ジャスミン茶を飲むとワキガになる、という話を耳にしたことはありますか?
この話は嘘で、ワキガの人がジャスミン茶をたくさん飲むと、ニオイやすいと言うことが原因のようです。
今回は、その詳しい理由や、ジャスミン茶の効能やカフェインについて解説します。
Contents
ジャスミン茶を飲むとワキガになる?それは嘘です!
まず始めに、”ジャスミン茶を飲むとワキガになる”というのは嘘です。
ワキガは遺伝からなることがほとんどのようです。
なので、何かをしているから、何かを食べているから、と言う後天的な理由でワキガになることは考えられません。
ワキガは、脇から多く臭う、ツンとした強烈なニオイのことを言います。
脇(アポクリン汗腺)から出る汗に含まれている、タンパク質や糖質を皮膚の常在菌が分解したときに、このニオイが発生します。
アポクリン汗腺は脇や下腹部などの毛穴に向かって汗を出す器官です。
そこからでる汗には、ニオイの元になりやすいタンパク質や糖質が多く含まれていますが、その汗自体はほとんどニオイはないようです。
問題は皮膚の常在菌のバランスです。
皮膚の常在菌はたくさんの種類があり、人によってその菌のバランスも様々だと言います。
ワキガの人はコリネバクテリウム属の菌が多いようです。
この菌が汗を分解すると、強いニオイ物質が発生すると言われています。
このニオイ菌は蒸れたり、汗を拭かないままでいると繁殖してさらに強烈なニオイがします。
- 脇から独特なニオイがする
- 汗染みが黄色い
- 耳垢が湿っている
これらがワキガの人に多い特徴のようです。
しかし、この特徴に当てはまっていてもワキガじゃない人もたくさんいるので、一概には言えません。
自分では気がつかないことも多いようなので、気になる人は家族に聞いてみても良いかもしれません。
これらのことから、ジャスミン茶自体にはワキガになる理由はないということがわかります。
皮膚の常在菌を整えるには、皮膚を清潔にすることや、皮脂を落としすぎないことが大切のようです。
ニオイが気になる人は汗をかいたらすぐ拭く、洗い流す事を徹底しましょう。
特に男性は、脇毛に汗がまとわりついて蒸れやすく、ニオイ菌が増殖しやすいので、こまめなケアが必要です。
デオドラント剤を使ったり、ニオイが酷い場合はクリニックで相談すると治療を受けることもできます。
ジャスミン茶を飲むとワキガになると言われる理由
[st-kaiwa6]「じゃあ何で、ジャスミン茶を飲むとワキガになるって言われているの?」[/st-kaiwa6]
それは、ジャスミン茶に含まれているカフェインが原因だと思われます。
カフェインが含まれているお茶や飲み物は他にもたくさんあるのですが、カフェインは交感神経の働きを強める効果があります。
交感神経がよく働くと、血流も良くなり、汗もかきやすくなるのです。
なので、もともとワキガの人であれば、ニオイやすくなってしまう事もあります。
ジャスミン茶を飲んだからワキガになる、と言うことにはならないのですが、ワキガの人は、汗をかきやすい状況の時は、カフェインが含まれている飲み物は控えることをおすすめします。
ジャスミン茶は効能がたくさんあります!
ジャスミン茶を飲むと口臭や体臭を予防できる!
ジャスミン茶には消臭や抗菌成分(カテキン)が含まれているので、口臭や体臭を予防することができます。
ニンニクなどのニオイが残りやすい料理の口直しもできるということで、中国では食事と合わせてよく飲まれています。
ジャスミン茶の香り自体でも食事のニオイを抑えることができます。
口の中の乾燥や冷えでも口臭は強くなるようなので、ホットで飲むと、より効果的です。
ジャスミン茶はダイエットにも最適!?ウイルス感染予防にも!
ジャスミン茶にはウーロン茶などに多く含まれているポリフェノール(タンニン)も多く含まれているので、脂肪の燃焼に働きかける効果や、脂肪の吸収を抑える効果があります。
お茶やコーヒーの渋みに当たる成分がタンニンになります。
ダイエットをしているけど、どうしても脂っこい物が食べたいときや、外食のときなどにおすすめです。
また、タンニンは殺菌・抗菌効果もあると言われているので、食中毒や風邪などのウイルス感染を防ぐこともできます。
ジャスミン茶の香りはリラックス効果抜群!
ジャスミン茶の香り成分には、自律神経の緊張をほぐす効果があります。(リナロール・ベンテルアセテート)
フレグランスや柔軟剤にも、ジャスミンの香りはよくありますよね。
ストレスや日々の忙しさにより、緊張していた自律神経を緩和させることで、身も心も落ち着き、リラックスする事ができます。
寝付きや目覚めも良くなるようです。
緊張がほぐれることで、集中力のアップも期待できるようなので、仕事や何かの作業の合間などに飲むこともおすすめです。
ジャスミン茶は女性ホルモンのバランスを整える効果も!
ジャスミン茶の香り(ヘンデルアセテート)には、女性には嬉しい女性ホルモンのバランスを整える効果もあります。
女性ホルモンのバランスが崩れると、イライラしやすかったり、ニキビなどの肌荒れや、便秘、生理不順などの原因にもなります。
思い当たる方は、改善方法として気軽に取り入れられるので、是非試してみて下さい。
生理の時の体調不良や更年期障害にもおすすめです。
ジャスミン茶には美肌効果もある!?
