多くの人が使っているスマートフォンのiPhone。iPhoneを使っている人は定期的にiOSをアップデートをしないといけませんよね。
しかし、「容量があるはずなのにアップデートができない。なぜだろう…」と、困った状況になったことはありませんか?
この記事ではそんな状況を打開すべく、iPhoneがアップデートできない原因と対処法、そしてアップデートをしないとどうなるのかまで徹底解説します!
iPhoneがアップデートできない!容量あるのに…その原因は?
まずはじめに、容量があるのにアップデートができない原因についてです。
考えられる原因はいくつかあります。
原因その①容量が足りない
今これを読んでいる方は、「容量があるのにできないんだよ!」と思われたかも知れません。
少し複雑なので噛み砕いて説明させていただきます。
ここでいう容量とは、アップデートするiOSの容量のことではなく、アップデートをする際に作られる一時ファイルの容量も含めた容量のことです。
iOSのギリギリの容量しかない場合、この一時ファイルを作ることができないので、アップデートをすることができません。
「iOSの容量だけあればいい」という話ではないんですね。
原因その②バッテリーの残量が足りていない
iPhoneのアップデートをするときはバッテリー残量を大量に消費します。
そのため、バッテリーの残量が足りていない場合もアップデートをすることはできません。
原因その③電波が悪い
iPhoneのアップデートは大量のファイルをダウンロードしないといけないため、強い電波が必要となります。電波の悪い場所や速度制限がかかっていたりすると、接続が切れてダウンロードがうまくいかないことがあります。
また、通信容量をかなり消費するため、モバイルデータ通信ではうまくいかないこともあります。そのため、Wi-Fiがある環境でアップデートをすることをおすすめします。
原因その④サーバーにアクセスが集中している
新しいバージョンのiOSがリリースされると世界中の人がアップデートするため、Appleのサーバーにアクセスが集まって遅延やエラーが発生してしまいます。
急ぎでなければ公開直後ではなく、半日から1日くらい経ってからアップデートするのが良いでしょう。
iPhoneがアップデートできないときの対処法とアップデート前に確認すること
アップデートができない理由を述べましたが、ではそんな時はどのような対処をすればいいのでしょうか?
そしてアップデートをする前に確認しておくべきことがありますので、それらについてご紹介します。
アップデートの対応機種を確認する
まず、最初にお使いのiPhoneがアップデートの対応機種かを確認します。
アップデートごとに対応機種が決まっています。古い機種からサポート対象外となっていきます。
これが一番大事ですね。どんな方法を試しても、対応機種でなければアップデートをすることはできませんので…。
対応機種かどうかの確認はAppleの公式ホームページで確認することができます。
現時点での最新iOS15.5のアップデート対応機種はこちらに記載してあります。
PCに接続してアップデートする
原因①のように容量が足りなくてアップデートできないときは、PCに繋いでiTunes上でアップデートするという方法があります。
PCに繋いでアップデートをすると、アップデートの際に必要な一時ファイルの容量をPCで補うことができるので可能になります。
PCでiTunesを起動してiPhoneを接続するだけで簡単にアップデートをすることができます。
容量が足りなくてアップデートができないという方で、PCをお持ちの方はぜひ試してみてくださいね!
空き容量を増やす
容量が足りない場合の対処法はもう一つあります。それが、容量を増やすということです。
専用のUSBやPCに写真などをバックアップし、削除します。そうすることで、iPhoneの容量を空けることができます。
引用 Amazon
このようなiPhone専用USBがあります。PCにUSBを挿すように、iPhoneに挿すだけで簡単にデータのバックアップができます。
充電器に接続する
iPhoneをアップデートするときは充電器に繋いだまま実施しましょう。
アップデートはバッテリー残量を大量に消費すると述べましたが、その理由はデータ受信やダウンロードしたデータの展開などで、常に動き続けることになるからです。
さらにアップデートには、数十分から長い場合だと1時間以上かかることもあります。その間いつもより早いスピードでバッテリーを消費しながらずっと動き続けています。
途中でバッテリーが切れて電源が落ちてしまうと作業が途中で止まり不具合を起こしたり、最悪の場合はデータが消失する可能性もあります。
二通りのiPhoneアップデートの手順
iPhone本体でアップデートする方法と、PCに繋いでiTunesからアップデートする方法、この二通りのやり方を簡単に説明します。
iPhoneでアップデートする
- 充電器に繋ぎ、Wi-Fiに接続する。
- 「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」の順にタップする。
- 「ダウンロードしてインストール」をタップする。
- パスコードを入力する。
PCにつないでアップデートする
- PCでiTunesを起動させる。
- ケーブルでPCとiPhoneを接続する。
- iTunesウィンドウの左上にある「iPhone」をクリックする。
- 「概要」をクリックする。
- 「アップデート確認」をクリックする。
- 「アップデート」をクリックする。
iPhoneのアップデートをしないとどうなるの?
ここまでアップデートができない原因や、アップデートの方法について解説しましたが、アップデートをしないと何か影響があるのでしょうか。「別にアップデートしなくても使えるからいいんじゃない?」と思っていませんか?
たしかに使えなくなることはありませんが、アップデートをしないことでデメリットはありますので、紹介します。
最新機能が使えない
iPhoneは最新機種に買い替えなくても、iOSをアップデートすることで中身を最新の状態にすることができます。
アップデートをしないともちろん最新の機能は使うことができません。
また、アプリもiOSのアップデートに合わせてアップデートしているため、iOSが古いと一部機能しないアプリがある可能性もあります。
セキュリティの問題
iOSのアップデートはセキュリティを強化する機能もありますので、アップデートをしないまま使っているということは、iPhoneのセキュリティが甘いということになります。
ウイルス対策ができず、トラブルに繋がるという不安があります。
不具合が改善できない
iPhoneにはアプリやカメラなどの不具合が多々あります。そのような不具合の改善もiOSのアップデートで解決できます。
何らかの不具合があるときはiOSをアップデートをすることで改善することもありますが、アップデートをしないと不具合が解決できず、その後もどんどん使いづらくなってしまいます。
iPhoneがアップデートできない理由!容量はあるのになぜ?まとめ
iPhoneがアップデートできない原因
- iOSだけでなく、一時ファイル作成のための容量が足りていない。
- バッテリーの残量が足りていない。
- 電波が悪い。
- Appleのサーバーにアクセスが集中している。
アップデートができないときの対処法と確認すること
- アップデートの対応機種かを確認する。
- PCに接続してiTunesからアップデートする。
- データをバックアップしてiPhoneから削除し、空き容量を増やす。
- 充電器に接続したまま、アップデートする。
アップデートをしないデメリット
- 最新機能が使えず、機能しないアプリが出てくる可能性がある。
- セキュリティが弱くなる。
- 不具合が改善できず、使いづらくなる。
アップデートができない原因は様々です。もし、思い当たることがあれば対処方法を確認してアップデートを試してみてくださいね。
アップデートをしなくても使うことはできるので、「そのままでいいや。」と思いがちですが、アップデートをしないデメリットを考えるとやはりアップデートはしたほうがいいと思いました!