は雨風をしのげて閉鎖的、そしてエサの豊富な空間を好みます。
この天井裏や床下はテレビでのハチの巣駆除のドキュメンタリーでもよく見られますが、普段目につかない場所なので気づいたときには直径30㎝以上の大きな塊となっていることも珍しくありません。
家の周りで蜂が飛んでいるのをよく見かけるようになったけれど蜂の巣は見当たらない。
そんな時は天井裏や床下に巣が作られている可能性が高いです。
狭い閉鎖的な場所ですので、見つけた際は駆除を業者に頼むようにしましょう。
天井裏や床下なら少し匂いの気になる木酢液も置きやすいですし、ペットのいるご家庭でも猫がなめたりすることもないので安心してハッカ油もお使いいただけると思います。
巣作りが始まってしまう前に、今から対策したいですね✨
ベランダ
ベランダにも蜂は巣を作ります。
屋根があって雨風がしのげるつくりになっているベランダは特に蜂にとって絶好の場所。
しかも、蜂の大好きな香りをまとった洗濯物が風になびいていたら、引き寄せられるしかないですよね💦
洗濯物を干していないときに木酢液を置いたり、ハッカ油をしみこませたコットンを置いたりして蜂を寄せ付けない工夫をしておくことが大切です。
また、洗濯物の中に潜んでいて家の中に一緒に入ってしまった、洗濯物の取り込み時に刺されたという話もよく聞きます。
洗濯のすすぎの最後にハッカ油を垂らすという技も使って蜂を寄せ付けない匂いの効果を色々と試してみましょう🎶
家の外壁
雨戸の戸袋の中なども蜂が巣を作りやすい場所です。
雨戸を毎日閉めるご家庭はそんなに多くないのではないでしょうか?
私の家は台風の時くらいです・・・
戸袋に注視することもほとんどありませんので、これは盲点💦今すぐ対策しておきたいところです!
毎日生活している自宅でも、なかなか目につかない場所がたくさんあります。
蜂が巣を作りやすい場所に早めに匂いで対策をすることで、蜂の被害から身を守り安全に生活したいですね✨
蜂の嫌いな匂いで危険回避!生活に取り入れやすい香りをご紹介!!のまとめ
これからの時期はちょうど蜂との遭遇が多くなる季節です。
蜂の嫌いな匂いを生活に取り入れ、蜂が好む香りを避けることで、蜂に刺されるリスクを軽減しましょう。
ポイントはこちらです↓
ポイント
- 蜂が嫌いな主な匂いは煙の匂い、木酢液・竹酢液の匂い、ハッカ油の匂い、ペパーミントなどのハーブの香り
- ハーブの中には蜂が好むものもあるので要注意
- 花の香りや人工的な香りのする香水や柔軟剤、制汗剤は蜂を寄せ付ける
- 体臭も蜂を引き寄せるので清潔を心がける
- 食べ物の匂いにも敏感なのでキャンプ時など要注意
- 蜂が巣を作りやすい場所にあらかじめ匂い対策をしておこう
蜂が嫌いな香りはあくまで蜂を寄せ付けにくくするためのもの。蜂を撃退するものではありません。
外に出ている時間が長い日などは柔軟剤の香りや制汗剤の種類に気をつけ、ハッカ油などの匂いを上手く利用しながら蜂から身の危険を守りましょう‼
海や山のレジャーを楽しむ際にも、是非この情報をお役立てください👍