ジャスミン茶には、コラーゲンを作るのに必要なビタミンCや、老化防止の効果があるビタミンEが豊富に含まれています。
他にも、ビタミンCは紫外線を浴びるとできる、シミあるいはそばかすを作る働きを抑える効果や、肌を丈夫にする効果もあります。
また、この二つのビタミンは一緒にとることでそれぞれの効果を強めるので、ジャスミン茶は美肌効果があると言われているようです。
この他にも、むくみにくくなったり、生活習慣病の予防などにも効果的です。
また、おすすめはホットで飲むことです。
ジャスミン茶は温めて飲むことで、香りをより楽しむことができ、体も温まるので、血流の流れも良くなります。
なので、ホットで飲むほうが、それぞれの効能をより高めることができると思います。
温かい物を飲むとほっと一息つく事ができ、心や体も落ち着けることができるので、食後や休憩、寝る前などはホットで飲むことがおすすめです。
ジャスミン茶にはデメリットもある!?カフェインやポリフェノールが体に及ぼす効果を紹介
突然ですが、みなさんはジャスミン茶は緑茶やウーロン茶からできていることを知っていましたか?
ジャスミン茶は、緑茶やウーロン茶に、ジャスミンの花の香りを付けたお茶なんです。
なので、緑茶やウーロン茶より多少少ないくらいで、カフェインやポリフェノールは含まれています。
コーヒーに含まれている量ほど多くはありませんが、飲み過ぎには注意が必要です。
カフェインやポリフェノールを取り過ぎると、
- 胃や肝臓の働きが乱れる(吐き気)
- めまい・不眠・下痢などの症状が起きる
- 脱水症状・頭痛・貧血などの症状が起きる
これらの症状が起きやすいです。
カフェインは胃酸をを分泌する働きがあるので、過剰に分泌してしまうと胃の中の環境を崩してしまいます。
これが、胃が痛くなったり、吐き気が起きる原因になります。
また、カフェインは多くの神経細胞が集まる中枢神経を刺激する働きもあるので、過剰に刺激されると、めまいや不眠、下痢などの症状が起きることもあります。
”夜にコーヒーやエナジードリンクを取り過ぎて眠れない”
”お茶やコーヒーを飲み過ぎてお腹を下した”
これらの症状はよく聞きますよね。
少量でも症状が現れる方もいるので、個人差はあります。
そして、ポリフェノールは利尿作用があるので、過剰摂取は脱水症状やそれに伴う頭痛などを起こすことがあります。
タンニンというポリフェノールの一種の成分も、鉄分の吸収を妨げる性質があるようなので、貧血持ちの方や、過剰摂取には注意が必要です。
これが気になる方は食後【2時間くらい】間をあけてから、ジャスミン茶を飲むと、食べた物の消化への影響を抑えることができます。
飲むタイミングを気にするだけでも、この効果を防ぐことができるので、食事のときは水を飲むようにするなどして、飲むタイミングを気にしてみると良いと思います。
他にもポリフェノールは歯の着色の原因になりやすいなどがあります。
どんな物でも、摂取量は適量を心がけることが大切ですね。
成人の方の、一日のジャスミン茶(緑茶からできている物)の摂取量は、【1.5ℓくらい】が適量のようです。
是非参考にしてみて下さい。
ジャスミン茶を飲むとワキガになる?効能やカフェインについて解説のまとめ
Q.ジャスミン茶を飲むとワキガになる!?
A.ワキガは遺伝からなることがほとんどなので、後天的な理由でワキガになることはない。
ワキガとは
- 脇から特に臭う、ツンとした強烈なニオイ
- 皮膚の常在菌の中に、コリネバクテリウム属の菌が多いと、汗を常在菌が分解したときにニオイが発生しやすい。
- 脇や下腹部(アポクリン汗腺)から出る汗には、ニオイの元になりやすいタンパク質や糖質が多く含まれているので、脇が特にニオイが強い。
Q.ジャスミン茶を飲むとワキガになると言われる理由は何?
A.ジャスミン茶に含まれているカフェインが交感神経の働きを強め、汗をかきやすくなることにより、ニオイやすくなってしまう事があるから。
他のお茶やコーヒーや紅茶にも多く含まれているので、ワキガの人は、汗をかきやすい状況の時は、カフェインが含まれている飲み物は控えるのがおすすめ◎
ジャスミン茶の効能
- 口臭や体臭を予防できる
- ダイエットに最適
- ウイルス感染予防になる
- リラックス効果抜群
- 女性ホルモンのバランスを整える
- 美肌効果がある
カフェインやポリフェノールが体に及ぼす効果
- 胃や肝臓の働きが乱れる(吐き気)
- めまい・不眠・下痢などの症状が起きる
- 脱水症状・頭痛・貧血などの症状が起きる
ジャスミン茶は体に良い効能がたくさんあるので飲みすぎにだけは気を付けて飲みましょう。
飲み過ぎ注意は、他のお茶やコーヒー、紅茶にも言えます。
成人の場合、一日のジャスミン茶(緑茶からできている物)の摂取量は、【1.5ℓくらい】が適量です。
最後まで読んで下さりありがとうございます。
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