みなさんは干物は好きですか?
旅館の朝ごはんなんかで美味しい干物を食べると幸せな気持ちになりますよね。
和食の定番であり、保存が効いて便利な干物。
ところで、干物って海外から見てどう思われるんでしょうか?
今回は干物の海外での反応や発送方法について解説します!
Contents
干物への海外の反応は?意外にも好反応!
干物といえば和食の定番ですが、よく考えたら海外にあるイメージはないし独特な文化かも…?
実際、日本の干物は海外からはどのような反応をされるんでしょうか?
引用:Youtube
Youtubeに挙げられたこの干物の動画に対しては、
God it looks so good, it’s making me hungry
「とてもいいね、お腹が空いた!」
watching this make me wanna eat saba real bad. hope there will be some grilled saba sold in night market nearby tonight
「これを見てとってもサバが食べたくなった。今夜近くのナイトマーケットでサバが売られてたらいいな」
など、意外にも「美味しそう!」というような好意的なコメントが多く寄せられています。
お刺身は日本独特の文化であり苦手な外国の方も多いようですが、干物は違うのでしょうか?
実は、海外にも干物は存在するので海外の方も違和感が少ないようなんです。
干物は海外にもある!地域・種類・加工方法は?
実は、海外でも干物は食べられています。
地域によって食材や加工の仕方、調理方法が違っておもしろいですよ。
海外の干物①アジアの干物・乾物
アジア圏は干物がよく食べられる地域のひとつです。
まずイメージしやすいのは中華料理でしょうか。
フカヒレ、干しエビ、干し貝柱、春雨…など枚挙にいとまがありません。
これは以前ベトナム・ダナンの市場を訪れたときの様子ですが、アジア圏は日常的にえびや果物を干して食べるイメージがありますよね。
気温が高い地域なので保存のために干物や乾物が広く使われるようになったようです。
海外の干物②バカリャウ
意外にもヨーロッパでも干物は存在食べられています。ちょっと意外ではないですか?
ヨーロッパではタラの塩漬けの干物が主流で、主に「バカリャウ」などと呼ばれています。
とっても塩辛いので水に漬けて塩抜きをし、調理もそのまま焼くのではなくトマト煮にしたり、コロッケやグラタンの具などにすることが多いそう。
日本ではあまりない発想ですが、おいしそうですよね!
海外の干物③モルディブフィッシュ
この他にも、日本でいう鰹節のようなものが「モルディブフィッシュ」。
かつおを塩水で煮て燻製にし、天日で乾燥させたものです。
引用:大津屋 楽天市場店
日本の鰹節のようにカビ付けはされませんが、日本の鰹節のように歯が立たないほど固く旨味の強い食品です。
名前の通りモルディブにおいて香辛料を多く使うスリランカへの輸出用に作られることが多く、主に野菜料理に使われるそうですよ。
干物を海外発送するには?発送方法まとめ!
海外にいる日本人や外国人のお友達に日本のおいしい干物を送ってあげたい!という方もいるのでは?
でも食品を海外に送るのって大変そうだし、ルールも難しそうですよね。
どうすれば干物を安全に発送できるんでしょうか?
まず干物は保存食ですが、長時間の常温状態には基本的に耐えられません。
どの運送会社も温度管理の必要なものや腐りやすいものは発送できないと規定されているので、冷蔵便を利用して発送しましょう。
ただし、既製品で常温保存ができるものであれば、以下のような方法で通常の荷物として発送できることもあります。
メモ
・EMS(日本郵便)
・国際宅急便(ヤマト運輸)
どの方法で発送する場合も、事前に発送したいものの保存方法と利用する運送会社の規定、発送先の地域の取扱い条件をよく確認してください!
クールEMS(日本郵便)
個人が気軽に利用できるものとして、日本郵便のクールEMSがあります。
事前に申し込みをすれば個人でも冷蔵・冷凍のものを発送することができます。
取扱国
・台湾
・香港
・ベトナム
・タイ
・マレーシア
・シンガポール
・フランス
・インド
まずは発送したい地域の条件と発送可能な郵便局・日程を確認してから事前申し込みをします。
その後郵便局から連絡があり発送…という流れです。
発送できる地域はやや限られますが、個人で発送できるという点でとても便利な手段ですよ。
国際クール宅急便(ヤマト運輸)
法人・個人事業主に限られますが、ヤマト運輸の「国際クール宅急便」も海外への冷凍・冷蔵品の発送を行っています。
取扱国
・香港
・台湾
・シンガポール
・タイ
発送方法の詳細は公表していないので、事前に直接問い合わせる必要があります。
国際クール便(JET8)
個人で海外に食品を発送するには、インボイスや運送状などの書類の作成などが必要なため語学力がないと苦労します。
そこで発送の手続きからすべてを請け負ってくれるのがジェットエイトです。
費用はかかりますが、個人で利用するような小ロットでも梱包からすべての手続きをフォローしてくれるので安心です。
手続きをおまかせできる上に発送できる地域の範囲も広く、3日程度で到着するので利便性が高い方法ですよ。
干物を海外生活でも食べたい!手に入れる方法は?
干物を海外に送るのはことは可能ですが、送料も安くはない上に慣れないとかなりの手間ですよね…。
それならお店に任せてしまってはどうでしょうか?
たとえばオランダで創業した北海水産では、アジの開きやお刺身、干物、練り物などをヨーロッパ全域に届けてくれます。
日本で修行をしたのちに創業したお店なので、食べられる干物もまさに日本式。
海外にいても美味しい日本の干物が食べられるのは嬉しいですよね。
他国でも時々販売会を行っているので、送料を気にせずに買うことができますよ。
引用:北海水産
干物への海外の反応は?海外にもあるの?便利な海外発送方法も!まとめ
意外なことに干物は海外でも親しまれ、定着している食べ物なんですね。
アジアの干物や乾物、ヨーロッパのバカリャウ、モルディブフィッシュなどそれぞれの地域で特色ある干物が存在しています。
海外にいる方に日本の干物を楽しんでもらうにはクールEMS・国際クール宅急便・国際クール便などの発送方法があり、最近では海外にいても日本式の干物が購入できるお店もあります。
上手に活用して干物を楽しんでくださいね!