緑茶コーヒーダイエットとは減量外来専門の工藤孝文医師が考案したダイエット方法です。
少し前にテレビでも話題になっていたので聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
緑茶とコーヒーを混ぜたものを食事の前に飲むだけ!という簡単なダイエット方法なのですが、そんな簡単な方法で本当に効くのか?副作用はないのか?と疑問に思いますよね。
緑茶もコーヒーもカフェインが含まれているので、副作用が心配な方も多いかと思います。
それに、普段からあまり緑茶やコーヒーを飲まない…という人は余計に気になりますよね。
そこで今回は短い期間ですが、私が実際に1日3回、4日間飲んでみました。
どんな効果があったのか、副作用はあったのか、をお話ししていきます。
Contents
緑茶コーヒーの作り方を解説!カフェインによる副作用は大丈夫?
緑茶コーヒーの作り方
まず用意するものは、緑茶とコーヒー(インスタントや缶のものでも可、もちろんブラック)です。
ちなみに緑茶もティーパックやペットボトルのもので大丈夫だそうです。
1:1で割ったものを250〜300mlくらいの量になるように作ってください。
いつ飲めばいいの?
一日3回、食事の前に飲むのが一番良いみたいです。
食事の量などは普段と同じで、あまり気にすることはないようです。
ちなみに激しい運動も必要もないみたいですが、運動する前に緑茶コーヒーを飲むのも脂肪燃焼に効果的だとか。
カフェインの副作用は大丈夫?
緑茶とコーヒー、どちらもカフェインが含まれているので、カフェインの摂り過ぎになるのでは?と心配になりますよね。
カフェインの摂り過ぎによる副作用にはめまいや震え、心拍数の増加、胃や腸への刺激による下痢や吐き気などがあります。
一日のカフェイン摂取量は健康な成人で400㎎といわれています。
それはどのくらいの量なのかというと、コーヒー1杯を150㎖(90㎎)とすると約4.5杯分になります。
緑茶(煎茶)では150㎖(30㎎)だと13杯分になります。
ということは緑茶コーヒー1回分300㎖のカフェイン量は120㎎になりますよね。
なので、1日3回飲んだとしてもカフェインの摂取量は360㎎になるので、カフェインの摂り過ぎによる副作用が出ることあまりないと考えられます。
また緑茶とコーヒーを混ぜて一緒に飲むことが大事です!
二つを混ぜて飲むことで、コーヒーに多く含まれるカフェインの副作用を緑茶の成分が軽減させてくれるのです!
カフェインには血糖値をあげる作用がありますが、これを緑茶に含まれるカテキンが抑えてくれます。
さらにカフェインには交感神経を高めてしまう作用がありますが、これも緑茶に含まれるテアニンの効果で副交感神経を高め覚醒作用を穏やかにしてくれます。
就寝の4時間前までに緑茶コーヒーを飲めばカフェインの量も半減するので、寝付けない…ということにもならないようですね。
ただし、普段からあまりカフェインを摂取していない方が急にカフェインを多量に摂取すると、お腹を下してしまうなどの副作用が出てしまう可能があります。
カフェインに身体が慣れていないので、胃や腸に負担がかかってしまうみたいです。
中には体質的にカフェインが合わないという人もいるので、もし緑茶コーヒーを飲んでから体調が悪い…という事があればすぐに飲むのを中止してくださいね。
緑茶コーヒーに効果があるといわれているのはなぜ?
でもどうして食前に緑茶コーヒーを飲むだけでダイエット効果があるのでしょうか?
それは緑茶とコーヒーに含まれる成分に様々な効果が期待できるからなのです!
緑茶に含まれる「カテキン」
カテキンには血糖値の急上昇を穏やかにする作用や脂肪燃焼の効果があります。
腸内環境を整える作用もあるので、便秘解消にも期待できます。
緑茶に含まれる「テアニン」
テアニンはアミノ酸の一種で、リラックス効果があり、過食を防いでくれる効果があります。
また、上記でも紹介した通り副交感神経を高める作用があるので、睡眠の質も良くしてくれます。
緑茶とコーヒーどちらにも含まれる「カフェイン」
カフェインにはリパーゼという血中の脂肪を分解する消化酵素を活発にさせる働きがあります。
脂肪が燃焼されやすい状態にしてくれるのです。
コーヒーに含まれる成分「クロロゲン酸」
クロロゲン酸はポリフェノールの一種で糖質の吸収を穏やかにしたり、脂肪燃焼効果があるといわれています。
血糖値の急上昇を穏やかにする働きがあるので糖尿病の予防にも効果が期待できるそうです。
またクロロゲン酸には抗酸化作用があるので、シミやしわなどを予防して、アンチエイジングの効果も期待できます。
このように緑茶とコーヒーに含まれる成分が脂肪の燃焼を助けてくれたり食欲を抑えてくれるので、ダイエットの効果が期待できるのですね!
