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台風の風向には法則がある!?進路や強さは?防災知識もご紹介

毎年のごとく日本列島に上陸する台風!! 来るたびに不安な気持ちになります。

この台風ですが風向きの法則により、進路や強さが分かることをご存知ですか?

風向きの法則を知っているだけで防災の心構え・準備が変わってきます。

皆さんにも是非知っておいて欲しい情報です。是非ごらんください。

 

台風の風向きには法則があるの?

台風は大きな空気の渦巻きにより出来ています。

そんな台風ですが風向きには以下の法則があります。

台風の風向きの法則

  1. 台風は大きな空気の渦巻きにより出来ており、強い風は半時計回りで吹いている
  2. 台風の右側は、本体の風と台風を動かす風が合わさり風が強くなる。
  3. 台風の左側は、台風を動かす風と本体の風の向きが逆となりぶつかり合って風が弱くなる。
  4. 風は中心に向かうほど風速が強くなり(中心から約10~100kmまでが最も風が強い)
  5. 台風の眼(中心付近)では、風は弱くなる。

 

以上のことから「台風の右側と中心付近が非常に危険」であることが分かります。

また台風は、風だけでなく強い雨も降らせますが風と同様に右側が強くなります

雨が降るり暖かく湿った空気を右側に巻き込むため、雨雲が発生しやすくなるからです。

 

 

ここで1つ豆まめ知識!! そもそも台風とは?

「熱帯低気圧」に以下の2つの条件がそろえば台風に定義されます。

条件1:赤道より北で東経180度より西側の北西太平洋、もしくは南シナ海に存在

条件2:低気圧域内の10分間の最大風速が、『約17m/s以上』

 

 

台風の風向きの法則から進路・強さを知ろう

台風の進路について

台風の進路は、気象情報のコンピュータ解析と気象予報士の判断により予測しています。

風向きの法則と進路を決定する要因が分かれば、おおよその進路をつかむことができます。

進路を決定する要素 ⇒ 「風」と「高気圧」です。

用語解説 高気圧とは?

周りと比べて気圧が高い所のことを指す。

相対的に見て高いということなので、◯◯hPa以上は高気圧という決まりは無い。

 

 

台風に影響を受ける風

貿易風・・・台風を北に押し上げる風

日本の遥か南で発生した台風を沖縄付近まで押し上げるのは貿易風が原因

 

偏西風・・・沖縄付近から東側へ押し上げる風

沖縄付近から急に東側に進路が変わるのは偏西風が原因

 

夏から秋にかけては、太平洋高気圧があり、台風が高気圧の外側を通るため

ちょうど日本列島を通るような進路になる!

 

実は台風単体では、進むことはできないのです。

影響する「風」・「高気圧」により大筋の進路が決められてしまうのです。

 

ここで2つ目の豆まめ知識!! 台風が発生しやすい場所は?

地球の真ん中で赤道よりも少し北のあたりです。(フィリピン沖など)

理由:太陽の光を受けやすく海が暖かくなるから

暖かい海は、水蒸気が沢山できる ⇒ 上昇気流に乗って上空に上がる ⇒ 水蒸気は冷えて雲に変わります。

雲はが回転しながら、沢山の水蒸気を吸って大きくなり台風となります。

 

台風の強さについて

進路が分かったところで、台風の強さについても知っておきましょう。

台風の強さは、以下の基準により定義されています。

台風の強さ    :最大風速

台風の大きさ:風速15m/s以上の範囲(強風域)の半径

 

台風の強さの階級

猛烈な    ⇒ 最大風速 54m/s以上

非常に強い  ⇒ 最大風速 44m/s以上 ~54m/s未満

強い     ⇒ 最大風速 33m/s以上 ~44m/s未満

表現なし   ⇒ 最大風速 33m/s未満

 

台風の大きさの階級

大型(大きい)     ⇒  強風域の範囲 500km以上~800km未満

超大型(非常に大きい) ⇒  強風域の範囲 800km以上

 

「大型で猛烈な台風」は、「強風域が500km〜800km、最大風速54m/s以上ある台風」になります。

台風の右側と中心付近」は、最大風速をモロに受ける可能性があるので注意が必要です。

 

 

ここで3つ目の豆まめ知識!! ハリケーン・サイクロンとの違い

発生した海域で区分けさせる。

  • 北西太平洋      ⇒ 「台風」・「タイフーン」
  • 北大西洋・北東太平洋 ⇒ 「ハリケーン」
  • インド洋・南西太平洋 ⇒ 「サイクロン」

 

 

台風の風向きの法則を理解して防災に繋げよう

台風の風向きの法則を理解すれば、建物のどこに重点を置いた対策すればいいか分かります。

建物の全方向に強風対策を行うことが最善の対策にはなりますが、重点的に行うポイントがあります。

 

強風による飛散物に対しての対策は「東南方向」を重点的に行うことをおススメします。

台風の風が一番強く吹くため、窓に雨戸の被害リスクが高いからです。

逆に「北西方向」は、比較的に風が弱いので、外に出る必要があるときは北西側から出るのをおススメです。

扉が強風に煽られるリスクが非常に少なくなります。

もちろん、基本的な考えですが台風の進路によって、自分の住んでいる地域がどの位置にあたるか

確認して行動するようにしましょう。

 

 

最後の豆まめ知識!! 台風はいつ弱まるの?

台風は移動すると海面や地上との摩擦によりエネルギーは失っていきます。

新たな雲を供給できなければ2~3日で消滅することが一般的です。

弱まっていくことで台風の性質を失って「温帯低気圧」や「熱帯低気圧」に変わることもあります。

また陸に上陸した台風は、水蒸気の供給が絶たれるため急速にエネルギーを失います。

 

 

【まとめ】台風の風向には法則がある!?進路や強さは?防災知識もご紹介

① 風向きの法則

  • 台風は大きな空気の渦巻きにより出来ており、強い風は半時計回りで吹いている。
  • 台風の右側は、本体の風と台風を動かす風が合わさり風が強くなる。
  • 台風の左側は、台風を動かす風と本体の風の向きが逆となりぶつかり合って風が弱くなる。
  • 風は中心に向かうほど風速が強くなり(中心から約10~100kmまでが最も風が強い)
  • 台風の眼(中心付近)では、風は弱くなる。

台風の右側と中心付近が非常に危険」である。

 

② 台風の進路について

  • 進路を決定する要素 ⇒ 「風」と「高気圧」
  • 貿易風・・・台風を北に押し上げる風
  • 偏西風・・・沖縄付近から東側へ押し上げる風
  • 夏から秋は、太平洋高気圧により日本列島に近づきやすい。

 

③ 台風の強さについて

  • 台風の強さ    :最大風速
  • 台風の大きさ:風速15m/s以上の範囲(強風域)の半径

 

④ 台風の防災知識

  • 強風による飛散物に対しての対策は「東南方向」を重点的に
  • 外に出る必要があるときは、「北西方向」から出ること。

 

今回の記事では、台風の風向きの法則について紹介しました。

ご紹介した法則を理解するだけでも、事前の備え方が変わってくると思います。

皆さんも台風シーズンに備え、正しい知識を身につけ事前の行動につなげましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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