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障害者手帳にデメリットもあるって本当⁉運転免許は取れる?

 

「障害は不便だけど不幸ではない」と

いわれます。障害を持っても生きやすい世の中に

していきたいですね。

私だって今は元気だけど、病気や怪我で

いつか障害を持つかもしれません。

自分のこととして調べてみました。               

メリットが目立ちますが、

本当にそうなのか?取得したいけど

ためらう人がいるのはなぜなのか?

わからないことはどこに聞けばいいのか?

聞いたことは秘密にしてもらえるのか?

障害を持っていても運転免許はとれるのか?

よく考えたらわからないことがたくさんあります。                      

今、ご自分や家族のことで障害者手帳を取るかどうしようかと迷っている方、

是非最後まで読んでみてください。

 

 

障害者手帳の種類は3種類!確認してみよう

                       

障害者手帳には「精神障害者福祉手帳」「身体障害者手帳」「療育手帳」の3種類があります。

障害者総合支援法の対象になり、さまざまな対策がとられています。

病気や怪我の程度によって等級があり、どの等級でも手帳が取得できます。

病気や怪我が回復したら返納することもできます。

数年に一度更新が必要なので、病気や怪我が改善して手帳取得に当てはまらないこともあるかもしれません。

 

 

障害者手帳を持っているとどんなメリットがある?

 

デメリットの前にメリットを確認してみましょう。

①公共料金の割引 

②公共交通機関の運賃割引 

③公共施設の料金割引 

④所得税・住民税の障害者控除

⑤障害者雇用への応募 

⑥自動車税・軽自動車税及び

 自動車取得税の控除

メリットを紹介している記事はたくさんあるので、

くわしくはそちらをご覧いただき、確認してみてください。

 

 

障害者手帳のデメリットとは?運転免許は取れる?

 

さて、本題の「デメリット」です。

雇用について

障害者雇用は仕事内容が

限られていたり、通常の雇用枠で採用された人より

給与が低いことがあります。

しかし、20歳以上なら「障害者年金」が給付されるのでカバーできるかもしれません。

ちなみにA型

「雇用契約を結んで働く働き方」、

B型

「雇用契約を結ばずに働く働き方」です。

また、ご自分の障害をオープンにして

働いている人は、さまざまな配慮をしてもらえ、

安心して働けることが多いようです。

一方で、手帳は持っているけど

クローズして働く人は、職場で配慮が

足りなかったりして

苦労することもあるかと思います。

どういう働き方をするか、

よく検討することが必要と思います。

生命保険について

生命保険の選択肢が少ない

というデメリットがあります。

しかし、保険に入ることが難しい人を

救うために開発された保険があります。

引受基準緩和型保険」といいます。

加入条件は次のようなことです。

・直近3か月以内に医師から入院や

手術を勧められていない

・過去2年以内に病気や怪我で

入院や手術をしていない

・過去5年以内に癌・肝硬変・

統合失調症・認知症・アルコール依存症で

医師の診察や検査・治療・投薬を受けていない

    

注意することとして

「精神障害を持つ人が加入できない」場合があり、

その救済として

障害者扶養共済制度」があります。

これは障害を持つ人を扶養している人が

毎月、掛け金を払う保険です。

独立行政法人福祉医療機構が

管理しています。

別名「しょうがい共済」といわれています。

住宅ローンについて

住宅ローンを組むときは

「団体信用生命保険(団信)」に入ることが

推奨されています。

しかし、障害を持つ人は

加入できないのです。そこで、

フラット35」というものがあります。

民間金融機関と住宅金融支援機構が

提携して提供しています。

最大35年の全期間固定金利の住宅ローンです。

詳しくは「フラット35」の公式ホームページをご覧ください。

また「ワイド団体信用生命保険

というものもあります。 

お住いの地域の金融機関や市区町村窓口に

相談してみてくださいね。

  運転免許について

運転免許を取得できない病気があります。

認知症・統合失調病・てんかん・

躁うつ病・視野が狭い病気などです。

しかし、原因は病気であって、

障害者手帳とは関係しません。

運転免許を取ったら自賠責と任意保険に

加入することになります。保険会社によっては

「障害者割引制度」があります。

この任意保険が、上記②の通り、

制限があるかもしれません。

しかしすでに確認したように、

救済措置があるので是非、相談してみてください。

相談窓口:免許センターの安全運転相談窓口、主治医

手続きの煩雑さ

申請時には「申請書」「本人の顔写真」「医師の診断書」などが必要になります。

申請が通るのも時間がかかる場合があるようです。

そういうことが煩雑だ、と感じる人は「デメリット」と受け取るかもしれませんね。

しかし、周りの人の協力も得ていけば

大丈夫です。

不安な人は地域の民生員、地域包括センター、

福祉事務所など相談できるところが複数あります。

行きやすい所に相談してみることをお勧めします。

デメリットと感じる心について

・人にわかるのではないか?⇒わかりません。

自分から言わない限り、人にはわかりません。

また、手続等で窓口に行って、窓口の人が

知り合いだったとしても、大丈夫です。

窓口その他で働く人には守秘義務が

あるのです。安心して手続きをしましょう。

・様々なサービスを受ける時は手帳を

見せる必要がありますが、見せたくない時は 

見せなくても大丈夫です。

サービスは受けられませんが、

自分が必要と思ったときに見せれば良いものだと思います。

困ったとき助けてくれるお守りと思っても良いかもしれません。

・持っていることが心の負担になるよう

であれば、返すこともできます。

・「障害者差別解消法」という法律もある

ことをちゃんと理解しておきましょう。

・今は、「合理的配慮」をすることが求められています。

2016年4月の「障害者差別解消法」施行により、

合理的配慮を可能な限り提供されることが

行政・学校・企業などの事業者に求められるようになりました。

これは障害の有る無しに関わらずみんなが過ごしやすい

社会を実現するために大切なことです。 

 

障害者手帳にデメリットもあるって本当⁉運転免許は取れる?のまとめ

    

・障害者雇用枠では通常の雇用枠より

 給与が少ないことがある。

・生命保険の選択肢が少ない。

・住宅ローンを組むとき、

「団体信用生命保険」に加入できない。

・運転免許取得後、保険に入る時に

選択肢が少ない。

・手続きを億劫に感じたり、すぐには

手続きに向けて動けない人もいる。

 

しかし、すでに確認したように

救済措置」があります。大丈夫です。

 

誰しもいつ障害をもつことになるか、

わかりません。誰にでも起こりうることです。

障害者手帳を持つことをためらう背景には

周囲の無理解があるのかもしれません。

当事者だけでなく、社会全体がしっかり

学習していく必要があるのでしょう。

障害を持つ人が気持ちよく暮らせる社会は、

障害を持たない人も気持ちよく暮らせます。

昔よりはずいぶん配慮や制度が良く

なってきましたが、一朝一夕に

できたものではありません。

多くの人の働きかけや努力があっての

ことでしょう。

障害のある人を守るための

「障害者手帳」です。

せっかくの制度をよく理解して

利用しましょう。

 

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