実際に緑茶コーヒーを4日間飲んでみた結果…気になる味は?
4日間飲んでみた結果ですが、単刀直入にいうと体重は減りませんでした!
短い期間なので、あたりまえの結果ですが…
本来なら10日から2週間くらいで効果が見えてくるそうです。
4日間は短すぎでしたね。
期間が短くても効果が?
しかし体重は減りませんでしたが、お通じは良くなりました!
それと食前に280㎖の緑茶コーヒーを飲むので、空腹感が抑えられた感じがしました。
続けていけば自然と食欲を抑えれると思うのでダイエット効果が期待できるかもしれません。
カフェインの副作用は出た?
カフェインによる副作用ですが、下痢になる、夜になかなか寝付けないなどの不調は特に感じられませんでした。
強いて言えば、トイレの回数(小)が増えたことくらいでしょうか…
副作用が出なかったのは私自身、普段から毎日コーヒーを1日1杯は飲んでいるので、もしかするとカフェインに身体が慣れていたからかもしれません。
緑茶とコーヒーはどんなものを使ったの?
今回私が使ったのが、ティーパックの緑茶とインスタントコーヒーです。
インスタントコーヒーだとカフェインの含有量がドリップコーヒーと比べて、すこし少ないみたいです。
インスタントコーヒーはスプーン1杯程度使用しています。
これを140㎖ずつカップに入れ、280㎖にしたものを1日3回食事の前に飲みました。
ちなみに私の家にあるマグカップではギリギリでした。
外出時など緑茶とコーヒーが手に入らない、作るのが難しいという方はあらかじめ保温可能なステンレスの水筒に作ったものを入れて持ち運ぶのがおすすめです。
気になる味はおいしい?まずい?
皆さん気になっている味の方ですが特別まずい!というわけでもなく、だからと言っておいしいかと聞かれるとそうでもなく…
コーヒーの味もするけど緑茶もほのかに感じられるような…なんとも言えないお味でした。
でも飲み続けているうちに味には慣れました。
ブラックコーヒーが苦手!という人にとってはコーヒー感が薄まっているので飲みやすいかもしれません。
ちなみに二種類の飲み物を用意するのが面倒、という方のためにこんな商品もあるようですね。
引用:Amazon公式
お茶の種類を変えてアレンジも
緑茶コーヒーを作るのに一番おすすめのお茶の種類はカテキンとテアニンが多く含まれている煎茶です。
でも毎日同じ味だと飽きてきそう…という方はお茶の種類を変えてみるのもおすすめです。
ウーロン茶×コーヒー
ほうじ茶×コーヒー
紅茶×コーヒー
ルイボスティー×コーヒー
緑茶と比べると効果が多少弱まることもありますが、味に飽きて続けるのをやめてしまうよりは良いのかなと思います。
緑茶コーヒーダイエットに副作用はないの?実際に飲んでみた!のまとめ
・緑茶コーヒーは1日3回250~300㎖ずつ食前に飲むと効果的
・運動する前に緑茶コーヒーを飲むと脂肪燃焼に効果的。
・コーヒーと緑茶を1:1で割っているので、適切な量ならカフェインの過剰摂取にはならない。
・緑茶とコーヒーを混ぜて飲むことでカフェインの副作用が軽減されるので、混ぜて一緒に飲むのが大事!
・緑茶に含まれるカテキンやテアニン、コーヒーに含まれるカフェインやクロロゲン酸が脂肪燃焼を助けてくれたり、過食を防いでくれる。
・カフェインが体に合わない人もいるので、身体に不調を感じたらすぐに中止する。
・緑茶でコーヒーの味が薄まるので、コーヒーが苦手な方でも飲みやすい味。
・実際に効果が出るのは飲み始めて10日~2週間くらい
・実際に飲んでみると便通が良くなり、食欲が抑えられた。
・味に飽きてしまったら緑茶以外のお茶とのアレンジも気分が変わってよい
飲むだけですぐに効果が出るというわけではなさそうですが、身近にあるもので簡単にダイエットができるなら手軽で始めやすいのではないでしょうか。
ただ、飲むだけで痩せるからと言って過食してしまうと意味がなくなってしまうので、そこは気を付けてください。
カフェインの副作用が出やすい方もいらっしゃるので、ご自身の体調や体質と相談しながら行ってみてくださいね。