日々の生活になくてはならないお金。
お財布からお札を取り出すときに破れてしまったり、誤って洗濯をしてしまったりしたことはないでしょうか。
思いがけないアクシデントによって大切なお金が破れて使えなくなったなんて悲しいですよね。
実は破れてしまっても程度によっては使えたり、またひどく破れてしまっていても銀行で交換してもらうことができるのです。
本記事は破れたお札をどうしたらいいのか悩んでいる方へ向けて
・破れたお札は使うことができるのか?
・銀行での破れたお札の交換はどこでできるのか
・どうしたらお札の交換ができるのか?
を中心として詳しくお伝えしていきたいと思います。
お札が破れてしまって悩んでいる方のお役に立てたらいいなと思います。
Contents
破れたお札は使うことができる?
お札が破れてしまったとしても、そのまま使える可能性があります。
もし手元に破れたお札があるなら、どのぐらい破れているのか確認してみてください。
どの程度ならお店で使える?実際にお店で使うことができる破損具合
①破れたり切れているお札の範囲が紙幣の端数ミリ程度
②偽造防止のために搭載されている模様やホログラムには影響がない
③1度洗濯をしてぬれてしまったが、乾いて元に近い状態になった
などの比較的元の状況が保たれている場合、使用できるとのことです。
お店で使うことができないお札の状態
①お札が真っ二つになっている
②一部のパーツがなくなっている
など完全に破れてしまったり、程度がひどい、元の形ではなくなっているとそのままでは使用することができません。
ATMや自動販売機で使おうとすると戻ってきてしまったり、店員さんに受け取ってもらえなかったりするでしょう。
セロハンテープで補強して使ったという方もいるようですが...
結局突き返されてしまうことになると思うのでやめた方が無難です!
では、ひどく破れているものなら使うことができないので諦めるべきなのか...?
そう落ち込まなくても大丈夫です!
ひどく破れているものでも最寄りの銀行などの金融機関で交換してもらうことができますよ。
トラブルを起こさないためにも、どんな場合でも面倒だと思わずまずは銀行に行って交換をしてもらうことをおすすめします。
破れたお札はATMやセルフレジで使わない方がいい理由
意外に大きなトラブルになりやすいのは自動販売機やATMで破れたお札を使用した場合です。交換せずに自動販売機やATM、セルフレジに入るとたいていはリジェクト機能で戻ってくるでしょう。
これなら良いのですが稀に、
・紙詰まりを起こしてしまった。
・機械が壊れてしまい賠償金を払う事態に...
なんてこともあるようです。
そうなると大変な思いをすると思いますので使用はやめてくださいね。
破れたお札はどこでも交換できる?交換は最寄りの銀行へ
これまで、「どんなお札が使うことができるのか」や「使えないお札や注意点」についてお話ししましたが
破れてしまったら程度が大きくても小さくても金融機関で交換してもらってから使うことをオススメします。
破れてしまったお札は日本銀行か最寄りの地方銀行や信用金庫で交換をしてもらうことができます。
交換に必要な具体的な手順や注意点をお伝えしていきますね。
破れたお札の交換方法
【日本銀行で交換する場合】
窓口に置かれる「引替依頼書」を記入しお札と一緒に提出をすると窓口で新しいお札と交換をしてもらえます。その際に本人確認があります。交換の際にかかる手数料等はかかりません。
【近くの銀行で両替を行う場合】
破れたお札を持っていき、窓口で申し出ると交換をしてもらうことができます。
ひどく破れた状態ではない限り、すぐに交換してもらえるようです。
口座がない銀行でも交換できる?
軽度な破れたお札の交換なら基本的に、口座の持っていない銀行でも交換を行うことができるようです。
どこの銀行でもできますが、銀行によっては口座を持っていると無料だけど持っていないと手数料がかかってしまう...なんてこともあるようです。
お札の交換の際に必要な書類
日本銀行で交換を行う場合は本人確認があるようなので免許証や、パスポートなどの身分が証明できる書類が必要になります。
地方の銀行などの金融機関で交換を行う場合は、特に必要なものがありません。
しかしすぐに対応できない場合には振り込み対応になることもあります。通帳やキャッシュカードを持っていると良いのかもしれません。
また、銀行によっては必要なものが少し異なる場合がありますので近くの銀行や金融機関に連絡して確認をすると確実でしょう。
紙幣の交換基準
お札が破れた場合、どれくらい破れているのかによって引き換えることができる値段が変わってきてしまいます。
基本的には残った面積が2/5以上あればお金との交換を行うことができます。
【残るお札が2/3以上ある場合】
そのお札と同じ価格をそのまま引き換えることができます。
【残る面積が2/5以上、2/3未満の場合】
そのお札の額面にある半分の値段で交換ができます。
1000円札なら500円に、10000円なら5000円になります。
【残る面積が2/5未満】
交換適応なし
ただし破れたお札のパーツが2つ以上ある場合、それらを組み合わせた合計の面積を残った面積として判断して交換を行うことができます。
交換の際は銀行によって事前に予約が必要だったり、交換方法や必要なものが少し異なる場合があります。
実際に日本銀行では事前の連絡が必要だったり、地方の銀行や信用金庫でも交換する場合に特別なものが必要だったり窓口が混み合っているということも考えられます。
「せっかく交換に行ったのに出直さないといけない」ということにならないように、まずは近くの金融機関に電話で相談や確認しておくと良いですね。
破れたお札はゆうちょ銀行で交換できない!地方銀行との違いは?
地方の金融機関というと郵便局やゆうちょ銀行が思い浮かぶのではないでしょうか?
実際に「ゆうちょ銀行で交換してもらえた!」という人たちも中にはいるようです。
しかし郵便局はゆうちょ銀行はとして銀行業務を行なっていますが、両替を業務として扱ってはいるわけではありません。
従って、基本的には破れたお札の対応はしてもらえないのです!
なので銀行は銀行でもゆうちょ銀行は交換を行うことができないので、注意が必要です。
破れたお札はどうしたらいいの?銀行ならどこでも交換できる?のまとめ
・ほんの少しの破れているくらいのお札なら使うことができるがオススメはしない。
・破れたお札はATMや自動販売機、セルフレジでは使わない方がいい。
・お札の交換は、日本銀行か地方の金融機関でできる!
・ゆうちょ銀行では交換はできない。
いかがだったでしょうか。
もしお札が破れてしまっても、少しの破損ならそのままの価格に交換してもらえることがわかったかと思います。
そのままお店で使おうとすると断られてしまう場合もありますし、セルフレジなどではトラブルになるリスクもあります。
銀行へ交換に行っても数分で終わるのでお札が破れてしまったら焦らずにまずは交換に行くことをお勧めします!
この記事の内容が、何かのお役に立てば幸いです。